ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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すいません!諸事情でまた遅れてしまいした!

今回は前回言った通り小ネタ集です!と言っても結構マニアックな物が多めとなっております、なので今回は箸休め程度に収めておいてください。

ではどうぞ!


Part99 短編集~いろんな小ネタ~

その1『哲也がヤンデレの攻略法を知りたいようです。』

 

ある日、新井の家で遊んでいた哲也と翔は、新井のしょうもない女の子に対する愚痴に付き合っていた。

 

新井「どいつもこいつも哲也哲也哲也ってよぉ・・・!そりゃこんだけ顔も良くて性格も良くて挙句の果てにはSAO終わらせた英雄ともありゃモテるだろうよ!」

 

哲也「ま、まぁまぁ・・・」

 

翔「まぁこいつがモテてたのは前からだからな、気にするな新井。」

 

新井「気にするわ!」

 

哲也「でも俺だって苦労するんだぜ?特に木綿季は俺が他の女の子と仲良さそうにしてるとすぐに浮気だって言って怒ってくるんだよ・・・」

 

新井「いいじゃねぇかよ!嫉妬深くて!」

 

哲也「でもよぉ・・・行き過ぎてアイツヤンデレ気質なんだよねぇ・・・」

 

新井「や、ヤンデレ?」

 

翔「殺されかけたこと多数の模様。」

 

新井「ええっ!?」

 

哲也「あーあ、ヤンデレの攻略方法知りてぇぜ。」

 

新井「ゆ、木綿季ちゃんがヤンデレかどうかはさておき、ヤンデレの攻略方なら良いもんがあるぜ!」

 

哲也「えっ!?本気!?」

 

新井「おう!これだ!」

 

そう言って新井が机から出したのは1本のゲームカセットと携帯ゲーム機だった。

 

哲也「なんだ、TSPじゃん、古いもん持ってんな~」

 

翔「んで?そっちのゲームは?」

 

新井「このゲームは『ドキドキメモリーズ』って言う所謂恋愛ゲームだ!」

 

哲也「れ、恋愛ゲーム?何でそれがヤンデレの攻略方に繋がるんだよ。」

 

新井「実はよ、このゲームに1人ヤンデレになる女の子がいるんだよ、俺も1度やってみたんだが、可愛い分には可愛いんだが、そりゃ怖い怖いって・・・」

 

哲也「ふぅん、なるほどね~」

 

翔「でもゲームと現実じゃ流石に・・・」

 

新井「チッチッチ!このゲームを舐めるなよ!このゲームをやって初彼女をゲットしたと言う人も多い!・・・・・・らしい。」

 

哲也「らしいなのかよ、まぁ物は試しだ、やってみっか。」

 

新井「よっしゃ!そんじゃこれ貸してやるから家でじっくりやれ!あ、その女の子を攻略するにはちょいと面倒な作業があるからそれは俺がお前にRAINでその方法送っとくから、それが終わり次第お前にとっての授業開始だ!」

 

哲也「ふーん、所でこのゲームなんで持ってんの?」

 

新井「んなの決まってんだろ!彼女欲しさに買っちまったんだよ・・・・・・」

 

翔「・・・・・・惨めだな・・・・・・」

 

新井「・・・・・・ぐすんっ。」

 

哲也「ま、とりあえず少しでもヤンデレの攻略方が分かりゃ儲けもんだ、帰ってからやってみるか。」

 

~哲也帰宅後~

 

哲也「さて、新井から言われた作業も終わったし、早速デートを・・・・・・・・・」

 

新井曰く、このゲームは高校3年間で色々なヒロインがいる中で1人の女の子を狙い、その子をデートに誘い、的確に好感度をあげていき、

3年の卒業時にその子から告白されると見事ゲームクリアらしい、でも1人の女の子ばかりデートを誘ってばかりいると、他の女の子が傷ついてしまうらしく、それをケアする為にその子をデートに誘わなければ行けないと、一筋縄では行かないゲームらしい、まぁこの新井メモを見て攻略してれば良いだらう。

 

~数十分後~

 

哲也「ふーん、幼馴染なんだな子のことは。」

 

新井メモ通り作業を進め、俺は髪を後に結んだ髪型の女の子を攻略する為、デートを進めていった、進めていくと色々な情報が分かっていく、これからどうヤンデレになるんだろうか・・・

 

~数時間後~

 

哲也「ぬおっ!?いきなり雰囲気が変わった!?こ、これがヤンデレ状態なのか!?」

 

その子とデートを重ねてると、突然髪を下ろし、なんか暗くなったかのような容姿になった、これにはビックリ、これが新井の言うヤンデレ状態なのか?

 

哲也「ま、まぁとりあえず引き続きプレイしよう・・・」

 

俺はその後、ヤンデレヒロイン以外の子が傷つついたから、それをケアの為のデートをゲーム内で行った、すると・・・

 

哲也「っ!?な、なんだ!?」

 

ゲームの画面に出てきたのは、そのヤンデレ化したヒロインではなく、不気味なうさぎの人形、その人形は片目がリボンで、片手には鉄パイプ、そして『行けないんだ~・・・』『寂しいよ~・・・』『きゃははは!』『セニョール!!』他、暴力的な言葉まで使ってくる始末、挙句の果てには恋愛ゲームなのにそのうさぎと戦闘をする事に。

 

哲也「せ、戦闘!?」

 

しかもこのうさぎ、めちゃくちゃに強い、と言ってもこのゲームの主人公自体格闘技とか剣技とか持ってる訳では無いので強い訳では無いが、このうさぎ人形は化け物のような攻撃をしてきて、主人公はほぼ一撃死だ。

 

哲也「て言うか待て!何で恋愛ゲームなのにうさぎだとか戦闘だとか・・・・・・ん?ま、まてよ・・・・・・?これってつまり・・・・・・」

 

まず最初に説明しよう、このうさぎ人形は俺が攻略しようとしてる幼馴染のお気に入りの人形で、いつも鞄などに付いている。

 

そして、今まさにその幼馴染は例えるなら闇期のような状態、そしてこのうさぎは俺が他の女の子とデートした際に現れ、化身がごとく俺に『他の女とデートするとこうなるぜ?』と言うがために出現したと言ってもいいだろう。

 

つまりだ、このうさぎ人形は、まさにヤンデレ化したヒロインの化身で、ヒロインの代わりに俺のことを始末してくるって事だな。

 

哲也「うーん・・・と言っても他の女の子ともデートはせにゃならんしな・・・」

 

~そして数十分後~

 

哲也「おぉ!?ヤンデレ期も終わりか!?」

 

ヤンデレ化した女の子とデートを重ねるにつれ、どうやらその子がそうなった原因は主人公のとてつもない鈍感さが原因らしい、しかし、その主人公がその子との昔の思い出をしみじみ語ると、次の日にはまた髪を後ろに結び、頬を赤らめた女の子が登場した。

 

哲也「つ、つまりはだ!!ヤンデレ化した時には、昔の記憶を語れば元に戻る!そういう事だな!?ありがとう新井!!まさかの奇跡的発見!!」

 

そして、その後も俺はそのゲームをプレイし続け、ゲーム内でのデートで海に行くことに。

 

そしてそのデートでは、恥ずかしながらも可愛らしい水着を披露する女の子のイラストが。

 

哲也「まさかヤンデレ化した後にこれとは・・・可愛いってのも分かるかも・・・・・・さて、一旦トイレ行こっと。」

 

俺はゲームを置いて、トイレに向かった、そしてその選択がまずかったのだ。

 

木綿季「・・・・・・ずーっと同じゲームばっかりして、哲也にしては珍しいけど何してるのかな?」

 

そう、哲也のゲームの熱中さを気になってた木綿季は哲也がどんなゲームをプレイしてたのかが気になり、覗こうとしてたのだが、一向に覗けるチャンスが来ずに、今ようやく来たところだったのだ。

 

木綿季「どれどれ・・・・・・・・・!?み、水着の女・・・・・・の子?」

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

~数分後~

 

哲也「さて、続きを・・・・・・あれ?TSPが無い?」

 

木綿季「てーつーやー・・・・・・!!!!!!」

 

哲也「っ!?」

 

俺は木綿季の声のする方を向いた、すると、髪を逆立て、先程のイラストが映し出されたTSPを手に持った木綿季がそこにはいた。

 

木綿季「これどういう事?遂にはゲームの女の子にまで手を出したの?」

 

哲也「っ!?」

 

なんてこったい!ヤンデレ状態かよ!!い、いや!俺はヤンデレの攻略法を知ったんだ!この知識さえあれば・・・!

 

哲也「あーえっとだな!木綿季!俺と木綿季が出会った時のこと、覚えてるよな!?」

 

木綿季「ふぇ?ボクと哲也?そりゃもちろん!」

 

おぉ!?髪が元通りになったし、声の感じも可愛い木綿季だ!こ、これは作戦成功か!?

 

木綿季「で?それとこれとは話違うよね?なに話し逸らしてんの?」

 

哲也「えぇ!?」

 

な、何で!?今元通りになったのに!?

 

哲也「な、なら木綿季!今度は・・・」

 

木綿季「今度も次も無い!!」

 

木綿季はそう言って片手で持ったTSPを粉々に粉砕した。

 

哲也「ひぃ!?」

 

木綿季「いい加減にしてよ哲也、そろそろボクの堪忍袋の緒もブチ切れちゃうよ?」

 

哲也「ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!」

 

木綿季「・・・・・・やっぱ許さない。」

 

哲也「なんでぇ!?」

 

その後、俺はヤンデレ化した木綿季にボコボコにされたのだった。

 

木綿季「きゃはははは!!ちょっとは懲りたかい?セニョール!」

 

その2『身の程をわきまえよ。』

 

ある日、ALO内でのイベントで、黒い鎧を纏った騎士と戦うイベントクエストが期間限定で発生したので、それに挑みに行ったテツヤとユウキ。

 

テツヤ「んで?どんな相手なんだ?」

 

ユウキ「なんでも、めちゃくちゃに強いらしいよ?キリトもアスナも負けちゃったみたい。」

 

テツヤ「そ、そんな強いのかよ!?こりゃ張り切らなきゃな。」

 

ユウキ「だね!」

 

~クエスト開場~

 

クエストの場となるのはどうやら中世の城っぽいとこだった。

 

テツヤ「な、なんか禍々しい城だな・・・」

 

ユウキ「だね・・・ちょっと怖い・・・」

 

テツヤ「ま、まぁオドオドしてても始まらねぇ!行くぞユウキ!」

 

ユウキ「おぉー!」

 

俺とユウキは意を決して城の扉を開けた、扉を開けたその瞬間から不気味な雰囲気のBGMが流れ出し、俺らの目の前には直立不動の漆黒の鎧を纏った騎士が。

 

・・・・・・そうだな、漆黒の騎士とでも言うべきか?

 

「・・・・・・貴公らか、この私に勝負を挑むと言う愚か者は。」

 

テツヤ「お、おう!いざ尋常に勝負!」

 

ユウキ「勝負!」

 

「・・・・・・良いだろう、かかってくるがいい、まずは貴公の剣技を見せてもらおう。」

 

テツヤ「そんなこと言っておいて、後で泣いても知らねぇぞ!」

 

俺は1人で先に攻撃を仕掛け、一撃を食らわせた。

 

確かな手応えだった、けれど俺の目の前のウィンドウに現れたのは『No DAMAGE』の文字だった。

 

テツヤ「ゑ?」

 

「動きは悪くない。・・・・・・惜しむらくは、武器の貧相さか。」

 

テツヤ「ちょ、ちょっと待てよ!?ノーダメージ!?」

 

ユウキ「舐めすぎだよテツヤ!ボクだって!!」

 

あっけに取られた俺を置いて、ユウキも攻撃を仕掛けたが 結果はノーダメージ。

 

ユウキ「ふぇ?」

 

「・・・・・・貴公らの動き、悪いものではない。だが、やはり悪いのは武器という事か。」

 

テツヤ「ど、どういうことだよ!?教えろ!」

 

「・・・この鎧は女神の祝福を与えられしもの・・・・・・よって、これに傷をおわせられるのもまた 女神の祝福を与えられし武器のみ。」

 

テツヤ「め、女神?良くはわかんねぇけど・・・・・・これならどうだ!!!!卍解!!」

 

俺は卍解の構えを取り、卍解をした。

 

ユウキ「よっ!待ってました!」

 

「む・・・」

 

テツヤ「天鎖斬月、こいつが女神の祝福を与えられた武器かどうかは知らねぇが、立派な伝説級の1本だ!こいつなら!!」

 

俺は天鎖斬月でもう一度攻撃を仕掛けた、いつもの素早い連撃に、フィナーレに月牙天衝を加えた豪華な連撃。

 

当然、ダメージ入っただろと思ったが、またしても合われたのはウィンドウの『NO DAMAGE』の文字。

 

テツヤ「あぁ!?」

 

「・・・・・・少しでも期待した私が馬鹿だったか、私も貴公の武器がどれほどの物かは分からない、ただ自分の身分、力も分からずに私に挑むにはまだ程遠いだろう、身の程をわきまえよ。」

 

テツヤ「う、嘘やん・・・」

 

「では、参る。」

 

俺は敵の余りにも強さに呆然し、突っ立ったままになった。そして遂に漆黒の騎士は行動を取ってきた。

 

俺の前に立ち、手に持つ剣を高くあげ、一振り、二振り回し、俺に剣を振り下ろした。

 

まぁかなりのダメージは覚悟してたが、まさか桁違いのダメージで俺のHPは尽きることに。

 

テツヤ「勝てるかこんなm・・・」

 

俺の言葉は最後まで言えることが出来ず、リメインライト化した。

 

ユウキ「あわわわ・・・・・・」

 

ユウキは涙目になりながら、呆然とリメインライト化したテツヤを見ている。

 

「・・・・・・もう貴公には戦意もないだろう、私に戦う気のない女を斬らせるな。」

 

ユウキ「ご、ごめんなさい~!!!!!!!!」

 

ユウキはリメインライトテツヤを抱き抱え、急いで城から脱出したのだった。

 

「・・・・・・画面の前の貴公らも、身の程をわきまえた行動をせよ。」

 

その3 『女性キャッチャー』

 

平日のある日のこと、簡単な球場のある公園にて、学校終わりの哲也と翔は投げ込みに来ていた。

 

哲也「良し、んじゃ早速やってこうぜ。」

 

翔「だな。」

 

俺らは投げ込みのため、早速キャッチボールから入ろうとした。すると、聞き覚えのある声が。

 

「あ!荒波先輩~!」

 

哲也「あ、橘さん、こんにちは。」

 

その声は以前練習試合の後、合同練習を行い連絡先も交換した聖ジャスミンのサイドスローピッチャーの橘みずきちゃんだった。

 

隣にはバッテリーの・・・・・・なんだっけ?

 

翔「聖ちゃん、こんにちは。」

 

聖「こんにちは。」

 

あ、そうそう、六道聖ちゃんだったな・・・・・・ん!?聖ちゃん!?

 

哲也「し、翔がちゃん付け!?」

 

翔「るせぇな、前聖ちゃんによそよそしいから下の名前で構わないって言われたんだよ。」

 

哲也「なるほど・・・」

 

みずき「なら、先輩も橘さんって止めてよ、私よそよそしいの嫌いでさ、みずきで良いよ。」

 

哲也「そう?んじゃみずきちゃんで。」

 

みずき「ま、それでいいかな?」

 

翔「君達も今日は投げ込み?」

 

聖「ここは投げ込みのできる施設と聞いて、学校終わりの買い物ついでによったんだ。」

 

みずき「ま、常に進化するのがみずきちゃん流よ♪」

 

哲也「そっか、丁度2箇所あってよかったね。」

 

翔「・・・・・・なぁ、橘・・・じゃなくて、みずきちゃん。」

 

みずき「あ、翔さん、こんにちは。」

 

翔「良かったら今日は俺に投げてみないか?」

 

哲也「えっ!?ナンパ!?」

 

翔「違ぇわ、捕手としての成長の為に、色々な人の球は受けておきたいんだよ、だからだ。」

 

みずき「ふーん、なるほどね~・・・私の球、取れるの?」

 

翔「取ってみせるさ。」

 

みずき「へぇ、面白いじゃん!じゃあ今日は先輩に投げたげる!良いよね聖!」

 

聖「私も翔さんと同じ考えを持っていた、哲也さん、貴方もそれで構わないか?」

 

哲也「翔の成長になるなら喜んで、俺も翔以外のキャッチャーに受けてもらってみたかったからさ。」

 

翔「交渉成立だな。」

 

哲也「んじゃよろしくね、聖ちゃん。」

 

聖「む、こちらこそ。」

 

と、言うわけで今日の投げ込みは俺と聖ちゃん、翔とみずきちゃんのコンビになった。キャッチボールも一通り終えて、いよいよ投げ込みに。

 

みずき「それじゃあサイン通り投げるんで、先輩のリード、期待してますよ♪気持ちよく投げれなかったらプリン1つお願いしますね♪」

 

翔「分かった。」

 

みずき「え?いいんですか?」

 

翔「そのくらい腹括らなきゃ成長も出来ないし、寧ろ俺がそんな下手なリードをしてるなら、プリンなんて何個でも奢るさ。」

 

みずき「・・・・・・じゃあ、私も先輩に面白いと思えるようなボールを投げなきゃですね♪」

 

哲也「んじゃ聖ちゃん、サインは1ストレート、2カーブ、3フォーク、一応4スライダーで。」

 

聖「む、みずきに教わったスライダーだな、完成度はどのくらいまで?」

 

哲也「まだ実践には使えねぇけど、こういう時に投げとなきゃね、聖ちゃんのリード、楽しみにしてるよ。」

 

聖「了解した。」

 

それぞれ18.44メートルの距離に離れ、投げ込みを開始しようとした時だった。

 

哲也「よし、んじゃ早速・・・・・・っ!?」

 

俺はまず1球目を投げる為、サインを見るのだけども、そのサインってのは大概又のあたりで出される訳なんだけども、聖ちゃんに至っては制服姿で下はスカート状態だから・・・・・・まぁ、要は真っ白なパンツが丸見えなんだよね・・・

 

哲也「・・・・・・タイム・・・・・・」

 

聖「む?」

 

俺が手でタイムマークを作ると、聖ちゃんはマウンドまで駆け寄ってきてくれた。

 

聖「どうした?何かおかしな要求を・・・」

 

哲也「・・・・・・ええっとだね・・・・・・その・・・・・・」

 

聖「言いたいことがあるならはっきり言ってくれないと困る、何があるのだ?」

 

哲也「じゃあ言うけど・・・・・・聖ちゃん、丸見え・・・・・・」

 

聖「丸見え・・・・・・?」

 

哲也「その・・・・・・」

 

聖「っ!理解した、大丈夫だ、ちゃんと履いている。」

 

哲也「そ、そういう事じゃ・・・」

 

聖「そんなことを気にしてたら高みには登れないぞ、小さなことくらい私は気にしない、それじゃあ。」

 

そう言い残して、聖ちゃんは再び定位置に戻っていった。

 

哲也「・・・・・・それもそうだよなぁ・・・・・・しゃあないか・・・・・・」

 

俺はいつも以上に気を引き締めて、聖ちゃんと投げ込みをおこなった、聖ちゃんのリードもあってか、俺はいつも以上にいい感じのボールを投げることが出来た。

 

『哲也の弾道が上がった!』

 

その4『犬?』

 

テツヤ「さぁてと、カノンからのお使いも終わったし、戻るか。」

 

俺はALO内で、カノンからある物の買い出しを頼まれ、その買い物をアルンで終わらせていた。

 

時間もある為散歩ついでに歩いて帰ろうと思い、歩いていたのだが・・・

 

「ぶい!」

 

テツヤ「?なんだ?」

 

どこからか可愛らしい鳴き声が聞こえてきた、なんの声だろうか。

 

「ぶい!ぶい!」

 

テツヤ「?ここか?」

 

少し離れた草むらからその声が聞こえた気がしたので、俺はその草むらをかき分けた。すると、その草むらには犬ともいえる可愛らしい小動物がそこにはいた。

 

「ぶい!」

 

その小動物は俺を見るなり俺の肩辺りに飛び乗ってきた。

 

テツヤ「?なんだ?」

 

俺はその小動物を両手で掴み、改めて良く見てみた。どうやらこの小動物、『イーブイ』と言うらしい。

 

「ぶいぶい~♪」

 

哲也「・・・・・・可愛い!」

 

鳴き声もそうだし、顔もそうだし、めちゃくちゃ可愛い、こんな小動物がいるとは・・・!

 

「ぶい?」

 

テツヤ「・・・・・・そういやこの声なんか聞いたことあるような・・・・・・」

 

「ぶいぶい!」

 

テツヤ「・・・・・・あ!そうだ!この声はユウキの声だ!」

 

このイーブイ、鳴き声はどこか特徴的で、聞いた覚えがあった。その声はユウキにそっくりだった。

 

「ぶい?」

 

テツヤ「・・・・・・ユウキ?」

 

「呼んだ?」

 

テツヤ「ぬおっ!?」

 

俺はイーブイに向け、ユウキと言ってみたら、背後から正真正銘のユウキの声が。

 

ユウキ「やっほー♪」

 

テツヤ「なんだいたのか、脅かすなよ。」

 

ユウキ「えへへ~♪後着いてきちゃった~♪」

 

テツヤ「あ、そうだ、ユウキ、この子を・・・・・・ってあれ?」

 

俺は抱き抱えたイーブイをユウキを見せようとしたが、既にイーブイは俺の手元から姿を消していた。

 

ユウキ「?どうしたの?」

 

テツヤ「いや、お前に見せたいものがあったんだけど消えちゃって・・・」

 

ユウキ「そうなの?残念・・・」

 

テツヤ「まぁ仕方ないか、今度見つけられたら教えるね。」

 

ユウキ「うん!」

 

テツヤ「んじゃ行こっか。」

 

俺はユウキと手を繋いで、インプ僚まで戻っていった。

 

ユウキ「ぶい~♪ぶいぶい~♪」

 

その5 『キリトが自分の扱いに疑問を持ってるようです。』

 

※キリトファンの皆さんは要注意、大いにキリトを弄ってます。キリト大好きな方はほんとに閲覧しないことをオススメします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和人「・・・・・・」

 

哲也「どした?死んだような目しやがって。」

 

和人「おい!これを見ろ!」

 

そう言って和人が見せてきたのは1枚のビラだった、そこには『キリトのここが凄い!』と書かれてキリトの色々な長所が書かれてた。

 

哲也「ふーん、随分も褒められてるな。」

 

和人「それは良いんだよ!!!!だけど・・・・・・そのせいでまた俺の扱いが酷い方へ加速する!!!!」

 

哲也「なんだ?あのイキリt・・・」

 

和人「言うな!!!!」

 

哲也「でもさぁ、仕方なくねぇか?お前が残した功績と言うかやらかしと言うべきか、そのおかげで多くの小中学生がゲームにおまえの名前を使ってたって話だぜ?」

 

和人「うぐっ・・・」

 

哲也「大体、リアルで友人皆無ってお前ホロウ・フラグメントで言ってたよな?なのになんでゲームではあんだけ友人だったり知り合い作れんだよ。だったらリアルでも作れんじゃねぇか?」

 

和人「はうっ・・・」

 

哲也「後、俺も言えたことじゃねぇけどもお前の功績ってゲームでの功績が殆どで、現実でやってる事って言ったら須郷と狂気持った小学生レベルの喧嘩じゃねぇか、なんか見てて歯痒かったぞあの場面。」

 

和人「うごぉ・・・」

 

哲也「後・・・・・・」

 

~数分後~

 

和人「どうして・・・どうして俺がこんなに言われなきゃ・・・」

 

明日奈「て、哲也君?和人君に何があったの?」

 

哲也「ええっと・・・・・・強いて言うなら発言と行動には気をつけましょう・・・・・・」

 

明日奈「?」

 

哲也「まぁ・・・やっぱし身の程はわきまえよう・・・」

 

和人「俺は好きで二刀流使えるようになったり女の子にモテてるわけじゃないからな~!!!!!!!!」




さて、今回の小ネタ集、その5は一応SAOネタとなっておりますがそれ以外のネタは分かりましたかな?10人に8人知ってる程の人気の物が多いですが、分かっていただけて、クスッとして頂けたら嬉しいです。

次回は記念すべきPart100!!!!次回はいつものメンバー+ALO出演領主らでお送りします!!

次回もお楽しみに!!

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