ソードアート・オンライン~死神と呼ばれた剣士~   作:畜生ペンギン

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一応今回でテスト週間はおわりますが、まだまだテスト週間編は続きます!!

後少しで終わると思うのでもう少しお付き合い下さい!!!!

ではどうぞ!!


Part86 テスト当日~哲也の真価~

「それでは初日1時間目のテストを始める!!!!始め!!!!」

 

いよいよテストが始まった今日この日、席は出席番号順になる。

 

ちなみにテスト習慣の日程はこんな感じ。

 

『1日目 数1 国語

2日目 生物 日本史 英語

3日目 物理 数A

4日目 化学 アンケート』

 

こんな感じだ、ちなみにアンケートとは、これまでの授業における先生に対する評価を俺らが書くというものだ、まぁこれは勉強しないでもいいから実質4日目の1時間目でテストは終わる。

 

さて、俺はこの初っ端からの数1に正直最初は絶望していたが、今ではもうすーらすら解ける。

 

いやね、本当に解けちゃうの、笑えるくらい。

 

哲也「くっくっく・・・・・・」

 

珪子(だ、大丈夫何でしょうか・・・笑える程解けないのかな・・・?)

 

そして数学1を解き終え、次は国語。

 

翔「どうだった?」

 

哲也「うーん、なんとも言えんが過去最高点な気がする。」

 

珪子「な、なんですか、解けた笑い声だったんですね、いきなり『くっくっく・・・・・・』なんて言い出すからビックリしちゃいましたよ・・・」

 

哲也「あれ?聞こえてた?」

 

珪子「はい。」

 

哲也「ま、まぁなかなか解けたって事でさ!さぁ次は国語だ!!!!」

 

翔「まぁ頑張れよ、後は結果を残すだけだ。」

 

そして、次の時間の国語も俺は難無く解き終え、学校も終わり、帰宅。

 

哲也「さぁ勉強勉強!!!!」

 

里香「んなことより復習しなさい!今日のテストの!」

 

哲也「断る!!」

 

琴音「どうして?」

 

哲也「今もし数1と国語でコケたことが分かったら多分勉強に対するやる気は格段にそがれる・・・だから今回あえて復習しねぇ!」

 

翔「てかお前いつも復習しねぇだろ。」

 

哲也「うっ・・・」

 

新井「まぁそれならそれで明日の分も勉強しちゃおうぜ~」

 

哲也「だな。」

 

そんな感じで、俺はこの日も含め2日目、3日とテストと勉強をこなし、いよいよ3日目の夜、最後の詰め込みだ。

 

哲也「いやぁ勉強すんのが一教科って楽だわ~!!!!」

 

翔「だからって気抜くなよ?」

 

哲也「へいへい。」

 

琴音「さぁいよいよラストスパート!!!!頑張れ哲也!!!!」

 

里香「ほら!ここケアレスミスしてる!!!!」

 

哲也「あ、やべ。」

 

新井「ただいまー、哲也、ほれ。」

 

俺は新井に頼んどいたBLUE Pokeと言うエナジードリンクを受け取った。

 

哲也「おっ!サンキュー!!よっしゃこれでラストスパートかけるぜ!!!!」

 

俺は受け取ったBLUE Pokeを飲み干し、再びノートに目を向けた。

 

ちなみにコレはかなりのカフェインが入っている、その為目の活性化には丁度いいが、摂りすぎは注意だ。

 

哲也「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

翔「さぁ頑張れ!今日でラストだぞ!」

 

琴音「ファイトファイト♪」

 

里香「いい調子よ哲也!!!!」

 

新井「頑張れ俺らのエース!!!!」

 

そして、いよいよテスト前最後の夜を終え、就寝することに。

 

哲也「Zzz・・・・・・」

 

「・・・・・・おーおー、気持ちよさそうに眠りやがってこの野郎。」

 

そう言って寝ている哲也の前に現れたのは、テスト週間中ほぼ夜はつきっきりで哲也に勉強を教えて・・・・・・と言うか頭に叩き込んでいた飛鳥だった。

 

飛鳥「まぁ、一応今日もやっとくか?おーい、哲也 問題だぞー」

 

~数時間後~

 

飛鳥「うん、もう大丈夫かな、おい、哲也、この私がずっと勉強教えてたんだぞー」

 

そう言って飛鳥は哲也の頬をつついた。

 

哲也「うーん・・・むにゃむにゃ・・・・・・」

 

飛鳥「ったく、爆睡しやがって・・・・・・」

 

哲也「Zzz・・・」

 

飛鳥「・・・・・・って・・・・・・これ・・・・・・キスするチャンス何じゃ・・・・・・?」

 

飛鳥「・・・・・・・・・いやいやいや!!!!寝込みを襲うのか!?いやでもそうでもしなきゃ多分コイツとのキスは多分金輪際無理な気が・・・・・・・・・」

 

飛鳥「・・・・・・・・・仕方ないよね、うん!!!!その通りだ!私は死人なんだ!!!!だからノーカンだ!!」

 

そう言って飛鳥は哲也の横に行き、顔を近づけた。

 

哲也「Zzz・・・・・・」

 

飛鳥「いざ・・・・・・」

 

そう言って飛鳥は目を瞑りながら哲也の唇へとゆっくり飛鳥自身の唇を近づけていった、だが後少しという所で飛鳥はキスを止めた。

 

飛鳥「・・・・・・やっぱし、こんなの卑怯だよな、やっぱしお前が起きてる間に唇のファーストキスはくれてやるからな!!!!首洗って待ってろよ♪」

 

そう言って頬にキスをして、飛鳥は天国へと帰っていった。

 

そして、翌朝。

 

哲也「ふぁ~・・・・・・歯磨きするか・・・・・・」

 

そう言って洗面台に向かった哲也、鏡を見た時に哲也は自分の顔のある異変に気づいた。

 

哲也「あり?なんだこのキスマーク・・・・・・?ま、まさか俺琴音か里香に寝こみ襲われた・・・・・・!?」

 

里香「襲うかアホ!!!!」

 

そう言って里香は哲也のことを引っぱたいた。

 

哲也「いたぁい!?」

 

里香「何で私がアンタを襲わなきゃいけないのよ!!!!」

 

哲也「じゃあこのキスマークなんなんだよ!?」

 

里香「知らないわよ!!!!幽霊にでもやられたんじゃないの!?」

 

哲也「なにぃ!?幽霊!?怖い・・・・・・って幽霊・・・・・・?・・・・・・・・・ふっ、なるほどな、お前だったのか、ったく、一言言ってくれれば起きるのに。」

 

里香「?何言ってんのよ?」

 

哲也「別に?さぁ歯磨き歯磨き。」

 

里香「変な哲也、まぁいつも変か。」

 

哲也「いつもとはなんだこんちくしょう!!!!」

 

 

 

 

 

 

飛鳥「バーカ!!!!起きてる間にそう簡単にキスなんかしてやるかよ♪まぁ気づいただけ許してやるか♪」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「・・・・・・・・・それまで!!!!筆記用具置いて後ろからテスト用紙回して!!!!」

 

哲也「終わったぁ~!!!!」

 

俺は先生の発言と共に机に伏せた、もうなんか全てを出し尽くした感じがする、もう疲れた、何もできない。

 

ひとまずテストを回し終え、翔とちょっと会話。

 

翔「どうだ?」

 

哲也「へっへっへ・・・もうバッチリよ・・・・・・ふふふ・・・・・・」

 

翔「そうか、なら良かったな。」

 

哲也「あ、あぁ・・・」

 

テストは終わったが次のアンケートが待っている、だが、それをやる前に、俺は今までの疲れがどっと湧いて出てきて、気づいたら眠ってしまっていた。

 

凛「さぁ!次はアンケートね!あ、綾野さん、荒波君を・・・」

 

翔「先生、アンケートアイツの分後で書かしてやってくれませんか?もうこの2週間ほぼ寝てなかったんでねかしてやってください。」

 

凛「へ?ほんと?ふふっ♪勉強頑張ったのね♪分かったわ、荒波君の分は後で回収するわ。」

 

哲也「Zzz・・・・・・♪」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

テストを行った日から日は経って次週の月曜。

 

凛「はい!皆、今日はテストの丸つけもおわったので

それぞれの順位が貼られることになります!!!!気になる人は是非見てね!!!!」

 

琴音「アレ?テスト返す前に見せちゃうんですか?」

 

凛「なんだか、成績上位者はそこに点数も書いてあるシステムらしいの、私も少し驚いたけどね。」

 

木綿季「・・・・・・ねぇ琴音。」

 

琴音「?何?」

 

木綿季「哲也は?」

 

琴音「へ?哲也は・・・・・・何度インターフォン押しても出てこなかったから多分寝てるんじゃないかな?」

 

木綿季「そ、そうなんだ・・・・・・」

 

琴音(いよいよ哲也の運命が決まる・・・・・・大丈夫かな・・・・・?)

 

そしてホームルーム終了後、いつものメンバー+新井は順位表を確認しに行っていた。

 

翔「さぁ下から見ていこう。」

 

『50位 新井 貴明、400点。』

 

新井「あれ?俺で50位?ボーダー低くね?」

 

里香「まぁ新井君も勉強頑張ってたしね、良かったじゃない。」

 

新井「まぁ、それもそっか。」

 

『45位 綾野 珪子 450点。』

 

珪子「あ、私が45位です!」

 

里香「おぉー上々ね、皆頭良いのね~」

 

『39位 篠崎 里香 489点』

 

里香「あら?」

 

珪子「なんだ、里香さんも頭いいじゃないですか!」

 

里香「こんなに取れたのも、やっぱしあの勉強のおかげかな?」

 

琴音「今残ってるのは私、哲也、木綿季、明日奈、和人、翔?」

 

翔「だな、さぁお次は・・・・・・随分とねぇな・・・ええっと・・・・・・おっ!あったぞ!10位に琴音だ!!」

 

『10位 竹宮 琴音 708点』

 

琴音「わぁ!?10位だ!!しかも700点越え!こんなに行けるとは思わなかった!!」

 

新井「琴音ちゃんやるな~皆での勉強が役にたったのかな?」

 

琴音「かもね♪」

 

里香「次は~・・・」

 

『5位 結城 明日奈 798点』

 

明日奈「あちゃー!800点行けなかったか~!!」

 

和人「でも凄いじゃないか5位、流石だな。」

 

明日奈「えへへ♪」

 

里香「アンタはいつ出るのやらね~」

 

和人「うっ・・・・・・」

 

『3位 前田 翔 830点』

 

新井「うわっ!?コイツ830点も取りやがったよ!!!!」

 

里香「うっわ~哲也から聞いてはいたけど頭良いのね~!!」

 

翔「まぁこんなもんかな・・・」

 

琴音「さぁ残りは2席・・・・・・」

 

和人「俺、木綿季、そして哲也・・・・・・」

 

里香「和人は無いとして・・・・・・」

 

和人「おいっ!?」

 

珪子「2人は入って・・・・・・」

 

『2位 紺野 木綿季 845点』

 

木綿季「うひゃー!!!850点いけなかったー!!!!」

 

和人「そ、それでも充分化け物だろ・・・・・・」

 

翔「おめでと木綿季。」

 

木綿季「えへへ~♪」

 

琴音「で、でも・・・・・・」

 

明日奈「1位が・・・・・・」

 

里香「哲也って・・・・・・」

 

翔「・・・・・・無理だったか・・・・・・」

 

「何辛気臭い顔してんだお前ら?」

 

新井「あぁ!!来たぞ!!!!」

 

翔「哲也!?お前何やってたんだよ!!!!」

 

哲也「なにって、寝てた。」

 

琴音「もぉ!何度もインターフォン押したんだよ!?」

 

哲也「え?まじ?ごめんごめん・・・んで何見てんの?」

 

翔「順位表だよ。」

 

哲也「えっ!?それってあの上位50人の!?」

 

里香「そうよ、それで、残すは1位の座を残してアンタと和人を残すのみよ。」

 

哲也「何ィィィィィィィィィィィィィ!?」

 

翔「正直、もう無理な気がするんだが・・・・・・」

 

哲也「馬鹿野郎!!!!見なきゃ分かんねぇだろうが!!!!」

 

翔「・・・・・・んじゃあ覚悟を決めてみてみよう、1位の名前を。」

 

哲也「たりめぇだ!!!!」

 

哲也(頼む・・・・・・奇跡よ起きろ・・・・・・!!!!)

 

意を決して哲也達は1位に書いてある名前を見た。

 

『1位 荒波 哲也 850点』

 

哲也「ダメだァァァァァァ・・・・・・・・・・・・?」

 

翔「アレ?幻影でも見てんのか俺は・・・・・・」

 

琴音「・・・・・・幻影じゃないみたい・・・・・・」

 

哲也「新井、殴れ俺を。」

 

新井「え?」

 

哲也「早く!!!!」

 

新井「分かったよ!」

 

そう言われた新井は哲也を殴った。

 

哲也「痛い!!!!ってことは・・・・・・夢じゃないの!?」

 

明日奈「おめでとう哲也君!!!!1位だよ1位!!!!!!!!」

 

里香「まぁ私達が勉強教えたんだからこれが当然の結果よね!!!!」

 

哲也「や・・・・・・・・・・・・やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

哲也は叫びながら飛び跳ねた、無理もない、万年最下位レベルだつた哲也が1位を取り、しかも木綿季との賭けにも勝利した、もう哲也に失われる物は無い。

 

哲也「皆サンキューな!!!!マジ助かったよ!!!!」

 

里香「まぁお礼は期待してるわよ?」

 

明日奈「良かったね哲也君♪」

 

哲也「やりゃあ出来るんだ俺は!!!!はっはっはっ!!!!!!!!」

 

翔「ったく、まさか1位とはな。」

 

木綿季「・・・・・・・・・」ソワソワ

 

哲也「さぁて!!!!」

 

そう言って哲也は木綿季の方を振り向いた。

 

木綿季「っ!!!!」

 

木綿季(き、来た!!!!)

 

1歩ずつ木綿季に歩む哲也、1歩歩む度に木綿季の鼓動は強くなっていた。

 

木綿季(早く哲也を褒めたいよ~!!撫で撫でされたいよ~!!)

 

だが、そんな木綿季の思いとは違い、哲也は木綿季をスルーし、その奥にある哲也達の教室に入った。

 

哲也「さぁて寝るぞ~♪」

 

琴音「駄目勉強!!」

 

哲也「今だけは勘弁して~!!!!」

 

木綿季「あ、アレ・・・・・・?」

 

~帰りのホームルーム~

 

凛「はい!皆知ってるかもしれないけどなんと!!!!荒波君がまさかまさかの1位を取りました!!!!」

 

哲也「へへへ~♪」

 

凛「それだけ頑張ったんだね、先生感心しちゃった♪野球の方も頑張ってね♪」

 

哲也「まっかしとけい!!!!」

 

1位を取ってちょっと得意気な哲也、ホームルームが終わった後も元々クラスの中心にいた哲也は皆から引っ張られていた。

 

「ねぇねぇ!私にも勉強教えてよ!!」

 

「ずるい~!じゃあ私も♪」

 

「私も教えてよ~!!」

 

哲也「はいはい、話は聞いてやるから並んで並んで。」

 

翔「まさか、アイツが国語、日本史、世界中、数1、英語で100点をもぎ取るとはな・・・・・・」

 

木綿季「よっぽど頑張ったんだね♪やっぱしボクの哲也は1番なんだから!!!!」

 

琴音「だね♪」

 

里香「それ以外の4教科でも90点以上なんて・・・なんか腹立つ・・・」

 

和人「ほ、ホント凄いな哲也は!!!!流石は英雄!!!!」←全体順位150/400。

 

明日奈「和人君も決して悪くは無いけど正直今回は私達が出来すぎだよね・・・」

 

珪子「哲也さんの努力の結晶ですね!!!!」

 

哲也「いやぁ参った参った!!みーんな俺に勉強教えてって言ってくるんだから♪俺これからも勉強頑張っちゃおうかな♪」

 

翔「そうしろよ、今回死ぬほど詰め込んだんだから次の勉強は比較的楽なはずだぞ。」

 

哲也「まぁ、俺はやれば出来る子って事で!!!!さぁて!!!!」

 

そう言って哲也は再び木綿季の方を向いた。

 

木綿季「っ!!!!」

 

木綿季(来た!!!!来た来た来た!!!!今度こそは・・・)

 

哲也『木綿季♪』ナデナデ

 

木綿季『~♪』

 

とか・・・

 

哲也『ゆーうーきー!!!!』ギュー!!

 

木綿季『えへへ~♪』

 

とかとか!!!!

 

と、また脳内でお楽しみを膨らませる木綿季だった、そして、思惑通り木綿季の頭に手を伸ばした。

 

木綿季(やった♪撫で撫で~♡)

 

・・・・・・・・・かと思いきや、哲也の手はその木綿季の頭の奥にある教室の扉に手をかけた。

 

そう、木綿季は教室のドアの前に立っていたのだった。

 

哲也「さぁ練習練習!!翔!!新井のとこ行くぞ!!!!」

 

翔「あいよー」

 

木綿季「・・・・・・・・・・・・・・・アレ?」




なんと!ほぼ最下位に近い馬鹿だった哲也が学年1位を取り、見事木綿季との別れの話は無しにした哲也。

そして、またイチャイチャ出来る日々が始まると思った木綿季だったが、2度も哲也にスルーされる木綿季。

この先一体どうなる!?

次回もお楽しみに!!

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