ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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すいません!ここ1ヶ月新生活に慣れずになかなか時間が取れずにまた時間をかけてしまいました!

ひとまず本編をどうぞ!

※今回は野球部回となります。余り野球に興味が無いという方は最後の数行だけご覧いただけたら幸いです。


Part106 合宿~過酷な1週間~

いよいよ蝉の大合唱も始まり、哲也達にも久々の夏休みがやって来ようとしていた。

 

だがしかし、哲也達には夏休みよりも先に過酷な1週間が始まろうとしていた・・・

 

何故か?それはこの会話を見て欲しい。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

哲也「いやぁ~いよいよ夏休みだな~!」

 

翔「あぁ、久々の夏休みだし色々とやりたいな。」

 

新井「皆で夢の国行こうぜ~!」

 

木綿季「夏休み目前で皆はしゃいでるね~」

 

琴音「だね♪」

 

夏休みを前にはしゃぎまくる野球部員の皆。だが、実はこの喜びも無理した喜びだったのだ。

 

事は一週間前に遡る。

 

~回想~

 

哲也『いよいよだ・・・・・・いよいよ公式大会が始まるぞ!!』

 

そう、1週間前は公式大会が始まる直前だったのだった。

 

大会前とあり野球部の盛り上がりは最高潮。それに伴い練習の熱も入りまくるのであった。

 

翔『何勝出来るかだよな・・・』

 

新井『全勝しようぜ全勝!』

 

東山『出るなら勝ち目指して行こうぜ~!』

 

新庄・凛『『・・・・・・・・・』』

 

鳥坂『どうしたんすか?先生2人黙りこくって!』

 

中原『問題でも?』

 

凛『あ、あのぉ・・・その事なんだけどぉ・・・』

 

哲也『どうしたんすか?いつもの先生らしくない。』

 

新井『そーだそーだ!凛ちゃんらしい元気がない!』

 

東山『元気だしてくださいよ~!』

 

新庄『あー・・・じゃあハッキリ言わせてもらおう・・・皆すまない・・・俺達は来年度以降出ないと・・・゛公式大会には出れない゛・・・!!』

 

部員一同『・・・・・・・・・えっ!?』

 

哲也『こ、公式大会に出れないってどういうこと!?』

 

新庄『いや、俺が連盟の方に出場申請しようとしたらだな・・・人数が少なくとも10人以上いないといけないって言われてな・・・何かあった時の為に控えメンバーは絶対必要だったんだが・・・俺はその事を忘れてて・・・』

 

凛『今年新入部員が入ってくるのもあまり望めなさそうだし・・・今年は大会出れないことになりそうなの・・・ごめんね皆・・・・・・』

 

哲也『う・・・・・・嘘だ・・・・・・ろ・・・・・・』

 

翔『な、なんの為に俺達はここまで・・・・・・!』

 

新井『た、大会が・・・・・・・・・』

 

新庄『すまん!全部俺の責任だ!申し訳ない!!』

 

哲也『来年に持ち越しかよぉぉぉぉぉぉ!!!!』

 

~回想終了~

 

とまぁ、こんな感じで今年大会に出ることは不可能となり、哲也達野球部員は意気消沈していたのだった。

 

哲也「はぁ・・・大会出たかったなぁ・・・」

 

新井「まぁ、仕方ないさ・・・来年に備えて練習しなきゃな・・・」

 

翔「落ち込んでても仕方ないか・・・切り替えて練習するか!」

 

鳥坂「さんせー!もっともっと上手くなってやるぜ!」

 

福井「来年に備えてバッティングを磨く!」

 

中原「よぉし!福井には負けねぇぞ!」

 

赤木「俺の足も磨くぜ!」

 

皆が続々とやる気を復活させてく中、大きな声を上げながら凛が部室に入ってきた。

 

凛「その意気よ皆!!」

 

新井「あっ!見ててください!来年のホームランは貴女に捧げます!」

 

東山「汚ぇ!なら俺はファインプレーを!」

 

赤木「盗塁を!」

 

金田「なら俺だってホームランを!」

 

凛「ははは・・・ありがとね皆・・・」

 

新庄「よし。皆やる気は充分だな。」

 

凛の後に続き、新庄も部室に入り、野球部関係者が全員揃った。

 

哲也「先生!早速俺達に練習を!」

 

新庄「待った。今回の大会の件。非常に申し訳なく思ってる。そこでだ。皆の練習へのやる気を買い。1週間程度合宿をやろうと思っている。」

 

哲也「えっ!?嘘!?」

 

翔「ほ、ホントですか!?」

 

新庄「ホントだ。明日終業式があり、夏休みに突入する。そこで明後日から1週間!みっちりお前達を鍛え上げて来年に備えようと思う!!場所は学校!校長には許可取った!寝食を共にすることでチームワークを上げることも考えている!異論はあるか?」

 

一同「無いです!!!!」

 

新庄「よし、なら覚悟しておけよ。1週間は寝ても冷めても野球野球と行こうじゃないか。合宿終わったら休みは取らせる。だから死ぬ気でやれ!」

 

凛「もちろん。私のノックもあるからね♪」

 

新庄「という訳だ。今日明日は練習休んで、明後日からの地獄に備えとけ。今日はそんだけだ。んじゃまた。」

 

凛「またね♪」

 

そう言い残して先生2人は部室から退出した。

 

哲也「いやぁ合宿かぁ~!!待ってましたよこういうの!」

 

翔「なまった身体を更に叩き起すのに丁度いい!」

 

新井「よぉし!1週間乗り切って進化してやるぜ~!」

 

木綿季「琴音!ボク達もサポート頑張ろうね!」

 

琴音「うん!頑張ろ!」

 

こうして、終業式の翌日からは合宿が予定されることになったのだった。

 

~翌日~

 

今日は夏休み前最終日。校長の有難い話も聞き終わり、哲也達は教室に戻っていた。

 

凛「はい!という訳でいよいよ夏休みが始まりますよ~!遊ぶのも良し!バイトするのも良し!勿論勉強も忘れずにね!」

 

一同「はーい!」

 

凛「勿論だけど犯罪なんてしちゃダメよ?それじゃあ!話長くするのも嫌だし!先生からは以上!皆元気に夏休み明けも登校して来てね!」

 

こうして、皆の夏休みは始まるのであった。

 

哲也「よぉし!帰ろうぜ!」

 

木綿季「うん!」

 

翔「明日からの準備もしなきゃな。」

 

哲也「んじゃ明日から頑張って行こう!」

 

哲也達の準備もある程度終わり、あっという間の翌日。

 

~学校~

 

新庄「よぉし、誰一人として休んでねぇな。」

 

哲也「もち!」

 

翔「ここで休むようなやついませんよ。」

 

新庄「ま。それもそうか。んじゃ皆。これが大体のスケジュールだ。」

 

そう言って新庄は1日の大まかなスケジュールを皆に見せた。

 

そこには多くの厳しい練習メニューに加え、哲也と翔には特別メニューが課せられていた。

 

新井「うぇぇ・・・なんだこの練習メニュー・・・」

 

東山「予想より遥かに厳しい・・・」

 

哲也「先生?俺と翔の特別メニューって?」

 

新庄「あぁ、それに関しては今日の夜から実行する。哲也と翔以外は素振りだからな。」

 

凛「良い皆!頑張るのも大切だけど!怪我したら元も子もないから少し痛むなと感じたらすぐ言ってね!マネージャー2人と私が直ぐに駆けつけるからね!」

 

新庄「そういう事だ!んじゃ皆!1週間気張ってくぞ!!!」

 

一同「おぉー!!!」

 

こうして、野球部の1週間の合宿が始まった。

 

合宿のメニューはノック、素振り、投げ込み、ベースラン等。極々普通のメニューを普段よりも倍の数こなすことで、いつもの練習よりも密度を上げるのが狙いだ。

 

午前中は基本的に走り込みを行い。午後から道具を使った練習をする方針が今回の合宿。

 

さて、皆はどのくらい成長することが出来るのだろうか。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

哲也「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」

 

翔「き・・・きつい・・・」

 

新井「ご、午前中でこれかよ・・・!」

 

俺達は午前中とことん走りまくった。ベースランを何度も行い。ポール間ダッシュも何度も行い。とにかく何度も走りまくって足がガタガタだ。

 

新庄「まぁ初日の午前中だし仕方ないか。んじゃ飯食うぞ~」

 

哲也「飯って・・・」

 

東山「喉通らねぇよ・・・」

 

食事に関しては昼飯は午後の練習で吐いたりしたら練習にならないから普通程度の食事だけど、夜に関しては丼2杯分のノルマを課せられている。

 

昼食に関しては、皆疲れから喉を通らない。仕方ないが余り食べないのも午後に響くので頑張って食べた。

 

そして、午後に関しては道具を使った練習。ノックやバッティング等基礎を何度も行い身体に染み込ませていく。

 

そう、何度も何度も。

 

哲也「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」

 

何度も。

 

翔「うぐっ・・・キッツ・・・」

 

何度も・・・

 

新井「うぇぇ・・・」

 

こうして、何度も行った練習も午後6時を迎え、終わりを告げた。

 

新庄「よぉし。練習終わり!ストレッチは入念にやっとけよ~」

 

哲也「だぁ~・・・疲れたぁ・・・」

 

翔「こ、これが1週間か・・・」

 

新井「やって行けるか不安だ・・・」

 

文字に起こすとそこまで大変そうに感じないもしれないけども、本当に大変だ。1週間これをやるとなると慣れるのが大変そうだ。

 

ただ、俺と翔に課せられた夜の特別メニュー。一体なんなんだろう?

 

~夕食後・夜練~

 

夕食を食べ終え、夜練の時間。俺と翔を覗いた皆は素振りを行っている。

 

新庄「さてと、2人共。準備は良いか?」

 

哲也「準備って・・・」

 

翔「゛アミュスフィア゛なんて持たせて何するんですか?」

 

そう、俺達2人に課せられた持ち物はアミュスフィアとALO。一体なんに使うのかは理解が出来ない。

 

新庄「まぁこれはお前達にしかできない練習方法だと思ってな。実はな。俺達先生はこの学校に入る時はこのアミュスフィアを使って所謂VR慣れしとけって言われてんだ。」

 

哲也「へぇ~そうなんですか。」

 

新庄「んで、まぁ似たようなものだってんでALOってやつを数十時間単位でプレイさせられてな。SAO生還者の気持ちを理解しとけってことだな。」

 

翔「そんなことがあったんですね。」

 

哲也「でも、それとこれと何か関係ありますか?」

 

新庄「まぁ要するに、このALOでお前達の特訓をするってことだよ。」

 

哲也「え、ALOで!?」

 

翔「ど、どうやって!?」

 

新庄「まず、哲也に関しては間近くでノックをして、瞬発力、判断力を鍛える。翔に関しては間近くでピッチングをして貰い、バッティングを鍛える。これを現実でやろうとなると怪我の可能性が大きく高まるからな。ただ、VR世界ならいくらボールをぶつけられようが、平気だろ?」

 

哲也「そりゃまぁ・・・」

 

翔「怪我はしませんけども・・・」

 

新庄「大丈夫だ。助っ人もいる。入って良いぞ~」

 

先生がそう言うと、木綿季と琴音が入ってきた。

 

木綿季「じゃじゃーん!」

 

琴音「助っ人登場だよ!」

 

哲也「2人が助っ人ってことは・・・」

 

新庄「そう。2人にもALOを使ってもらって、哲也と翔の手伝いをしてもらう。俺は悪いけどVRは無理みたいで直ぐに酔っちまうから練習面に関してはマネージャーの2人に任せてる。まぁサボるようならすぐ分かるし、何しろお前達はサボるなんてことしないって信じてるからな。」

 

哲也「そういうことなら頑張るか!」

 

翔「あぁ!やってやろう!」

 

木綿季「言っとくけどスパルタで行くからね!」

 

琴音「覚悟しててね!」

 

とまぁ、そんな訳で夜は昼間はリアルで。夜はALOでの練習となった。

 

~ALO~

 

テツヤ「よぉし!準備OKだ!」

 

ショウ「こっちもいいぞ!」

 

ユウキ「それじゃあボクがテツヤを見るからね!」

 

フィリア「ショウは私が見るよ!」

 

テツヤ「よし!んじゃ頼むなユウキ!」

 

ショウ「よろしくなフィリア。」

 

ユウキ「ノルマはこれだよ!」

 

そう言ってユウキは2箱一杯に入った野球ボールを取り出した。

 

テツヤ「えぇ!?お、お前夜練って普通そこまでやらねぇだろ!?」

 

ユウキ「言ったよね?スパルタで行くって。」

 

な、なんてこったい・・・ユウキのスパルタモードめんどくせぇんだよなぁ・・・

 

テツヤ「うぅ・・・が、頑張ります・・・」

 

フィリア「ショウも同じ量やるよ!」

 

ショウ「が、頑張るぜ・・・」

 

さて、こうして俺と翔の特別メニューが開始された。

 

ユウキ「でりゃ!」

 

テツヤ「ほぶっ!?」

 

俺はユウキに間近くからノックをしてもらい、そのほぼ初速の状態で迫り来るボールを何度も何度も顔で受けた。

 

ユウキ「むぅ~!もう何球も顔で受けてるよ~!?そんなんで良いの~!?」

 

テツヤ「い、痛くないけどこう何度も顔に受けてると感覚が鈍ってくる・・・」

 

ユウキ「ほら!寝転がってないで立つ立つ!」

 

テツヤ「うぅ・・・」

 

俺も全然ボールが取れないけどショウもショウで全然打ててないでいた。

 

ショウ「う、打てない・・・」

 

フィリア「うーん、一応システムでアシスト受けて完全に良いコース・速い速度でボールも投げれてるんだけど・・・」

 

ショウ「嫌、打てない俺が悪いんだ。そのまま頼む!」

 

フィリア「うん!それじゃあ行くよ!」

 

テツヤ「ショウだって辛いんだ・・・俺だって!」

 

ユウキ「その意気だよ!もういっちょ!」

 

テツヤ「ごぶっ!?」

 

こうして、地獄の1週間が幕を開けた。

 

2日目~3日目まではなかなか練習になれずにいた俺達であったが、時折差し入れを届けに来る来客のおかげで誰も諦めずに練習を続けていた。

 

里香「あんた達!差し入れよ~!」

 

哲也「おっ!アクエリか!助かるよ!」

 

新井「こうも熱い状態で練習を続けてたら塩分が恋しくなるよな~!」

 

木綿季「差し入れありがと里香!皆喜んでるよ!」

 

琴音「辛い練習の時に人の助けがあると嬉しいものだよね~♪」

 

新庄「篠崎、良かったら練習見に行っていかないか?」

 

里香「はい!そうします!」

 

凛「さて!篠崎さんのいる前で情けない姿は見せられないわよ~!」

 

鳥坂「ひぇ~!頑張らないと~!」

 

金田「恥ずかしい姿は見せられないな!」

 

赤木「やってやるぞ~!」

 

哲也「女に飢えてるメンバーには効果覿面だな。」

 

翔「だな。」

 

俺と翔は昼間はこうして練習を続け、夜にはVRでの練習も怠らなかった。

 

~3日目・夜練習~

 

ユウキ「とりゃ!」

 

テツヤ「ぬぅ!?」

 

俺は今までなら顔に当たっていた打球を不格好ではあるが取れるようになった。

 

ユウキ「ようやく反応できるようになったね!」

 

テツヤ「ま、まぁね・・・ふぅ・・・」

 

俺も取れるようになり、ショウの方も上手く近くから投げられたボールを上手くミート出来るようになっていた。

 

フィリア「やったねショウ!」

 

ショウ「あぁ、ようやく目が慣れたよ。」

 

ユウキ「よし!それじゃあもっと近くからノックするね♪」

 

テツヤ「いぃ!?これ以上近くに!?」

 

ユウキ「文句ある?」

 

テツヤ「な、無いです・・・」

 

フィリア「ショウも、もっと近くから投げるよ!」

 

ショウ「あ、あぁ。頼む。」

 

3日目までの練習も終わり、4日目に突入。4日目に入ると皆段々と練習をスピーディーにこなせるようになって行った。

 

新井「よぉし!昨日のタイム更新!」

 

翔「俺も!」

 

木綿季「凄い凄い!皆昨日よりも早くなってる!」

 

琴音「この練習に慣れてきたみたいだね!」

 

新庄「よぉし。皆午前の練習は終わりだ。お疲れさん。」

 

哲也「あれ?もう終わりか?」

 

福井「あっという間だな。」

 

凛「皆練習に少しずつ慣れたのよ♪その調子その調子♪」

 

哲也「よし!午後もこの調子で頑張るぞ~!」

 

午後の練習でも、皆の成長の成果は現れていた。

 

鳥坂「よっと!」

 

哲也「おっ!昨日取れなかった打球!」

 

鳥坂「いやぁ身体が上手い具合に反応してくれてね~」

 

哲也「その調子で頼むぜ!」

 

守備練習では昨日は取れなかった打球が取れるようになったり。

 

新井「あらよっと!」

 

翔「おっ、苦手なコースなのにいい打球。」

 

新井「この数日腐るほどこのコースを打たされたからな。嫌でも上手くなるさ。」

 

翔「なら、そのままもっと成長出来るといいな。」

 

新井「おう!任せとけ!」

 

打撃練習では打てないコースを打てるようになったりと、皆それぞれ成長の色を出し始めていた。

 

5日目には明日奈と姉ちゃんが一緒に差し入れに来てくれて、数人のやる気は満々に。

 

渚「哲也の練習見るのなんて久しぶりね~」

 

明日奈「私は余りこういった機会が無かったので少し嬉しいです♪」

 

新井「お前~!」

 

東山「あんな可愛い姉さんいるなら紹介しろよな~!」

 

哲也「えぇ~?辞めとけって。暴力満点の怪獣だぞ?」

 

渚「ゴラァ!!聞こえてんのよ馬鹿哲也ァ!!」

 

哲也「事実を言ったまでです~!」

 

渚「あんた後で覚えときなさいよ!!」

 

新井「怒って姿がまた可愛い・・・!」

 

東山「あんなお姉さん欲しかった・・・!」

 

赤木「なんで哲也ばっかし・・・」

 

金田「悔しい・・・」

 

哲也「女だったらなんでも良いのか己らは・・・」

 

木綿季「ねぇね明日奈。今日和人は?」

 

明日奈「うーん、誘ったんだけど予定があるって言って来れなかったの。」

 

琴音「残念だね。和人が来てたら練習の手伝いしてもらおうとしたのに。」

 

明日奈「体力に自信のない和人君には良い体験かもね♪」

 

哲也「よし!それじゃあ休憩も終わりだ!あんな凶暴姉ちゃん見てないで走るぞ~!」

 

渚「あの馬鹿弟め~・・・!!」

 

こうして、合宿は6日目の夜を迎え、俺と翔のVR練習も仕上げを迎えていた。

 

ユウキ「よぉし・・・・・・行くよテツヤ!!」

 

テツヤ「よし来い!!」

 

ユウキ「そりゃ!」

 

テツヤ「よっと!」

 

ユウキ「はっ!」

 

テツヤ「なんの!」

 

ユウキ「でぇい!」

 

テツヤ「楽勝!」

 

ユウキ「うわぁ~!遂に超至近距離ノックを3球連続で取っちゃった!」

 

テツヤ「6日間の練習の成果が現れたってわけさ!」

 

ユウキ「流石はボクのテツヤだね!」

 

テツヤ「へへへ♪ありがとなユウキ♪さて、ショウの方は・・・」

 

ショウ「俺も、課題の超至近距離の豪速球を打ち返せたぞ。」

 

フィリア「はぁ・・・はぁ・・・あんな至近距離からのボール打てるなんて・・・凄いねショウ!」

 

ショウ「これもフィリアのおかげさ。ありがとう。」

 

フィリア「私達が手伝ったかいがあったよ♪」

 

ユウキ「2人共お疲れ様♪」

 

テツヤ「ありがとう2人共!」

 

ショウ「きっと他の皆より成長出来たよ。」

 

フィリア「これからも練習頑張ってね♪」

 

俺達のVR練習も終了し、いよいよ合宿最終日。

 

新庄「皆。1週間よく頑張ったな。練習にも慣れ、皆にはそれ相応の力が備わったはずだ。ただ、お前達1人の頑張りではなく、メンバー全員力合わせての今日この日だと思って欲しい。」

 

凛「皆。差し入れに来てくれた人達にも感謝の気持ちも忘れちゃいけないよ?」

 

部員「はい!」

 

新庄「よし!それじゃあ皆!合宿は今日を持ってお終いだ!これから約1週間練習は休みにする!また練習の日は追って連絡を入れる!皆お疲れ様!」

 

凛「お疲れ様皆♪」

 

部員「お疲れ様でした!!」

 

こうして、1週間の合宿が幕を閉じた。

 

哲也「うーん!終わったな!」

 

木綿季「お疲れ様♪」

 

琴音「いい1週間だったね!」

 

新井「あぁ!有意義な1週間だったな!」

 

翔「だな。」

 

東山「また来週から頑張っていこうぜ~!また1週間後ね~!」

 

哲也「おう!またな!」

 

翔「またな。」

 

俺達は皆と別れ、家に帰った。

 

哲也「はぁ~疲れた!」

 

木綿季「お疲れ様~・・・」

 

哲也「うん・・・1週間はゆっくりと休もう・・・」

 

木綿季「だね・・・」

 

俺と木綿季は1週間の疲れで倒れたように互いに眠ってしまった。

 

明日からの1週間。俺は何をして過ごそうかな。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

~???~

 

「ゼクシード・・・・・・偽りの勝利者には・・・・・・裁きを!!!!」

 

 

 

 

 

次回より GGO編 突入




夏の大会に出れなかった哲也達だったが、1週間の合宿により過酷な練習を乗り越えたチームメンバーは恐らく大きな成長が出来たでしょう。

そして、テツヤとショウは普通なら出来ないような練習もマスターすることが出来、より一層2人は成長を期待できそうだ。

さて!次回からですがいよいよGGO編の突入となります!

ですが、ここで幾つかGGO編に入るまでの諸注意があります。

・私自身GGO編をあまり覚えてないのでアニメを一通り見た後にGGO編の話を練ります。この都合上GGO編1話を投稿するのにまた時間がかかる可能性は高いです。何卒ご了承願います。

・以前のSAO編、ALO編のように原作通りに進まないことがあるとは思いますが、ご了承願います。

・話を見返して書くのですが、それでも尚何か設定のミスがあれば私に是非教えてください。意図的にそうしてる場合は恐らく物語の中で補足を入れる予定です。

以上3点が諸注意です。

次回からいよいよ舞台を移しての戦いに!哲也の運命はいかに!

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