神様から授かった能力 ~スタンド使いが幻想入り~ 不定期更新 作:薬売り
カシャ……カシャ……
ガシャドクロは浄夜と嵐に近付き…浄夜と嵐が気絶しているのを確認した。
ドクロ「ハーッ……ハーッ……」
ガシャドクロは大きく口を開き、浄夜と嵐を口のなかに…
霊夢「させるかッ!!」
霊夢の弾幕によって二人が食べられることを阻止した!
霊夢「危ないわね…二人は仲良く寝ているのね…貴方が寝かしつけてくれたのかしら?」
ドクロ「ハーッ……ハーッ……」
霊夢「そりゃどうもッ!!」
霊夢は追尾弾の弾幕を放ちガシャドクロを攻撃する。
しかし、『スタープラチナ』や『ザ・ワールド』のラッシュを耐えただけあり、弾幕の攻撃はあまり効いていない。
霊夢「硬いわね~。カルシウムの摂りすぎじゃあなくて?」
文「浄夜さんと嵐さんを丸飲みしようとしてましたから、たぶん原因はカルシウムですね~」
文、二人も参戦。
文2「私達の速さに着いてこれますかァァァッ!!」
目にも止まらぬ速さでガシャドクロの防御体勢を崩す。
そのスキに…
霊夢「『霊符「夢想封印」』ッ!!」
ドクロ「ガアアアアアッ!!」
スペルカードは通用するらしい。
ガシャドクロの弱点、どうやら『霊力』らしい。
早苗「ジョジョ!!」
早苗も参戦。
なのだが…
ガシャドクロは思い切り息を吸ったッ!!
霊夢「なッ!!」
文「「あやぁああああ!?」」
早苗「キャア!!」
四人はガシャドクロの方へ吸い込まれ、そしてッ!!
その勢いでガシャドクロは左手で三人を殴ったッ!!
霊夢「ウグッ!!」
文「「ウッ!」」
早苗「グッ…」
四人は、飛ばされた…
ガシャドクロは浄夜と嵐の方へと近付く。
霊夢「や…めなさ…い…」
早苗「お…きて…」
ガシャドクロは二人をつまむ。
霊夢「やめな…さい……!」
早苗「うぅ…」
ガシャドクロは…
霊夢「やめなさい…!!」
二人を…
早苗「起きて…!!」
飲み込んだ…
霊夢「あ…ああ…あああああああッ!!」
霊夢の怒りと憎しみは頂点にまで達したッ!!
『夢想天生』
霊夢はッ!!高く跳んだッ!!
そしてッ!!
霊夢「オオオオオオオオオッ!!」
霊夢は、弾幕を力尽きても放つ勢いで放っている。
ガシャドクロは霊夢を殴ろうと試みたが、殴れない。
そして…次の瞬間ッ!!
ドグォオオン!!
ガシャドクロは爆破した。
内臓はなく、骨だけ。動くことすらない。
浄夜と嵐の姿はない。
霊夢「え…」
見たところ、霊夢の攻撃で爆破した訳じゃないらしい。内側からの爆破。
早苗「イヤァァァァッ!!」
浄夜と嵐が死んだ。そう思うしかなかった。
認めたくない…『死』だ。
煙は、空高く昇っている。
早苗「うう…ジョジョ…嵐さん…」
文「……スゴいわね」
文2「ええ」
霊夢「グレートね…これは…」
早苗「なにいってるのよッ!!二人が死んじゃったのよッ!?」
霊夢「普通はね…フフッ」
霊夢は、思わず笑った。
霊夢「見てみなさいよ」
早苗「え…?」
煙が立ち込める中、その中から。
二人の男の影が見えた。
そう…
浄夜とッ!!嵐だッ!!
早苗「え、えぇぇぇッ!?」
浄夜「びびった~、死ぬかと思ったぜ」
嵐「俺死んだら慧音に天国で殺される」
霊夢「お帰り。大冒険だったわね」
嵐「ああ、新しいよな。内臓を冒険するなんてさ」
浄夜「そんな冒険お断りだ」
早苗「ま、待って!どう言うことなのッ!?」
早苗は疑問に思った。何故二人は生きているのかと。
二人に聞くと、早苗を見てニッコリ笑い、こう言った。
二人「「お前のおかげさ」」
早苗「へ?」
~時間は戻り~
浄夜「ん…」
ここは…どこだろう…
浄夜「あれ?嵐はどこだ?」
??「嵐くんは違う神様が助けにいってるよ」
浄夜「誰だッ!?」
神様「忘れたの?私よ、私」
浄夜「おまっ、ええ!?俺にスタンド能力をくれた幼女!!」
神様「誰が幼女だッ!!」
浄夜「おっと、口が滑った。神様だな」
神様「そうそう、神様よ。拝みなさい」
浄夜「やだ」
神様「だが断るさえも言わない!?」
そこまでビックリするか?寧ろ、俺がビックリしてるんだが。
神様「ああ、そうよね。何で私が居るか、よね」
浄夜「あぁ」
神様「貴方は今、気絶しているの」
浄夜「そうか」
神様「で、今君に何が起きているかと言うと…ハイッ」
すると、目の前に無音の映像が流れた。
そこにはガシャドクロに二人が丸飲みされ、霊夢が怒り夢想天生を放っている映像が流れた。
浄夜「これは…」
神様「もう、彼女に賭けるしかないわ。貴方達も気絶して起きないし」
浄夜「…」
神様「奇跡が起こる以外可能性はないね」
浄夜「奇跡か…」
「起きて」
神様「え…」
浄夜「なにか言ったか…」
神様「いや、なんにも…」
「起きて」
浄夜「これは…早苗の声?」
神様「映像に音声機能なんか付いてないよ!?」
「お願い…起きてッ!!」
すると、浄夜達がいる空間に扉が現れた。
浄夜「これは…?」
神様「…スゴいわ…これ。早苗ちゃんの能力が発動したのよ」
つまり…
神様「『奇跡』が起きたわ…」
浄夜「……」
神様「その扉を開けなさい。さぁ、早く!!」
浄夜は扉を開けた。
浄夜「ありがとう、早苗」
気付けば嵐と一緒にガシャドクロの中にいた。
嵐「ここから出るぞッ!!」
浄夜「ああッ!!」
嵐「『スティッキーフィンガーズ』ッ!!開けジッパー!!」
嵐はガシャドクロの中から脱出した。
浄夜「『キラークイーン』」
浄夜はガシャドクロの内部を触り、その後脱出。
そして…
浄夜「消し飛ばすッ!!」
ドグォオオン!!
~そして、今に至る~
早苗「そう…なの…う…うう…」
浄夜「すまなかったな」
嵐「本当な、心配かけてしまって」
早苗「ウェェェェェェェェン!!」
こうして、恐ろしい妖怪『ガシャドクロ』を倒した。