ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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すいません 少し纏まった時間が取れず今回は温めておいた小話集を投稿させていただきます。

一応哲也木綿季メインの話がほとんどなので上手くストーリー仕立てに出来なかった話をお楽しみくださいませ。

それではどうぞ!


Part135 小話集~アホ毛の秘密~

~その1 浮気調査~

 

ある日のこと 木綿季は夜にあるテレビ番組を見ていた。

 

『だから私気になっていけないと思って旦那の携帯見ちゃったんですよ・・・・・・そしたら・・・・・・』

 

木綿季「うーん・・・・・・世の中には哲也以上の浮気者が沢山いるんだなぁ・・・・・・」

 

テレビの内容は浮気したされた夫 妻のリアルな声を聞くような番組で たまたまチャンネルを回した番組を見入ってしまった木綿季はこんなにもドロドロの夫婦間仲があるのかと恐怖していた。

 

『それはお前も男がいたから!!!』

 

『貴方が女を作ったからでしょう!?』

 

木綿季「うわぁ凄い怒ってる・・・・・・」

 

哲也「ふぁ~・・・何見てんの木綿季・・・・・・」

 

木綿季「今浮気したされたって番組見てたんだ。」

 

哲也「なんじゃそりゃ・・・くだらねぇ 寝ようぜ木綿季。」

 

哲也は木綿季の頭に手をポンッとおいて寝室に向かった。

 

木綿季「あ、待ってよ~」

 

木綿季はテレビの電源を消し、哲也と一緒に寝室に向かい、就寝した。

 

哲也「Zzz・・・」

 

木綿季「・・・・・・・・・」

 

木綿季は先程の番組の女のしていた行動を見てモヤモヤしていた。

 

女のしていたことは当然木綿季もしてはいけないと思ってはいたが その女が見た携帯には浮気の証拠が大量に入っており、そこから修羅場に発展してしまっていた。

 

木綿季「うぅ・・・・・・どうしよう・・・・・・もしかして琴音とか詩乃とかにエッチなRAIN送って無いかな・・・・・・渚さんとか鈴奈のエッチな写真持ってないかなぁ・・・・・・うぅ・・・・・・ごめん哲也・・・・・・!!!」

 

木綿季は意を決して哲也の携帯を見ようとしたが 携帯にはロックがかかっていたが、木綿季の誕生日を入れると1発で開いた。

 

木綿季「ボクの誕生日だったんだ・・・・・・じゃあとりあえず写真から・・・・・・」

 

携帯の写真フォルダを調べてみると 皆との写真に加えて木綿季との写真 琴音との写真等女の子とのツーショットも数多くとっていた。

 

木綿季「うーん別にエッチな写真は無いし・・・・・・」

 

画面をフリックしまくると、1つのフォルダを見つけた。

 

その名は『木綿季♡』と言うフォルダ。

 

木綿季「・・・・・・なにこれ・・・・・・」

 

木綿季はそのフォルダを選択すると そこには1000枚は超える写真画入っていた 漏れなく全てが木綿季の写真。

 

木綿季「こ、これ全部ボク・・・・・・?/////」

 

木綿季は少し照れくさくなりながらもフォルダ内の写真を見ていた そこにはご飯を食べて幸せそうにしている木綿季 何かを見て怯えている木綿季 泣いている木綿季 にっこりしてる木綿季 そして極めつけはセックス中の木綿季まで。

 

木綿季「っ!?/////ば、馬鹿ぁ!!!」

 

木綿季はそう言って哲也のことを叩き起こした。

 

哲也「うわぁ!?な、なに!?何かあった!?」

 

木綿季「なんなのさこれ!!!なんでハメ撮りなんてしてんのさ!!!」

 

木綿季は思わず携帯の画面を哲也に見せてしまった。

 

哲也「っ!?な、なんで俺の携帯見てんだよ!?」

 

木綿季「だ、だってさっきの番組で・・・・・・」

 

哲也「どうせ浮気の証拠が携帯にとかだろ?俺はそんなもんしてねぇし 証拠もクソもねぇよ なんなら木綿季のそう言う写真も20枚くらい・・・・・・」

 

木綿季「うにゃぁ~!?消してよバカァ!!!誰かに見られたらどうすんのさ!!!」

 

哲也「誰かに携帯見せることもないし平気だよ さて、そんじゃあお前も見たんだから俺も見せてもらうからな。」

 

木綿季「っ!?ま、待って!!!」

 

哲也「待ちません。」

 

哲也は木綿季の携帯を開き、写真フォルダを開いた。木綿季は必死に奪い取ろうとしたが哲也に片手であしらわれていた。

 

木綿季「見ないで~!」

 

哲也「どれどれ~」

 

早速フォルダ名に『♡哲也♡』とかかれた物があったのでそれを開くと 哲也の1000枚より倍以上の3000枚近くの写真がそこには入っていた。

 

そこに入っていたのは朝寝ぼけてる哲也 朝食を摂る哲也 登校中の哲也 授業中の哲也 昼食を食べる哲也 午後の授業で寝る哲也 部活で頑張っている哲也 疲れて電車内で眠ってしまっている哲也 帰って夕食を作っている哲也 夕食を食べてる哲也 風呂上がり全裸の哲也 セックス前の哲也とほぼ日常生活全ての動作が写真に収められていた。

 

哲也「・・・・・・お前これ一歩間違えたらストーカーだぞ・・・・・・」

 

木綿季「だ、だって哲也のことは全部知っておきたいんだもん・・・」

 

哲也「まぁ木綿季だから許すけどさ・・・・・・さて、馬鹿な話は辞めにして寝るぞ。」

 

木綿季「待て!ボクのエッチの時の写真消せ!」

 

哲也「消しませーん♪なんならもう1枚増やしちゃおっかな?」

 

そう言って哲也は木綿季の顎を持ち上げた 怒っていた木綿季だったが真面目な表情の哲也を見たことで怒るに怒れなくなってしまった。

 

木綿季「馬鹿・・・・・・誰にも見せちゃ駄目だよ・・・・・・?」

 

哲也「分かってるよ・・・・・・」

 

こうして、また1枚木綿季のあられもない写真が1枚増えるのであった。

 

~その2 2人の防具~

 

その日はテツヤの家でテツヤ ユウキ シノンの3人でゆっくり紅茶を飲んでいた。

 

シノン「美味しいわねこの紅茶。」

 

ユウキ「でしょでしょ~♪レイに教えて貰っていっぱい買ったんだ~♪」

 

テツヤ「うん やっぱアイツのこういう時の目利きは天賦の才だな 普段からの毒舌辞めればいいのに・・・」

 

シノン「あんたのスケベ心丸出しな行動も慎んだら良いんじゃない?」

 

ユウキ「そうだそうだ!いつもボク以外のおっぱい揉んで!!!」

 

テツヤ「ごめんなさい・・・・・・でもよシノン お前そんなにスケベスケベってそういう事に警戒心剥き出しなのになんでそんな防具付けてんだ?」

 

シノン「ど、どういうことよ。」

 

テツヤ「だってお前の装備ってこっちだとへそ出しだし、GGOに関しては狙撃なんかの時にしゃがむ時ショートパンツ短すぎて一部分丸見えだったぞ?」

 

シノン「なっ!?/////い、いつ見たのよこの変態!!!それにALOの防具はアンタがチョイスしたんでしょうが!!!」

 

シノンは耳を逆立て尻尾も立たせ怒っているのが良くわかる。

 

テツヤ「確かにそうだけど断る選択肢だってあったろ?後、GGOの時は本戦でお前に近づいた時だったな いやぁあの時はクールなお前がする装備がこれだと思って吹きそうになったのを必死に堪えてさ~♪」

 

シノン「私はあれが1番しっくり来たのよ!!!そ、そんなこと言ったらユウキはどうなのよ!!!ユウキだって割と際どい防具してるじゃない!!!」

 

テツヤ「まぁ確かに防具の下のインナーハイレグっぽいしな・・・・・・」

 

ユウキ「そ、そんなにジロジロ見られたら恥ずかしいよ~♪」

 

テツヤ「まぁユウキはSAOの頃からこんな感じだったしな~ 付き合う前と付き合ってからの数ヶ月はたまにヒラヒラする防具から覗くユウキのお尻りにドキドキしたもんだ・・・・・・」

 

テツヤはそう言うと紅茶を飲んだ。

 

シノン「つまりアンタは私達が選んだ装備にすらスケベ心を見出してたってことね。しんじらんない なんでこんな男を・・・・・・」

 

テツヤ「そんじゃあそんなシノンに1つ面白い情報を。」

 

シノン「な、なによ。」

 

テツヤ「最後にGGOログインしてた時に酒場で聞いた話なんだけどよ 恐らくシノンと同じくギルドに入ってた奴らだと思うんだけど お前そいつらから『しりのん』って言われてたぜ。」

 

シノン「なっ・・・・・・!?/////」

 

ユウキ「し、しりのん・・・・・・?」

 

テツヤ「まぁ同じギルドだから一緒に戦う機会も多かったろうし そりゃ半ケツ状態見られて当たり前だろ・・・実はお前が1番スケベなんじゃねぇの?痴女だと思われても致し方ない・・・・・・」

 

テツヤはそう言って再び紅茶を飲もうとしたら 怒りに身を震わせていたシノンに押し倒され、紅茶はテツヤの顔に全てかかった。

 

テツヤ「あっちぃ!?な、何すんだよ!?」

 

シノン「うるさい!!!ユウキ!!!少しの間コイツの身柄借りるわよ!!!」

 

ユウキ「まぁ全面的にテツヤが悪いし 良いよ♪」

 

テツヤ「なにぃ!?」

 

シノン「貴方知ってる?ケットシーって割と爪が鋭くなってるのよ?」

 

シノンはテツヤの頬を爪で撫でながらそう言った。

 

テツヤ「ひぃ!?な、何すんだよシノン!?」

 

シノン「私が痴女みたいな行動するわけ無いでしょうが・・・・・・!!!これでも女神としてそれなりに行動は慎んでるんだからね・・・・・・!!!」

 

テツヤ「め、女神が爪で死神の顔を引っ掻くか!?離反か!?」

 

シノン「女の子を辱めたその罪は重いのよ・・・・・・!」

 

テツヤ「た、頼むシノン様お許しください!!!もう言わないから!!!」

 

シノン「うるさい!!!!!!私が今まで何度アンタを許したと思ってるのよ!!!」

 

シノンはそう言ってテツヤの頬を何度も何度も引っ掻いた。

 

テツヤ「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

シノン「ふんっ!!!いい気味ね!!!」

 

ユウキ「うわぁ凄い腫れてる。」

 

シノン「全くこのスケベは!!!!大体・・・・・・貴方以外に痴女みたいなことする訳ないじゃない・・・・・・馬鹿・・・・・・/////」

 

テツヤ「み、皆も言わなくていいことは言わないようにしようね・・・・・・」

 

~その3 婚姻届~

 

琴音「それにしても相変わらず仲良しだね~2人は。」

 

木綿季「えへへ~♪」

 

哲也「よしよし♪」

 

琴音「流石は元夫婦だね 今すぐにでも結婚してもおかしくないね。」

 

哲也「今すぐは無理だよ 俺の年齢的にもね でも前はこいつのおかげで危うくとんでもなことになる所だったんだよ・・・・・・」

 

琴音「どういうこと?」

 

哲也「それは木綿季が同居してきてすぐだったな~」

 

~回想~

 

木綿季『哲也哲也!!!これに判子頂戴!!!』

 

木綿季はそう言って何かの紙切れを哲也に渡した。

 

哲也『へ?判子?なんで。』

 

木綿季『良いから早く早く!!!』

 

哲也『はいはい・・・ほいっと。』

 

哲也は木綿季が示した箇所に判子を押した。

 

木綿季『ありがと!!!!!!』

 

木綿季はそう言って目の前から立ち去ろうとした しかし哲也は木綿季が持っていた紙切れが嫌に気になった。

 

哲也「またんかい。」

 

哲也は木綿季の髪を掴んで木綿季を捕まえた。

 

木綿季『ふぎゃっ!?か、髪引っ張るのは幾ら哲也でも駄目~!!!!!!』

 

哲也『じゃあその持ってる紙切れ見せて。』

 

木綿季『うっ・・・・・・やっ!!!見せないもん!!!』

 

木綿季はぷいっと横を向いた 哲也はそんな木綿季を無理やり抱き寄せ膝に乗せると 脇をくすぐった。

 

哲也『こちょこちょこちょ~』

 

木綿季『ひゃぁん!?や、止めて~!?』

 

木綿季はその場で笑ってしまい 紙切れを持つ手の力が緩んだ為哲也は紙切れを奪い取った。

 

木綿季『あぁっ!?』

 

哲也『どれどれ・・・』

 

哲也が紙切れを広げると それは列記とした公認の《婚姻届》だった。

 

哲也『こ、婚姻届ぇ!?お前こんなもんどうしようとしたんだよ!?』

 

木綿季『だ、だってボク16歳になったから結婚出来るんだもん・・・・・・』

 

哲也『俺は誕生日来てもまだ17だ!!!結婚するにしても後1年足らねぇしそもそも今は結婚する気は無い!!!!!!』

 

木綿季『えぇ~!?なんでぇ~!?』

 

哲也『当たり前だろうが!!!アホか!?アホだよな!?』

 

木綿季『アホアホ言うな馬鹿馬鹿馬鹿!!!』

 

哲也『馬鹿言うな馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!!!!!』

 

木綿季『馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿バカぁ!!!!!!!!!!!!!!!』

 

哲也『やかましいわ!!!とにかくこれは預かっておくからな!!!』

 

木綿季『ぶぅぶぅ~!』

 

哲也『んな可愛い顔でむくれたって法律は許してくれないの!!!』

 

~回想終了~

 

哲也「てなことがあってね。」

 

琴音「婚姻届を出そうとしたなんて木綿季らしいと言うか・・・」

 

木綿季「だってボク達結婚を前提に付き合ってるんだし~」

 

哲也「だからって16になったからって婚姻届出しに行くやつがいるか!!!」

 

木綿季「ボクー♪」

 

木綿季はそう言って自分のことを指さした。

 

哲也「やっぱ馬鹿だ!!!」

 

木綿季「なんだと馬鹿!!!」

 

哲也「じゃあ今日無しね。」

 

木綿季「っ!?ご、ごめんなさい~!!」

 

琴音「毎日毎日お疲れ様・・・・・・」

 

~その4 アホ毛~

 

哲也「うーん・・・・・・おかしいなぁ・・・・・・」

 

木綿季「どうしたの?」

 

哲也「いや、調べ物したいんだけど電波が悪いのか全然調べられないんだよね・・・・・・故障かなぁ・・・・・・」

 

木綿季「それならボクにお任せあれ♪」

 

哲也「へ?木綿季こういうの詳しいっけ?」

 

木綿季「違うけど携帯見ててね~♪ぐぬぬぬぬぬ・・・・・・・・・・・・!!!」

 

木綿季は力み出すと、哲也の携帯がスムーズに動くようになった。

 

哲也「おぉ!動いた動いた!凄いな木綿季!何をし・・・・・・た・・・・・・!?」

 

木綿季のことを見ると、木綿季のアホ毛が怒ってもいなのにビンビンに尖っていた。

 

哲也「な、なんで怒ってるの・・・・・・!?」

 

木綿季「へ?怒ってないよ?」

 

哲也「だ、だってお前アホ毛が・・・・・・!」

 

木綿季「あぁこれ?ボクのアホ毛は電波塔にもなるんだよ~♪」

 

哲也「で、電波塔ってすげぇな・・・・・・」

 

哲也はまだまだ木綿季のことを分からないなと思っていると、今度はアホ毛から音楽が鳴りだした。

 

『最高の空にダイブ~♪』

 

哲也「っ!?な、なんだ!?」

 

木綿季「あ、着信かも。よっと。」

 

木綿季はそう言うとアホ毛をブチッと引き抜いた。木綿季はそのままアホ毛を耳に当てた。

 

木綿季「もしもし~?あ、明日奈~!やっほー♪」

 

哲也「っ!?!?!?」

 

木綿季はそのままアホ毛越しに明日奈と通話をした 哲也は開いた口が塞がらなくなっていた。

 

木綿季「うん、うん 分かった!それじゃあまたね~♪」

 

木綿季は通話を終わらせると 元の位置にアホ毛を戻した。アホ毛を戻すと再びぴょこぴょこと揺れだした。

 

木綿季「さて、なんの話ししてたんだっけ?」

 

哲也「ど、どーなってんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

哲也は目を閉じて頭を抱えた しばらくしてから哲也が目を開けると そこはさっきまでの場所ではなく2人の寝室だった。

 

哲也「はぁ・・・はぁ・・・ゆ・・・・・・夢・・・・・・!?」

 

隣で眠っていた木綿季は鼻ちょうちんを作り気持ちよさそうに眠っていた 哲也は先程のことを確かめるため 木綿季の携帯に電話をした。

 

すると、木綿季のアホ毛から音が流れるなんてことはなく しっかり木綿季の携帯から着信が。

 

木綿季「うぅ・・・・・・だれぇ・・・・・・もしもし・・・・・・・・・」

 

木綿季は寝ぼけながら電話に出た。

 

哲也「あ、わりぃ木綿季 俺俺。」

 

木綿季「哲也~・・・?もぉ何してるのさぁ~・・・」

 

木綿季が手を広げた為、哲也は木綿季のことを優しく抱きしめた。

 

哲也「悪い悪い 少し気になることがあってね。」

 

木綿季「まったくぅ・・・・・・それじゃあ顔洗ってくるね・・・・・・」

 

哲也「おう。行ってこい。」

 

~洗顔中~

 

木綿季「ふぅすっきり・・・・・・あれ?なんか携帯の電波悪いなぁ・・・・・・よっと!」

 

木綿季はそう言うとアホ毛を引き抜く そこから新たなアホ毛がにょきにょきっと生えてきた。

 

木綿季「あ、良くなった よしよし♪」

 

木綿季は1人微笑んでいるが、そんな一場面を哲也は見ていてしまっていた。

 

哲也「・・・・・・・・・ま・・・・・・・・・まじ・・・・・・・・・・・・・・・?こ・・・・・・これも夢・・・・・・・・・・・・だよね・・・・・・・・・・・・・・・?」

 

木綿季のアホ毛の都市伝説 信じるか信じないかはあなた次第。

 

~その5 注意力散漫~

 

新庄「おい 早弁するか寝るか授業受けるか1つに絞りやがれアホ。」

 

新庄はそう言うと哲也の頭を教科書で軽く小突いた。

 

哲也「うっ!?」

 

新庄「ったく まぁ俺も若い頃早弁してたから分からなくはないがんな注意力散漫の状態で俺の目は逃れられねぇぞ 今日ダッシュの本数増やすからな。」

 

哲也「そ、そんなぁ・・・・・・」

 

木綿季「???」

 

その後 昼食の時間。

 

琴音「駄目だよ哲也 あろう事か顧問の先生の授業で寝るなんて。」

 

翔「全くだ これがキャプテンだなんて俺達の株が下がる。」

 

哲也「だって寝みぃし腹減ったしで我慢できなくてつい・・・・・・」

 

木綿季「ねぇねぇ 結局哲也は怒られたの?褒められたの?」

 

哲也「へ?ほ、褒められた?」

 

琴音「なんでそうなったの?」

 

木綿季「だって先生哲也に『注意力3万』って言ってたでしょ?イマイチ注意力3万の3万がどこから来てるのか分からないけどね 戦闘力53万みたいな感じなのかな。」

 

翔「・・・・・・哲也 分かりやすく略してくれないか ちょっと理解が・・・・・・」

 

哲也「要するにこいつは散漫を数字の3万と勘違いしてたんだろ?たまにある天然だ。」

 

木綿季「えぇ!?3万じゃなくて散漫なの!?」

 

琴音「逆に注意力3万ってどんな数値なの・・・」

 

哲也「もしかしてなんだがお前たまに漫画とかで見る世界広しってやつ『世界ヒロシ』と勘違いしてるんじゃねぇだろうな。」

 

木綿季「えぇ!?それも違うの!?世界ヒロシって人がいるのかと・・・」

 

翔「ほ、本当に木綿季が前回の学年順位1位なのか・・・・・・?」

 

哲也「こいつ頭良いのか悪いのかよくわかんないんだよな・・・・・・」

 

木綿季「うぅ・・・・・・反省します・・・・・・」

 

哲也「こいつの萌え要素は天井知らずだよ・・・・・・」

 

頭の良い木綿季だからこそ 時折起こる天然が際立つのだろう。

 

~その6 下着泥棒~

 

ある日の朝 2人は朝食を食べながらニュースを見ていた。

 

『警察は依然として 多発している下着泥棒の行方を追っています。』

 

哲也「ふーん このご時世にも下着泥棒なんているんだなぁ。」

 

木綿季「下着泥棒なんてしたら別れるからね?」

 

哲也「いやぁ流石に下着泥棒なんて俺やる気にならないよ て言うか俺下着泥棒する人の気が知れないんだよね。」

 

木綿季「どういうこと?」

 

哲也「うーんまぁそれは後で教えてあげるよ ほら 食い終わったならさっさと片付けとかして制服に着替えようぜ。」

 

木綿季「?う、うん。」

 

木綿季は疑問に思いながらも朝食の後片付けや歯磨き等を終わらせ制服に着替えることに。

 

木綿季「哲也 準備終わったよ。」

 

哲也「終わったな んじゃ木綿季 ちょっと失礼。」

 

哲也はそう言うと木綿季のスカートを捲りパンツを見た。

 

木綿季「うにゃぁ!?な、なにすんのさエッチ!!!!/////」

 

哲也「うん、やっぱパンツはこうでなくちゃね。」

 

木綿季「な、なんでこんなことすんのさ!!!!」

 

哲也「さっき下着泥棒の気が知れないって理由を知りたがってただろ、下着泥棒って盗むのはパンツオンリーな訳だろ?」

 

木綿季「ま、まぁそうだけど・・・」

 

哲也「俺が見たいのは ちゃんとした用途の元見れるパンツ及びパンチラな訳 んなパンツだけ見たってそりゃ少しはドキッとするかもしれんがやっぱ今みたいなパンツを見るのが1番だよ。」

 

哲也はそう言いながらずっと木綿季のスカートを捲っていた。

 

木綿季「哲也のパンツへの熱意はよーく分かったよ・・・・・・でもさっさとスカートから手を離してよ!!!!いつまで見てるのよ!!!!」

 

哲也「いやぁ眼福だなぁって・・・♪」

 

木綿季「エッチの時に幾らでも見れるでしょうが馬鹿ぁ!!!!」

 

哲也「夜の時に見るのと制服姿のパンチラは違うの~♪」

 

木綿季「もぉ~・・・・・・・・・こんなエッチな人ボクじゃなきゃ制御出来ないよ~・・・・・・/////」

 

結局 木綿季は哲也の行動にされるがままでいたら遅刻したのだった。

 

~その7 ロリコン~

 

ある日の午後 部活が午前中終わりだった2人はデートに出かけていた。

行先はアウトレットモール 木綿季がこれから先に来る秋用の服が欲しいということで源次郎に通帳の金を洋服に使うことの許可を貰い 買い物に出ていた。

 

木綿季「ねぇねぇ~早く行こ行こ~」

 

哲也「まぁまぁそう焦るなよ。」

 

哲也は急かす木綿季の手を繋ぎ歩きだそうとした時 背後から誰かに肩を掴まれた哲也は後ろを振り向いた そこに居たのは警察官。

 

「お兄さん ちょっと良いですか。」

 

哲也「はい?なにか?」

 

「・・・・・・どう見てもそのお連れさん 未成年だよね?」

 

哲也「は、はぁ・・・・・・」

 

「全くこんな女子中学生に手を出して・・・・・・とりあえず署まで連行します。」

 

哲也「はぁ!?な、なんで!?」

 

木綿季「女子中学生ってどういうことなんですか!?」

 

「あのねお嬢さん 貴女もこんな悪い男に付いて行っちゃ駄目ですよ 所謂ロリコンって人種が少なからずいるんですから ほら 行きますよ。」

 

どうやら警察官は哲也を20歳以上 木綿季のことは女子中学生だと思っているようだ。

 

木綿季「あーもうじゃあこれみてください!!!!!!!!」

 

木綿季はそう言うと自身の学生証を提示した。

 

「・・・・・・女子高校生・・・・・・ということは援交ですか?余計に罪が重くなるだけですよ?」

 

哲也「じゃあこれも見ろ!!!!」

 

哲也も木綿季と同じように学生証を見せつけた。

 

「・・・・・・・・・・・・え?高校生?」

 

哲也「誰がロリコンだ!!!!幾ら警察官でも言っていいこと悪いことあるんじゃねぇのか!?」

 

木綿季「そうですよ!!!!大体ロリコンでも援交でも無いしボク達ちゃんと付き合ってます!!!!!!!!」

 

「し、失礼いたしました!!!!!!!!何分ここ最近そのような犯罪が多いので・・・・・・!!!!」

 

哲也「はぁ もっと大人かどうかちゃんと見てください・・・行くぞ木綿季。」

 

哲也は半ギレで木綿季を連れながら歩き出した。

 

哲也「ったく!誰がロリコンだあの野郎!!!!」

 

木綿季「ホントだよ!まさか女子中学生に間違えられるとは思いもしなかったよ!!!!」

 

哲也「まぁ木綿季は見る人が見れば小学生と受け取る人もいるだろうしなぁ・・・・・・でもそんな木綿季を好きになった俺もやはりロリコンなのだろうか・・・・・・」

 

木綿季「誰がロリだこらぁ!!!!」

 

木綿季はそう言うと少し怒り出した だが背の高い哲也に怒っている木綿季はどう見ても大人に怒っている子供と言う様に見えた。

 

哲也「ま、まぁまぁ そう怒らないでよ木綿季 ロリでも木綿季は木綿季だよ。」

 

木綿季「フォローになってないこのロリコンめ!!!!」

 

哲也「自分でロリって認めてんじゃねぇかよ!!!!」

 

哲也と木綿季は仲良く言い合いをしながら買い物に向かうのであった。

 

~その8 イエスノー枕~

 

アウトレットモールから帰宅した2人は買ってきた物を整理していた。

 

哲也「にしても大分買い込んだなぁ・・・・・・」

 

木綿季「いやぁボクの好きなブランドのとこが丁度セールでさぁ♪ついつい買い込んじゃった♪でも哲也も買えたんだし良いじゃん♪」

 

哲也「まぁそりゃそうだが・・・・・・ん?なんだこれ?」

 

哲也は袋から取り出した2つのクッションのような物を見て首を傾げた。

 

木綿季「あ!それはねぇ・・・・・・じゃーん!!!!」

 

木綿季はその正体を哲也に見せびらかした 片方にはYES もう片方にはNOと書かれた物だった。

 

哲也「YESとNO?ジョークグッズ?」

 

木綿季「もぉーエッチな癖に鈍いんだからぁ これはイエスノー枕って言って 夜にエッチしたいって意思表示の時はYESを したくないって時はNOを見せるの ウブな夫婦でもこれさえあればってグッズなの!!」

 

哲也「ふーん そんなのあるんだな でも別にウブって訳でもないしなんならお前したい時自分から誘ってくるじゃねぇか。」

 

木綿季「もー夢がないなぁ たまにはこれで意思表示した方が面白いでしょ!」

 

哲也「まぁそうかもしれんが・・・・・・まぁいっか 枕なら1個増えても問題ないし。」

 

木綿季「うんうん♪さぁさぁ他の服もどんどん出していくよ!」

 

哲也「へーい」

 

服を整理し終えた2人はその後惣菜として買ってきていたハンバーグを食べ、入浴等を済ませ寝ることに。

 

哲也「すぅ・・・すぅ・・・」

 

木綿季「ねぇねぇ・・・哲也・・・・・・」

 

哲也「んぅ・・・?どしたの・・・」

 

木綿季「しようよ・・・良いでしょ・・・」

 

木綿季はそう言うと哲也の腹部を指でなぞりながらそう言った。

 

普段は誘いに乗る哲也だが買い物の疲れなどがあり今日は断ろうとした だが完全に寝ぼけていた哲也は上手く口が開かない だが目の前には木綿季が買ってきていたイエスノー枕があり、哲也はその枕が『YES』

と書かれていたことを確認した。

 

哲也「木綿季・・・・・・これ・・・・・・」

 

哲也はそう言うと枕の『NO』を見せつけた。哲也はこの時確かにこの意思表示方法は楽だなぁと感じた。

 

木綿季「わーい♪じゃあ早速・・・・・・」

 

木綿季はそう言うと哲也のパンツを脱がそうとしてきた 半脱ぎにされた所で流石に哲也も目が冴えた。

 

哲也「ちょ、ちょっと待てや!!!!俺はNOにしたろ!?」

 

木綿季「えぇ?どう見たってYESじゃん。」

 

哲也「んだと!?」

 

哲也は自分の持っていた枕を確認した その枕は裏表両方にYESと書かれていた。

 

哲也「っ!?なんだこれ!?イエスノーじゃなくてイエスイエス枕じゃねぇか!!!!」

 

木綿季「ふっふっふ~♪これぞボクのカモフラージュだよ!前々からこの為に作っておいたんだから!!」

 

哲也「お前はそうでもして俺とヤりてぇのか!?」

 

木綿季「ヤりたい!!!!」

 

哲也「あぁもうこのドスケベ娘は・・・・・・!!!とにかく今日はやらん!!!!寝ろ!!!!」

 

哲也はそう言うと布団を被って再び寝ようとした。

 

木綿季「えぇ~!?」

 

哲也「寝ないと椅子に縛り付けて一日中放置するぞ!!!!」

 

木綿季「・・・・・・それも良いかも・・・・・・放置プレイだなんて哲也のエッチ/////」

 

哲也「誰かこいつの性欲を止めてくれ・・・・・・・・・」

 

哲也は木綿季の性欲の強さに少し呆れながら結局その日は何もせずに眠りについた 翌朝 寝起きを木綿季に襲われたのは別の話。

 

~その9 色んな好き~

 

ユウキ「ねぇねぇテツヤ!」

 

テツヤ「ん?どうしたのユウキ。」

 

ユウキ「ええっと ヤー ティビャー リュブリュー!」

 

テツヤ「・・・・・・・・・?」

 

テツヤは初めて聞いたその言葉に眉を顰めた。

 

ユウキ「うーん分かんないか それじゃあ・・・ティ アーモ。」

 

テツヤ「はぁ?さっきからなんなんだ?」

 

ユウキ「えぇ~?じゃあ・・・・・・イッヒ リーベ ディヒ!」

 

テツヤ「だからなんなの!?」

 

ユウキ「むぅ~!!!!サランヘヨ!!!!」

 

テツヤ「ん?それは聞いたことあるな。」

 

ユウキ「ならこれ!!!!ウォーアイニー!!!!」

 

テツヤ「あ!それも聞いたことあるぞ!!!!でも意味までは・・・・・・」

 

ユウキ「ならこれならこの意味分かるでしょ?アイラブユー♡」

 

テツヤ「そりゃ勿論・・・・・・あ、もしかしてお前が言ってた言葉の意味って・・・・・・」

 

ユウキ「分かってくれたんだね♪それじゃあ最後はお互いに言お♪」

 

テツヤ「おう!」

 

テツヤ・ユウキ「せーの!大好きー!!!!!!!!」

 

テツヤとユウキはそう言うと抱き合った。2人は幸せいっぱいの笑みを浮かべていた。

 

リズ「一体何見せられてんのよ私達は・・・・・・・・・」

 

シリカ「終身名誉バカップルですね~」

 

クライン「んで?そっちのカップルはどんなバカップルっぷりを見せてくれるんだ?」

 

アスナ・キリト「するか!!!!!!!!」

 

フィリア「私もしてみたいなぁ・・・・・・」

 

テツヤ「ゆーうき♡」

 

ユウキ「てーつや♡」

 

結局その後も2人はイチャついたままで行くはずだったクエストには行けなかった。

 

~その10 サブヒロインズの苦悩~

 

※サブヒロインの皆がそれぞれ意中の相手を知っているという世界線でお楽しみください

 

フィリア「はぁ・・・・・・これで何度目かになる定例会だけどどうかな皆・・・・・・」

 

シリカ「全然ダメです・・・・・・何をしてもうんともすんとも・・・・・・」

 

リナ「私も・・・・・・姉ポジションでもあのガード崩すのは不可能に近いわ・・・・・・」

 

リーファ「妹ポジションも同じく・・・・・・」

 

リズ「良いじゃないテツヤ組はちょっと胸とか触らせとけばコロッと靡きそうなんだから・・・・・・キリトは色気より食い気だから・・・・・・」

 

シノン「そうは言ってもユウキの恐ろしさを知ってる身からすると・・・・・・」

 

レイ「ところでなんだが毎回毎回僕は出席してる意味はあるのかい?」

 

リズ「どっちつかずの意見も必要なのよ!」

 

フィリア「うんうん!どっちのことも狙ってないレイはとっても大切なんだよ!」

 

レイ「いや、だからそもそも彼女のいる彼らを狙うのはどうかと・・・・・・」

 

レイがそう言うと皆はまるで聞いてないかのように明後日の方向を向いた。

 

レイ「毎回これだ・・・・・・」

 

フィリア「この前だって一緒にお風呂入った時にもテツヤは手を出して来なかったんだよ?そりゃ私が酔ってたのもあるけど・・・・・・」

 

リーファ「それなら私だってお兄ちゃんと一緒に寝ましたけど結局すぐ爆睡・・・・・・」

 

リナ「巨乳の2人は良いよ身体で迫れば良いんだから・・・・・・」

 

シリカ「貧乳の私達の身にもなってください・・・・・・」

 

シノン「私なんてあっちとこっちで胸のサイズが違うからあっちだと身体を使うのは・・・・・・」

 

リズ「あーあーなーんであんな早いペースで付き合っちゃったのかなぁ2人共 そうすれば私達だって何しようが怒られずに済むのに・・・・・・」

 

レイ「キリトのことはよく分からないけど テツヤはいっそフィリアシノンで迫ってみたらどうだい?アバター問題があるならアバターで迫ってしまえば彼のスケベ心がユウキへの良心に勝ると思うが。」

 

フィリア「それだ!シノン!早速決行だ!」

 

シノン「うん。リナさんは?」

 

リナ「わ、私もアバターの方が多少なりと大きいし・・・・・・」

 

リズ「それなら私達もその手で行くわよリーファ!」

 

リーファ「はい!」

 

シリカ「わ、私もやります!」

 

レイ「後で怒られても僕は知らないとシラを切らせてもらうからね 特にユウキに怒られるのは僕も嫌だ。」

 

フィリア「よし!それじゃあ今から2人をこっちに呼んで作戦開始だよ!押して押して押しまくってこっちに振り向かせるんだよ!!!」

 

レイ以外「おー!!!!!!」

 

皆はその場で手を合わせ検討を誓い合った そんな時だった。

 

「へぇ~身体使ってだーれを誘惑しようとしてるのかなぁ~♪」

 

「そりゃおっぱい大きいフィリアとシノンならテツヤも落ちそうだよね~♪」

 

穏やかな声をしているが明らかに殺気がこもったその声を聞いた一同は 一斉に声のした方に振り向くと そこには怒りの炎に包まれたユウキとアスナが仁王立ちしていた。

 

アスナ「それで・・・・・・?誰が誰を振り向かそうとしたのかなぁ・・・・・・?」

 

アスナはシリカ リズ リーファを追い込むよう立ちはだかると その場で指をバキバキと鳴らした。

 

リズ「ひぃ・・・・・・!!!」

 

ユウキ「ボクが小さいのをいいことに巨乳の2人で言いよろうだなんていい度胸してるねぇ・・・・・・?」

 

ユウキはフィリア リナ シノンの前に立ちはだかり、にっこりと微笑んでいた。

 

フィリア「あわわわわわ・・・・・・・・・」

 

この修羅場を使い、レイはその場から逃げ出そうとしたが ユウキが逃げるレイの頭を鷲掴みにした。

 

レイ「っ!?」

 

ユウキ「れーいー・・・・・・?あんな作戦考えて何を企んでたのかなぁ・・・・・・?」

 

レイ「い、いや待て!僕は1つの案を出しただけだ!!!別に君らの彼氏を狙おうだなんて・・・・・・・・・!!!!!!」

 

アスナ「レイちゃん♪少し黙ろっか♪さっさと皆のとこに戻ってね♪」

 

レイ「・・・・・・はい・・・・・・」

 

レイもアスナの威圧感に負け、皆と一緒に怒られることに。

 

ユウキ「それでそれで~?フィリアとシノンはそのおっぱい使って何をしようとしたのかなぁ?」

 

フィリア「しょ、しょれはしょの・・・・・・」

 

シノン「にゃんといいましゅか・・・・・・」

 

フィリアとシノンはユウキの背後に見えた鬼を見て抱き合って泣いていた。

 

リナ「あわわわわ・・・・・・・・・」

 

アスナ「リズとリーファちゃんもまさかとは思うけどキリト君を奪おうだなんて思ってないよね~?」

 

リズ「あ、あのでしゅね・・・・・・」

 

リーファ「うぅ・・・・・・」

 

シリカ「はわわわわわ・・・・・・・・・」

 

レイ「なんで僕まで・・・・・・」

 

皆が半べそになりながらこうべを垂れると、その場に更にもう2人の人物が登場した。

 

「何してんだユウキ?」

 

「アスナまで皆を土下座させてどうしたんだ?」

 

そう、この場に現れたのはそれぞれが狙っていたテツヤとキリトだった。

 

フィリア「っ!て、テツヤ~!!!」

 

リナ「助けて~!!!」

 

フィリア、リナ、シノン おまけにレイはテツヤに抱きつくようにユウキの前から逃げた。

 

テツヤ「なっ!?お、お前ら何を!?」

 

リーファ「おにいちゃ~ん!!!!!!」

 

シリカ「私を助けて~!!!」

 

リズ、リーファ、シリカは同じようにキリトに。

 

キリト「なっ!?」

 

ユウキ「てーつーやー・・・・・・!!!!!!!!!」

 

アスナ「キリト君~・・・・・・・・・!!!!!!!!!」

 

テツヤ「ま、待て待て待て!!!早まるな!!!俺は何もしてねぇ!!!」

 

キリト「そ、そうだアスナ!!!不可抗力だ!!!」

 

シノン「もうしないから許してください・・・・・・お願いします・・・・・・」

 

ユウキ「テツヤに抱きついて言えるセリフか!!!!!!」

 

リズ「お願いよアスナ!私との仲じゃない!!!」

 

アスナ「キリト君に抱きついてなかったらね!!!」

 

テツヤ「でも・・・・・・」

 

キリト「でも?」

 

テツヤ「た、たまにはこういうのも悪くないかなぁ~って♪」

 

キリト「・・・・・・だな♪」

 

互いに胸を押し付けられてるこの状況に鼻の下を伸ばしニヤついていると、ユウキは飛び蹴りを、アスナはドロップキックを彼氏の顔面に食らわせた。

 

テツヤ「えぶりっ!?」

 

キリト「はぶりっ!?」

 

ユウキ「さぁ皆に提案です♪今この場でボクに殺されるかテツヤから離れるか選んでね♪」

 

アスナ「殺されたい人は言ってね♪確実に殺してやるから・・・・・・」

 

ドスのきいたアスナのその声を聞き、皆は一斉に2人から離れた。

 

ユウキ「二度とこんなこと考えないように!!!!!!」

 

アスナ「親しき中でも礼儀あってだよ!!!!!!!!!」

 

一同「ごめんなさい・・・・・・・・・」

 

こうして、この定例会が開かれることは今後二度と無かった。

 

この後 抱きつかれていたことにデレデレしていた2人がそれぞれの彼女から拷問されたのは言うまでもない。




という訳で今回は10個のお話をお送り致しました お楽しみいただけましたか?

以後はもう少しだけ夏のお話を展開して秋に突入出来たらなと思っています。

それでは次回をお楽しみに!

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