ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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前回かなり遅れたので今回早めに出せて良かったです!

今回は部活で披露する哲也を癒す木綿季の回です!

ではどうぞ!


Part102 部活明け~木綿季のケア~

哲也「よっしゃ!!」

 

哲也は自身の右腕でガッツポーズを作り、喜びを顕にした。

 

そう、今日は野球部の練習試合。この日も見事勝ちに貢献した哲也は試合を作り、チームに勝ちを呼びこんだ。

 

木綿季「やった!勝てた!」

 

琴音「やったね!」

 

マネージャーである2人はハイタッチをして喜びを表した。

 

新庄「2人共、哲也にアイシングを用意してくれ。1人でできるならもう1人は荷物をグラウンドから出してもらいたい。」

 

木綿季「じゃあボクがアイシング作ります!」

 

琴音「じゃあ私は荷物出しを!」

 

新庄「分かった。じゃあよろしく頼むな。俺は相手の先生と話してくるからさ。」

 

夏が目の前ということもあり、チームは一丸となり日々活動をしている。

 

もちろん、練習試合は簡単でもないし、色々と疲れも溜まるが、勝利のためならばそれも厭わないのが今の状況だ。

 

ただ・・・・・・・・・・・・

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

~哲也家~

 

哲也「づがれだぁ・・・」

 

俺は自分の部屋に入るなり、予め敷いておいた布団の上に倒れ込んだ。

 

木綿季「あっ!?こら!まだシャワーも浴びてないのに!汚いでしょ!」

 

哲也「だってだってぇ・・・いくら投手がいないからって投げさせすぎだってぇ・・・」

 

俺がこうなってるのにも理由がある。理由は簡単。練習試合の度に登板し、完投が当たり前になってた俺はここ最近だけで6試合中6登板4完封6完投。

 

野球が分からない人にこのキツさを伝えるとしたら、恐らくだけどSAOのアインクラッドを1人で1層から5層近くまで突っ走った感じかな?俺や木綿季みたいなサポートも無しで。

 

木綿季「それもそうだけど、哲也がいなきゃ試合にならないんだよ?みーんな哲也に感謝してるんだから!」

 

哲也「だからって6完投はキツいってぇ・・・」

 

木綿季「まぁ哲也は三振取るタイプの投手だから球数も増えちゃうよね・・・」

 

哲也「肩は大丈夫だけどもう普通に疲労がキツい・・・・・・」

 

木綿季「うーん・・・・・・・・・あっ!そうだ!」

 

木綿季は何やら閃いたような口調でそう言った。

 

哲也「どした・・・?」

 

木綿季「ボクが身体のケアしてあげる!」

 

哲也「ケア・・・?」

 

木綿季「これでも独学でケアの方法とか調べてたんだ♪今日はボクが哲也の身体を癒してあげるよ!」

 

哲也「木綿季のケアか・・・・・・申し訳ないけど頼もうかな・・・・・・」

 

むしろ、してくれないと身体が悲鳴をあげる可能性もある。やっと戻った現実世界で身体だけはぶっ壊したくないもんだ。

 

木綿季「まっかせなさい!それじゃあまずはお風呂の準備から!哲也、ボクお風呂洗うから悪いんだけど洗濯物だけ出しといて!」

 

哲也「りょーかい・・・」

 

木綿季は風呂場に向かっていった。独学で学んだって言ってたけど、大丈夫なんかな?

 

まぁ、木綿季のことだ。ちゃんと今ある知識だけでも実践できるはず。

 

俺はとりあえず今日使ったユニフォーム類を洗濯カゴに入れといて、木綿季を待った。

 

~数分後~

 

木綿季「お待たせ!哲也!お風呂湧いたよ!」

 

哲也「おぉ、んじゃ。」

 

今日の分の疲れは取れたが、蓄積した疲労でガタガタなってる身体を立ち上げ、風呂場に向かった。

 

風呂場の前には既に裸になり、タオルを巻いた木綿季が立っていた。

 

木綿季「哲也、脱いだらお風呂場に入っちゃって!あ、まず湯船に入る前に身体洗うからね!」

 

哲也「おっけー」

 

俺は着ていた衣類を脱ぎ、ふろ場に入った。それに続き木綿季も。

 

木綿季「さ!椅子に座って!」

 

哲也「あいよ。」

 

俺は風呂場の椅子に座った。後ろで木綿季がボディーソープを泡立てていた。

 

木綿季「じゃあまずは背中から洗うね♪哲也はリラックスしててね♪」

 

哲也「おう。」

 

木綿季はいつものように身体で洗うのではなく、ごく普通に洗い始めた。なんか新鮮な気分。

 

木綿季「やっぱし哲也の背中は大きいな~ ところで哲也の身長って幾つ?」

 

哲也「んー・・・・・・確かこの前測ったときで177とか?」

 

木綿季「うそぉ!?そんなおっきいの!?」

 

哲也「いやいや、目指すは後+10cmの188位だから、こんくらい通過点だよ。」

 

木綿季「ひゃ、188!?」

 

哲也「うん、ただ・・・」

 

木綿季「ただ?」

 

哲也「俺は成長期の途中でSAOに入ったから、このまま上手く伸びるかは・・・・・・」

 

木綿季「大丈夫だよ♪哲也は良く食べて、良く眠る男の子なんだから、きっと伸びるよ!」

 

哲也「そうか?まぁ木綿季がそう言ってくれるならきっと伸びるよな。」

 

木綿季「うんうん♪さっ!次は前を洗うね!」

 

哲也「あいよー」

 

木綿季は前方に回り、前の方を洗い始めた。

 

木綿季「身体洗い終えたら頭を洗うよ!その後は湯船に入ってね♪入浴剤入れたからゆっくり浸かってね♪」

 

哲也「分かった、ありがとね木綿季。」

 

木綿季「どういたしまして♪あ、ここは手で洗わなきゃだね・・・/////」

 

哲也「そ、そうだな・・・」

 

そんな感じで身体を洗ってもらい、頭も洗ってもらい、それらを流して湯船に。

 

湯船は程よい温度で、入浴剤のいい香りがしてリラックス出来た。

 

哲也「ふぅ・・・」

 

木綿季「じゃあボクも身体と頭洗っちゃうね~」

 

哲也「おう。」

 

にしても、木綿季が自分で自分の身体を洗っているところを見るのは新鮮だな。今まではほぼ互いに洗いっこしてたからな。

 

哲也「・・・綺麗だな・・・やっぱ・・・」

 

木綿季「?何か言った?」

 

哲也「ん?綺麗だな~って言ったんだ。」

 

木綿季「えへへ♪ありがと♪」

 

木綿季は身体を洗い、頭を洗おうとしていた。

 

哲也「あ、頭なら俺が・・・」

 

木綿季「駄目!今日は哲也に疲れをとってもらうんだから何もしちゃ駄目!」

 

哲也「そ、そうか・・・」

 

俺は木綿季の剣幕に押され、そのまま大人しく湯船に入っていた。

 

木綿季は長い髪を一生懸命に洗っていた。そんな姿に少し萌えた。

 

木綿季「ねぇね、ボクも湯船入っていい?」

 

哲也「おう、いいぞ。」

 

木綿季「じゃあお邪魔しまーす♪」

 

身体と頭を洗い終えると木綿季はいつも通り俺の上に座ってきた。

俺は木綿季のお腹に手を回し軽く抱きしめてやった。

 

木綿季「大丈夫?重くない?」

 

哲也「全然。寧ろこうしてる方が落ち着くよ♪」

 

木綿季「なら良かった♪」

 

木綿季はこちらを向き、抱きついてきたから俺はそのまま抱きしめ返した。

 

木綿季「哲也・・・♡」

 

哲也「木綿季・・・♡」

 

俺は湯船に浸かりながら愛する木綿季を抱きしめ、心身ともにリラックスすることが出来た。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

風呂から上がり、ドライヤーをかけた後は木綿季がマッサージをしてくれるそうだ。

 

木綿季「あまり自信ないから、痛かったら言ってね?」

 

哲也「うん、分かった。」

 

木綿季「それじゃあ準備するね♪」

 

木綿季は部屋から出ていった。暫くすると戻ってきて、手元にはアロマが。

 

木綿季「リラックスしてもらうためにこのアロマを焚くね♪哲也はアロマの匂いとか平気?」

 

哲也「うん、大丈夫だよ。」

 

木綿季「それじゃあ♪」

 

木綿季はアロマを焚いた。すると次第にいい香りが部屋に充満し始めた。

 

哲也「いい匂い・・・♪」

 

木綿季「音楽をセットして・・・」

 

木綿季は自身の携帯を使い癒される感じの音楽を流し始めた。うん、いい感じ。

 

木綿季「それじゃあ始めるね♪」

 

俺は木綿季に背面を見せ、木綿季はマッサージを始めてくれた。

 

木綿季「うわっ!?肩ガチガチ!!よくこんな状態で投げられるね・・・」

 

哲也「まぁそれが投手ってもんだからな、仕方ないさ。」

 

木綿季「こりゃ・・・ボクも頑張らなきゃ・・・!」

 

木綿季は頑張って俺の肩をほぐそうとしてくれている。顔は見えないがきっと必死な顔で可愛いんだろうな~

 

木綿季「うんしょ、うんしょ。」

 

哲也「んん・・・・・・いい感じ・・・・・・」

 

木綿季「ほんと?良かった♪このまま続けるね♪」

 

俺はそのまま肩のマッサージを10分程受けた。

 

木綿季「はい、おしまい!あまりマッサージしすぎても悪影響になるからね。じゃあ今度は布団に寝ちゃって!全身を軽くマッサージするね♪」

 

哲也「うん、分かった。」

 

俺は布団に寝転がった。すると木綿季は俺の背中からマッサージを始めてくれた。

 

木綿季「うんしょ、うんしょ。」

 

哲也「あぁ・・・気持ちいいわ・・・」

 

木綿季「えへへ♪良かった♪あまり強くやりすぎるといけないから優しくするからね?」

 

哲也「了解・・・」

 

木綿季はその後もマッサージを続けてくれて、その気持ちよさとアロマと音楽のリラックス効果と、日頃の疲れのおかげで気づいた時には俺は寝ていた。

 

~数十分後~

 

哲也「むにゃむにゃ・・・」

 

木綿季「おーい、哲也。起きてー。」

 

哲也「うーん・・・・・・あ、あれ?俺寝てた?」

 

木綿季「うん、ガッツリ。普段かかないいびきまでしてたからよっぽど疲れてたんだろうね。でも珍しい哲也を見れたからちょっぴりラッキーかも♪」

 

哲也「ありゃ・・・悪いな木綿季。せっかくマッサージしてもらってたのに。でもおかげで身体が軽い気がするよ!」

 

俺は肩を軽く回し、身体も少し動かした。確かに身体の疲労感は多少ながらも取れてる気はする。

 

木綿季「良かった♪じゃあ次はご飯だよ!」

 

哲也「待ってました!腹減った~」

 

木綿季「今日は琴音が手伝いに来てくれたんだ♪琴音が待ってるよ!」

 

へ~琴音の料理か。そりゃ楽しみだな。

 

俺は木綿季に手を引っ張られリビングに向かった。するとそこにはエプロン姿の琴音が料理の盛りつけを行っていた。

 

琴音「あ、哲也!」

 

哲也「おはよ琴音。悪いなこんなことさせて。」

 

琴音「ううん、これは私が直訴したことだから良いの♪さっ!2人共座って!料理はもう完成してるからね!」

 

木綿季「わーい!」

 

木綿季は嬉しそうに椅子に座った。俺もそれに続いて席に座り、琴音の料理を待った。

 

琴音「お待ちどうさま~♪」

 

琴音が運んできたのは丼物。俺の前に置かれた丼を見ると、それには豚肉と卵が綺麗に添えられていた。

 

哲也「肉丼だ~!」

 

琴音「サラダもあるからちゃんと食べてね?」

 

木綿季の元にも運ばれ、琴音の分も運ばれ、テーブルに3人分の料理が並んだところで、いただきます。

 

3人「いただきまーす!」

 

木綿季「はむ!~♪おいひぃ~♪」

 

哲也「ガツガツ!」

 

琴音「す、すごい食べっぷりだね・・・」

 

哲也「いやぁ~疲れ切った肉体に良いね~飯は!」

 

俺はサラダを皿によそいながらそう言った。

 

琴音「お肉のお代わりもあるからね♪」

 

哲也「おう!ありがと琴音!めっちゃくちゃ美味しいよ!」

 

琴音「そ、そんな褒めなくても~♪ただお肉焼いただけだし~♪」

 

哲也「いやいや、最初俺はそれすら出来なかったんだから、ちゃんとこうして綺麗に焼き上げられるのはすごい事だと思うよ俺は。」

 

琴音「そ、そうかな?それなら哲也の言葉、貰っておくね♪」

 

哲也「おう♪」

 

木綿季「パクパク!」

 

結局、俺は3杯分の丼をお代わりし、腹一杯になるまで食べた。少し食べすぎたかな?

 

哲也「ご馳走様!美味しかったよ琴音!」

 

木綿季「うん!いい味付けだったよ!」

 

琴音「ありがと2人共♪じゃあ私と木綿季はお皿洗いするから、哲也はくつろいでて!」

 

哲也「え?いや、流石にそれくらい・・・」

 

木綿季「良いの良いの♪そもそも女の子2並んだだけで台所はいっぱいなんだから、哲也は休んでて♪食後のデザートと追加マッサージもあるからね♪」

 

哲也「デザートとマッサージか、分かった。2人を待ってるね。」

 

琴音「あ、筋トレは駄目だよ!疲れとるのに身体を追い込んだら元も子もないからね!」

 

木綿季「部屋に戻られると怖いからそこでテレビ見てて!」

 

哲也「は、はい・・・」

 

まぁ流石に今日は筋トレを控えても良いか、また明日からやっていこう。

 

俺は2人の皿洗いが終わるまでテレビを見て待った。

 

~数分後~

 

琴音「お待たせ哲也♪疲労回復にピッタリなグレープフルーツだよ~♪」

 

哲也「ありがと琴音。ごめんな皿まで洗わせて。今度埋め合わせするから何でも言ってくれ。」

 

琴音「もぉ~これは哲也に恩を着せてるんじゃなくて私の任意でしてるから気遣いしなくて良いんだよ?」

 

木綿季「哲也もたまにはこういう日もいいんじゃない?いつもいつも働きすぎだよ哲也は。その内倒れちゃうよ?」

 

哲也「そうかな?」

 

琴音「そうそう♪木綿季の言う通り今日くらいゆっくり休む!分かった?」

 

哲也「あ、あぁ。分かったよ。」

 

木綿季「それじゃあ哲也が寝てる間出来なかった足付近のマッサージするね♪哲也、ここに足乗っけて♪」

 

木綿季はそう言って台見たいな感じの奴を俺の前置いた。俺はそこに足を置いた。

 

琴音「それじゃあ私はグレープフルーツのスジをむいてあげる♪」

 

哲也「あぁ、頼んだ。」

 

木綿季「あ、後哲也。これ付けてみて。」

 

そう言って木綿季はアイマスクを差し出してきた。俺はそれを受け取って付けてみた。すると、目元が暖かくなってきた。

 

哲也「あ、暖かい。」

 

木綿季「スポーツプレイヤーにとっては目も命だからね!目元の疲れも取ってね♪」

 

哲也「うん、ありがとね木綿季。あ、でもグレープフルーツが・・・」

 

琴音「それなら私が食べさせてあげる♪」

 

哲也「んじゃあ頼むよ琴音。」

 

木綿季「むぅ~!ボクがやりたい~!」

 

琴音「木綿季にはマッサージがあるでしょ?」

 

木綿季「はっ!そうだった・・・それじゃあ!マッサージ始めるね!」

 

哲也「おう、頼むな。」

 

そんな感じで申し訳ないが2人に身を委ね、身体をゆっくり休めることにした。

 

木綿季「足元もパンパンだね~特にふくらはぎなんて鉄見たい。」

 

哲也「投手は肩だけじゃなくて足元も使うからね。例えばバント処理だとかベースカバーとか。それだけじゃなく投げる時も全身使って投げるから足を踏ん張っておかなきゃいい球は投げられないしね。結構足をつる選手も多いんだ。」

 

琴音「それじゃあ尚更疲れは取らなきゃね♪あーん♪」

 

哲也「あーん・・・」

 

木綿季「むむむ・・・」

 

哲也「いぃ!?痛てぇよ木綿季!?」

 

木綿季「あっ!?ご、ごめん!強くしすぎた!」

 

哲也「い、今のは強すぎだからもうちょっと軽くしてくれると嬉しいな。」

 

木綿季「ごめんなさい・・・」

 

琴音「頑張ってね木綿季♪哲也の身体は木綿季にかかってるよ?」

 

木綿季「う、うん!頑張る!」

 

そんな感じで足元のマッサージも木綿季が行ってくれて、琴音にグレープフルーツを食べさせてもらい、充分に身体を休ませてもらった。

 

木綿季「もういいかな?じゃあ湿布も貼っといて・・・はい!完了!」

 

琴音「グレープフルーツも完売だよ!」

 

哲也「サンキューな2人共。なんか足が軽くなった気がするよ♪」

 

俺は木綿季のことを撫でて感謝の気持ちを表した。琴音の頭にも手を置いた。

 

木綿季「えへへ~♪」

 

琴音「~♪」

 

哲也「さて、んじゃ2人共。明日は部活も休みだし何かして遊ぶか!」

 

木綿季「さんせー!」

 

琴音「じゃあ私トランプしたい!」

 

哲也「んじゃ俺の部屋でやろうか。」

 

俺の身体を癒した後は2人にも楽しんでもらうべく遊ぶことに。

 

哲也「何する?」

 

木綿季「ババ抜き!」

 

琴音「大富豪!」

 

哲也「俺はどっちでも良いけど・・・ま、時間もあるしどっちもやるか!」

 

木綿季「じゃあさ!負けこんだ人は罰ゲームね!」

 

琴音「それじゃあ、明日の朝ご飯の調理係で!」

 

哲也「?琴音は今日泊まんのか?」

 

琴音「木綿季には許可もらったんだけど・・・駄目かな?」

 

哲也「木綿季が許可したなら別に良いよ。どうせ同じアパートに住んでるんだしな。」

 

琴音「やった♪ありがと哲也♪」

 

木綿季「よーし!それじゃあ始めよ!」

 

琴音が泊まるということで、明日の朝飯の調理をかけたトランプが始まった。

 

哲也「よっしゃあがり!」

 

木綿季「負けた・・・」

 

琴音「それじゃあババ抜きは木綿季の負けだね♪それじゃあ次は大富豪!」

 

木綿季「今度は負けないもん!」

 

哲也「よっしゃ!次行こう!」

 

続く大富豪はルール上5戦することに。

 

内訳では俺3敗 木綿季2敗 琴音0敗。琴音は相当トランプが強いらしい。

 

琴音「えっへへ~♪負け無し~♪」

 

木綿季「悔しい~!」

 

哲也「俺と木綿季がドベか・・・別に飯作んのは構わんが負けんのは勘弁だな。」

 

木綿季「ボクだって!琴音に負けさせてやる!」

 

続くは七並べ。七並べは3戦してそれぞれ1敗。

 

哲也「変わらずか・・・」

 

木綿季「むきぃ~!琴音めぇ~!」

 

琴音「へへ~このままトップの座は譲らないよ♪」

 

哲也「よし、んじゃあ次のルールでラストにするか。ラストは単純明快にポーカーだ!」

 

木綿季「よぉし!それなら20戦だ!」

 

琴音「望むところ!」

 

ラストは琴音が結構負け込み、俺が6敗 木綿季が5敗 琴音が8敗で、ラスト1戦。

 

この時点で俺の負けは確定。だがもし俺がここで勝ち琴音が負ければ同率ビリになる。

 

哲也「よし!俺の手はこれだ!」

 

木綿季「うん!ボクもいいよ!」

 

琴音「私も!」

 

木綿季「それじゃあボクの手はこれ!フラッシュ!」

 

琴音「私はストレートだよ!」

 

哲也「はっはっは!俺はフルハウスだ!」

 

木綿季「ガーン!負けた・・・」

 

哲也「?いや、琴音の負けじゃ?」

 

琴音「えっ!?ストレートってフラッシュより弱いの!?」

 

哲也「俺も最初そう思ってたが、どうやらフラッシュの方が強いみたい。」

 

琴音「あちゃ~!哲也と同率ビリか・・・」

 

木綿季「わーい!勝った!」

 

哲也「んじゃ、明日の朝は琴音と朝食作りか。」

 

琴音「だね・・・」

 

木綿季「・・・・・・・・・あれ?」

 

木綿季(よくよく考えてみればそうなると・・・・・・?)

 

~木綿季の妄想~

 

琴音『う~斬りにくいよ~』

 

哲也『え~?どれどれ?』

 

琴音『あ!斬れた!流石哲也♪』

 

哲也『へへ♪どうってことねぇよ♪』

 

琴音『えへへ♪』

 

哲也・琴音『~♪』イチャイチャ

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

哲也「まぁ負けは負けだしな、仕方ないか。」

 

琴音「明日は2人で頑張ろうね♪」

 

木綿季「ちょっと待った!やっぱり、朝ご飯ボクが・・・・・・」

 

木綿季(・・・・・・あれ?ボクがご飯作るってなると?)

 

~またまた木綿季の妄想~

 

哲也『琴音・・・・・・』

 

琴音『あ・・・・・・駄目だよ・・・・・・木綿季が・・・・・・』

 

哲也『木綿季ならご飯作ってるから来ないよ・・・・・・』ガバッ

 

琴音『あっ・・・/////』

 

哲也『琴音・・・・・・』

 

琴音『哲也・・・・・・/////』

 

木綿季「・・・・・・・・・」

 

哲也「なんだ?飯作るの変わってくれるのか?」

 

木綿季「て・・・・・・」

 

琴音「て?」

 

木綿季「て!哲也の浮気者!!!!!」

 

そう言って木綿季は何故か俺を思いっきり叩いてきた。

 

哲也「はぶっ!?」

 

琴音「えぇ!?」

 

木綿季「馬鹿!!!!ボクがいないからって・・・・・・・・・ってあれ?」

 

琴音「木綿季!?いきなり何してるの!?」

 

木綿季「ふぇ?っ!?哲也!?」

 

哲也「な・・・なんで・・・・・・」

 

俺はそう言い、そのまま気絶なのか眠りなのかよく分からない感じで目を閉じた。

 

木綿季「ご、ごめんなさいぃぃぃ!!!!」

 

琴音「哲也~!!!」

 

こうして、取った疲労を不可抗力でまた溜めてしまった哲也であった。




いくら披露を取ろうが、結局はこうして哲也は微量?な披露を溜めていくのであった。

現実ではもうすぐ冬ですが、こちらの世界では初夏に入ったばかり!これから楽しいイベントが盛りだくさんです!

後、今月の22日で私の作品 死神と呼ばれた剣士が3周年を迎えました。3周年といえばゲームアプリのデレステやプロスピAと同じ年数やってる事になりますね。毎年周年毎に記念作品を投稿してるのですが、今年は私の多忙もあり、多くの文字数を書くのが困難な為、3周年記念作品は無しという形を取らせて頂きます。楽しみにしてくださった方々には申し訳ありません。その代わりに、なるべく早く本編が進行できるように頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

では、次回をお楽しみに!

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