ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~ 作:畜生ペンギン
その異変はその目で確かめてください!
では本編をどうぞ!
哲也「リンクスタート!」
俺はお決まりのその台詞を叫び、いよいよGGOにログインをした。
ALOのアカウントを引き継いでる俺は以前のような名前入力画面には突入せず、そのままログインできた。
テツヤ「よぉし。ログイン完了だな!」
俺はログインしたてのGGOの街並みを簡単に見渡した。辺りには重装備をしたプレイヤーばかりがそこにはいた。
テツヤ「まぁまずはキリトと合流からだな。」
俺はGGOで初めてとなる第1歩を踏み出した。だが、その最初の1歩で俺は何かを踏んずけて顔からすっ転んだ。
テツヤ「ごぶっ!?」
顔を思い切り強打したから辺りは見れないが恐らく周りのプレイヤーは皆俺の事を見ているだろう。かなり勢いよく転んだし仕方が無いが、俺は何を踏んだんだ?
テツヤ「いつつ・・・一体何が・・・・・・っ!?」
俺が顔を上げた先には鏡があり、そこで初めて自分自身のGGOでのアバターを確認した。
そこには、なんとも綺麗な女の子が座っていた。それ以外には誰も写っていなかった。
テツヤ「・・・・・・ふぇ?」
思わず一声漏らすと俺の声質ではなく、寧ろユウキの声質に近い声が出てきた。
俺が頬を触ると鏡越しの女の子も頬を触る。腕を上げると女の子も腕を上げる。めちゃくちゃな動きをすると女の子もその動きに見事について来ていた。
最後に髪の毛に触れると明らかに男の髪質ではなく、女の子の髪質だった。
・・・・・・・・・うん。これ・・・・・・俺か?
テツヤ「・・・・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
俺は思わずその場から立ち上がり、鏡で全身を見た。長い髪にとても男とは思えない可愛らしい容姿。そしてすらっとした身体付き。どう考えても女の子の身体付きだった。
テツヤ「ま、まさかな・・・?」
見た感じ巨乳ではない、もしかしたら女の子みたいな顔の男って可能性はあった。俺は恐る恐る自身の手を胸元に近づけていった、俺の手は柔らかい感覚を掴み取ってしまっていた。
うん。おっぱいだこれ。
テツヤ「おっぱい・・・・・・ってことはまさか!?」
いや、流石にそれは無い。あれがなけりゃ俺は俺じゃなくなる。むしろ無かったら・・・・・・
俺は祈る思いで自分の手を股間に近づけた。そして手はその俺の望んでいたものを触ることなく、終わった。そう、一番男として必要な俺のアレがない。
俺はどっからどう見ても可愛らしい女の子になってしまっていた。それを追撃するようにステータス画面を見てみると性別の項目が『女』になっていた。
テツヤ「どうなってんじゃァァァァァァァァ!!!!?」
俺はそう叫び、頭を抱えた。訳が分からない。なんで俺が女に?ALOのデータのはずなのに・・・しかも、ネカマプレイはもう今のVRMMO環境じゃ出来ないはずなのに・・・!
何故今の環境でネカマプレイが不可なのかと言うと、男がネカマプレイをすると男性器が無いことに違和感を覚えるプレイヤーが多くなると表明され、長時間に及ぶネカマプレイは下手したら後天的な性同一性障害になる可能性があるとして現状どのゲームでもネカマプレイは不可能になっている。女の子の場合もまた然り。
テツヤ「なんで・・・なんでだよ・・・これじゃあ黒髪のユウキじゃねぇかよ・・・」
俺の髪型はまるでユウキの様に長く、恐らくさっき踏んだのもこの長い髪だろう。
これは明らかなバグだ。恐らくコンバートの際に何かしらのミスが起きたんだろう。こうしちゃいられん。直ぐに運営に・・・・・・ってこのゲームの運営は何の連絡先も公開してねぇんだっけ!?んじゃ俺GGOの間ずっと女!?
テツヤ「そ、そんな・・・こんなバグありかよ・・・!」
俺はその場で倒れ込み、早速の不幸を呪った。
テツヤ「ちくしょぉ・・・どうにか出来ねぇのかよ・・・!!」
俺はそう思いながらその場で座り込むと、目の前を2人のプレイヤーが通って行った。
「なぁ知ってるか?今日本で非公式なんだがGGOのサポートがあるらしいぜ?」
「あぁ、知ってるぜ?なんでも致命的なバグを解決してくれるって噂なんだろ?」
テツヤ「っ!?」
「俺実は電話番号GETしたんだ~♪」
「マジ!?すげぇじゃねぇか!これならいつでもバグ対応してもらえるな!」
テツヤ「ちょっとそこのお兄さん達?」
俺は2人の肩をガッシリと掴み、呼び止めた。今現状をどうにかするにはこいつらから情報を聞くしかねぇ!
「え?なになに?逆ナン?」
「いやぁ困るな~♪でもどうしてもって言うなら~♪」
テツヤ「非公式のGGOサポートの電話番号・・・教えてくれない?」
「え?電話番号?」
「なんで?」
テツヤ「良いから教えろ!!!さもねぇと・・・」
って・・・今は女だったんだな・・・男の時の交渉術じゃ逆効果だろうし・・・なら!!!
テツヤ「ボク~どうしてもその電話番号欲しいな~って思うの・・・駄目?」
俺はプライドをかなぐり捨てユウキのように可愛らしくねだるような声を出しながら首をかしげた。
「そんなに欲しいならあげちゃう!」
「うんうん!」
そう言って1人のプレイヤーが俺にある電話番号をウインドウに出してきた。良し。これでとりあえずは何とかなったな。
テツヤ「ありがと♪じゃあね~♪」
「「じゃあね~♪」」
畜生・・・!これじゃ本当に女になっちまう・・・!!電話番号は手に入れたんだ。とりあえずキリトと合流して一旦ログアウトしなくちゃ・・・!
テツヤ「キリト!!!どこだ!!!」
俺はキリトと合流する為に大きな声で叫んだ、でも辺りでは誰も反応することなく終わった。
テツヤ「んだよ・・・どこにいんだよアイツは・・・・・・仕方ねぇ、この辺で待つか・・・・・・」
俺はキリトを待つために近くの柵によっかかり、キリトのことを待った。
テツヤ「一体どうなってんだよ・・・こんなアクシデント想定してなかったぞ・・・」
俺は自分の置かれた境遇に落胆すると、1人のプレイヤーが俺に話しかけてきた。
「あの~ちょっといいかな?」
テツヤ「はい?なんですか?」
顔を上げると、そこには髪の長い女の子のプレイヤーがいた。
「この辺で初めてログインしたっぽい男のプレイヤーを見なかったかな?」
テツヤ「男?いや、見てないけども・・・」
「そっか。自分はその人と合流しようとしててね 君は?」
テツヤ「俺もそんな感じ。ここで待ってるって言ったのにどっか行きやがって・・・」
「そ、そうなんだね。お互い大変だね。」
テツヤ「ほんとほんと。ったくキリトの野郎どこ行きやがったんだ?」
「っ!?い、今なんて!?」
テツヤ「だから、キリトの野郎って・・・」
俺はそう言いながら相手の顔を見ると、明らかに動揺した顔をしていた。って言うかこの顔どっかで見たような・・・・・・
「あ、あの・・・俺がそのキリト・・・・・・なんだけどなぁ・・・・・・そういう君は・・・・・・テツヤ?」
テツヤ「っ!?キリト!?」
そのプレイヤーはあろう事か自分がキリトだと名乗り出した。いや、アイツは男だ。こんな髪が長い訳・・・でも俺のこと知ってるってことは・・・・・・
テツヤ「・・・・・・キリト・・・・・・?」
キリト「・・・・・・テツヤ・・・・・・?」
俺達は互いに、相手のことを指さして、同じことを言った。
テツヤ・キリト「「誰だお前!?」」
今改めてGGOのキリト見たが、キリトも俺のように女の子になってしまっていた。長い髪に綺麗な容姿。まるで俺と同じ現状だ。恐らくキリトも俺の姿を見て驚いただろう。そりゃ互いに『誰だお前!?』ってなる。
なんだ?コンバート勢は全員そうなっちまうのか?
テツヤ「き、キリトなんだよな!?」
キリト「お前はテツヤであってるんだよな・・・?」
テツヤ「いや待て、お前が偽物の可能性もある・・・・・・俺の彼女の名前は!?」
キリト「ユウキ・・・・・・だろ?」
テツヤ「・・・・・・当たってる・・・・・・」
キリト「じゃあ俺の彼女の名前は?」
テツヤ「アスナ・・・・・・だろ?」
キリト「分かっただろ?俺がキリトだよ・・・こんなんになっちまったけど・・・・・・」
テツヤ「・・・お前もか・・・」
キリト「そのようだな・・・」
テツヤ「はぁ・・・コンバートしたら女にでもなっちまうのか?GGOってのは。」
キリト「はぁ?女?俺は見た目は女の子だけどれっきとした男だけど・・・」
テツヤ「はぁ!?お前!胸は!?」
キリト「無いに決まってるだろ?」
テツヤ「嘘だろ!?」
俺は思わずキリトの胸を触った、確かに女の胸ではなく男の胸元だった。
テツヤ「じゃ、じゃあアレは!?」
キリト「?あるに決まってるだろ?何言ってるんだテツヤ?」
テツヤ「んだとぉ!?」
流石にアレに触れるのは辞めたがどうやキリトは俺の望んでいた女の子のような男ってことになってるらしい。
キリト「・・・その様子だとまさかとは思うが・・・」
テツヤ「・・・・・・触ってみるか・・・・・・?」
俺はキリトの手を取り、自分の胸に近づけさせ触らせた。
キリトは俺の胸の感じに驚いていた。
キリト「な、なんでお前におっぱいが!?」
テツヤ「おっぱいがあるだけじゃない・・・アレがねぇ・・・」
キリト「・・・・・・ってことはまさかお前・・・・・・」
テツヤ「えへへ~♪ボク。女の子になっちゃったみたい♪」
俺はまたユウキの様に振舞ってみた。キリトは明らかに顔を顰めていた。
キリト「ええっと・・・・・・ユウキじゃないんだよな?」
テツヤ「これでも見てくれ・・・」
俺はキリトに自分のステータス画面を見せた。名前はテツヤだが、性別はさっきも言ったように女になっていた
キリト「じゃあ正真正銘テツヤってことか・・・」
テツヤ「うん!そうだよ!」
キリト「一々女っぽくなるの辞めろ!気持ちが悪い!」
テツヤ「えぇ~?キリト酷い~!」
キリト「お前なんだかんだこの状況楽しんでないか?」
テツヤ「なわけあるか!身体に胸があるのもアレが無いのとで違和感感じまくりだ!」
キリト「だよなぁ・・・焦ったところでどうしようも無いだろうしな。女としてプレイするか?今のVR環境でネカマなんて凄いと思うぞ?」
テツヤ「ネカマなんかしてたまるか!一応解決策は見つかった。どうやら非公式のGGOのサポートがあるらしく、その電話番号を手に入れた。一度ログアウトしてそこに電話してみる。」
キリト「そ、そんなものが・・・とにかく!早くログアウトして聞いてこい!俺がお前の身体見とくから!」
テツヤ「すまん!恩に着る!」
俺は急いでログアウトボタンを押し、街中で緊急ログアウトをした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
詩織「ログインしてから心拍数がずっと上がってる・・・一体どうなってんだ?」
哲也「どんなバグだよ!!!」
詩織「んなぁ!?」
俺はログアウトして直ぐに身体を起こし、つい大声を出してしまった。。いきなりの大声に詩織さんを驚かしてしまったようだ。
詩織「な、なんだよ一体!ログインしっぱなしなんじゃないのか!?」
哲也「急用!ちょっと電話しますね!!!」
詩織「か、構わないけど・・・」
俺は早速先程貰った電話番号に電話をかけた、するとツーコール位で電話にでてくれた。
『こちらGGOサポートの者です~と言っても非公式ですけどね~』
電話に出てくれたのは女性のようだ。
哲也「あ!すんません!今さっきGGOにコンバートでログインしたんですけどもコンバート前のアカウントは男なのにGGOだと女になってるんですけど!?」
『ありゃ~それは致命的なバグっすね~男性でお間違いないっすよね?』
哲也「そうですけど?」
『うーん、実はこの前もALOからGGOにコンバートしたプレイヤーが女になってるって連絡が来たんすよ。コンバートしたのはALOからっすか?』
哲也「そうです!ALOです!」
『あ~それなら何とかバグ対応可能っすね~とりあえず最低1週間を見積もってもらえれば。』
哲也「はぁ!?1週間!?1週間女で過ごせって言うんですか!?」
『前の人はそれが嫌だから1週間はログインしなかったって言ってたっすよ?もしGGOで何かしなきゃいけないってなると我慢してもらう他ないっすね。』
哲也「んな馬鹿な~・・・」
『ただ、私達も非公式っすがGGOのサポートっす。必ずどうにかしてみせるっす!あ、アカウント名教えて貰っていいっすか?』
哲也「テツヤです。」
『じゃあ貴方のアカウントのバグを至急治したいと思っす。もしかしたらもっと早く終わるかもしれないっすからそこは乞うご期待ってことで。』
哲也「はい。所で非公式の方々がどうやってバグを?って言うかなんでバクが?」
『企業秘密っすからね~それは言えないんすよ~バグの内容も同じッスね~』
哲也「そ、そうなんですか・・・」
『他に何かご要件は?』
哲也「今回はこの件だけで。んじゃお願いしますね!」
『はいはい~それじゃあ失礼します~』
俺は通話を終わらせ、下手したら任務中ずっと女って可能性も出てきて落胆した。
詩織「な、なんだ?女で過ごすって。」
哲也「まぁ色々と・・・んじゃ詩織さん。もっかい潜りますね。」
詩織「待て。お前ログインしてからしばらく心拍数上がりっぱなしだったぞ?何があった?」
哲也「え?いや、特には・・・」
詩織「ふーん・・・まぁ次のログインでも心拍数がずっと上がってたら拷問してでも何があったか聞くからな。」
哲也「お、お手柔らかに・・・」
俺はそう言い残して、再度GGOにログインした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
再度ログインした俺はキリトに先程のことを伝え、下手をすると任務中は女でいる可能性が高いことを伝えた。
キリト「そ、それじゃあお前どうするんだよ?任務辞めるのか?」
テツヤ「辞めてたまるかよ・・・こうなったらヤケだ!女としてこの任務こなしてみせる!」
キリト「女としてって、男と女じゃ大分勝手がちがうと思うけど大丈夫なのか?それにその発言の仕方じゃ男のままだぞ?」
テツヤ「ごほんっ・・・・・・こんにちは!ボクの名前はテツヤって言うんだ!名前は男の子っぽいけどちゃーんと女の子なんだからね!」
俺は女の子の声を利用し、いつも一緒にいるユウキが言いそうな台詞を言ってみた。
キリト「そ、そうしてみるとちゃんとした女の子らしいな・・・」
テツヤ「俺はお前の前ではこうしていつもの口調で喋るが、他のプレイヤーと接触した時は長年連れ添ったユウキらしい口ぶりで喋る。要はお前の前では普通にするがそれ以外では女として過ごすってことだ。嫌だけど変な奴だと思われたくないし仕方あるまい・・・」
キリト「今回の任務は一筋縄じゃ行かないってことだな・・・」
テツヤ「そういう事だ・・・まぁしょげてても仕方ねぇ!キリト!誰か見つけて情報収集だ!」
キリト「あぁ!そうしよう!任務開始だ!」
俺はキリトとハイタッチをし、互いの気合を入れた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
あの後、キリトと歩いているとそれはもうナンパナンパ雨ナンパと言わんばかりに男が声をかけてくる。鬱陶しくて仕方がない。
テツヤ「だからぁ!余計なお世話だって言ってんのが分かんねぇのか!?」
「ひぃ!?すんませんでしたぁぁ!!!」
俺が睨みを聞かせながらそう言うと、ナンパ目的で声をかけてきた男はどこかへ走っていった。
キリト「おい・・・あんまし派手な声を出すな・・・怪しまれるだろ?」
テツヤ「仕方ねぇだろ・・・!ナンパなんかアレでいいんだよアレで!」
キリト「ったく・・・これじゃあ男のまんまだな・・・」
テツヤ「メインストリートじゃ拉致があかねぇ!裏道行くぞ!」
キリト「お、おい!?」
俺達の現状の目的はデスガンに名を売ること。ってなると当然強いってとこを見せつけなくてはいけない。そんな訳で安い武器屋での武具捜索と、総督府に向かいそこで行われるらしい最強プレイヤー決定戦に出場登録することが現状の目的。なんだけどどいつもこいつもナンパしかしてこねぇ女を求めた醜い野郎どもばかりが邪魔をしてきてうんざり。だから一旦メインストリートを外れて裏道に進むことにした。したんだが・・・
テツヤ「うーん、裏道に入ったはいいが・・・」
キリト「お前迷ったとか言うなよ・・・?」
テツヤ「てへ♪迷っちゃった♪」
キリト「ふざけるなよ!?総督府に行かなきゃ俺達の目標は果たせないんだぞ!?」
テツヤ「分かってるっての!うぅん・・・」
俺はこの状況を打破する何かいい方法を考えてみるけど、初めてのゲームで右も左も分からない状況じゃお手上げに近い。こりゃちょっとやばいかも・・・
そう思ってると、数メートル先を青い髪をした女の子のプレイヤーが歩いていた。互いに赤子同然のこの状況。もうこの際あの子に道を聞いちまおう!
テツヤ「ねぇね!そこのお姉さん!」
キリト「お、おい!?」
俺は走りながらその女の子の元へ向かった。女の子は止まってこちらを振り向いてくれた。
「何?」
テツヤ「はぁ・・・あ、あのね?ちょっと道を聞きたいんだ!良いかな?」
キリト「お、おい!?今度はお前がナンパしてどうするんだよ!」
テツヤ「今は俺は外見女だ!ナンパには見られねぇよ!」
俺とキリトは小声でそう話した。そう、今の俺だったら女の子でも怪しまれずに話を聞けるのはいい点だ。
「ええっと・・・話し合い?」
テツヤ「あ!大丈夫大丈夫!ボク達ログインしたばかりでGGOのこと全然分からないから道に迷っちゃって・・・」
「ログインしたばかりなのね。それじゃあ案内してあげるわ どこに行きたいの?」
テツヤ「ええっとね!安めの武器屋さんと総督府に行きたいの!お願いしていいかな?」
「ええ。良いわよ。女の子2人じゃナンパされて大変でしょ?」
テツヤ「そうそう!ボク達さっきっからナンパされっぱなしで・・・」
キリト「えっ!?いや、その・・・」
キリト(ど、どうする・・・このまま女だと偽るべきか・・・はたまた本当のことを話すべきか・・・・・・どうせほんの少しの付き合いになるだろうしまぁ良いかな・・・・・・)
キリト「そ、そうなんですよ!ナンパを断るのも大変で・・・ね?」
テツヤ「ねー!」
「仲が良いのね。友達?」
テツヤ「うん!リアルでも知り合いなんだ!」
キリト「ね♪」
「そうなのね。それじゃあ2人の案内を受け持つわ。着いてきて。」
そう言って青髪の女の子は俺達の前を歩いていった。
テツヤ「お前もやれば出来るじゃんか。」
キリト「あの子には悪いがしばらくは俺も女ってことにさせてもらおう・・・その方が都合も良さそうだしな・・・」
「どうしたの?また何か話ごと?」
テツヤ「ううん!なんでもないよ!早く行こ!」
キリト「う、うん!」
こうして、俺達は女の子に道案内をしてもらうことに。
幸先は不安だけど女の身体にも慣れてきたし、こっからは暴れるぜぇ!!!
まさかのバグで女の子になってしまったテツヤと女の子みたいな容姿ではあるが男のまんまのキリト。
互いに違いはあるが幸先が不安なことは明らか。
そんな中2人は道案内役に青髪の女の子のプレイヤーを選び、総督府までの案内をしてもらうことに。
2人は無事にデスガンに会うことは出来るのか?
次回は2人の武器調達!2人はどのような武器を選ぶのか!?お楽しみに!