堕天使四人を修練の門に叩き込んでから3日、正直きつかったが成果は上々だった。俺が引き取った堕天使たち、天野夕麻ことレイナーレ、ドーナシーク、カラワーナ、ミッテルトはそれぞれ修練の門の中でARMを手に入れて修行で中級並の力を得た。レイナーレとドーナシークに至っては上級に差し掛かろうとしている。そしてその後の彼らだが…
「改めまして、駒王学園二年に編入しました、レイナーレもとい天野夕麻です。イッセー君のお宅にはホームステイさせてもらっています。よろしくお願いします。」
「一年に編入したミッテルトっす。よろしくお願いしまっす!」
「英語教師として就職したカラワーナだ。よろしく頼む。」
「用務員として就職したドーナシークというものだ。以後お見知りおきを。」
と、それぞれ駒王学園学生または教師として身をおくこととなった。そして変化はもう1つ、
「じゃあこちらも改めて、リアス・グレモリー様の
「あらあら、では私も、リアス・グレモリーが
「リアス・グレモリーが
「えっえっと、二年に編入しました、アーシア・アルジェントです!竜也さんのお宅にホームステイさせていただいています。よろしくお願いいたしましゅ!……あうぅ…なんかデジャヴです……」
イッセー、朱乃ちゃん、黒歌がお嬢の眷属となり、黒歌とアーシアは駒王学園に編入した。なぜ眷属にできたかと言うと、イッセーの『赤龍帝の太陽手』の力、
「ねぇ、イッセー君。本当に悪魔になってよかったの?」
「ああ、悪魔になって寿命が伸びればより長い間夕麻ちゃんと一緒にいられるだろ?」
「もう!イッセー君たら…放さないからね////」
「俺だって放すもんか////」
「おい、お前ら人の前でイチャつくな。」
「なら私は白音とイチャつくにゃん♪」
そう言って黒歌は白音の背中に抱きつく。
「…放してください姉様。////」
「いやにゃーん♪これまでの空いた時間分の埋め合わせにゃーん♪」
「……まあ、なるようになったということか。」
「そうかもしれないね?」
「あっ、いたのか木場。」
「ずっと部屋にいたよ!!?そんなに影薄い!?僕!!!?」
「悪い悪いっと、そういえば家でフルーツタルトを作ってきたんだ。」
「「私たちも手伝いました。」」
カラワーナとミッテルトがそろって言う。俺はディメンジョンARM『ジッパー』を使い、空中に浮かぶチャックを開けて中からタルトを出す。
「へぇ、そんなのもあるのねARMって、なら私も……」パチン
お嬢が指を鳴らすとテーブルの上にケーキが現れる。こっちも大概便利だと思うが……
「あらあら、では私はお茶の用意を…」
「いや、ここは我が主の執事である某が…」
「いえいえ私が」
「いやいや某が」
……なんか二人の間に火花が散っている。修行が終わってからドーナシークはえらく俺に忠実になった。なんでも、「命を救ってもらっただけでなく更なる力を与えてくださったあなたに恩を返したい。」だそうだ。別に力はお前らの努力の賜物だろうに……なんか一人称も某になってるし………
「は~いイッセー君、あ~ん♡」
「あ、あーん/////」
「………甘いっすね、このケーキ。」
「おかしいな、竜也様は砂糖は控えめにしたと……」
「いえいえ私が」バチバチ
「いやいや某が」キュイイン
「あなたたち!!?部屋の中で雷と光の弾を発生させるのは止めなさい!!!!」
「………僕ってそんなに影薄いかな……わりと目立つ方だと思うけど……」
………まあ、いっか♪