ハクノン紅茶とIS世界で頑張るのん!   作:是・射殺す百頭

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更新が遅れてしまい、大変申し訳ございませんでした!
それにタイトルのネタ切れが酷くなってきたなぁ。
それはそうと、fgoのコラボが「空の境界」に決まりましたね!僕は「月姫」だと思ってたんですけどね。でも「魔法使いの夜」もいいですよね。まあ僕はどれも知らないですけどね!あ、でも蒼崎青子さんは可愛いと思います。


ハクノンは優等生!

「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。織斑、オルコット、岸波。試しに飛んでみせろ」

現在、ISの実践訓練中。私、岸波白野はIS操縦の師と呼んでもいいだろう、織斑千冬さんの命令を素直に聞く、いい子ちゃんをしている。

「アーチャー、来て」

私は言われた通り、ISを展開する。しかし、どうやら一夏は展開にすら手間取ってるようだ。

「早くしろ。熟練したIS操縦者は展開まで一秒もかからないぞ」

う〜ん、何故こうも手間取るんだろう?多分余計な事を考えてるのは間近い無いと思うけど。

「集中しろ」

そう言われてやっと一夏はISの展開を終えた。因みに私は、量子に変換されて消えたアーチャーを再び再構成させ、よび出すのと大した差が無いため結構早く展開が出来る。

セシリアも、代表候補生の称号は伊達では無く、私よりも早く展開出来ていた。セシリアのISである『ブルー・ティアーズ』も完全に修理が終わっているようだった。

「よし、飛べ」

私とセシリアはすぐに飛び上がって静止した。一夏もモタつきながらも、なんとか上がってきた。

「何をやっている。スペック上の出力では白式の方が上だぞ」

教官からのありがたいお言葉が聞こえてくる。が、そんな物は関係無い。おそらく、飛ぶときの『自分の前方に角錐を展開させるイメージ』というのがよくわかっていないのだろう。そういう私もサッパリ理解不能だ。

どちらかと言うと私は、感覚的に言われた方がわかるのだ。

「一夏さん、イメージは所詮イメージ。自分がやりやすい方法を模索する方が建設的でしてよ」

うんうんと頷く。でも正直言って、イメージで武器を作る能力を使う人間がそこを肯定しちゃうのは如何なものか?

「そう言われてもなぁ。大体、空を飛ぶ感覚自体がまだあやふやなんだよ。なんで浮いてるんだ、これ」

そういえば私のアーチャーも飛び方が少しわかりにくいんだよな。外套の下に着ているボディスーツみたいな物の腰の辺りと靴の裏に内蔵された飛行用のユニットで飛んでるらしいが、普通にみると浮いてるだけにしか見えないらしい。

「説明しても構いませんが、長いですわよ?反重力力翼と流動波干渉の話になりますもの」

うわぁ…いかにも難しそうだ。私だったらごめんだな。

「わかった。説明はしてくれなくていい」

「そう、残念ですわ。ふふっ」

「そういえば、白野はどんな風に飛んでるんだ?」

ふと、私の方に質問が投げられる。

「ん?私?私はねぇ、感覚かな?」

「感覚?」

「そう、わかりやすい例え方ならなんでも良いの」

「そうなのか?」

「うん、だからそのイメージの例えもあんまりわからないや」

「だよなぁ…」

「一夏さん、よろしければまた放課後に指導してさしあげますわ。そのときはふたりきりで……」

そこで、通信がくる。

「一夏っ!いつまでそんなところにいる!早く降りてこい!」

と、篠ノ之さんから通信が入ってきた。

地上では、篠ノ之さんが山田先生のインカムを奪い取って喋っていた。

「それにしても、ハイパーセンサーってのは凄いね。こんなに遠くがくっきり見えるよ」

「ちなみに、これでも機能制限がかかっているんでしてよ。元々はISは宇宙空間での稼働を想定したもの。何万キロと離れた星の光で自分の位置を把握するためですから、この程度の距離は見えて当たり前ですわ」

へぇ〜、知らなかったな。やっぱり代表候補生は物知りだなぁ。

「織斑、オルコット、岸波、急降下と完全停止をやって見せろ。目標は地表から十センチだ」

「了解です。では一夏さん、岸波さん、お先に」

セシリアは先陣を切って降りていった。完全停止もキッチリとこなしたようだ。

一夏から「うまいもんだなぁ」と感心の声が漏れていたのは言うまでも無い。

さて、次は私かな。

「それじゃ、頑張ってね。一夏」

ギュン!と加速をつけ、地面に近づいていく。

速度はセシリアより少し早いくらいのスピードだ。

そして、地面から十センチでピッタリと止まってみせた。

「よし、完璧!」

しかし、次の瞬間に少し離れた所から凄まじい音が聞こえた。

ズドォォンッ!!!

「え?なに!?」

見ると一夏が、地面にめり込んでいた。

「馬鹿者。誰が地上に激突しろと言った。グラウンドに穴を開けてどうする」

「………すみません」

地面から起き上がった一夏の白式はいつも通り純白な姿を保っていた。

「情けないぞ、一夏。昨日私が教えてやっただろう」

篠ノ之さんが睨みつけるような視線を送っていた。それに対し、一夏はなにかに納得するような顔をしていた。

「貴様、何か失礼な事を考えているだろう」

やっぱりバレてるよね〜うん、知ってた。

「大体だな一夏、お前というやつは昔から…」

篠ノ之さんの長そうなお説教の始まりかと思ったがそうはならなかった。

「大丈夫ですか、一夏さん?お怪我はなくて?」

セシリアが割って入ったのだ。

「あ、ああ。大丈夫だけど…」

「そう。それは何よりですわ」

この間までの態度は本当に何処に行ったのだろう。

「……ISを装備していて怪我などするわけがないだろう…」

篠ノ之さんが呟いた。さらにセシリアがそれに反応した。

「あら、篠ノ之さん。他人を気遣うのは当然の事。それがISを装備していても、ですわ。常識でしてよ?」

あーらら、もうこうなると長い筈だ。面倒くさいしちょっと前から気になっていた事を調べてみよう。以前からコアの意思がほかの機体より強いと言うのは知っていたのだが、まだその原因がわかってないのだ。それが戦闘に関わってくると大変だから、調べてみなければ。まずは、コアの声に耳を傾ける。少しでもコアの事を理解しておきたい。だがいくら何かを聞こうとしても声は聞こえない。向こうの思いたった時にしか喋らないのかな?なんて面倒な奴だ。

次はIS自身に『同調』をかける。さらにそこから弾き出した情報を解析、コアに掛かっているロックを解除していく。しかし、あるロックに阻まれる。これはどうやら、戦闘を重ねる事によって解除される様だ。これはもう解除のしようがない。

「……み、い!しなみ!岸波!」

「はっ!なんですか?織斑先生?」

「貴様…私に呼ばれてそれを無視するなどいい度胸だな?」

「す、すみません!ちょっとこの機体で気になるところがあって…」

「はあ…まあ貴様の機体は不明な点が多いからな。今回は不問にしてやる」

「ありがとうございます。それで私は何をすれば?」

呼ばれたもともとの理由を問う。

「ああ、射撃武器を展開しろ」

「了解です!投影、開始(トレース・オン)!」

私は、その聞き慣れた詠唱をし、アーチャーの装備である黒い弓【フェイルノート】を展開する。

「ふむ、剣を主武装にしている割には早いな。だがまだまだだ。そして、オルコット。貴様も代表候補生なら岸波以上のスピードで展開出来るようになれ」

セシリアはううっと少し呻いた後、俯いた。

「弓?何故弓なんだ?銃とかじゃなくて」

「この機体は銃は搭載されてないんだよ。代わりに弓がたくさんあるんだ」

「待ってくれ。たくさんって、IS自体はそんなに装備は搭載出来ないんじゃないのか?」

「それが私の機体は違うらしくて、数十の装備があるんだ」

「数十!?なんて数ですの!?そんな量は聞いた事がありませんわ!」

「どうも武器のキャパがおかしいみたいでね」

「だからって……!」

「おい、馬鹿ども。おしゃべりはそれまでにしておけ。授業が進まん」

そこまで織斑先生が言ったところで、終業のチャイムが鳴る。

「チッ!時間か。今日の授業はここまでだ。織斑、グラウンドを片付けておけよ」

あ〜あ、可哀想にまあ私は手伝う気はさらさら無いけどね。面倒な事は嫌いだからね。

 




文章力が更に低下したような気がします。
fgoの方はバレンタインイベントやり込んでイベント交換の礼装は全て手に入れました。ジャックのガチャは当たりませんでしたけどね。もう10連なんか回すもんか。僕は単発だけを信じる。

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