ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~ 作:畜生ペンギン
今回は前回言った通り哲也と木綿季のお話です!
ではどうぞ!
ある日の野球部・・・・・・
哲也「うひゃーまさか振られるとはな~」
今日はまたもや雨に降られた、天気予報士によると今年はいつになく雨が良く降る梅雨らしい。
翔「ユニフォームがびしょびしょだ・・・」
琴音「風邪ひいちゃわないように着替えちゃおうよ!」
哲也「今先生の指示聞きに行った福井待ち、少し待ってて。」
福井「待つ必要はねぇぞ。」
タイミング良く帰ってきた福井が部室のドアを開けた。
福井「先生からの伝言はちゃっちゃと着替えろだとよ、ミーティングもねぇしそのまま帰ってOKだそうだ。」
哲也「了解、んじゃ皆着替えて!琴音も・・・あれ?木綿季は?」
翔「そういや見ないな・・・」
琴音「あっ!?もしかしてまだボール拾ってるかも!?」
哲也「えっ!?雨の中で!?」
新井「そういや『後でボクも行く!』って言ってそれっきりだな・・・」
哲也「何やってんだかあいつは・・・琴音、悪いけど木綿季が来てから一緒に部室で着替えてもらえないか?多分早く着替え終わると思うから。」
琴音「うん!分かった!」
哲也「んじゃお前らは着替えといて。」
俺は部室にある置き傘を手に取り、部室の外に出た、外は先程よりも強い雨が降っていた。
哲也「ったくどこにいるんだか・・・おーい、木綿季ー?」
俺は木綿季を呼びながらしばらく探した、そして5分位経った後に、いい具合に雨宿り出来る木を見つけた。
哲也「ここかな?木綿季?」
俺は木の裏側に回った、すると大事そうにボールの籠を持って座っている木綿季がいた。
木綿季「あ!哲也!!」
哲也「ったく、何してんだよ。」
木綿季「いやぁボール全部集めようとしてたら雨が酷くなっちゃって・・・」
哲也「あーあー服がびしょびしょじゃねぇか、ほら早く行くぞ、琴音もお前待ってるんだから、風邪引く前に着替えちゃえ。」
木綿季「ボクは健康児だから風邪なんかあまり引かないもん!!」
哲也「はいはい、早く行くぞ。」
木綿季「はーい♪」
俺は木綿季を傘の中に入れ、ボールの籠も持ってあげて一緒に部室まで向かった、部室の外では既に着替え終えた翔達と、まだ着替えられてない琴音がいた。
琴音「木綿季~!心配だったんだよ~?」
木綿季「ごめんごめん♪」
哲也「ほら、早く着替えちゃえ。」
新井「でもお前はどうすんだよ?」
哲也「俺?俺は別に後で着替えればいいし。」
木綿季「なら一緒に着替えよ!」
哲也「はぁ?あのなぁ?お前1人ならまだしも琴音が・・・」
琴音「うーん、でも哲也に風邪ひいてもらいたくないし・・・良いよ♪一緒に着替えよ♪」
哲也「・・・・・・ならお言葉に甘えて・・・・・・」
木綿季「早く着替えよ~!ボク寒い~!」
哲也「それはお前が悪いんだろ?」
・・・・・・痛い、後から突き刺さる目線が・・・・・・
新井・東山「死ね死ね死ね死ね死ね・・・・・・!!!!」
赤木・金田「羨ましい・・・・・・!!!!!!!!」
哲也「・・・・・・はぁ・・・・・・」
俺は多少の申し訳なさを感じながら2人と部室に入り着替え始めた、木綿季の見張り付きなので琴音の下着は見れないようになってるが、木綿季の下着はガッツリ見たので少しドキドキした。
哲也「ふぅ、着替え終了。」
木綿季「ねぇ琴音、ブラのホック付けてくれない?少し手がかじかんじゃって・・・」
琴音「良いよ、どれどれ・・・はい、できたよ。」
木綿季「ありがとね♪」
哲也「・・・・・・いづらい・・・・・・」
俺はそのまま数分間女の子の着替える中い続け、2人が着替え終えたと同時に部室から出た。
哲也「んじゃ帰ろうぜ~」
翔「だな。」
新井「リア充死ね・・・」
東山「特に哲也・・・」
哲也「・・・・・・・・・・・・」
俺は2人にずっとブツブツ怨念をかけられながら帰路についた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~翌日~
哲也「木綿季、そろそろ学校行こ。」
木綿季「・・・・・・うん・・・・・・」
哲也「ん?どした?」
木綿季「何かぼーっとしちゃう・・・」
哲也「体調でも悪いか?」
木綿季「うーん・・・大丈夫だとは思うんだけど・・・」
哲也「まぁ最悪酷くなったら早退の手もあるけど、ほんとに行ける?」
木綿季「・・・・・・多分・・・・・・」
哲也「まぁ無茶はすんなよ、それじゃあ行くか。」
木綿季「うん・・・・・・」
心配だな・・・・・・こんなにも元気がない木綿季を見るのは・・・・・・
俺はなるべく木綿季の体調に気を配りながら学校へ向かった。
~学校~
哲也「おはよ、琴音。」
琴音「おはよ!あれ?どうしたの木綿季?顔色悪いね?」
木綿季「なんか調子悪いんだ・・・」
琴音「そうなの?無茶しちゃダメだよ?」
木綿季「うん・・・」
木綿季の体調は気がかりだが、今日も学校が始まる。
凛「さぁ今日も張り切っていきましょー!連絡はありません!それじゃあ元気よく挨拶を・・・・・・って?紺野さん?どうしたの?」
木綿季「なんか体調が・・・」
凛「あら、学校に来てくれたのは嬉しいけど、酷くなる前に保健室に行ってね?」
木綿季「はい・・・」
凛「それじゃあ改めて!元気よく挨拶しましょう!」
・・・・・・やっぱし心配だな・・・・・・木綿季・・・・・・
その後は俺の心配を他所に木綿季は思いの外授業で発言を続けていたし、ノートにも板書を書き留めていた、どうやら俺の心配しすぎかな?
そして、2時間目も終わり、俺が用事から戻り教室に入った時だった。
木綿季「・・・・・・・・・・・・」
木綿季は俺を見るとフラフラとなりながら立ち上がり、俺の元に向かってきた。
哲也「?どした?」
木綿季「てーつーや・・・・・・」
木綿季は手を広げながら近づいてくる、どうやら抱きつきたいようだから俺も手を広げ木綿季を待ち構えた、しかし木綿季は俺ではなく俺の2、3歩隣の左側に向かい何も無い空間に抱きつこうとして、木綿季は倒れかけた。
哲也「っ!?何してんだよ!!」
俺は倒れる寸前の木綿季を抱き変えた、俺は木綿季に目をやると、木綿季の息はとても苦しそうだったし、顔も真っ赤だ。
木綿季「あ・・・あれ・・・・・・哲也が・・・・・・2人・・・・・・?・・・・・・3人・・・・・・?えへへ・・・・・・哲也・・・・・・♡」
哲也「ど、どうしたんだ?まさか・・・・・・」
俺は木綿季の頬に手を付けた、すると木綿季の頬は焼けるように熱かった。
哲也「あつっ!?」
明日奈「どうしたの哲也君?」
哲也「明日奈、木綿季の額に手をつけてみて。」
明日奈「額に?・・・・・・うひゃあ!?熱い!!」
哲也「多分これ風邪だよな・・・多分昨日の雨にやられたな・・・」
木綿季「あれ・・・明日奈も3人いるよ~・・・・・・」
哲也「駄目だこりゃ・・・明日奈、俺は木綿季を保健室に連れてくから俺らのこと先生に伝えといて。」
明日奈「分かった!お大事にね木綿季?」
木綿季「うん・・・明日奈いつ分身なんて覚えたの~・・・・・・?ボクにも教えてよ~・・・・・・」
哲也「ほら、行くよ木綿季。」
俺は木綿季をお姫様抱っこした。
木綿季「ばいばい明日奈~・・・」
明日奈「じゃあね~」
周りの目が恥ずかしいが仕方あるまい、俺は急いで保健室に連れていった。
~保健室~
哲也「先生~緊患です~」
保健室の先生は凛先生よりかは歳上だけど、それでもまだ若い女の人が担当している。
俺はまだ琴音とか木綿季が入部する前に細かい怪我した時はここで絆創膏をもらったりしていたから一応顔見知り。
「あら、どうしたの?そんな王子様みたいな登場して。」
哲也「こいつが風邪っぽくて・・・熱を測ってあげてくれませんか?」
「分かったわ、とりあえずベッドに寝かしちゃいなさい。」
俺は先生の言う通りに木綿季をベッドに寝かした。
木綿季「ふにゃぁ・・・」
木綿季は苦しそうに荒い呼吸を続けている、俺は先生から受け取った体温計を木綿季に渡し、体温を測らせた、すると木綿季の体温は40度近くにもなっていた。
哲也「40!?」
「こりゃ完全に風邪ね、哲也君、悪いけど紺野さんの荷物持ってきてあげて、今日は帰すわ。」
哲也「分かりました、木綿季 ちょっとまっててな。」
木綿季「けほっ!」
俺は保健室を出て急いで教室に向かい木綿季の荷物を手に取りまた保健室に戻った。
哲也「戻りました!」
「ご苦労さま、今家族の人に電話して、今日はおじいちゃんが迎えに来てくれるそうよ。」
哲也「源次郎さんなら木綿季も頼れるだろうしな、木綿季 部活終わったらすぐにお前のとこに行くからな、待っててな。」
俺は木綿季の額に手を触れながらそう言った。
木綿季「待ってるね・・・哲也の手冷たいな・・・♪」
こうして木綿季は源次郎さんに迎えに来てもらった。
源次郎「哲也君、今日は我が家で木綿季は預かる、出来れば見舞いに来てやってくれぬか?木綿季もその方が喜ぶ。」
哲也「もちろんそのつもりです、部活終わってからになりますがすぐに向かいます。」
木綿季「ばいばい哲也・・・」
哲也「ばいばい木綿季。」
木綿季は重い足を運びながら帰っていった。
少し時間はかかるが、絶対に行くからな、待ってろよ木綿季。
~~~~~~~~~~~~~~~~
あれから時間は経ち、部活も終えた俺は木綿季の看病の為に源次郎さんの家に来ていた。
源次郎「おぉ、良く来てくれたな哲也君。」
哲也「木綿季は大丈夫ですか?」
源次郎「今は自分の部屋で寝ているよ、様子を見てやってくれないか?」
哲也「はい、分かりました。」
源次郎「あぁそれとじゃ、この浴衣に着替えてもらえんか?」
哲也「浴衣に?」
源次郎「君が良かったら是非今日は泊まっていってもらいたい、木綿季も喜ぶだろうしの、制服は婆さんがアイロンをかけてくれるらしいから安心して着替えてくれ。」
哲也「そういう事なら喜んで。」
俺は源次郎さんの言葉に甘え、制服は任せて浴衣に着替え、改めて木綿季の部屋に向かった。
ノックをして扉を開けると、木綿季はパジャマを着てベッドで寝ていて、辛そうな息遣いで咳き込んでいた。
木綿季「あ・・・来てくれたんだね・・・」
哲也「おう、来てやったぞ、具合はどうだ?」
木綿季「辛いよぉ・・・あの時早く避難しとけば良かった・・・」
哲也「健康児がとんだ災難だな。」
木綿季「ほんとだよ~・・・けほけほ。」
哲也「熱はどうだ?」
木綿季「一応38℃まで下がったけどそれでもまだ辛い・・・後お腹空いた・・・」
哲也「腹減ったか、良し、んじゃお粥作ってやるよ、待ってろ木綿季。」
木綿季「うん・・・ありがと・・・」
俺はお婆ちゃんに許可をもらい、台所を借りてお粥を作った、簡単な梅干しを入れたお粥だ。
哲也「木綿季 出来たよ。」
木綿季「わぁい・・・」
木綿季はフラフラになりながら頑張って横たわってた体制から座る体制に戻し、ベッドの上に座った。
哲也「自分で食えるか?」
木綿季「わかんない・・・」
哲也「んじゃ俺が食わしてやるよ、ほら、あーん。」
木綿季「あーん・・・」
やはり風邪ひいてるだけあっていつもの木綿季のガッツキ方ではない、でも頑張って食べようとしてるところもまた可愛い。
木綿季「もぐもぐ・・・」
哲也「喉とか痛くないか?」
木綿季「ちょこっと痛いかな・・・」
哲也「のど飴とかいる?後冷えピタとか。」
木綿季「欲しいかな・・・」
哲也「んじゃお前がこれ食い終わったら買いにいって来るよ。」
木綿季「ありがとね・・・あ、後・・・」
哲也「ん?」
木綿季「身体が汗でベタついて気持ち悪いから身体拭いて欲しいかな・・・良い?」
哲也「分かった、んじゃ水とタオルも持ってくるな。」
木綿季「えへへ、ありがとね哲也・・・」
哲也「どういたしまして。」
木綿季はお粥を半分食べ終えると満腹になり、空腹は満たされた、いつもはこれでもかって位食うのに、木綿季の体調はすこぶる悪いらしい。
俺は食器を片付け、近場の薬局に向かい木綿季に頼まれた物を買い、家に戻ってから水とタオルを用意して再び木綿季の部屋に向かった。
哲也「木綿季、戻ったよ。」
木綿季「待ってたよ~・・・」
哲也「ほれ、のど飴。」
俺はのど飴を木綿季の口の中に入れてあげた、そして冷えピタも貼ってあげた。
木綿季「うぅ~ひんやりして気持ちいい~♪」
哲也「よしっ、んじゃ身体拭くか?」
木綿季「うん、お願い。」
木綿季は体制を直すと、まず上のパジャマを抜いだ、見てみると確かに木綿季の身体は汗で濡れていた。
哲也「んじゃ拭くぞ。」
俺はまず木綿季の背中に水に濡れたタオルを付けた、すると木綿季は『ひゃん。』と可愛らしい声を上げた。
哲也「大丈夫か?」
木綿季「うん・・・ちょっとビックリしちゃっただけ・・・」
哲也「そっか、んじゃ拭いてくぞ?」
木綿季「うん・・・」
俺は木綿季のその声を聞いてから、木綿季の身体を拭いてやった、背中、脇元、胸やらをきちんと拭いてあげた。
哲也「どうだ?」
木綿季「うん・・・じゃあ次は下半身お願いね・・・」
哲也「了解。」
木綿季は次に下のパジャマを脱いだ、やはり下半身の方も汗で濡れている。
哲也「んじゃこっちも拭いていくよ。」
木綿季「うん・・・」
今度は木綿季の下半身を拭いていった、足、お尻等を拭いてあげた。
哲也「こんなもんでどうだ?」
木綿季「うん、ありがとね哲也。」
哲也「あ、下着とか変えるか?」
木綿季「じゃあパンツがそこのタンスにあるから適当に取って欲しいな。」
哲也「おっけー。」
俺はタンスを開き適当に下着を手に取って木綿季に渡した。
哲也「にしてもてっきりもう全部着替えとか俺の家に持ってきてたのかと思ったけど、割と残してとんだな。」
木綿季「こうなるかもしれないと思って残しといたんだ、念には念をってやつかな。」
哲也「流石は出来る嫁だな、偉いぞ木綿季。」
木綿季「えへへ♪あ、ええっと・・・哲也ってこれからお風呂?」
哲也「そういや俺がまだ入ってないな、うん、そのつもりだよ。」
木綿季「そ、それじゃあこのパンツを洗濯カゴの中に入れといて欲しいな・・・」
そう言って木綿季は照れくさそうにさっきまで履いてたパンツを俺に渡してきた。
哲也「了解、任しといて。」
木綿季「・・・・・・匂い嗅いじゃやだよ?・・・・・・エッチ・・・・・・/////」
哲也「俺ってそんなにエロく見える?」
木綿季「だってエッチじゃん・・・エッチ・・・」
哲也「と、とりあえず嗅がないから平気だよ木綿季、安心して、んじゃ俺はお風呂入ってくるね。」
木綿季「うん、待ってるね。」
哲也「眠かったら寝てていいぞ?」
木綿季「ううん、哲也と一緒に寝たいし、待ってるよ。」
哲也「分かった、一応早めに出るから待っててな。」
俺はお風呂に入らしてもらい、ゆっくりとお湯に浸かった、やはり広くて大きなお風呂は入ってて気持ちが良いもんだ。
そして風呂からあがり、木綿季の部屋へ。
哲也「お待たせ、待った?」
木綿季「待ってたよ~心細かったんだ・・・」
哲也「まぁ風邪引いてるとそうなるよな、んじゃ木綿季、もう寝るか?」
木綿季「うん、そうするね。」
哲也「んじゃ俺は適当に布団を・・・」
木綿季「あ・・・ええっと・・・」
哲也「ん?」
木綿季「・・・・・・一緒にベッドに入らない?その・・・汗かいた方が熱は引くって言うし・・・」
哲也「一緒に?狭くないか?」
木綿季「ボクが端に行ってもこれだけ余裕があるし平気だよ。」
そう言いながら木綿季はベッドの端によった、ベッドにはまだ人1人余裕で入れるスペースがあった。
哲也「ほんとだ、んじゃそうするよ。」
木綿季「わーい♪」
俺はベッドに入り、横にいる木綿季よことを見た、まだ顔は赤いが、大分楽になったのか笑顔で俺を見つめていた。
木綿季「えへへ♡」
哲也「木綿季、ちょっと失礼。」
俺は木綿季体温確認のため木綿季の額に俺の額を付けた、すると木綿季の体温を今朝より大きく下がっていたのが分かった。
哲也「うん、大分下がったな、これなら明日には回復するかな?」
木綿季「これも哲也のおかげだね♪」
哲也「そうかな?まぁとりあえず早く寝なきゃな。」
木綿季「ぎゅーってして欲しいな?」
哲也「うん、良いよ♪」
いつもと変わらぬおねだりをする木綿季、俺に拒否なんて選択肢は無くその場で木綿季を抱きしめた。
木綿季「~♪」
哲也「今日の木綿季はいつもよりほんのりあったかくて気持ちいいな~♪」
木綿季「人間湯たんぽなのだ~♪」
哲也「ふふふ♪それじゃあ今日は早めに寝ようか♪」
木綿季「うん♪お休み哲也♪」
哲也「おやすみ木綿季♪」
俺はそのままほんのり暖かい木綿季を抱きしめたまま、眠りについた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
哲也「ん~良く寝た~」
木綿季「おはよう!哲也!」
哲也「おはよう、体調はどうだ?」
木綿季「もうバッチし!寧ろここ最近で1番良いよ!!!」
哲也「そっか、そりゃ良かったな。」
木綿季「これも哲也のおかげだよ~♪」
そう言って木綿季は頬をすりすりしてくる、可愛いんだから。
哲也「けどもあんまし無茶すんなよ?違和感感じたらすぐ言うこと。」
木綿季「はーい♪あ、後・・・」
哲也「ん?」
木綿季「ちゅっ♪」
そう言って木綿季はフレンチに俺にキスしてくれた。
木綿季「えへへ♪看病してくれたお礼だよ♪」
哲也「木綿季・・・でも俺はこんなんじゃなくて、もっといつも通りにしたいな。」
俺はそう言いながら木綿季の顎をクイッと持ち上げた。
木綿季「・・・・・・うん・・・・・・良いよ・・・・・・♡」
哲也「木綿季・・・・・・」
俺は木綿季が目をつぶったのを確認して、俺からキスをした、今度は濃厚に、時には優しく時には激しくキスをした。
一通りを終え唇を離すと、木綿季の目はとろーんとしていてなんだかエロくも可愛くも感じた。
木綿季「哲也・・・・・・♡」
哲也「ふふふ♪んじゃ木綿季、支度して朝ご飯食べて学校行こうぜ!」
木綿季「うん!」
その後、俺と木綿季は支度を済ませ、用意してもらったら朝ご飯を食べ、学校に行こうとしてい。
源次郎「木綿季、哲也君に感謝するんだぞ。」
木綿季「うん!」
源次郎「哲也君、済まなかったね、今度また別件で礼をさせてもらうよ。」
哲也「いえ、彼氏として当然のことをした迄です。」
源次郎「ふっ、やはり君に木綿季を託して正解じゃったな、それじゃあ行ってらっしゃい!気をつけるんじゃぞ!」
哲也・木綿季「はい!/うん!」
俺達は源次郎さんに見送られながら学校に向かっていった。
風邪をひいた木綿季だったが、哲也の看病により回復、そしてまた更に愛情を深めた2人。
一体どれだけ2人の愛は深まるのだろうか。
次回は絶望的に運のない哲也の1日をお送りします!お楽しみに!