ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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Part129 リアルの出会い~皆でお泊まり~

シノン歓迎会の会った翌日 ALO内のテツヤ家に集まって夏休みの課題に取り組んでいたテツヤ ユウキ フィリア リナ シノン レイの6人。

 

ユウキ「ここはこの答えじゃない?」

 

テツヤ「え?でも作者はこう言ってるんだぜ?」

 

フィリア「私はこっちだと思うよ?」

 

同じ学校だった3人はそれぞれ悩みながら回答しており、他の3人は歳上のリナを主体に取り組んでいた。

 

リナ「うん、2人共その計算式であってるよ♪」

 

シノン「やっぱり歳上の人がいてくれると頼もしいわ ありがとうございます。」

 

レイ「とてもテツヤのお姉さんとは思えないよ。」

 

テツヤ「うるせいやい 俺だって一応学年トップになったことあるんだからな。」

 

ユウキ「でも期末の時は50位くらいだったよね おかげでボクが1位取れたけど♪」

 

フィリア「ユウキって運動出来て頭も良くて可愛いし料理もできてウイークポイントが見つからないよね~ 完璧人間って感じがする。」

 

テツヤ「でもこいつ少し天然なとこあるからなぁ そこも可愛いけどたまにとんでもないことやらかすからな・・・」

 

シノン「ねぇ、気になるんだけどALOでの皆のことは詳しくしれたけど リアルでの皆はどんな感じなの?1度会ったユウキとフィリアは分かるけど それ以外の人のこと全然知らないから・・・」

 

リナ「確かに 私もリアルのシノンちゃんに会ってみたいわ。」

 

ユウキ「それならいっそ今日会っちゃおうよ!どうせ夏休みだし!」

 

レイ「と言うと?」

 

ユウキ「今日ボクん家泊まり決定!!!」

 

テツヤ「はぁ!?お前何いきなり決めてんだよ!?」

 

ユウキ「だってどうせこの後暇でしょ?それにさっきも言ったけど夏休み期間だし♪部活も明日は午後からだよ♪」

 

テツヤ「まぁそれはそうだが・・・」

 

シノン「私は平気だけど、ユウキの家ってどこなの?」

 

ユウキ「今絶賛テツヤと同居中なんだ♡」

 

シノン「ど、同居!?」

 

フィリア「私の下の部屋なんだよね♪」

 

シノン「フィリアの家と近いんだ・・・仲良い人と一緒だと羨ましい・・・」

 

リナ「それで、どうするのテツヤ?」

 

テツヤ「まぁ一応人数分眠れるスペースはあるしなぁ・・・良し、んじゃせっかくだし今日決行するか 泊まり。」

 

ユウキ「わーい!」

 

テツヤ「他の皆は?」

 

フィリア「勿論行くよ!どうせ1階降りるだけだし♪」

 

リナ「私も!」

 

レイ「それならせっかくだし僕も・・・」

 

シノン「行かせてもらうわね テツヤ。」

 

テツヤ「分かった んじゃ皆の為に色々と用意しとくよ。」

 

ユウキ「それなら尚のこと今日中に今日決めた範囲終わらせなくちゃ!ほら!始めるよ2人共!」

 

テツヤ・フィリア「はーい・・・」

 

リナ「それじゃあ私達も続き始めましょうか。」

 

シノン・レイ「はい。」

 

こうして、急遽このメンバーでのテツヤ家の泊まりが決定することに。果たして一体どうなることやら・・・

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

宿題をある程度終わらせログアウトした後は 俺と木綿季は買い物等の諸々の準備をしていた。

 

哲也「さて、問題は布団なんだが・・・」

 

木綿季「ふっふっふ!コレ見てよ!」

 

木綿季はそう言うと最近できた超布団圧縮シートを4つ取り出した。ちなみに大きさは普通の布団の4分の1程度。

 

哲也「おっ よくそんなもの用意してたな。」

 

木綿季「おじいちゃんがいざと言う時のためにって用意してくれたんだ♪」

 

哲也「それなら皆をちゃんと布団に寝かせられるな 後は皆に用意してもらってるから大丈夫だな。」

 

木綿季「楽しみだなぁ~皆でお泊まり♪琴音1人とか渚さん1人とかはあったけどこんなに沢山来るなんて早々ないからね~♪」

 

哲也「良かったな木綿季♪」

 

俺はそう言いながら木綿季のことを撫でた。

 

木綿季「うん♪」

 

そうこうしてるうちに、琴音と姉ちゃんが家に到着。

 

琴音「おじゃしまーす♪」

 

渚「まだ私と琴音ちゃんだけなのね 少し早く来すぎたかな?」

 

哲也「今2人も電車で向かってるらしいから俺が迎えに行ってくるよ。木綿季 お留守番頼むな。」

 

木綿季「らじゃー♪気をつけてね?」

 

哲也「おう。んじゃ行ってくるな。」

 

俺は鈴奈と詩乃を迎えに最寄り駅まで向かった。連絡では俺が着く少し前には駅に着くらしい。

 

軽くランニングしながら駅に向かっていると駅に着いた。駅の出口のすぐ側に少し感覚を取って鈴奈と詩乃が立っていた。

 

哲也「よう鈴奈 詩乃 待たせたか?」

 

鈴奈「へ?じゃ、じゃあ君がシノン?」

 

詩乃「貴女がレイ?」

 

哲也「そっか 2人ともリアルの姿は見てなかったからな。」

 

鈴奈「そうだね、シノン 僕は一ノ瀬鈴奈と言う よろしく頼む。」

 

詩乃「私は朝田詩乃よ よろしくね鈴奈。」

 

哲也「よし、んじゃ自己紹介も終えたところで行くか。」

 

鈴奈「良かったね哲也 可愛い女の子2人を連れ歩けて。」

 

詩乃「哲也にとっては何よりのご褒美ね♪」

 

哲也「自分で可愛い女の子言うな まぁ間違いはないけど・・・」

 

鈴奈「それじゃあ案内頼むよ 哲也。」

 

哲也「了解 それじゃあ行こっか。」

 

こうして俺は鈴奈と詩乃を連れて家へと向かった。

 

詩乃「ねぇ 哲也のお姉さんってこっちだとどんな人なの?」

 

哲也「まぁ良い姉ちゃんではあるよ 少し扱いが面倒臭いだけで。」

 

鈴奈「かなり仲のいい姉弟だから少し妬いちゃうね。羨ましいというかなんと言うか。」

 

詩乃「鈴奈は一人っ子なの?」

 

鈴奈「ま、まぁそんなところ・・・・・・かな・・・・・・」

 

詩乃の質問に対して、何故か悲しげな表情をした鈴奈。その表情を見て俺と詩乃は少し申し訳なくなった。

 

鈴奈「そ、そんな暗い雰囲気にならないでも これから楽しいことが待ってるんだから。」

 

哲也「そ、そうだな 2人共盛り上がっていこうぜ♪」

 

俺は2人の背中を軽く押した。2人はバランスを軽く崩したが、2人して俺の腕を掴むことで倒れずにすんだ。

 

鈴奈「な、何をするんだ!」

 

詩乃「いきなりだとびっくりするじゃない!!!」

 

哲也「いい顔してるな2人共 暗い表情されると悲しくなるからな♪」

 

鈴奈「全く・・・君ってやつは・・・」

 

詩乃「でも、貴方らしいと言えばらしいわね それじゃあ哲也 このまま案内引き続きよろしく♪」

 

詩乃はそう言うと俺の左腕に抱きついた。

 

哲也「あ、あぁ。」

 

鈴奈「それならたまには僕も甘えさせてもらおうかな♪」

 

鈴奈は詩乃と逆の右腕に抱きつきながらそう言った。

 

哲也「お、お前まで・・・なんか調子狂うな・・・」

 

鈴奈「何を言う 僕はこれでも君のことは一定以上の評価はしているんだよ?なんだかんだ言って頼りになってくれるのは評価点だ。」

 

哲也「そ、そうなのか?」

 

鈴奈「ただ気に食わないのは色々な女の子を誑かしている所だ 僕だってそうだし琴音に渚さんに恐らく詩乃も・・・・・・まぁその点以外は他人よりかは好意を持っているよ その点以外は。」

 

哲也「要はその点で俺は大幅な減点食らってるって訳だな・・・」

 

鈴奈「そういう事さ ほら、早く行くぞ♪」

 

哲也「はいはい分かりましたよ・・・」

 

流石に腕に抱きつかれてると歩きづらいから2人と手を繋ぎながら家に向かった。

 

家に着く少し前に手を離し、漸く家に到着。

 

哲也「ただいま。」

 

鈴奈・詩乃「お邪魔します。」

 

木綿季「おかえり哲也!待ってたよ2人共!さぁさぁ上がって上がって♪」

 

木綿季は2人の手を引っ張ってリビングに案内した。

 

哲也「さて・・・また浮気だって言われないように気をつけなきゃな・・・」

 

俺は身を引きしめて 皆の待つリビングに向かった。

 

リビングでは改めて詩乃が姉ちゃんに自己紹介をしていた。

 

琴音「それじゃあ私も改めて、竹宮琴音です♪よろしくね♪」

 

木綿季「紺野木綿季だよ♪」

 

渚「私は荒波渚!哲也の姉だからよろしくね♪哲也が何か変なことしてきたらすぐ言ってね!」

 

哲也「俺が変なことなんかするか。」

 

木綿季「詩乃にキスされてデッレデレしてた癖に・・・」

 

哲也「い、いやあれは・・・」

 

琴音「哲也は人気者だから大変だよね♪」

 

渚「色んな女の子のこと助けてればそりゃモテますよねぇ 英雄君。」

 

鈴奈「君の強さは確かに折り紙つきだけど それをいいことにあれやそれやとやってると痛い目を見るよ?」

 

哲也「だから毎度毎度痛い目見てるってのに・・・」

 

木綿季「哲也の惚れ込んだところは皆にとっても格好良いって思えちゃうからなぁ・・・・・・でも哲也を譲る気は無いよ!!!」

 

そう言って木綿季は俺に抱きついてきた。

 

哲也「誰も取ろうだなんてしてないから平気だよ。」

 

木綿季「哲也の場合油断ならないの!すぐおっぱいに目が行くし虹架さんがテレビに出てたら鼻の下伸ばしてるし!!!」

 

哲也「そ、そんなに俺は巨乳マニアじゃないわ!!!」

 

渚「よく言うわよ あのことバラしちゃおっかなぁ?」

 

哲也「そ、それだけはご勘弁を・・・!!」

 

琴音「ま、まぁまぁ 男子なんて大体そうなんだし 哲也も高校生なんだし ね?」

 

哲也「いつもいつも擁護してくれるのは琴音だけだよ・・・ありがと・・・」

 

詩乃「擁護してくれるからって琴音にスケベなこと毎度毎度してるんじゃないでしょうね。」

 

哲也「するか!!!」

 

木綿季「こういう時の哲也はどこか安心できないんだよなぁ・・・」

 

鈴奈「彼女に信頼されないなんて相当だね。」

 

渚「まぁ今だお姉ちゃんに甘えるくらいだしね~♪」

 

詩乃「ま、まぁ結論哲也は人気者って事でいいんじゃない?」

 

哲也「その結論でいてくれると助かるな・・・」

 

木綿季「まぁその人気者を独り占めにしてるのもボクだし~♪」

 

哲也「まぁ木綿季のお仕置は全部愛情故だもんね♪」

 

木綿季「うん♪」

 

琴音「だからって毎回毎回半殺しにされてたらね・・・」

 

詩乃「は、半殺し・・・」

 

鈴奈「浮気性を治すのにはいいんじゃないかい?」

 

哲也「誰が浮気性じゃ!俺が1度でもお前らと身体の関係になったことあるか!?」

 

木綿季「寧ろなってたらアソコちょんぎった上に考えられうる拷問をした後に殺すよ。」

 

哲也「ぜ、絶対そんなことしません!!!」

 

木綿季「ならよろしい♪」

 

琴音「数年後に四肢切断死体として見つかったなんて言われないでね・・・」

 

こんな感じで皆で色々なことを話した後、夕食の準備をすることに。

 

琴音「哲也 何か手伝うことあるかな?」

 

鈴奈「いきなり押しかけてきたのだから できることがあるならなんでも言って欲しい。」

 

哲也「うーん それじゃあ皆にはスプーンを人数分出してもらおうかな。皿とかはこっちで用意するからさ。」

 

木綿季「後、皆はゆっくりしてていからね♪料理はボク達にお任せあれ♪」

 

渚「それじゃあせっかくだしもっと詩乃ちゃんのこと聞かせてもらおうかな!拒否権は無いわよ~♪」

 

詩乃「ま、まぁ構いませんけど・・・」

 

琴音「それじゃあ哲也 スプーン貰ってくね♪」

 

哲也「おう!んじゃ少し待っててくれよな。」

 

木綿季「よーし!今日はいつも以上に頑張っちゃうぞ!」

 

俺と木綿季は皆のために腕を奮った 人数が人数だから少し時間は食ったが無事に人数分の料理が完成した。

 

木綿季「おっ待たせ~♪」

 

哲也「悪いな 1人分作るのに時間食ってな。」

 

俺と木綿季はそう言って4人の前に俺と木綿季の手作りオムライスを置いた。

 

琴音「オムライスだね!美味しそ~!」

 

詩乃「だから時間かかってたのね 納得したわ。」

 

木綿季「ちゃーんとサラダもあるからね♪」

 

鈴奈「これはどちらがメインになって作ったんだい?」

 

哲也「メインは木綿季 俺が補助に回った。一応オムライスは木綿季の1番得意な料理だからな。」

 

渚「オムライスかぁ・・・私が哲也に出した時なんか・・・」

 

哲也「わ、悪かったよあん時は 今度また姉ちゃんのオムライス食べさせてくれ。」

 

渚「うん♪いつでも食べに来なさい♪」

 

木綿季「SAO時代からボクが作ったオムライスを1番美味しいって哲也が言ってくれたんだ♪だから味はお墨付きだよ♪」

 

哲也「んじゃ食べよっか。」

 

木綿季「いっただっきまーす♪」

 

一同「いただきます。」

 

皆はそれぞれオムライスを口に運んだ。

 

琴音「~!!!美味しい~!」

 

詩乃「こんなふわふわした卵一般の家庭で初めて食べたわ・・・!」

 

鈴奈「ここまでレベルが高いだなんて・・・!」

 

渚「哲也が羨ましい・・・」

 

木綿季「えへへ~♪皆に褒めて貰えてよかった♪」

 

哲也「はむっ・・・・・・うん♪やっぱし木綿季の作るオムライスが1番だな♪」

 

琴音「良いな~これだけ美味しいと毎食が楽しみだろうなぁ~・・・」

 

詩乃「でも楽しみすぎると逆に太っちゃいそうね・・・」

 

木綿季「そこは、哲也と同じトレーニングをするんだ♪あんまり筋肉付きすぎるのも嫌だけど太っちゃうのも哲也と釣り会えなくなっちゃうし・・・」

 

鈴奈「2人でするだけでもモチベーションも上がるからね。」

 

渚「木綿季ちゃんもそうだけど哲也も上手いからな~料理に関しては。」

 

哲也「木綿季はあんまし好き嫌いしないからレパートリーも多く揃えられて嬉しいんだよね~♪」

 

詩乃「木綿季の嫌いな食べ物ってあるの?」

 

木綿季「少し前まで椎茸が苦手だったんだけど、それを克服したら今度は長ネギが苦手に・・・」

 

哲也「3歩進んで2歩下がるんだよなぁ木綿季は・・・」

 

鈴奈「でも極端に野菜が食べられないとかじゃないならいいんじゃないかい?」

 

渚「それにしても本当に美味しいわ~♪舌の上でふわっとする舌触りが何とも・・・・・・♪」

 

琴音「専属のシェフにしたいよ~♪」

 

哲也「そう言えばいつも思うんだが、いつも5人前はペロリの木綿季が1人前で足りんのか?」

 

木綿季「そこはデザート食べたりして胃袋を調整してるんだよ~♪」

 

鈴奈「食費がかさばりそうだね・・・」

 

詩乃「養うのも大変そうね・・・」

 

哲也「まぁ頑張るさ・・・・・・」

 

俺達はこうして楽しく会話をしながらオムライスを食べた。皆楽しそうだし美味しいと言って貰えて何よりだ。

 

皿洗い等も終え、落ち着いたところで俺と木綿季が風呂に入ることに。

 

哲也「んじゃ木綿季 お風呂入ろっか。」

 

木綿季「うん!」

 

琴音「私達はもう入って来ちゃったから服着替えちゃうね♪」

 

詩乃「ごゆっくりね。」

 

哲也「おう。」

 

こうして俺と木綿季はゆっくりとお風呂に浸かることに。

 

木綿季「やっぱり皆と一緒だと楽しいね~♪」

 

哲也「そうだな こうして皆と一緒にいられるのが幸せだよ。」

 

木綿季「うん♪あ、言っとくけど浮気したら怒るよ。」

 

哲也「それじゃあ、浮気しないように今の内に味わっちゃおうかな~♪」

 

いつものように木綿季は俺の膝の上で湯船に浸かっていたため、俺は木綿季のおっぱいを揉み始めた。

 

木綿季「ひゃぁ~!?も、もぉ・・・/////」

 

哲也「愛してるよ・・・・・・木綿季・・・・・・」

 

木綿季「・・・・・・ボクも・・・・・・/////」

 

俺は胸を揉みながら木綿季とキスを交わし、俺なりの浮気をしないよと言う想いを木綿季にしっかりと伝えてあげた。

 

木綿季「はぁ・・・はぁ・・・/////もぉ・・・・・・エッチなんだから・・・・・・/////」

 

哲也「ふふふ♪のぼせると危ないからそろそろ出よっか♪」

 

木綿季「うん・・・・・・/////」

 

俺と木綿季は風呂の中で少々エロいことをしてから風呂を出た。

 

木綿季「まったくぅ・・・普段ならいいけど今は皆いるんだからね?」

 

哲也「お前に愛を伝えなきゃと思ってな♪」

 

木綿季「嬉しいけどさ・・・・・・じゃあ哲也 シャツ貸して♪」

 

哲也「はいはい だろうと思って2枚分持ってきたよ。」

 

俺は木綿季に俺が着る予定だったシャツを貸してやると、喜んでそのシャツを着だした。所謂彼シャツだ。

 

木綿季「えっへへ~♪」

 

哲也「ドライヤーはあっちでかけてやるからな。」

 

木綿季「うん♪」

 

俺と木綿季は風呂から出て、皆の待つ部屋に向かうと 皆は何故か星座をしていた。

 

哲也「ん?どうしたんだ皆?」

 

琴音「ひぃ!?な、なんでもないよ!?」

 

渚「うんうん!!!なんでもないなんでも!!!ね、ねぇ鈴奈ちゃん!」

 

鈴奈「そ、そう・・・だね・・・/////」

 

詩乃「・・・・・・ぅん・・・・・・/////」

 

木綿季「?なんで2人共そんなに顔赤いの?」

 

鈴奈「い、いやそれはその・・・」

 

詩乃「・・・・・・なんでも・・・・・・ないから・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・もしかしてなんだが・・・・・・お前ら風呂場に来た?」

 

4人「っ!?」

 

俺のその発言を聞いて4人は肩がビクッとなった うーむ・・・・・・これは・・・・・・

 

木綿季「・・・・・・覗きに来たんだね・・・・・・?」

 

琴音「の、覗いたわけじゃないの!!!2人がどんな風にお風呂に入ってるのかなぁって思って・・・・・・4人で行ってみたら・・・・・・木綿季が・・・・・・/////」

 

木綿季「わぁ~~~~~!!!!!!!!!忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて~~~~~!!!!!!!!!/////」

 

木綿季は一気に顔を赤くしてその場でバタバタと転がり出した。

 

木綿季「だ、だから言ったじゃん!!!!!!皆がいるって!!!!!!」

 

哲也「だ、だってまさか覗かれるとは思わないじゃんか・・・」

 

木綿季「だ、だからってなんでわざわざイかせるのさぁ・・・/////」

 

哲也「そ、それはお前が・・・・・・」

 

渚「ストップ!!!わ、分かったから!!!私達の前で惚気けるのはやめてくれない・・・?」

 

鈴奈「こっちまで恥ずかしくなる・・・/////」

 

詩乃「て言うか既に恥ずかしい・・・・・・/////」

 

琴音「うん・・・・・・/////」

 

木綿季「はぅぅ・・・・・・お嫁に行けないよぉ~・・・・・・/////」

 

哲也「だ、大丈夫だよ!俺が嫁に貰うから!!!」

 

木綿季「そういう問題じゃない!!!」

 

こうして、30分少々は皆口数が減ってしまったのだった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

あれからしばらくして皆の口数も増え始めた。

 

木綿季「全く・・・覗きなんて趣味悪いんだから・・・」

 

4人「ごめんなさい・・・」

 

哲也「そもそもなんで覗きなんてしようとしたんだ?」

 

渚「2人がどんな話してるのかなぁって思って私が提案したんだ・・・罰するなら私を・・・」

 

哲也「まぁJDがJKよりも貧乳なのが既に罰みたいだから置いとくとして・・・」

 

渚「ムカつく・・・・・・!!!」

 

木綿季「まぁもう過ぎたことをグチグチ言い続けるのもつまんないし!皆で遊ぼ!何する?」

 

鈴奈「えぇと・・・僕達が提案するのも申し訳ないし・・・」

 

木綿季「もぉ~別にもういいから♪あれくらい付き合ってればあるあるだよ♪」

 

詩乃「そ、そういうものなのかしら・・・」

 

哲也「まぁ木綿季がそう言ってるんだし 気にしなさんな。」

 

俺は木綿季のことを撫でながらそういった。

 

木綿季「~♪」

 

琴音「じゃあさ!せっかくだし詩乃の親睦兼ねて王様ゲームやってみない?男女比合ってないけど・・・」

 

渚「面白そう!賛成!」

 

詩乃「私も賛成。ちょっとやってみたかったのよね♪」

 

鈴奈「それなら僕も。このメンバーならなんでも出来そうだ。」

 

木綿季「ボクもと言いたいけどなんか嫌な予感するんだよなぁ・・・」

 

哲也「俺は皆が良いならそれで構わないよ。」

 

琴音「それじゃあやろー!という訳で小道具がここに♪」

 

そう言って琴音は割り箸数本を取り出した。

 

哲也「お前は準備良いなぁ。て言うかやる気満々だったろ。」

 

琴音「てへへ~♪さぁさぁ皆割り箸引いて!赤く塗ってあるのが王様だよ~♪」

 

木綿季「よ、よーし!」

 

俺達は琴音の持った割り箸を一斉に手に取った。

 

一同「王様だーれだ!!!」

 

皆で割り箸を引くと、第1王様は俺だった。

 

哲也「あ、俺か。」

 

琴音「ルールはわかってると思うけど、名前指定じゃなくて数字指定で指名してね♪後王様の命令は?」

 

5人「絶対。」

 

琴音「うん♪それじゃあ哲也 1回目の指示行ってみよ~♪」

 

哲也「うーん、それじゃあ・・・・・・1番が2番に頭なでなででどうだ?」

 

渚「あ、私1番。」

 

木綿季「ボク2番!じゃあ渚さんよろしく♪」

 

渚「うん♪」

 

姉ちゃんは木綿季の頭を撫で始めた 良く見る義理の姉が義理の妹を撫でる和やかな光景だった。

 

渚「こんなとこでいいかな?」

 

木綿季「ありがとうございます♪」

 

哲也「まぁ最初はこんなもんで良いだろう。さぁ次行くぞ。」

 

琴音「どんどん行くよ~!」

 

王様ゲームは割とハイペースで進んでいく 後々になると割と難度高めの命令が来るのも覚悟しなくてはならない。

 

詩乃「私が王様ね、それじゃあ4番が3番にしっぺでどう?」

 

哲也「げっ、マジかよ・・・3番だ・・・」

 

鈴奈「なら僕がしっぺさせてもらおう♪」

 

そういった鈴奈の表情はやけにニヤニヤしていた。

 

哲也「よし、んじゃ良いぞ。」

 

俺は鈴奈に右腕を差し出した すると鈴奈は2、3度素振りをすると全力でしっぺをしてきた。

 

哲也「いってぇ!?」

 

鈴奈「日頃の怨みを込めさせてもらったよ♪さぁ次に行こう♪」

 

~王様だーれだ~

 

木綿季「わーい♪ボクだ!それじゃあ5番と3番が手を繋ぐ!」

 

哲也「お、俺3番だ。」

 

詩乃「私が5番ね それじゃあ哲也 はい。」

 

俺は手を出してきた詩乃の手を握った。

 

木綿季「し、しまった・・・!!!哲也の存在を忘れてた・・・!!!」

 

哲也「これで浮気って怒ったら後で俺がお仕置するからな。」

 

琴音「王様の命令は絶対だよ~♪さぁ次!!!」

 

~王様だーれだ~

 

琴音「あ、私だね それじゃあ2番が5番をぎゅー!」

 

木綿季「ボク2番!」

 

鈴奈「じゃあ僕が抱きつかれるんだね 木綿季 いつでもいいよ。」

 

木綿季「それじゃあ、ぎゅー!!!」

 

木綿季は鈴奈のことを抱きしめた。

 

木綿季「よーしよーし♪」

 

鈴奈「ゆ、木綿季・・・そんな頭まで撫でなくても・・・」

 

木綿季「良いの良いの♪ボクにとってはこれもセットでハグなんだから♪」

 

木綿季「そ、そうかい・・・?」

 

渚「何だか良いわね~可愛い子が抱き合う絵面って・・・♪」

 

哲也「百合好きかよ・・・」

 

詩乃「でも楽しそうでいいじゃない♪」

 

哲也「まぁそりゃね。」

 

木綿季「じゃあ終わり♪またね鈴奈♪」

 

木綿季はそう言って鈴奈のことを撫でた。

 

鈴奈「な、なんだか調子狂うね・・・」

 

琴音「それじゃあ次行ってみよー♪」

 

~王様だーれだ~

 

渚「あ、私ね それじゃあそうね・・・1番の身につけてるものを4番が付けるってどうかな?」

 

詩乃「私が1番よ。」

 

琴音「私が4番だよ~♪ところで詩乃が身に付けてるものだと眼鏡・・・でいいのかな?」

 

詩乃「そうね、度数は結構低いから付けても平気だと思う。」

 

詩乃はそう言って琴音に眼鏡を渡した。

 

琴音「それじゃあ・・・・・・」

 

琴音は眼鏡を付けた 結構似合ってて可愛らしい。

 

琴音「次の王様の時に返すね♪」

 

木綿季「よーし!それじゃあそろそろちょっと厳しい命令行っちゃおう!」

 

哲也「それは良いけどさぁ・・・」

 

木綿季「こ、今回はボク公認で許す!!!」

 

琴音・渚・詩乃「っ!!!」

 

鈴奈「い、良いのかい木綿季?彼が付け上がる可能性もあるんだよ?」

 

木綿季「そしたら後でボコボコにするから♪」

 

哲也「まぁ木綿季がそう言うなら・・・・・・んじゃ琴音 続きいこうか。」

 

琴音「う、うん!!!それじゃあ行くよー!!!」

 

~王様だーれだ~

 

木綿季「あ、ボクだ じゃあ早速・・・・・・5番が4番に膝枕♪」

 

渚「私が5番ね。」

 

詩乃「私が4番です。」

 

渚「それじゃあおいで詩乃ちゃん♪」

 

姉ちゃんは星座をすると膝をぽんぽんと叩いて手招きをした。詩乃は姉ちゃんの膝のに寝転んだ。

 

渚「痛くない?」

 

詩乃「はい、大丈夫です。」

 

琴音「それじゃあ次行くよ♪」

 

~王様だーれだ~

 

詩乃「私ね。それじゃあ3番が2番にビンタ♪」

 

哲也「げぇ!?俺2番!?なんで詩乃の命令暴力的なんだよ!?」

 

木綿季「ちなみにボクが2番だよ~♪」

 

哲也「いぃ!?ち、ちなみに王様?威力はどんな分で・・・」

 

詩乃「そうね・・・哲也だったら8割でも平気でしょう♪」

 

哲也「んな馬鹿なぁ~!?」

 

木綿季「よーしそれじゃあどうせ浮気するから今の内に!!!」

 

木綿季はそう言って俺の頬にビンタしてきた かなり乾いた音が響き渡った。

 

哲也「あぶんっ!?」

 

渚「良い音ね~」

 

哲也「詩乃てめぇ・・・!!!」

 

詩乃「王様の命令は~?」

 

哲也「うぐっ・・・・・・」

 

詩乃「ふふふ♪」

 

琴音「か、顔結構腫れちゃったね・・・それはさておき次!」

 

哲也「さておき!?」

 

~王様だーれだ~

 

渚「私ね~ それじゃあそろそろ行こっか!2番が3番にキス♪」

 

琴音「あ、私2番・・・さ、3番は・・・・・・?」

 

木綿季「残念ボクでしたー!」

 

琴音「ガックシ・・・それじゃあいくよ・・・所で唇とほっぺただとどっちなんですか?」

 

渚「うーんどっちでもいいわよ♪」

 

木綿季「ボクもどちらでも♪」

 

琴音「それじゃあせっかくだし・・・」

 

そう言って琴音は木綿季の唇にフレンチキスをした。

 

木綿季「び、ビックリしちゃった・・・/////」

 

琴音「私と木綿季の仲だしね♪」

 

・・・・・・何故だろうか 彼女が仲の良い女の子とイチャイチャしてる姿はちょっと興奮すると言うか新たな感情を呼び覚ましそうなそんな気がしてしまう。

 

哲也「よ、よーし次行くぞー!」

 

~王様だーれだ~

 

鈴奈「僕か・・・・・・それじゃあ3番が5番をお姫様抱っこ 出来なければ素直にハグで構わないよ。」

 

哲也「俺が3番だから大丈夫だ 5番は?」

 

琴音「はいはいはーい私でーす!!!!」

 

詩乃・渚「むっ・・・」

 

哲也「それじゃあ琴音 ちょっと失礼。」

 

俺はそう言って琴音をお姫様抱っこした。琴音は俺の首に手を回し満面の笑みを浮かべていた。

 

琴音「えっへへ~♪」

 

哲也「鈴奈 どれくらいやってたらいい?」

 

鈴奈「せっかくだから次までやっていたらどうだい?」

 

琴音「うんうん♪そうしようそうしよう♪」

 

哲也「分かった んじゃ次行こうか。」

 

琴音「ふんふ~ん♪」

 

渚・詩乃(次こそは・・・!!!)

 

~王様だーれだ~

 

琴音「私だね それじゃあ1番が2番に壁ドンからのキス!」

 

鈴奈「ぼ、僕が受けるのか・・・1番は誰だい?」

 

哲也「俺だな・・・」

 

鈴奈「よりによって君か・・・・・・ってまてよ!?キス!?」

 

琴音「当然唇でもほっぺでもかまいませーん♪」

 

木綿季「むぅ~・・・」

 

渚・詩乃(ずるい・・・!!!)

 

哲也「それじゃあ琴音 下ろすね。」

 

琴音「うん♪」

 

俺は琴音を下ろして、改めて琴音の命令を果たすことに。

 

鈴奈「て・・・哲也・・・本当に・・・するのかい・・・?」

 

哲也「そりゃ王様の命令ですから・・・致し方あるまい・・・」

 

鈴奈「そ、そんな言い方するな!!!僕だって女の子なんだ!!!嫌々するみたいに言われるのは嫌だ!!!」

 

哲也「わ、分かったよ・・・喜んでさせてもらう。これでいい?」

 

鈴奈「ま、まぁどうせされるのならその方が・・・」

 

哲也「んじゃ鈴奈 行くよ?」

 

俺はそういって鈴奈に壁ドンをして、顎をクイッと持ちあげた。

 

鈴奈「す、好きにしろ・・・・・・馬鹿・・・・・・/////」

 

そう言って鈴奈は頬を真っ赤に染めて目を閉じた。

 

俺はそんな鈴奈にフレンチにキスをした 唇ではなく頬に。

 

鈴奈「っ!!!」

 

哲也「はい、命令完了。」

 

木綿季「ほっ・・・」

 

鈴奈「て、哲也!!!頬にするのだったら先にそう言え!!!僕1人で盛り上がってしまったじゃないか!!!!!!」

 

哲也「いやそんな事言われても・・・」

 

鈴奈「も、もう限界だ!!!王様ゲームはここまでだ!!!異論は認めん!!!」

 

琴音「それじゃあ王様ゲームはお開きにしよっか♪」

 

詩乃「残念・・・・・・」

 

渚「また次の機会か・・・」

 

木綿季「良かった・・・」

 

哲也「俺も・・・・・・」

 

こうして、波乱の王様ゲームは幕を閉じた。

 

鈴奈と木綿季には痛い目似合わされたけど琴音の可愛い笑顔と鈴奈の照れ顔を見れたしまぁ良しとするか・・・

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

あれから皆で歯を磨いたりして布団を敷いていたところ。ある程度終わって皆で寝れる箇所も確保出来た。

 

木綿季「てりゃ!」

 

鈴奈「っ!?」

 

木綿季はいきなり鈴奈に枕を顔面に投げた。

 

木綿季「ストライク~♪」

 

鈴奈「木綿季!!!いきなりなんて卑怯だぞ!!!」

 

木綿季「やっぱり泊まりといえば枕投げでしょ~♪という訳でもういっちょ!」

 

鈴奈「させるか!」

 

鈴奈は木綿季が投げた枕を避けたが、それは詩乃にヒットしてしまった。しかもまた顔面に。

 

詩乃「・・・・・・良いじゃない・・・・・・スナイパー相手に上等よ!」

 

琴音「私もやる~!!!」

 

渚「な、なんかしっちゃかめっちゃかになったわね・・・」

 

哲也「あ、あの~?いくら防音されてるからって・・・」

 

詩乃「せりゃ!」

 

俺が皆を宥めようとしている時に、詩乃の投げた枕が俺の顔に直撃した。

 

詩乃「あ。」

 

哲也「・・・・・・・・・てめぇら上等じゃねぇか・・・・・・!!!」

 

渚「ちょ、ちょっと哲也!?」

 

哲也「お前ら全員敵じゃあ!!!」

 

俺がそう言って2つの枕を同時に投げると、1つは木綿季に 1つは姉ちゃんに当たった。

 

渚「アンタねぇ・・・・・・!!!なら私だって!!!」

 

そう言って姉ちゃんも枕を投げ始めた。結局全員が枕投げに参加することになってしまいてんやわんやになった。

 

30分かそこいらは続けて、次第に皆疲れて座り込んでしまった。

 

木綿季「つ・・・疲れた・・・」

 

詩乃「私も・・・」

 

哲也「もう今すぐ寝れる・・・・・・」

 

渚「私も~・・・もう寝ようよ~・・・」

 

鈴奈「僕も賛成・・・」

 

詩乃「も・・・もう限界・・・哲也・・・」

 

哲也「ん?」

 

詩乃はかなりウトウトしていて、眼鏡を手に持ったその状態で俺にもたれかかってきた。

 

詩乃「すぅ・・・すぅ・・・」

 

哲也「ありゃりゃ、寝ちったか。そしたら俺達も寝るとするか 木綿季 電気消しちゃって。」

 

木綿季「了解~!」

 

木綿季はそう言ってリモコンで電気を消してくれた。俺は詩乃のことを俺の右隣に寝かせ、眼鏡を踏まないように別の場所に置いて 布団をかけてあげた。

 

哲也「おやすみ、詩乃。」

 

俺は詩乃のことを軽く撫でた。

 

哲也「さて、それじゃあ・・・」

 

琴音「私が哲也の隣~♪」

 

そう言って琴音は俺の左隣に横になり、左腕に抱きついてきた。

 

渚「人気者ね本当に・・・」

 

鈴奈「それじゃあ哲也 お休み。」

 

鈴奈は琴音の左隣の布団に入った。

 

哲也「おやすみ鈴奈。」

 

木綿季「すぴー・・・すぴー・・・」

 

いつの間に抱きついていた木綿季は既に俺の身体の上で寝ていた 器用と言うかなんというか・・・

 

哲也「木綿季もお休み。」

 

琴音「哲也 お休みなさい♪」

 

哲也「おやすみ 琴音。」

 

渚「それじゃあ私も寝るね 寝てるからって皆に変なことするんじゃないわよ。」

 

哲也「わぁってるよ。」

 

渚「それじゃあおやすみなさい 哲也♪」

 

姉ちゃんはそう言うと俺の頬にキスをしてから詩乃の右隣の布団に入った。

 

哲也「ったく、お休み姉ちゃん。」

 

こうして、皆はそれぞれ眠りにつき始めた。

 

哲也「さて、俺も寝るか・・・・・・」

 

木綿季の上から布団をかけて目を閉じ、眠りにつこうとしたその時だった。

 

木綿季「だーめー・・・!!!」

 

木綿季は俺の顎に頭突きをしてきた。運悪くこんな日に寝相の悪い木綿季の日に当たってしまったようだ。

 

哲也「いってぇ・・・・・・!!!」

 

寝てる皆を起こさないように小さな声で痛みに嘆き、木綿季のことを見てみるとかなり疲れたようで俺によだれをたらしながら鼻ちょうちんを作りそれはそれは気持ちよさそうに眠っていた。あーこんな時でも可愛いなこいつはこんちくしょうめ。

 

木綿季「むにゃむにゃ・・・」

 

哲也「ったく木綿季は・・・」

 

左腕は相も変わらず琴音が枕がわりにして眠っていた。以前勉強会の時も琴音とは寝たことはあるが琴音はかなり寝相が良いから安心出来る。

 

琴音「すぅ・・・すぅ・・・」

 

哲也「木綿季も琴音の寝相を見習って欲しいよ・・・寝てる時もやんちゃなんだから・・・」

 

そうこうしていると寝ぼけた詩乃が俺の右腕に抱きついてきた。

 

詩乃「まくら・・・・・・Zzz・・・・・・」

 

哲也「おいおい・・・枕は・・・まぁ良いか・・・」

 

無理にひっぺがすのも申し訳がないからこのまま寝かすことにした。

 

渚「Zzz・・・Zzz・・・」

 

姉ちゃんはああ見えて寝相が結構良い 生還してから何度か一緒のベットで寝たりしたが蹴り落とされたり布団が剥がれてたり服を脱いでいたりしたことは1度もない。強いていえば何度か俺の胴体に抱きついていたことくらいかな。

 

鈴奈「Zzz・・・」

 

鈴奈は枕を抱きしめながら寝ていた どうやら鈴奈は抱き枕派の様だ。

 

そうこうしてる内に3人の体温で程よく身体も温まり段々と眠くなってきた為、俺も寝ることに。

 

こんな可愛い子が周りにいるんだ きっと良い夢を見られるに違いない。お休み皆 また明日会おう。

 

哲也「Zzz・・・・・・Zzz・・・・・・」

 

~オマケ~

 

哲也「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

あれから寝れはしたが良い夢どころか夢の中で何かに鷲掴みされる夢を見て起きてしまい それから寝れずにいた。

 

いや、だって・・・・・・

 

琴音・詩乃「すぅ・・・すぅ・・・」

 

腕に抱きついていた2人は少し位置がずれて 俺の胴体に抱きついていた。オマケに足を俺の足に絡ませていた為俺の足が動かせなくなっていた。

 

渚・鈴奈「むにゃむにゃ・・・・・・」

 

そして、それにより右隣左隣が空いた為恐らく転がってきた2人が俺の腕に抱きついており、腕が動かせなくなっていた。ていうか姉ちゃんが転がるなんて珍しい・・・・・・

 

木綿季「すぴー・・・すぴー・・・」

 

更に木綿季 未だ俺の上で幸せそうに寝ている木綿季だが、胴体に抱きついている影響で若干ではあるが寝苦しい。

 

どうやらあの鷲掴みにされた夢は5人に抱きつかれたから見てしまったようだ。

 

こんな状況むしろありがたいさ 美女5人にこんなご褒美貰えるなんてまさに役得。

 

でもね?俺だって現役男子高校生さ・・・・・・正直我慢ならん・・・・・・!!!

 

哲也「・・・・・・生き地獄だぁ・・・・・・!」

 

こうして俺は移動も出来ない手も使えないことで所謂賢者タイムにも入れず、そのまま地獄を味わったまま翌朝を迎えるのであった。




哲也に加えて木綿季 琴音 渚 鈴奈と出会うこととなり友好関係を広めた詩乃。

これから哲也を取り巻く環境はどうなっていくのか。

次回は我らが木綿季について、今一度おさらいしてみませんか?

次回もお楽しみに!

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