ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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すいません!記念作品の方に時間を取られなかなか書けずにいられてここまで伸びてしまいました!!!!

なのでクオリティは余り良いとは言えませんが楽しんでもらえたら嬉しいです!

ではどうぞ!


Part87 我慢の限界~すれ違う2人~

凛「さぁ荒波君!1000本ノック行くわよー!!」

 

哲也「・・・・・・・・・」

 

凛「?荒波君?」

 

哲也「え?あ、お、おーう!1000本だろうが何本でも受けてやる!!」

 

凛「その意義よ!!それ!!」

 

哲也「ちょっ!?1本目から厳しすぎるぅ!?」

 

翔「・・・・・・大丈夫なのかな~アイツ・・・・・・」

 

新井「イチャつかないで1ヶ月だろ?哲也に我慢出来んのかね~」

 

東山「なんだ?そんな約束したのか?」

 

新井「訳ありでね~」

 

中原「まぁたまには野球のみに専念するのがいいだろ、さぁ俺らも練習だ練習。」

 

琴音「はーい、じゃあ皆は今からロードワークいってらっしゃーい♪私も自転車で後ろから追うからサボっちゃダメだよ~♪」

 

一同「えぇー!?」

 

凛「さぁどんどん行くわよー!!」

 

哲也「だから何でそんな所に打つのさ!!」

 

久々の部活に一喜一憂している皆、さて、部活をしてない皆は何してるのかな?

 

~教室~

 

木綿季「むぅ~・・・・・・」

 

明日奈「木綿季?今日は助っ人は大丈夫なの?」

 

木綿季「今日はね・・・はぁ・・・」

 

珪子「どうしたんです?」

 

木綿季「何だか哲也に露骨に避けられてる気がする・・・ボク何かしたのかな・・・」

 

里香「あ~・・・」

 

明日奈「何か知ってるの?哲也君が木綿季を避けてる理由。」

 

里香「え!?いや!私は何にも!!!!」

 

木綿季「・・・・・・哲也と遊びたいな・・・・・・」

 

~グラウンド~

 

哲也「はぁ・・・はぁ・・・」

 

こんちくしょう!!!!何でだ・・・・・・何でテストも終わったのに木綿季とイチャイチャ出来ないんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

 

凛「ほら!足止まってるよ!!次!!!!」

 

哲也「こんにゃろぉ!!!!」

 

哲也はきっちりとルールを守るが、木綿季は思ったことが現実には起こらず悶々している今この時。

 

哲也はルールを守り通すのか!!それともその前に折れるのか!?

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

哲也「ただいま・・・・・・」

 

俺は家に付くなり倒れるようにソファーにダイブした。

 

木綿季が・・・木綿季が不足してる・・・・・・!!!!あの声を・・・・・・甘えを・・・・・・体を・・・・・・!!!!

 

哲也「だぁもう!!!!こうなったらALOで気晴らしと行くか!!」

 

俺はそう思い夕飯を食う前にALOにログインした。

 

テツヤ「さぁてと、早速クエスト・・・・・・に・・・・・・」

 

ログインして体を起こすと、その体を起こした横にはユウキが立っていた。

 

ユウキ「あ・・・・・・」

 

テツヤ「・・・・・・」

 

ユウキ「あ、あのさ!!!!」

 

テツヤ「悪い!!!!」

 

俺はユウキの話を聞く前に強制ログアウトボタンを押し、無理やりALOの世界から現実世界に戻った。

 

哲也「・・・・・・・・・・・・何やってんだよ俺は!!!!」

 

馬鹿野郎!!!!翔も新井もいないあのチャンスを何でみすみす見逃したんだよ!!!!事情説明できたじゃねぇかよ!!!!

 

哲也「こうしちゃいられん!!!!早速もう1回!!」

 

俺はそう言ってもう一度ALOにダイブした。

 

テツヤ「ユウキ!!!!」

 

そう叫びながらログインしたが、既に目の前にはユウキの姿は無く、フレンドリストを見る限りもう既にALOにもいないみたいだ。

 

テツヤ「なんてこったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

絶好のチャンスを何であんなふうに潰しちまうんだよ俺は!!俺の馬鹿アホ間抜け!!!!

 

テツヤ「・・・・・・なんかもういいや・・・・・・今日は・・・・・・」

 

俺はやる気をすっかり無くし、ALOからログアウトした。

 

哲也「・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

怒ってるだろうな・・・・・・木綿季・・・・・・どう説明すりゃ良いんだよ・・・・・・

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

哲也「はぁ~・・・・・・・・・・・・」

 

翔「うーん、露骨に溜まってるな。」

 

里香「あんなんで持つのかしら・・・」

 

琴音「哲也もそうだけども・・・」

 

木綿季「はぁ~・・・・・・・・・・・・」

 

翔「木綿季の方も来てるな・・・」

 

里香「決壊も時間の問題かしらね・・・」

 

その翌日からは、木綿季も哲也に積極的に声をかけていった、だが、哲也はそれを全部かわし、あくまでルールを守ろうとしている。

 

木綿季「ねぇ!今日食堂で・・・」

 

哲也「あー翔ー?」

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

だったり・・・

 

木綿季「ねぇね、教科書忘れちゃったから見せてよ。」

 

哲也「Zzz・・・」←寝た振り。

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・」

 

とか・・・

 

木綿季「ねぇ~♪哲也~♪」

 

そう言って木綿季は座りながら哲也に抱きつこうとするが・・・

 

哲也「あ!いっけね!部室行かなきゃ!」

 

木綿季「へぶっ!?」

 

哲也は抱きつかれる前に立ち上がり、木綿季は抱きつこうとしていた体制から椅子から転げ落ちた。

 

木綿季「むぅ~・・・・・・!!!!」

 

とかとか・・・・・・

 

木綿季「あのね!!!!今日ボク暇なんだー!!!!」

 

哲也「でさ~」

 

里香「へ~そんなこともあるのね~」

 

木綿季「むぅ~!!!!」

 

里香(木綿季が凄い怒ってる・・・大丈夫なのかしら・・・)

 

はたまた・・・

 

木綿季「ふにゃ~・・・ちゅかれた~・・・」

 

木綿季(いつものおねだりポーズ・・・これなら!)

 

哲也「ふむふむ・・・大谷がメジャーで今期初勝利か~」スマホポチポチ

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

とかで、色々な方法で木綿季を回避してきた哲也。

 

だが、3日後、遂に1人の方のダムが決壊する・・・・・・!!!!!

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

~早朝・哲也家~

 

哲也「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!木綿季木綿季木綿季木綿季木綿季!!!!!!!!!!!!」

 

俺はその言葉を叫びながら家の中で頭を抱えながら転がっていた。

 

あの木綿季の甘えた言葉、可愛い顔、綺麗な髪、ぴょんっ取跳ねたアホ毛、木綿季を象徴するいい香り、いつも思う存分に補給しているのに・・・・・・・・・ちくしょう・・・・・・・・・木綿季が・・・・・・・・・木綿季が・・・・・・・・・・・・もう写真だけじゃ辛いよぉ~・・・・・・・・・・・・

 

で、でも俺らが大人になった時のことを考えるとこれも仕方の無いことなんだよな・・・・・・・・・ごめんね・・・・・・・・・木綿季・・・・・・・・・話しかけられてもスルーして・・・・・・・・

 

哲也「・・・・・・・・・木綿季・・・・・・・・・」

 

こうなったら俺も木綿季の部屋を作ろうかな・・・・・・部屋中木綿季だらけにして・・・・・・エロい写真なんかも取ってそれを貼っつけて・・・・・・くぅ~!!!!想像しただけで萌える!!!!

 

・・・・・・・・・でも・・・・・・・・・木綿季んち見たいに金無いし壁紙すぐ変える機械なんざねぇし・・・・・・・・・はぁ・・・・・・・・・溜め息が尽きないわ・・・・・・

 

朝食を食う時も、顔洗う時も、歯を磨く時も、登校してる時もず~っと溜め息を吐きながら学校に向かった。

 

哲也「はぁ・・・・・・・・・・・・」

 

琴音「おはよ、哲也、大丈夫?」

 

里香「死にそうな顔してるけど・・・」

 

哲也「ふはは・・・そう簡単にくたばる俺では無いわ・・・・・・仮にも英雄なんだ・・・・・・ぜ・・・・・・」

 

翔「足ふらつかせて良くゆうよ・・・・・・本当に平気なのか?なんなら賭け止めるか?」

 

哲也「止めるわけにゃいかねぇ・・・・・・これは木綿季からではなく俺から与える木綿季への試練なんだ・・・・・・耐えろよ木綿季も・・・・・・後2週間弱の辛抱だからな・・・・・・」

 

里香「まぁ、その木綿季は今朝からイライラ前回な顔つきでいるけどね・・・」

 

そう言って指さした先には木綿季がいる、その木綿季は後ろから見ても分かるくらいおぞましいオーラを放ち、いつもは垂れ下がるアホ毛もピンっと跳ね上がり、物凄い速度で貧乏揺すりしてる、基本貧乏揺すりをしない木綿季だが、貧乏揺すりをしてる時は確実にイライラしてる時だ、例を挙げるとだが、前日の大切な約束をすっぽかしたりすると良くSAOの頃あぁなってた・・・顔つきも険しくなるしで近づきがたい存在になる。

 

哲也「う・・・だけど我慢だ俺!我慢我慢!」

 

里香「耐えれるといいわね~」

 

哲也「任せろ!」

 

そして、今日も1日を過ごす、でも、今日は木綿季が比較的話してこなくてスルーしようにも話しかけられないから何もしないで済むというラッキーな日だった。

 

そして、昼時、俺はあの勉強メンバーで食堂で飯を食べていた。

 

新井「なぁ、どうなんだ?現状。」

 

里香「現在木綿季の方は限界に近づいてるみたい、凄いイライラしてる。」

 

琴音「あれぞまさに鬼神って感じ・・・」

 

新井「怖・・・」

 

哲也「でも今日は比較的楽だわ~木綿季が話しかけないし。」

 

翔「何かの前兆だったりして。」

 

哲也「まさか~!」

 

ちなみにその頃教室では・・・・・・

 

木綿季「ムカつく・・・・・・!!!!」

 

明日奈「ど、どうしたの?そんなに機嫌が悪いなんて珍しいね・・・」

 

珪子「ちょっと怖いです・・・」

 

木綿季「なんで哲也はボクを無視すんのさ!!!!」

 

明日奈「うーん・・・どうしたんだろうね・・・」

 

珪子「あ、飽きちゃったとかですか・・・・・・?」

 

和人「そんなまさか、ありえないよそんなことは。」

 

木綿季「・・・・・・あの女ったらしめ・・・・・・!!!!」

 

木綿季のイライラが最高潮に達する中、まだ少し余裕を見せる哲也。

 

この後、大事件が起こる・・・・・・!!!!

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

新庄「よーし、今日の授業はこれまでだ、えーっと・・・紺野?何があったかは分からんが早く機嫌なおせよ?」

 

木綿季「・・・・・・・・・」

 

新庄「はい、んじゃあ号令なしでいいや、終わりー。」

 

哲也「あ、先生?」

 

新庄「どした?」

 

哲也「実は・・・・・・・・・」

 

新庄「あぁ、なら今日は部活休んで良いぞ?」

 

哲也「すんません、助かります。」

 

新庄「まぁ・・・」

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

里香「あの木綿季の目線・・・もう何考えてるかさっぱりわかんないわね・・・」

 

翔「人1人殺してもおかしくない目だ・・・」

 

琴音「これで2週間間持つのかな・・・」

 

そして、帰りのホームルーム。

 

凛「ええっと・・・紺野さん?一体何が・・・」

 

木綿季「なんでもないです!!!!」

 

凛「ひっ!?」

 

め、めちゃくちゃキレてる・・・・・・どうしよ・・・・・・このままじゃクラスに被害が・・・・・・

 

凛「き、今日の伝達は何も無いです!それじゃあ帰りましょ!!」

 

一同「きょつけーれーい、さよならー」

 

哲也「さて、翔、今日は言った通り・・・」

 

木綿季「哲也!!!!!!!!!!!!」

 

哲也「っ!?」

 

木綿季は凄い剣幕で俺の目の前に立ち塞がった、今まで感じたことのない寒さと共に。

 

木綿季「新庄先生との話し聞いてたよ!!!!部活休むんだよね!?だったらボクと話す余裕あるよね!?ねぇ!!!!!!!!」

 

哲也「うっ・・・それは・・・・・・すまんが今日は休むが俺に予定が・・・・・・」

 

木綿季「予定って何よ!!!!!!!!女!?また女!?だから最近ボクのこと露骨に無視すんでしょ!?ねぇ!!!!!!!!!!」

 

哲也「い、いや、女じゃ・・・・・・」

 

木綿季「じゃあ何!?飽きたの!?胸が小さいから!?めんどくさいから!?あんな変な約束したから!?」

 

哲也「ゆ、木綿季?話を・・・」

 

木綿季「聞かなかったのはどっちよ!!!!!!!!もう良いよ!!!!!!!!!!!!哲也なんか・・・・・・・・・哲也なんか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

その次に木綿季から発せられた言葉は、俺が想像したこともない言葉だった。

 

木綿季「哲也なんか大っ嫌い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

哲也「んなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!?!?」

 

木綿季「馬鹿!!!!死ね!!!!!!!!!!!!」

 

そう言って木綿季はどこかへ去っていった。

 

哲也「あ・・・・・・・・・・・・木綿季に・・・・・・・・・嫌われた挙句・・・・・・・・・死ねって・・・・・・・・・・・」

 

翔「て、哲也・・・・・・・・・?」

 

哲也「欝だ・・・・・・・・・死のう・・・・・・・・・・・・」

 

俺はその場で倒れ込んだ。

 

里香「っ!?哲也!?」

 

明日奈「哲也君!?」

 

和人「哲也!?一体何があったんだ!?」

 

話の自体を飲み込めずザワザワするながら、職員室に用があり戻ってきた琴音が教室に入ってきた。

 

琴音「ねぇ皆、哲也いるかな?」

 

翔「・・・・・・・・・そこに・・・・・・・・・」

 

琴音「?」

 

琴音は足元を見た、するとそこにはぶっ倒れてる哲也とそれを頭から踏んづけてる琴音の足があった。

 

琴音「ふぇぇ!?哲也!?」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

あの後、哲也は琴音に介抱してもらいなんとか精神を保てている。

 

哲也「ぐすんっ・・・・・・木綿季に死ねって言われた・・・・・・嫌いって言われた・・・・・・・・・」

 

琴音「よしよし・・・・・・」ナデナデ

 

ちなみに哲也は寝転がりながら琴音の身体に抱きつき、癒されてる最中、だから木綿季に言わんれだよ哲也・・・・・・

 

明日奈「い、一体何があってあんなことに・・・?」

 

翔「実は・・・」

 

~説明中~

 

明日奈「なるほど・・・・・・」

 

和人「だから木綿季が怒ってたのか・・・・・・」

 

珪子「うーん・・・・・・哲也さんの思い遣りが裏目に出ちゃいましたね・・・・・・」

 

哲也「琴音ぇ・・・俺どうすりゃいいんだよ・・・・・・」

 

琴音「私が事情説明してみようか?」

 

翔「暫くあの機嫌が直ることはない気が・・・・・・」

 

哲也「・・・・・・・・・どうすりゃいいんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

果たして!嫌いに加え死ねと言われた哲也は木綿季と仲直りできるのか!?




木綿季にまさかの言葉を吐かれた哲也。

哲也と木綿季の仲直りは実現するのか!?それともこのまま別れるのか!?

次回は多分今回と同じくらい間が開くことが予想されます、早く投稿できたら出来るだけ早くするので是非次回もお楽しみにください!

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