ハクノン紅茶とIS世界で頑張るのん!   作:是・射殺す百頭

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お久しぶりのような気がします。試験とかの都合で色々と遅れてしまいました!大変申し訳ございません!


夢より覚めて見たもの

「んん………」

 

「全く、夢から醒めても手を焼かされる。ほら起きろマスター。もうそろそろ準備をして朝食を摂りに行かなければ遅刻するぞ?」

 

「はっ!ごめんなさいお母さん!」

 

んん?あ、あれ?

 

「誰がお母さんだ。いいから早く起きて着替えたまえ。同室の生徒が君の制服を持ってきてくれたぞ」

 

「な、なんで!?なんでなの!?」

 

「なんで?なんの話だ?」

 

こいつわかっててすっとぼけてるな………!

 

「なんでペンダントが!喋ってるの!?しかも聞き覚えのある声で!」

 

「聞き覚えがなかったらそれはそれで怖いだろう。まあそんなことはどうでもいいか」

 

そうだ!どうでもいい!早く理由を言え!

 

「このISのことはわかっているだろう?だから別に不思議なことじゃないじゃないか。君も稀に感じた事があっただろう?『なにか声が聞こえるような気がする』と。それが私だ」

 

もしかして、アクセスしようとするとロックに阻まれてアクセスできなかった『あれ』のこと!?

 

「じ、じゃあもしかして……格好つけてた時の言動って全部筒抜け!?」

 

「うん?ああ、まあそうなってしまうな」

 

oh……mygod………

それじゃあ今までの恥ずかしい格好つけた台詞や、セシリアとの決闘の後の話とか全部聞かれてたの………!?

 

「…………さよならみんな………………」

 

「待て待て待て待て!!早まるな!落ち着くんだマスター!大丈夫だ!誰にも言ったりはしないから!大体飛び降りてもここは一階だぞ!?」

 

「…………本当に?」

 

「ああ、約束するとも」

 

それにしても………

 

「なんて言えばいいのかな?」

 

「なにがだ?」

 

「だってさ、『急に待機形態のISが喋りましたー』なんて言っても大丈夫なものかね?」

 

それってかなりおかしな話だよね。今までにそんな前例あったのかな?

 

「それなら問題はない。私の声は念話と同じで君にしか聞こえてはいない」

 

「ふーん………って!ヤバい!遅刻!急がなきゃ!」

 

「だから言ったのに………ほら急ぐぞ!」

 

「う、うん!」

 

 

 

 

 

 

なんとか授業前に間に合った………

根性ありすぎる系は伊達じゃないぞ!

 

「はあはあ………!ふう………間に合った!間に合ったぞう!」

 

そんな感じで、愛のムチという名目の理不尽な暴力を回避した喜びを噛みしめる。

するといつものメンツに声をかけられる。

 

「おはよう、白野。大丈夫だったか?」

 

「ごきげんよう、白野さん。あれほどボロボロになってそこまで元気とは恐れ入りますわ」

 

「おはよう、一夏にセシリア。箒さんもおはよう」

 

そして、セシリアよ。先ほども言ったが、

根性ありすぎる系を舐めて貰っては困る。

 

「ああ、おはよう。昨日の傷も問題はないようだな。それと、『さん』付けも別にいらん。なんというか……むず痒い」

 

「あ、うん。わかったよ。箒」

 

なんだか親近感を覚えてる私の裏から殺気を感じる…………!

 

「ッ!死んで堪るかぁ!!」

 

よし!間一髪で避けられた!

 

「甘い。さっさと席につけ馬鹿者が」

 

「痛っ!ええ!?」

 

あ、ありのまま今起こったことを話すぜッ!

私は彼女の出席簿を避けたと思ったら、いつの間にか裏に回り込まれていたッ!なにを言ってるのかはハッキリわかると思うが、私はなにをされたのかわからなかった!まあ多分、超スピードとかだと思う。

 

「お前たちもだ!早く席につけ!」

 

「「「「は、はい!」」」」

 

うわお。見事なまでの統率ぶり。やはり彼女のカリスマ性のなせる技か。ランクならばC近くありそうだ。

 

「今日からは本格的な実戦訓練を開始する。訓練機ではあるがISを使用しての授業になるので各人気を引き締めるように。忘れた者は代わりに学校指定の水着で訓練を受けてもらう。それもないものは、まあ下着で構わんだろう」

 

いやいや、マズイでしょ。なんたって花も恥じらう乙女だよ?私たち。学校指定っていうとあれでしょ?スクール水着。機能美に溢れる学校指定の水着。懐かしいなぁ。あれを着て、サクラ迷宮を駆け回っていた頃が。

 

「では、山田先生、ホームルームを」

 

「は、はいっ」

 

いつも通り、朝のホームルームは開始される。しかし、その内容はいきなり日常とは違ったものだった。

 

「ええとですね、今日はなんと転校生を紹介します!しかも二名です!」

 

あっ、今目の前にノイズ走った。(ような気がしなくもない)

 

「え………」

 

「「「えええええっ!?」」」

 

「デュフフww恋のフラグビンビンですぞぉwww」

 

はっ!なにか気色の悪い、生理的な嫌悪感を覚えるものに乗り移られた気がする!

 

しかしまたかぁ、2人も同じクラスに入れるものかな?まあいいか。

 

そんな風なことを考えている間に教室のドアが開き、2人の人物が入ってきた。

 

「失礼します」

 

「……………」

 

片方は男で、もう片方は白髪眼帯か。

んん?待てよ?

あれ?男?

 

「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いかと思いますが、みなさんよろしくお願いします」

 

にっこりとしたなんだか爽やかに笑いかけるようにしてから、一礼する。

 

その様子を目を丸くして、みんなが転校生を凝視する。

 

「「「お、お、男ぉ!!!!??」」」

 




はえ〜〜お月見終わったらまたバレンタインか〜林檎足りねえよぉ〜なんて嘆いてます。ちなみにえっちゃんは当たりました。
あと、すみません。fgoのデータがまた変わりました。ていうかしばらく前から変わってました。フレンドになりたいという方がいらっしゃれば「784,987,680」にどうかお願いします。あと、申し込みの時にプレイヤー名に#をつけていただけるととてもわかりやすくなるのでお願いします。

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