神様から授かった能力 ~スタンド使いが幻想入り~ 不定期更新   作:薬売り

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雨の日の部活は嫌いだぜ…
ども、薬売りです。

コラボももうすぐ終わってしまいます…
悲しいな…
今回で終わりじゃあ無いけどね。
それでは、どうぞ。



雨天異変

人里の深夜…

雨が降り、人里も静か…そんな中…

 

かしゃ…かしゃ…

 

慧音「ん?なんの音だ?」

 

慧音は外を見る。

そこには…

 

??「ハァー……ハァー……」

慧音「あれはッ!?」

 

―――――――次の日――――――――

 

嵐「なぁ、浄夜」

浄夜「何だ?」

嵐「最近、晴れと雨が交互に降ってねぇか?」

浄夜「そうだな…」

嵐「今日は晴れ。昨日は雨。一昨日は晴れ。その前は雨…晴れ、雨、晴れ、雨、晴れ、雨…」

浄夜「異変だな…」

 

本当に、めんどうだぜ。

諏訪子は嬉しいかもしれないが、俺らにとっちゃあスゲー嫌だ。

 

早苗「どうしたの?」

浄夜「ん?ああ、早苗か。この天気、異変だよな」

早苗「う~ん、そうね」

浄夜「ちょっと、人里行ってくるわ。異変解決のためにな」

嵐「んじゃあ、俺もいくぜ」

早苗「行ってらっしゃい。私は家事とかあるし」

二人「「行ってきます」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男「最近、雨と晴れが交互になること、多くねえか?」

ざわざわ

女「また異変?最近多くないかい?」

ざわざわ

男2「変な異変だな」

 

嵐「里の人達も混乱しているようだな」

浄夜「まあ、当たり前だな」

 

予想通り、皆混乱している。

 

??「浄夜!!それと…嵐!!」

浄夜「ん?あ、慧音」

慧音「丁度良い、この異変について少し協力したい」

嵐「お、おう。そうか」

慧音「ちょっと、私の家まで来てくれ。こっちだ」

浄夜「…分かった」

 

そう言うと、慧音は回れ右で自分の家の方へと向かった。

 

嵐「…」

浄夜「ん?どうした、そんな顔して」

嵐「俺、結構こっちの世界に居るだろ。絶対俺の世界の慧音、俺が居なくて心配と怒りで無茶苦茶になってるよなってさ…」

浄夜「あーうん、ドンマイ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慧音「うむ、すまないな。急に」

浄夜「いや、異変の協力はありがたいよ」

慧音「そうか、ありがとう。さて、本題なんだが…昨日、いや、一昨日もあった話なんだが、夜に私が子供達のテストの丸つけをしていたとき、外から『かしゃ』って音が聞こえたんだ」

 

『かしゃ』って言う音…

何なのだろうか。

 

嵐「その音の正体は分かるか?」

慧音「うむ、私も外に出てみて、何かいたのは確認した。だが暗くて何も見えなかった。音はまるで『骨と骨がぶつかり合っている』感じだったよ」

嵐「骨と…骨が?」

浄夜「それは、昨日も一昨日も夜に起きた事なのか?」

慧音「あぁ、不気味だったよ」

嵐「なら、今日も夜に来るかもな」

 

う~むむ…これはこれは…不気味な異変だな。

取り合えず、夜まで待つか。

 

浄夜「なあ、夜になるまでここに居て良いか?」

慧音「え…ああ、良いぞ。私のこと襲うなよ」

浄夜「え…」

嵐「え…」

慧音「え…?」

 

・・・・・・・・・

 

慧音「な、なんだ。その薄い反応は…」

二人「「慧音もジョークは言うんだな…」」

慧音「わ、私だって、冗談の一つや二つ言うよ…」

浄夜「いやあ、意外だなぁと…なあ?」

嵐「ああ、キャラじゃないよな」

慧音「……もう私、一生冗談言わない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――夜――――――

 

浄夜「慧音、霊夢達にも今回の異変について、話したか?」

慧音「ああ、話したぞ」

嵐「冗談じゃないよな?」

慧音「何だって?」

嵐「……いや、ゴメン」

 

かしゃ…かしゃ…

 

嵐「ッ!!この音は…」

浄夜「そうだな…」

慧音「見ろ!!あれだ!!」

 

そこには…

 

「ハァー……ハァー……」

 

巨大な骸骨が居たッ!!

 

慧音「あれは…ガシャドクロか?」

嵐「ガシャドクロって、妖怪の?」

浄夜「アイツが犯人か?まあ、取り合えずぶっ潰せばいいだろ」

慧音「いやちょっと待て」

嵐「いや、それがいいだろ。今の所アイツが一番怪しいしな」

 

二人は目を合わせ、またガシャドクロに視線を向け…そして…

 

嵐「『世界(ザ・ワールド)』ッ!!」

浄夜「『星の白金(スタープラチナ)』ッ!!」

慧音「待て!落ち着け!!慎重に…」

 

嵐と浄夜は飛び出したッ!!

そして、ラッシュを叩き込むッ!!

 

嵐「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!!」

浄夜「オラオラオラオラオラオラオラオラオラッ!!」

嵐「無駄ァ!!」

浄夜「オラァ!!」

 

シュー……殴ったとこから摩擦で煙が出た。

だがしかしッ!!

 

ドクロ「ハァー……ハァー……」

浄夜「ウソ…だろッ!?」

嵐「全く効かねぇ!?」

ドクロ「ハァーーーーーァアアアアアアッ!!」

 

ガシャドクロは嵐を酒がはいっている樽が積んである、酒屋に飛ばされたッ!!

 

浄夜「嵐ッ!!」

慧音「浄夜ッ!!危ないッ!!」

浄夜「ッ!!」

ドクロ「ラアアッガアアアジャァァァアッ!!」

 

『死』!!浄夜にその文字しか浮かばなかった!

時を止めるとか、時を飛ばすなんてことは考えられなかった!!

 

だが…攻撃は来なかった……

 

嵐「…おい、骸骨。こっちだよッ!!」

 

嵐はそこにあった酒の入った樽を投げていたッ!!

 

嵐「ああ、でも近付かねぇ方が良いなぁ」

ドクロ「ハァー……ハァー……」

嵐「あれ?近付くの?忠告したのに。お前負けるよ?」

ドクロ「ハァー……ハァー……」

嵐「足元注意だぜ。ああでも、注意する目は骨にゃあねえか。その『擬音の文字』が見えねえのか!?」

 

ガシャドクロの足にはッ!!

『ドジュウ』の文字があったッ!!

 

嵐「そして、さっきの酒によって、テメーは燃えるのさッ!!骨とはっても妖怪!!生きてるんだ!苦しくない筈がないッ!!」

ドクロ「ガアアアアアアッ!!」

 

ガシャドクロは苦しみの叫びを上げた!

 

浄夜「すげぇ!!考えたな嵐!!」

慧音「待て!様子が変だ…」

 

ガシャドクロは息を思う存分に吸ったッ!!

それは浄夜達も引っ張られるような勢い!

 

そしてッ!!

 

ドクロ「ぶううぅぅぅぅうううううッ!!」

 

息を吐いたッ!!

 

嵐「い、一体何をしたんだァァァァ!?」

慧音「分からない!なぜあんな奇行に!?」

 

すると…

 

ポツ…ポツ…

 

雨が…

 

ピタピタ…

 

雨が…!!

 

ザアアアアア

 

雨が降ったのだッ!!

 

浄夜「なんだとぉぉぉ!?まさか、今ので上昇気流を起こしたってのかァァァァ!?」

慧音「まさか、今までの異変はこれかッ!!」

嵐「な、なんだと…火が消えてやがる!!」

 

雨で火が消えたのだった…

 

ドクロ「ハァー……ハァー……」

浄夜「なんて…なんて妖怪だ…」

 

クソ…やるしかないか…

この妖怪をぶっ倒してやるぞ!!




ガシャドクロ、ツエェェェェェ!!
こんなのに勝てんの?コイツら。
俺なら無理だわ~~←当たり前

まあ、そんな感じで今回はおしまいです。
それでは次回も、お楽しみに~

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