ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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今回は前回書いたように木綿季について!

皆さんも是非今一度木綿季の魅力に酔いしれいってください!

それではどうぞ!!!




Part130 哲也の考察~木綿季とは?~

ある日、俺は詩乃に呼び出されて指定されたカフェに来ていた。

 

哲也「どうしたんだ?何かあったのか?」

 

詩乃「いや、そんなに重苦しい物ではないのだけれど 木綿季についてをもっと詳しく知っておきたくて貴方を呼んだの。」

 

哲也「木綿季を?何でだ?」

 

詩乃「木綿季とはもっと仲良くなりたくて それなら貴方に木綿季のことを聞くことが1番良いと思ってね。」

 

哲也「そういう事か よし分かった んじゃあ今日は長年付き添って理解した木綿季についてを俺が徹底的に教えよう。」

 

詩乃「うん、お願いね。」

 

こうして、俺は詩乃に木綿季についてを徹底的に教えることになった。

 

皆もこの機会に詩乃と一緒に木綿季についてをもう一度見てもらい、再度木綿季の魅力に気づいて貰えたら嬉しいと思う。

 

さて、それじゃあ木綿季の彼氏である俺が考察した木綿季についてを紹介していこう。

 

~木綿季その1 めっちゃ甘えん坊~

 

哲也「とりあえずなんと言っても木綿季はめちゃくちゃに甘えたがりだ 今日も実際家を出る前は木綿季とイチャイチャしてたんだ。」

 

詩乃「貴方達のこと近くで見てそれは大方察しは付いていたけど、具体的にどう甘えん坊なの?」

 

哲也「んじゃあ例を上げよう。寝起きでは・・・」

 

哲也『木綿季 朝だよ 起きて。』

 

木綿季『もうちょっと寝たいよ~・・・じゃあ起きるからギューってして♪』

 

哲也『はいはい。これでいいだろ?』

 

木綿季のわがままを叶えるために抱きしめてやると 木綿季はそれにほっぺをすりすりしてきて応えてきた。もちもちすべすべの木綿季のほっぺすりすりはとても可愛らしくてたまらない。

 

木綿季『これこれ~♪』

 

哲也『可愛いなぁ木綿季は~♪』

 

木綿季『えへへ~♡』

 

哲也「とまぁこんな感じで甘えてくる訳だ。日中では更に加速し・・・」

 

木綿季『とぉー!』

 

木綿季は寝転がってる俺に飛び込んできた。

 

哲也『ごぶっ!?』

 

木綿季『えへへ~♪着陸~♪』

 

哲也『お前らしいな・・・遠慮なしに全力でぶつかってくるのは・・・』

 

俺はそんな木綿季の頭を撫でてあげた 木綿季は俺の胴体にしがみつき幸せに浸っている。

 

木綿季『だ~い好き♡』

 

哲也『はいはい、俺もだよ。』

 

木綿季『むぅ!感情こもってない!』

 

哲也『はぁ・・・・・・愛してるよ 木綿季。』

 

木綿季のリクエスト通り感情を込めながら少しシリアスな感じで木綿季の頬に触れながらそう言うと、木綿季は顔を真っ赤にしながら微笑んでいた。

 

木綿季『えへへ・・・/////』

 

哲也「とまぁ昼は木綿季も元気いっぱいなわけで甘え具合が更に加速する。」

 

詩乃「大変そうね・・・貴方達が底無しにラブラブだって言うのは分かったけども・・・」

 

哲也「まぁ俺も木綿季のこと大好きだしね 甘えて来て嬉しい気持ちでいっぱいだが少し大変なのよ。さて 朝、日中と来れば夜も当然甘えてくる訳だが・・・」

 

哲也『ほら木綿季 寝るぞ。』

 

木綿季『やっ!もっと遊ぶの!』

 

木綿季はそう言って俺に枕を投げつけてきた。

 

哲也『んなっ!?こんにゃろう!』

 

俺はそう言って木綿季を押し倒し、木綿季のことをくすぐった。

 

木綿季『ふにゃぁ!?や、やめて~!』

 

哲也『ほーら寝ないとずーっとくすぐっちゃうぞ~?』

 

木綿季『わ、分かったよぉ!ね、寝るからもう止めて~!』

 

哲也『よろしい。』

 

俺は観念した木綿季から離れると、今度は逆に俺が押し倒された。

 

哲也『ぬおっ!?』

 

木綿季『哲也がそう言うなら今日はこれで寝るもんね~♪』

 

木綿季はそう言って俺の着てる服に入り込み、俺にがっしりとしがみつきながら俺と同じ場所から首を出してきた。

 

哲也『お前なぁ!服が伸びんだろうが!』

 

木綿季『だってこのために哲也のパジャマは大きめのサイズ買ってきてるんだも~ん♪』

 

哲也『はぁ・・・参ったよ・・・ほら、寝るぞ。』

 

俺はそう言って電気を消すと、木綿季は俺の耳を甘噛みしてきた。

 

木綿季『はむはむ~♪』

 

哲也『このあまえんぼが。』

 

俺はそう言って木綿季の頬をつついた。

 

木綿季『だいしゅき~♪』

 

哲也『ったく お休み木綿季。』

 

木綿季『おやしゅみてちゅや♡』

 

哲也「とまぁこんな感じで俺と木綿季の1日は過ぎていくんだ。」

 

詩乃「相当に甘えん坊なのね・・・でもそこまで深い愛を貰えるなんてなんだか羨ましいかも。」

 

哲也「そりゃ愛する彼女からの愛情表現は最高のご褒美だよ。ただ、夜ああして寝る場合木綿季は幸せすぎなのか滅多にたらさないよだれを垂らしてくるから俺の身体に木綿季のよだれがついてる場合が多数ある。それも全部可愛いから許しちゃうんだけどね。」

 

詩乃「なんだか幼い子供みたいね・・・」

 

哲也「まぁ見た目も少し幼いしな 木綿季の前世は恐らく犬だろうな。」

 

詩乃「それだけ甘えて来る犬なんだからきっと飼い主思いの前世だったんでしょうね。」

 

木綿季「でも、木綿季はただ甘えん坊な訳ではなくて理由もちゃんとあるんだ。」

 

詩乃「理由?」

 

哲也「木綿季は小さな頃に両親を亡くしててさ んで木綿季には姉ちゃんもいるんだがSAOログイン前に姉ちゃんの方も先が長くないと言われてな 木綿季は悲しかったんだろうな 自分の大好きな両親やお姉ちゃんを亡くすことになって。だからこそSAOで出会えた俺に甘えて自分の愛する人を日々認識してるんだろうな。」

 

詩乃「木綿季にそんな過去があったのね・・・」

 

哲也「今は俺もいるしお姉さんの容態も回復して退院を目指してる状態で木綿季にとっての大切な人が俺含めて沢山出来たから幸せだろうな。両親と姉ちゃんを亡くしかけたあの頃に比べたら。」

 

詩乃「木綿季の甘えん坊の影にはそんな悲しいことがあったって訳ね 木綿季も危うく1人になってたかもしれないけど貴方の存在のおかげで今でも元気を保ててるのね。」

 

哲也「まぁね。後木綿季の甘えにはマーキングの意思もあるんじゃないかな?」

 

詩乃「ま、マーキング?」

 

哲也「『哲也はボクの!!!!!!!誰にもあげないもん!!!!!!』的なね。」

 

詩乃「ま、まぁ確かに浮気に凄く厳しいものね・・・」

 

哲也「とまぁとりあえずこれで木綿季は甘えん坊だと分かってくれただろう、んじゃ次はこれだな。」

 

~木綿季その2 アホ毛は喜怒哀楽を表している~

 

哲也「木綿季のチャームポイントといえばあのちょこんと1本生えてるアホ毛だ。」

 

詩乃「確かにぴょこぴょこ跳ねて可愛らしいわね。」

 

哲也「アホ毛はチャームポイントであると同時に実は喜怒哀楽もあらわしてんだ。」

 

詩乃「あ、アホ毛で!?どうやって!?」

 

哲也「んじゃこれも例を挙げてみよう。」

 

木綿季『てーつーやー♡』

 

哲也「とまぁこんな感じで甘えて来てきたり嬉しかったりすると木綿季のアホ毛は犬のしっぽのようにブンブン振られる。」

 

詩乃「ほ、ほんとにブンブンになってるわね・・・あれは意図的に動かせているのかしら・・・」

 

哲也「いや、本人曰く完全無意識らしい。」

 

詩乃「じゃあ本当に感情のメーターになってるのね・・・」

 

哲也「それじゃあ次は悲しんでる時。」

 

木綿季『むぅ~・・・哲也が構ってくれない~・・・』

 

詩乃「今度は垂れ下がってるわね・・・」

 

哲也「木綿季は悲しんだり不安な時にはアホ毛がこんな具合に垂れ下がるんだ。だからそんな時はちゃんと構ってあげないとね。」

 

詩乃「わ、分かりやすい・・・」

 

哲也「そして怒った時。」

 

木綿季『哲也!!!!!!ボクのケーキ食べたなぁ!?』

 

詩乃「こ、今度は尖った・・・」

 

哲也「見た通り木綿季は怒るとこんな感じでアホ毛が尖る。そしてその鋭利さは計り知れない 俺も二、三度あのアホ毛ドリルでやられてる・・・」

 

詩乃「あ、アホ毛ドリル・・・?」

 

哲也「まぁ例えば俺が浮気したんじゃないかと疑ってお仕置きをする時にあの尖らせたアホ毛をくい込ませるように身体を回転させながら俺の腹部に突撃してくるんだ。食らうとすんげぇ痛い。」

 

詩乃「そ、そんな攻撃方法があるのね・・・」

 

哲也「ぶっちゃけあれをいつでも使えたらデスガンだろうがなんだろうが一撃で殺せる気がする。」

 

詩乃「そんなに!?」

 

哲也「そいで次は楽しい時。」

 

木綿季『わーい♪ボクも遊ぶ~♪』

 

詩乃「今回は普通にぴょこぴょこしてるわね。」

 

哲也「俺にイタズラして成功した時とか、琴音や明日奈達と遊んでて楽しい時にはこんな感じになる。ちなみに感情複合体の場合もあって、楽しい+嬉しい時はぴょこぴょこブンブンになるんだ。」

 

詩乃「じゃあ木綿季の機嫌はアホ毛を見れば分かるのね。これからは気をつけて木綿季を見ていかなきゃね。」

 

哲也「ちなみに、木綿季が最高潮にイライラしてる時は超速度で貧乏揺すりしてアホ毛がビンビンに尖ってるからそこに気をつけよう。」

 

詩乃「どんな時にイライラするの?なんだか貴方に甘えてる限りそんなことになる気が・・・」

 

哲也「まぁ詩乃の言う通り木綿季が甘えてくるのを俺が拒みすぎたりするとそうなる。そうなると木綿季も意地になって俺が甘えさせようとしても突き放してくるから元通りにさせるには大変なんだよね・・・まぁ俺が木綿季を甘えさせときゃこんなことにはならないってことも覚えとこう。」

 

詩乃「分かったわ。」

 

哲也「んじゃ次に行こう。」

 

~木綿季その3 食いしん坊~

 

哲也「この前詩乃がALOで驚いたと思うが木綿季はめちゃくちゃ飯を食う。俺以上に食う。ちなみに俺は部活として高校野球をやってて身体作りのためにも結構食う方だとは思ってるんだけどそれでも俺より食ってるな。」

 

詩乃「て、哲也以上!?高校野球児より食べる女子高校生って・・・・・・」

 

哲也「んじゃあこれも実例をあげよう。その日木綿季は訳あって朝から何も食べれてなくてな 夜飯に木綿季希望の焼肉食べ放題を食べに行ったんだ。」

 

木綿季『焼肉焼肉~♪』

 

哲也『あ、すいません。』

 

『お伺いします。』

 

木綿季『全部のお肉10人前お願いします!後サラダ5人前!!』

 

『10!?あ、あの・・・確認しますが大量にお残しになられた場合その分の代金を請求させてもらいますが・・・』

 

哲也『だ、大丈夫なんでお願いします・・・』

 

『か、かしこまりました・・・お待ちくださいませ・・・』

 

木綿季『朝から忙しくて何も食べれてないからね~♪今日は思う存分食べちゃうぞ~♪』

 

哲也『ほ、程々にな・・・』

 

~数分後~

 

『お、お待たせしました。全ての肉類10人前とサラダ5人前をご用意させて頂きました。』

 

定員さんはテーブルに全てのメニューを置いた。めちゃくちゃ数が多くて俺だってこんな量見た事ない。

 

哲也『すげぇ・・・こんな食えんのか・・・?』

 

木綿季『よゆーよゆー♪それじゃあガンガン焼いてこー!』

 

こうして、俺と木綿季でこの全てのメニューを食べることに。

 

木綿季『はむ~♪一日ぶりのご飯ってこんなに美味しいんだね~♪いくらでも食べられちゃう~♪哲也もいっぱい食べてね?野球児は身体が資本だからね!!!』

 

哲也『そ、そうだな・・・』

 

木綿季『あ、カルビ5人前追加で!』

 

哲也『嘘だろ!?』

 

とまぁこんな感じで木綿季は10人前は愚か多分20人前位の量を食べてフィニッシュ。俺はそこそこの量を食べて後は木綿季が可愛らしくも恐ろしく頬張る姿を拝見していた。

 

木綿季『ふぇ~♪ボク満足~♡』

 

哲也『コイツの胃袋はブラックホールか・・・・・・?それとも実はどこぞの戦闘民族・・・・・・?』

 

木綿季『あ、デザートでアイス3種類3人分お願いします!』

 

哲也『まだ食うの!?』

 

木綿季曰く8分目を迎えたところで食事は完全終了。

 

木綿季『ぷはぁー!食べた食べた!ご馳走様!』

 

哲也『食べ放題じゃなきゃ有に10万は行ってる・・・・・・食べ放題で良かった・・・・・・』

 

哲也「とまぁこんな感じで木綿季はその気になれば恐ろしい量を食えるという訳だ。」

 

詩乃「凄い・・・私だったら早々にギブアップしてるわ・・・・・・」

 

哲也「ちなみにその時店員さんが泣きながら会計をしてたのを今でも鮮明に覚えてるよ・・・」

 

詩乃「そ、そりゃ10万を3千円そこいらで終わらせられたら泣くわね・・・」

 

哲也「木綿季は飲食店泣かせだよ・・・食べてる姿はめちゃくちゃ可愛いけどあの胃袋解剖したらどうなってんのか見てみたい・・・」

 

詩乃「ていうかそれだけ食べてあのスタイルなのが羨ましいかも・・・」

 

哲也「木綿季曰く『いつもいつも哲也と同じトレーニングしてるしボクだって考えてるもんね!』だそうだ。まぁ確かに木綿季が太ったとこは見た事がないな。寧ろあれだけ食べてなぜあの胸なのだろうか・・・詩乃は少食?」

 

詩乃「セクハラで訴えるわよこのスケベ。」

 

哲也「じょ、冗談!んじゃ次!!!」

 

~木綿季その4 浮気はしないし許さない~

 

哲也「さて、木綿季と言えばやはり独占欲の強い娘で、浮気なんざ絶対に許されないし絶対に浮気はしないんだ。」

 

詩乃「あの時は死ぬ程怖かったわ・・・」

 

哲也「実は木綿季が1番怖い説はあるな。さて、木綿季は俺が他の女の子 たとえば詩乃や琴音 鈴奈なんかと仲良さそうに話してると真っ先に浮気を疑われる。最もそれは俺がラッキースケベを多発させてるせいでもあるがな・・・」

 

詩乃「本当は狙ってるんじゃないの?」

 

哲也「なわけあるか!話を戻すと、それはアイドルだろうが例外はなく俺がアイドルを応援してたら木綿季に怒られたこともあってね。」

 

詩乃「貴方がアイドルを好きとはね。今話題のあの枳殻虹架ちゃんとか?」

 

哲也「そうそう!1度生であったけど可愛くて綺麗だったな~♪」

 

詩乃「・・・・・・それは浮気を疑われるわね・・・・・・」

 

哲也「はっ!と、とりあえず木綿季は俺の浮気は絶対に許さないんだ!だが俺は今まで1度たりとも木綿季に飽きたことは無い!例え木綿季に浮気と疑われアホ毛ドリルでおしおきされようが俺は木綿季を愛してる!!!!!」

 

詩乃「わ、分かったわよ そこまで熱弁しなくても理解出来るわよ。」

 

哲也「だが、俺はさっき言ったように虹架ちゃんを応援してる。そこで木綿季に聞いてみたんだ。好きな男のアイドルはいないかと。」

 

哲也『なぁ木綿季?お前好きなアイドルとかいないの?』

 

木綿季『ボク?うーん・・・・・・興味無いしそんなのいないや。』

 

哲也『興味無い!?じゃ、じゃあ例えばXザエルとかは!?』

 

木綿季『ぜーんぜん知らないし興味ない!!!!』

 

哲也『すげぇ・・・まさか近頃の女子高校生で人気な男アイドルを知らんとは・・・』

 

木綿季『だってだって~♪』

 

木綿季はそう言うと俺に抱きついてきた。

 

木綿季『ボクは哲也一途なんだもーん♡例えアイドルだろうと浮気なんかしないよ~♪』

 

哲也『木綿季・・・・・・』

 

木綿季『だから哲也が虹架さんを応援するのは程々にして欲しいな・・・・・・普段はボクだけを見ててね・・・・・・?』

 

木綿季はそう言って抱きつくと上目遣いで俺に懇願してきていた。俺はその可愛い目に射抜かれてしまった。

 

哲也『お、おう!俺も木綿季のこと愛してるからね!!!!!』

 

俺は木綿季のことを強く強く抱きしめた 木綿季は嬉しそうに笑顔になると俺の腹部にすりすりしてきた。

 

木綿季『えへへ・・・♪』

 

哲也「とまぁこういう具合で木綿季は俺にゾッコンだ。と言うか俺木綿季共々共依存してるな。」

 

詩乃「それは嬉しいようで確かに浮気なんかしたらアホ毛ドリルで攻撃されるわね・・・」

 

哲也「という訳で俺は日頃から虹架ちゃんの応援とかをする訳ではなくテレビに映ったら応援する程度にしてる!虹架ちゃんが出るテレビは全部木綿季の了承済みでチェックしてるんだ♪」

 

詩乃「木綿季公認なのね。それなら良かったじゃない。」

 

哲也「ただ、木綿季曰く『虹架さんがセクシーな格好してる時は見ちゃダメ!写真集も買っちゃダメ!おっぱい星人の哲也にとって虹架さんは危険すぎる!』だとのことで。」

 

詩乃「哲也の浮気癖は木綿季も治すのが大変そうね。」

 

哲也「浮気癖なんか無いわ!!!!!!木綿季の勘違いが多いだけさ・・・多分・・・」

 

詩乃「多分ねぇ・・・」

 

哲也「な、なんだよその目は!とにかく次行くぞ!」

 

~木綿季その5 実は怖がりで不安がり~

 

哲也「木綿季の性格上なんでもござれと思いがちだが、木綿季は実はめちゃくちゃ怖がりで不安がりだ。」

 

詩乃「具体的にどういうことで?」

 

哲也「んじゃこれも実例上げるか。これは数日前夜に木綿季と心霊番組を見た時・・・」

 

『その時・・・・・・壁の後ろに人の手が・・・・・・!!!!!!』

 

木綿季『うぅぅ・・・・・・怖いよぉ・・・・・・!』

 

木綿季は震えながら俺に抱きついてきた。

 

哲也『怖がりだな~木綿季は 何で怖いって分かっててこんな番組見ようとしたんだ?』

 

木綿季『だ、だってこうして哲也に甘えられるし・・・大丈夫かなって・・・』

 

哲也『ったく、まだまだガキンチョだな。』

 

俺はそう言って木綿季のことを撫でた。

 

『その瞬間撮影者の背後を襲う何かが・・・!!!!!!』

 

木綿季『ぎにゃぁぁぁぁぁ!?』

 

木綿季は怖がりすぎて俺に抱きついてる状態で動いた為、木綿季の後頭部が勢いよく顎に直撃した。

 

哲也『ウゴっ!?』

 

木綿季『あぅぅぅ・・・・・・怖いぃ・・・・・・!』

 

哲也『お、俺からしたらお前の方が怖いわ・・・・・・!!』

 

結局木綿季はビビりまくりながらも2時間の番組を見終え、俺と木綿季は共に寝た。

 

哲也『Zzz・・・・・・』

 

木綿季『・・・・・うぅ・・・・・・おしっこ・・・・・・』

 

木綿季は立ち上がり、トイレに向かう為に部屋を出た。部屋を出ると当然廊下は勿論全部の照明が落ちてるため真っ暗闇だ。

 

木綿季はそんな真っ暗闇の中、先程の心霊番組の内容を思い出してしまった。

 

《背後を襲う何かが・・・!!!!!!》

 

木綿季『っ・・・・・・こ・・・・・・怖いよぉ・・・・・・!!!!!!』

 

木綿季はすぐさま部屋に戻り、寝てる哲也を揺すり起こそうとした。

 

木綿季『哲也・・・・・・哲也・・・・・・起きて・・・・・・』

 

哲也『んんぅ・・・・・・?おいで木綿季・・・・・・』

 

哲也は寝ぼけながら木綿季を抱きしめるため手を広げた。

 

木綿季『ち、違うよぉ・・・甘えたいんじゃなくてぇ・・・』

 

哲也『じゃあどうしたんだ・・・?』

 

木綿季『あ、あのさ・・・・・・トイレ行きたくて・・・・・・』

 

哲也『トイレくらい行けるだろぉ・・・・・・』

 

木綿季『だ、だって見てたテレビ思い出しちゃって・・・・・・途中で漏らしちゃうかも・・・・・・』

 

哲也『はぁ・・・・・・?要はトイレ付き合ってってことか・・・・・・?』

 

木綿季『うん・・・・・・』

 

哲也『ったく・・・・・・だから言ったのに・・・・・・ほら、行くよ木綿季・・・・・・』

 

哲也は寝ぼけながら木綿季の手を引き、トイレまで向かった。

 

木綿季『ぜ、絶対離れないでね・・・・・・?ボクがトイレしてる間待っててよね・・・・・・?』

 

哲也『分かってるから早くしてきな さもなきゃ一緒に入っちゃうぞ?』

 

木綿季『哲也のエッチ・・・・・・/////』

 

木綿季はそう言いながらトイレに入った。そして、哲也は悪知恵を思い付いた。

 

それは、実際木綿季の言う通り待たないでいたらどうなるかということ。

 

哲也は音を立てずにリビングに向かい、そこから木綿季が出てくるのを待った。

 

哲也『怖がるかな~やっぱり甘えてくるんだろうな~♪』

 

そうこうしてるうちに木綿季はトイレから出てきた。そしてそこでいるはずの哲也と共に戻ろうとしたが、そこに哲也はいなく木綿季はオロオロしていた。

 

木綿季『て・・・哲也・・・?どこ・・・?』

 

哲也『うひゃ~・・・!オロオロしてる木綿季すんげぇ可愛い・・・!』

 

哲也は愛する彼女の愛らしい姿をニヤニヤしながら観察していると、木綿季は遂に泣き出してしまった。

 

哲也『嘘っ!?』

 

木綿季『うわぁぁぁぁぁぁん!!!!!!哲也の嘘つきぃ~!!!!!!』

 

深夜にも関わず、木綿季はとても大きな声で泣いた。哲也は慌てて木綿季の元に向かい木綿季を抱きしめた。

 

哲也『ごめんごめん!悪かったよ木綿季!』

 

木綿季『哲也の馬鹿馬鹿馬鹿ァ!!!!!!うぇぇぇん!!!!!!』

 

哲也は木綿季を泣き止ます為に必死に撫で、抱きしめ続けた。次第に木綿季は泣き疲れて眠りについたが、上の階の琴音から苦情が来たのも付け加えておく。

 

琴音『うるさい!!!!!!今何時だと思ってるのよ!!!!!!』

 

哲也『はい・・・・・・すいません・・・・・・』

 

哲也「という訳で木綿季はイケイケな性格だと思いきや繊細な心の持ち主でもあるんだ。それがまた木綿季の愛らしいところでもある。」

 

詩乃「木綿季が怖がりだったとは・・・あの鬼のような怒り方しても怖い物はあるのね・・・・・・」

 

哲也「ちなみに蛇や蛙類も苦手だ。怯える姿がまた可愛くてさぁ~♪」

 

詩乃「バカップルね・・・・・・ほんとに・・・・・・」

 

哲也「良く言われるよ。んじゃあ次は木綿季最大の特徴を紹介するよ。」

 

~木綿季その6 ヤンデレ~

 

哲也「木綿季は最近流行り?のヤンデレだ。詩乃がキスをしてきた時の木綿季は軽いヤンデレモードだったな。」

 

詩乃「ヤンデレってあの好き過ぎるあまり病んでしまうってやつよね?」

 

哲也「うん。木綿季がヤンデレになる時は詩乃が経験したように俺が木綿季以外の女の子にキスやら抱きしめられたりしてる時、そして俺が木綿季以外の女の子にキスしたり抱きしめたりしてる時、それと俺が木綿季以外に性的興奮を覚えてる時とかかな?要するに俺が木綿季以外に欲情したりするとヤンデレモードに入る。」

 

詩乃「それってかなりなりやすいんじゃ・・・・・・」

 

哲也「実はそうなんだよね・・・・・・預かってるエロ本の所持とかもヤンデレ化の要因だ・・・・・・」

 

詩乃「なんで木綿季がヤンデレだってことに気づいたの?」

 

哲也「事の発端はSAOの頃にあったクエストだな。俺がNPCの女の子からキスされたことを少し喜んだ結果、木綿季がヤンデレに目覚めてしまった・・・・・・」

 

詩乃「そんな前からなのね・・・」

 

哲也「半殺しにされた回数は数しれず・・・・・・いや俺も何個か悪いのはあるがな・・・・・・例えば久しぶりにあった琴音を抱きしめちゃったりとかな・・・・・・」

 

詩乃「それは確かに貴方が悪いわね 反省点がわかってるならどうにでもなるんじゃない?」

 

哲也「それがそうにも行かなくて・・・・・・木綿季の勘違いのパターンも多くてな・・・・・・例えばこの時もそうだった・・・・・・」

 

その日俺は木綿季とは別々に帰ってたんだ。その日は遅延の影響もあっていつもより車内が混んでたんだ。

 

身動き中々取れず両手で吊革を掴んでいたら突如電車が急停車したんだ。そしたら目の前にいたOLのお姉さんが俺にもたれ掛かるように倒れて来たんだ。

 

『あ、ごめんなさい!大丈夫ですか!?』

 

哲也『大丈夫ですよ。お姉さんこそ大丈夫ですか?』

 

『私は大丈・・・って大変!シャツに口紅が・・・!』

 

そう言われたのでシャツを見てみると確かにくっきりと口紅が染み込んでしまっていた。

 

『ごめんなさい!クリーニング代を・・・』

 

哲也『そ、そんなの良いですよ、自分で落とせますので。』

 

『で、でも・・・』

 

哲也『気にしないでください。この混み具合ですから仕方ないですよ。』

 

『そこまで言うのなら・・・本当にごめんなさい・・・』

 

とまぁこんな感じで話は落ち着いて、その後は無事に最寄り駅に到着。

 

数分歩いて家に着くと木綿季が飛びつくように迎えてくれたんだ。

 

木綿季『お帰り~♡』

 

木綿季はそう言いながら抱きつくとほっぺをすりすりして来た。これが可愛いんだよね~♪

 

哲也『ただいま木綿季♪』

 

木綿季『お疲れ様!今ご飯の準備を・・・・・・って・・・・・・』

 

木綿季はいきなり動きをとめ、何かを凝視していた。

 

哲也『ど、どうしたんだ?』

 

木綿季『・・・・・・なによ・・・・・・この口紅・・・・・・』

 

哲也『あぁ、今日は電車が混んでてなぁ。ちょっとした事故で・・・』

 

木綿季『ふーん・・・・・・良くそんな都合のいい言い訳思いつくね・・・・・・』

 

哲也『え?』

 

木綿季は次第にアホ毛を尖らせ髪を逆立てると 禍々しいオーラをその身に宿してしまった。ヤンデレユウキの降臨だ。

 

木綿季『ボクがいないことを良いことに浮気!?』

 

哲也『いぃ!?ち、違う!!!!!浮気なんかじゃ・・・!!!!!』

 

木綿季『大体こういうのは浮気って相場が決まってんの 全くボクも舐められた物だよねぇ 毎度毎度こうやって浮気してさぁ!!!!!』

 

哲也『だ、だから違うって・・・!だからいつもの木綿季に戻って欲しいなぁ・・・!?』

 

木綿季『いい加減浮気癖治せぇ!!!!!!!!!!』

 

木綿季はそう言うと思い切りビンタしてきた。

 

哲也『ばぐっ!?』

 

木綿季『ふんっ!!!!!罰として晩御飯抜き!!!!!』

 

哲也『そ、そんなぁ!?』

 

木綿季『口答えする気?』

 

哲也『うぅ・・・今回のは事故なのにぃ・・・・・・』

 

哲也「と、こんな感じで事故だろうが木綿季が1度浮気認定したら最後俺はこうして絶対的にお仕置を受けるんだ・・・弁明はほぼ不可能さ・・・」

 

詩乃「そ、それはご愁傷さまというか・・・」

 

哲也「この時は軽度のヤンデレだったからいいけど本気でヤンデレになったら殺す気でかかってくるからな・・・対処が大変だ・・・」

 

詩乃「で、でも逆に言えばそれだけ浮気で怒ってくれるなら愛されてる証拠ってことじゃない。」

 

哲也「まぁなぁ・・・俺もそれは嬉しいけど怖いんだもん・・・」

 

詩乃「そ、それもそうね・・・」

 

哲也「という訳でこんな所が木綿季の全貌だ。参考になって貰えたかな?」

 

詩乃「えぇ。木綿季がいかに貴方を愛しているかがよーく分かったわ。」

 

哲也「そりゃ何よりだ。」

 

詩乃「木綿季の前ではあまり貴方とは話さない方が良いのかもしれないわね。貴方の為にも。」

 

哲也「んなこと気にしなさんな。ぶっちゃけ言うと・・・・・・詩乃 後ろ向いてみな。」

 

詩乃「後ろ?」

 

詩乃はそう言うとその場で後ろを向いた。今俺と詩乃の目線にはマスクとサングラスをかけ帽子をかぶった不審者の様な奴が1人多くの料理と飲み物をテーブルに乗せてこちらの方をじっとみていた。

 

詩乃「な・・・なにあの人・・・」

 

哲也「ありゃ木綿季だよ。」

 

詩乃「へっ!?」

 

木綿季「今日詩乃に呼ばれたことは木綿季にも話したけど、気になって変装して尾行してんだろうな。こんなことしょっちゅうだからもうあの服も見慣れちまったよ。」

 

詩乃「しょ、しょっちゅうって・・・」

 

哲也「まぁ、変なことしなけりゃアイツも怒らねぇさ。さて、俺達も何か食べるか。詩乃も食うか?奢るぞ。」

 

詩乃「そ、そう?それじゃあ遠慮なく♪」

 

哲也「・・・・・・お前も一緒に食うか?木綿季。」

 

俺がそう言うと奥にいた木綿季は身体をビクンとはね上げ驚いた表情でサングラスと帽子を取った。

 

木綿季「ど、どうしてボクだってわかったの!?」

 

哲也「毎度毎度女の子と用事があるときに尾行されたら慣れるわ。」

 

木綿季「うぅ・・・」

 

詩乃「木綿季もどう?皆で食べた方が美味しいわよ。」

 

哲也「詩乃もそう言ってるしどう?」

 

木綿季「そ、それじゃあ遠慮なく・・・」

 

哲也「んじゃ俺らも・・・」

 

詩乃「そうね、頼みましょうか。」

 

こうして、俺達は変装した木綿季も加え3人でカフェ内で軽く食事を楽しんだ。最も木綿季はカフェだろうが関係なくガッツリ食べていた。そしてその姿を見た詩乃は薄ら笑いを浮かべていた。




木綿季についてを詳しく知ることが出来た詩乃。

これから先詩乃にとって木綿季は親友と呼べる仲になることは出来るのだろうか。

次回もお楽しみに!


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