ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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皆さんメリークリスマス!イブですが楽しんでますか!?

私?私は・・・・・・・・・去年と同じく、龍が如くです(泣)私の冬はこのまま一生桐生さんで過ごすんでしょうか・・・・・・高望みしないんで彼女を・・・・・・

さて、私の話なんかは置いといて、今回はクリスマス記念の話でもなく、至って普通の話ですが、どうぞお楽しみください!


Part90 初めまして~現実での出会い~

「お疲れ様でした!!!!」

 

新庄「おう、お疲れさん。」

 

凛「皆気をつけて帰るんだよ~!!」

 

俺達野球部は今日の休日は午前中に部活をやり、午後はオフという日程だ。

 

もう着替え終えてるから、皆はどんどん帰っていった。

 

哲也「んじゃ帰ろうか木綿季。」

 

木綿季「うん!」

 

琴音「あ!哲也!」

 

哲也「ん?どした?」

 

琴音「あのね、さっき新庄先生に、哲也と一緒に買い物行ってくれって言われたの、だから一緒に行こ?」

 

哲也「へ?俺と?」

 

木綿季「あ、ボクも言われた!確か取りに行ってほしいものがあるとかなんとかって、前行った場所にあるからって、お礼はするよだって!」

 

哲也「うーん、じゃあ良いか、んじゃ行こっか。」

 

琴音「うん!」

 

木綿季「哲也とデート!!!!」

 

新井「あの野郎・・・・・・!!!!」

 

東山「公衆の面前で・・・・・・!!!!」

 

翔「はいはい、俺らも帰るぞ。」

 

新井「俺もデート行きてぇよ~!!!!」

 

東山「変われ哲也~!!!!」

 

中原「大変だな、翔。」

 

翔「こいつら抑えるのも大変だ・・・・・・」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

哲也「ここに来るのもテスト前以来か。」

 

木綿季「早く取りに行くもの取りに行っちゃお!」

 

琴音「そうだね!」

 

哲也「だな、んじゃ行くか。」

 

俺達は以前向かった場所に向かおうとした、でも向かう前に俺の携帯が鳴った。

 

哲也「?誰からだ?もしもし?」

 

『あ、哲也?』

 

声の主は姉ちゃんだった。

 

哲也「なんだ姉ちゃんか、どした?」

 

渚『今~~にいるんだけど来れる?』

 

哲也「俺も今そこにいるけど?」

 

渚『あ、ほんと?それなら後で駅の近くのカフェあるじゃん?そこに来てもらえない?』

 

駅の近くのカフェか・・・・・・確か前に鈴奈に連れて行って貰った場所か。

 

哲也「は?なんで?」

 

渚『それがね?財布の中身が足りなくてお会計できなくて・・・・・・何とかゆっくりコーヒー飲む振りするから早く来て!』

 

哲也「はぁ!?ったく大学生のくせに・・・わぁったよ、なるべくすぐ行くから待ってろ。」

 

渚『さっすが♪んじゃ待ってるね~♪』

 

姉ちゃんはそう言って通話を切った。

 

哲也「ったく、馬鹿じゃねぇの・・・」

 

木綿季「渚さんがどうしたの?」

 

哲也「金ないからカフェに来いと、我ながらアホな姉を持ったよ。」

 

琴音「哲也のお姉さん?」

 

哲也「そっ、良く大学行けたな・・・・・・」

 

琴音「会ってみたいな♪リアルの哲也のお姉さん♪」

 

哲也「そんな大層な人じゃねぇぞ?」

 

木綿季「それじゃあさっさと済ませて渚さんを助けよう!!」

 

琴音「おー♪」

 

まぁ余計なお使いが増えたが仕方ない、さっさと終わらせて姉ちゃんのとこに行って帰ろう、幸い行く場所は駅から5分くらいの場所だし、カフェもそこから近い、さっさと終わりそうだな、何事もなければ。

 

まず俺らは店に向かい、新庄先生が買ってあった道具を受け取った。

 

哲也「受け取り完了。」

 

木綿季「それじゃあ早く渚さんのとこに・・・・・・」

 

向かおうした時だった、どこからとも無く『誰か助けてください!!』という声が聞こえてきた。

 

哲也「・・・・・・デジャブ・・・・・・?」

 

木綿季「何言ってんの!早く助けに行こうよ!!」

 

琴音「多分あっちの路地裏だよ!!」

 

哲也「・・・・・・まさかね・・・・・・」

 

前はこのパターンで鈴奈にあったが・・・・・・いや、まさかな?

 

「いっひっひ!!!!前は変な男に邪魔されたが、今度こそはホテルに来てもらうぜ!?」

 

「少子高齢化の為だ!!悪く思うなよ!!!!」

 

哲也「・・・・・・・・・」

 

木綿季「さぁ哲也!あの女の子を・・・・・・ってどうしたの?」

 

琴音「なんだか哲也らしくないね?危機に直面してる女の子の前でやる気無さそうなんて。」

 

哲也「いや、まぁちょっとな、待ってて2人共。」

 

俺は荷物を2人に託し、以前に見た男共を蹴散らしに行った。

 

「ほら行くぞこら!!!!」

 

哲也「行くのはお前らのムショだゴラァ!!!!」

 

俺は男の片方を思い切り蹴飛ばした。

 

「っ!?ヨッちゃん!?」

 

哲也「今度はヨッちゃんかよ、おいヒデちゃん、さっさとどっか行っとけ。」

 

「ってよく見たらあの時の!もうしないから許して~!!!!」

 

そう言って男は倒れた男を抱えてどこかへ行った。

 

「あ、貴方はあの時の!!」

 

哲也「災難だな君も、大丈夫か?」

 

「はい!あ・・・・・・でも・・・・・・」

 

哲也「でも?」

 

「・・・・・・委員長呼んじゃったから・・・・・・もしかしたらまた・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・・・・てなると?」

 

「見つけたぞこの下劣な悪党め!!!!」

 

「・・・・・・すいません・・・・・・」

 

哲也「大丈夫だよ、もう慣れてる。」

 

あの声と台詞、そして委員長、どう考えても鈴奈だなこれ。

 

鈴奈「また同じ子に手を出したなこの!!!!」

 

そう言って鈴奈はあの時同様に飛蹴りを仕掛けてきた、何故って思う人もいると思うが、ここは思ったよりも暗く顔はあまり判別できない、俺だって鈴奈の顔は見えない。

 

鈴奈の蹴りは予想済みだったから俺はその足を掴んで止めた。

 

鈴奈「くっ!?」

 

哲也「って、お前まだスパッツも何も履いてないのかよ、真っ白なパンツが丸見えだぞ。」

 

鈴奈「っ!?貴様良くも・・・・・・ってまだスパッツ履いていない・・・・・・?・・・・・・・・・って!?」

 

鈴奈は俺の顔を見てすごく驚いた表情をした、まぁ鈴奈の気持ちも分かる、蹴ったのが知人なんて普通は思わない。

 

「あ、委員長、また助けられちゃいました♪あ!私今日は用事があるので!!!!」

 

哲也「んじゃ君は気をつけて帰りなよ?」

 

「はーい♪」

 

そう言って俺が助けた女の子は去っていった。

 

鈴奈「どうしてまた君なんだ!!!!」

 

哲也「どうしてって、用があったからだけども?」

 

鈴奈「しかもまたパンツを・・・・・・このドスケベめ!!!!」

 

哲也「何度でもいえ、スパッツも履かずに蹴ってくるなら何度でも見るぞこんにゃろう。」

 

鈴奈「スパッツは蒸れる!!!!」

 

哲也「知るか!!!!」

 

俺達がこんなやり取りを交わしてると、木綿季と琴音もこっちに向かってきた。

 

木綿季「哲也!!大丈夫なの・・・・・・って?その女の人?襲われてたの。」

 

琴音「なんだ、もう助けられたんだね。」

 

鈴奈「?誰なんだ?」

 

哲也「あぁ、そういや初対面だっけ?んじゃ紹介するよ、こっちがユウキで、こっちがフィリア、本名はユウキが紺野木綿季、フィリアは竹宮琴音だ。んで、2人共、この子はあのレイだ、本名一ノ瀬鈴奈。」

 

木綿季・琴音・鈴奈「えぇ!?」

 

木綿季「き、君があの!?」

 

琴音「レイ!?」

 

鈴奈「2人があの・・・・・・」

 

哲也「まぁ、仲良くしてな。」

 

木綿季「うわぁ~!まさかレイに会えるなんて!!」

 

琴音「ビックリだよ~!!」

 

鈴奈「それはこちらの台詞だ、まさか君達と現実で会えるなんてね。」

 

琴音「相変わらずクールだね♪」

 

木綿季「鈴奈!こっちでも宜しくね♪」

 

琴音「よろしく!!」

 

鈴奈「よろしく頼む。」

 

哲也「よし、自己紹介はOKだな。」

 

鈴奈「ところでどうして皆はここに?」

 

哲也「用事があってね、それが今終わったとこだけども、今度は別件で用事があってな。」

 

鈴奈「そうなのか、どこに行くんだ?」

 

木綿季「哲也にはお姉ちゃんがいるんだけど、なんでも財布の中身が足りないらしくて駅前のカフェで待ってるから来てって。」

 

鈴奈「駅前のカフェか、以前君と行ったところだね。」

 

哲也「そっ、鈴奈も来るか?」

 

鈴奈「僕も?」

 

琴音「私も初めてリアルの哲也のお姉さんのこと見るんだ!だから一緒に見に行かない?」

 

木綿季「リアル?じゃあもうALOでは会ってるの?」

 

琴音「一緒にクエストをこなすことがあってその時にね。」

 

鈴奈「・・・・・・あの時は酷い思いをしたよ・・・・・・」

 

哲也「まぁまぁ、んで?鈴奈は来るか?」

 

鈴奈「僕もリナのリアルには興味がある、美人なのか?」

 

哲也「俺に言われてもなぁ・・・木綿季はどう思う?」

 

木綿季「凄い綺麗な人だよ!姉弟揃って綺麗なんだよ!」

 

哲也「性格は酷いもんだけどな。」

 

木綿季「それは哲也が悪いんでしょ!」

 

琴音「綺麗な人か~益々楽しみになっちゃった!!!!」

 

鈴奈「それより、こんなところで喋ってないで早く行ってあげないとリナも困ってるんじゃないか?」

 

哲也「そだな、んじゃ行くか。」

 

~数分後~

 

哲也「おーい、姉ちゃん。」

 

渚「あ、やっと来た。」

 

木綿季「こんにちは!」

 

渚「あら、木綿季ちゃんも来てたんだね♪えっと、そちらの2人は?」

 

哲也「2人共 これが俺の姉ちゃんの荒波渚だ、んで姉ちゃん、この2人はそれぞれフィリアとレイ 本名はフィリアが竹宮琴音、レイが一ノ瀬鈴奈だ。」

 

渚「へっ!?ほんと!?」

 

琴音「はじめまして!いつも哲也にはお世話になっています!!」

 

鈴奈「初めまして、一ノ瀬鈴奈です。」

 

渚「ふぅ~ん、あんたは相変わらず可愛い子を連れてるってことね。」

 

哲也「なんだその言い方はこの野郎。」

 

渚「とりあえず座っちゃいなさいよ、あ、それはそうと、お金、持ってきてくれた?」

 

哲也「いくら足りねぇんだよ?」

 

俺達はそれぞれ座り、俺は座りながら足りない差額を聞いた。

 

渚「後100円・・・」

 

哲也「ったくしゃあねぇなぁ、ほら。」

 

俺は姉ちゃんに100円を手渡した、姉ちゃんは涙目になりながら手に取った。

 

渚「ありがとう~!持つべきものは優しい弟ね!」

 

哲也「大体、こんなとこ姉ちゃんが1人で来る場所じゃねぇだろ、なんでこんなとこ来たんだよ。」

 

渚「それが・・・大学生だから優雅にカフェでも行って課題をと思ってさ、課題が完成したから出ようとしたら、お金が足りないことに気づいたの。」

 

鈴奈「まぁここは見た目通り値段は貼ります、今後は気をつけた方がいいですよ?」

 

渚「ありがとね鈴奈ちゃん・・・」

 

哲也「・・・・・・ちゃんと歳上には敬語なんだな。」

 

鈴奈「僕を礼儀知らずの女だと思わないでくれ、まぁ人のパンツを舐め回すかのように見る君には無理な話だろうけどね。」

 

哲也「あのなぁ!?」

 

琴音「へっ!?」

 

渚「へぇ~!!!!あんたは相変わらずのド変態みたいね!?」

 

木綿季「これはどういう事かな~?」

 

哲也「え、いや、待って!?これには深海より深い訳が・・・・・・」

 

鈴奈(・・・・・・哲也、僕は何か不味いスイッチでも踏んだかい?)

 

他の3人の空気を察し、隣に座る鈴奈が俺にそう聞いてくる。

 

哲也(馬鹿野郎!!さっさと事情を説明しろ!じゃなきゃ俺がただ単にお前のパンツを見た変態じゃねぇか!!!!)

 

鈴奈(わ、分かった、すまない・・・)

 

鈴奈「あ、あの・・・僕から事情の説明を・・・・・・」

 

~数分後~

 

鈴奈「と、言うわけなんだ。」

 

木綿季「なーんだ、そういうことならノーカンだね。」

 

渚「ったく、それならそうと早く言いなさいよね。」

 

琴音「焦って損した・・・」

 

哲也「大体詳しい話も聞かずに怒ったのはお前らだろうが、特にそこのど貧乳。」

 

渚「あんた言っていいことと悪いことが分からないの!?」

 

哲也「いいのかよ?俺が100円払わなかったらどうなってたんだよ?」

 

渚「うっ・・・・・・」

 

哲也「へっ、しばらくは俺に貸しだな。」

 

渚「ムカつく・・・!!こんな奴に借りを作るなんて・・・!!!!」

 

鈴奈「・・・・・・やはり仲は良好みたいだね、哲也。」

 

哲也・渚「良くない!!!!」

 

琴音「息ピッタリ・・・」

 

木綿季「流石は姉弟♪」

 

鈴奈「まぁ、喧嘩するほどなんとやらだね。」

 

哲也「誰がこんなやつ好き好んで助けるか!」

 

渚「偶には『可愛いお姉ちゃんの為に頑張ったんだよ!』位言ってみなさいよ!!!」

 

哲也「誰が言うか!!」

 

渚「ほんと腹立つ~!」

 

琴音「ふふふ♪本当に仲が良いんだね♪」

 

哲也・渚「だから良くない!!!!」

 

木綿季「2人共ツンデレ?」

 

哲也「なんでこんな奴にツンデレしなきゃならんのじゃ!」

 

渚「ほんとよ!このアホ!!」

 

哲也「うるせぇ貧乳!!」

 

鈴奈「と、ところで騒ぐなら外で・・・」

 

喧嘩する俺らを宥める鈴奈の元に、1人の店員さんが5人分のコーヒーカップを持ってこちらまで来てくれた。

 

「いいんですよ、以前にも言ったでしょ?少し騒がしい方がお店としては賑やかでいいんですよ、後、これはいつもご贔屓にしてもらってるサービスです。」

 

そう言って店員さんは俺らの元にコーヒーカップを置いてくれた。

 

鈴奈「へっ!?いや、流石にこれは・・・」

 

「今後ともご贔屓にお願いしますね♪」

 

そう言って店員さんは下がっていった。

 

哲也「・・・・・・見たところ、鈴奈のいつものみたいだな。」

 

鈴奈「だね、でも流石にこれは・・・」

 

哲也「うーん、でもやっぱこういうのって受け取らなきゃ逆に失礼なんじゃねぇか?」

 

鈴奈「それもそうだね・・・・・・それじゃあ、少し休んでいくとしよう。」

 

木綿季「鈴奈のいつものって美味しいの?」

 

哲也「俺は美味しいと思うぞ。」

 

琴音「それじゃあ、いただきます・・・・・・うん!苦味の中にまろやかさもあって美味しい!」

 

渚「それじゃあ私も・・・・・・ほんとだ、美味しいわ。」

 

木綿季「ボクも・・・・・・うっ!?ふぇ~!苦い~!!」

 

哲也「ありゃりゃ、まだ木綿季には早かったか。」

 

木綿季「あ、でもその後に来る甘さが凄い!ボクでも飲めるよ!」

 

鈴奈「ふふふ♪気に入ってくれて何よりだよ♪」

 

哲也「是非ともどんなブレンドなのか知りたいよ・・・・・・うん、やっぱ美味い。」

 

鈴奈「まぁ、いつの日か教えるよ、そうだね、君が立派僕の部下になった時、教えてあげるよ。」

 

哲也「それなら、教えてもらえる日も近いかもな。」

 

鈴奈「自信家だね、まぁその位の方が僕としては頼れるしね。」

 

渚「それにしてもクールな鈴奈ちゃんと哲也がどうやって仲良くなれたのかが知りたいわね、まさかあんた、鈴奈ちゃんを脅してないでしょうね?」

 

哲也「なんでそういう発想になんだよ。」

 

鈴奈「まぁ、気があってしまっただけです。」

 

哲也「あってしまったってなんだ。」

 

木綿季「でも鈴奈もALOの時は女の子らしくすれば良いのに、折角良い体型してるのに。」

 

鈴奈「そ、そうかい?」

 

哲也「ほんと、姉ちゃん見てみろよ、断崖とは言わないがほぼ絶壁だぞ?」

 

渚「いつか殺してやる・・・・・・!!!!」

 

琴音「・・・・・・ね、ねぇ哲也。」

 

哲也「ん?どした?」

 

琴音「・・・・・・哲也から見て・・・・・・私って良いスタイルだと思う・・・・・・?」

 

哲也「へ?琴音?うーん・・・・・・うん、琴音は良いスタイルしてると俺は思うよ。」

 

琴音「ほんと!?」

 

哲也「おう。」

 

琴音「えへへ♪良かった♪」

 

鈴奈「なるほど、こうして浮気が成立していくんだね。」

 

哲也「へ?」

 

木綿季「哲也♪夜お説教ね♪」

 

哲也「ええっ!?」

 

木綿季「返事は?」

 

哲也「・・・・・・はい・・・・・・」

 

木綿季「よろしい♪」

 

哲也「トホホ・・・・・・」

 

鈴奈「それじゃあ哲也、僕のスタイルはどう思うんだ?」

 

哲也「えっ?」

 

鈴奈「どうなんだい?」

 

哲也「いや、ええっとだな・・・・・・鈴奈は・・・・・・」

 

鈴奈「・・・・・・そうなんだね・・・・・・言葉に出来ないほど酷いと言いたいんだね・・・・・・君は・・・・・・」

 

哲也「ええっ!?」

 

木綿季「哲也!!!!女の子泣かしちゃ駄目!!!!」

 

哲也「んなっ!?」

 

鈴奈「ふふっ♪君をイジるのは楽しいね♪」

 

哲也「てめぇ・・・・・・覚えとけよ・・・・・・」

 

鈴奈「なんだい?今度は僕をどうするつもりだい?まさか犯」

 

哲也「さねぇ!!!!」

 

渚「・・・・・・でも良かったわ、高校でも上手くやれてるみたいだし、皆、これからも哲也と仲良くしてあげてね。」

 

木綿季「はい!!」

 

琴音「もちろんです!!」

 

鈴奈「僕で良かったら。」

 

哲也「・・・・・・急に姉らしい一面見せやがって。」

 

渚「当たり前よ、お姉ちゃんなんだから、ねっ♪」

 

そう言って姉ちゃんは俺の鼻先をツンっと指先で突いた。

 

哲也「・・・・・・ったく。」

 

渚「おぉ?照れくさいの?もしかして。」

 

哲也「んなんじゃねぇ!!!!」

 

渚「照れるな照れるな♪お姉ちゃんが撫で撫でしてあげようか♪」

 

哲也「だあ外でやるな外で!!!!」

 

鈴奈「家ならいいのかい?」

 

哲也「家でも良くない!!!!」

 

渚「ふふっ♪」

 

哲也「・・・・・・ったく・・・・・・」

 

木綿季「やっぱり仲が良いんだね♪」

 

琴音「だね♪」

 

俺達はその後も雑談を続け、今は姉ちゃんの会計も済ませ外に出ていた。

 

哲也「さてと、鈴奈、俺らは帰るけどどうするんだ?」

 

鈴奈「僕はまた別件で用事があるからここで、また何かあった時はよろしく頼む、哲也。」

 

哲也「おう、任せとけ。」

 

木綿季「それじゃあね鈴奈!!」

 

琴音「また!!」

 

鈴奈「うん、また会おう。」

 

渚「それじゃあ鈴奈ちゃん、哲也達のこと、よろしくね♪」

 

鈴奈「はい、任せてください、それじゃあ、僕はここで。」

 

哲也「んじゃな、鈴奈。」

 

鈴奈「・・・・・・それじゃあ。」

 

去り際の鈴奈の顔は、何か寂しげな顔をしていた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

~哲也達の最寄り駅~

 

渚「あら、哲也と琴音ちゃんのアパートが一緒とはね、哲也 あんたまさか変なことしてないでしょうね?」

 

哲也「するか。」

 

木綿季「そこはボクが見張るから大丈夫です!次やったら・・・・・・ね?」

 

哲也「はい・・・」

 

琴音「私哲也にいつも助けられてるんですよ!ほんとに哲也の力が頼りで!」

 

渚「それじゃあ哲也はそれを裏切らないようにね、手出したらどうなるか分かってんでしょうね。」

 

哲也「琴音に手なんか出すかよ、暴力的な意味でも性的な意味でも。」

 

琴音「・・・・・・後の方なら私は良いけどな・・・・・・/////」

 

哲也「ん?なんか言ったか?」

 

琴音「え!?いや、何でもないよ!?」

 

渚「ま、これからも助けたてやってよね、英雄君。」

 

哲也「へいへい、ほら、もうアパートなんだから姉ちゃんは帰った帰った。」

 

渚「分かったわよ、ま、何だかんだ姉ちゃんって言ってくるとこはまだまだ可愛いとこね♪」

 

哲也「姉ちゃんは姉ちゃんだろうが、俺が渚呼びもおかしいだろうが。」

 

渚「それもそうね、それじゃあ皆、またね!」

 

琴音「はい!また!」

 

木綿季「さよなら!」

 

哲也「またねー」

 

琴音「さてと、私達も帰ろ!って言ってももうすぐそばだけどね。」

 

哲也「そうだな、・・・・・・あれ?なんか忘れてるような・・・・・・ってあぁ!?」

 

俺は右手に持っ荷物を先生に渡すのをすっかり忘れていた。

 

木綿季「あ、それなら別日でいいって言ってたよ?」

 

哲也「それなら良かった、んじゃ帰るか。」

 

木綿季「・・・・・・ねぇね、哲也。」

 

哲也「ん?どした?」

 

木綿季「あのさ・・・・・・お兄ちゃんって呼んでみていい?」

 

哲也「お兄ちゃん?」

 

木綿季「うん、ボクにとって、哲也はボクのことをずっと支えてくれたお兄ちゃんみたいだから、お姉ちゃんもいるけど、なんだか哲也と渚さんの仲良のさが羨ましくて・・・」

 

哲也「・・・・・仕方ねぇな、好きにしろ。」

 

木綿季「ほんと!?わーい!」

 

そう言って木綿季は腕に抱きついてきた。

 

木綿季「えへへ~♪お兄ちゃん~♪」

 

琴音「良かったね木綿季♪」

 

木綿季「うん!」

 

俺は腕に抱きついた木綿季にお兄ちゃんと呼ばれながら、家の扉を開けたのだった。

 

・・・・・・・・・・にしても、あの時の鈴奈の顔、なんか引っかかるな・・・・・・




現実での出会いを果たした3人。

これから先、いったいどんな波乱を巻き起こすのか?

そして、哲也の気になった鈴奈の顔とは?

次回は絶対に年越し前にあげます!内容は未定!

次回もお楽しみに!

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