神様から授かった能力 ~スタンド使いが幻想入り~ 不定期更新   作:薬売り

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烏の瞳

浄夜「わお、地獄」

さとり「まぁ、元々灼熱地獄ですからね」

浄夜「今は使われてないんだ」

さとり「はい」

 

なるほど、旧地獄ってわけか。

 

霊夢「あっついわねぇ…溶けそう」

魔理沙「本当な」

浄夜「早く捜そうぜ。異変の犯人」

霊夢「せやな」

浄夜「何故関西弁?」

 

うおっと、地震が多いな。

これじゃあ、時間の問題か?別に数学の話じゃないぞ?

 

霊夢「とっとと見つけて終わらせましょう」

魔理沙「イエスマム」

 

と、霊夢達が言った瞬間、物凄い力を感じた。

上から?圧力がかかっている。この感覚は……なんだろうか。神奈子のような雰囲気。

上を見上げればそこには女性が一人いた。

 

女性「フッフッフ……かかってきんしゃい!!」

浄夜「………彼女は?」

さとり「『霊烏路空』です。お空って呼んであげてください」

浄夜「了解」

お空「私に会いに来たの?変わり者ね!!」

浄夜「よく言われるよ」

 

言われたくはないが。

 

お空「間欠泉を止めたいのね?」

浄夜「ああ、そうだ」

霊夢「私的には止めてほしくは…」

浄夜「はいはい黙っとけ」

お空「遥か遠くの地上からわざわざ来てくれたのにこんな事言うのも心苦しいんだけど……間欠泉は止まらないわよ。もう遅い、遅すぎたわ」

紫『なんですって?』

 

おっとそうだった。通信機を持っていたんだった。

いきなりで吃驚したぜ。

 

浄夜「間欠泉が止まらない?どういう事だ?」

お空「究極の力を手に入れた」

浄夜「RPGゲームかなにかか?」

お空「ナレーションじゃないわよ。私が、手に入れたってこと」

浄夜「あ~何となく分かった。帰ったら説教(物理)だな」

霊夢「あんたの所の神かよ」

浄夜「お空の圧が神奈子に似ていた。そういや、地底の異変解決に行くって言ったら動揺してたな。ホント、余計なことだけしてくれるよな」

霊夢「同感」

 

魔理沙も後ろでうんうんと頷いている。

あいつら、本当に神なんだろうな?紙の間違えか?

 

お空「さっきから何の話をしてるの?」

 

不機嫌そうにこちらを見つめる。

 

お空「私も入れてよッ!!」

浄夜「それで不機嫌なんかいッ!?」

お空「鳥トークしようよ!!」

浄夜「いや、俺人間」

お空「なに言ってるの?鳥じゃない」

 

あ、そういや俺今魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)だった。

まぁ、いいや。そんなことより…

 

浄夜「そんなことより、戦いだ」

お空「そうこなくっちゃ!!」

 

刹那、弾幕が俺の顔の横を走った。

熱い空気が肌を撫でる。

 

浄夜「はやッ!?」

お空「言ったでしょう?究極の力ってね!」


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