銀魂 真選組の新隊員   作:残月

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先に言っておきます。
グダグダです


銀と妙

 

 

顔と服に付いたソフトクリームを指で拭う刹那。

 

 

「……汚された」

「あれ、これ銀さんの責任?」

 

 

刹那にぶつかった男『坂田銀時』は目の前のソフトクリーム塗れの少女に戸惑っていた。

ソフトクリームを買いに来たら店に居た刹那にぶつかってしまい刹那が持っていたソフトクリームが顔やら服に掛かってしまったのだ。

 

 

「……ヤラれた」

「無意味にカタカナ使うんじゃねーよ、顔や服に掛かったソフトクリームがイヤらしさが増してんだよ」

 

 

刹那の言動にツッコミを入れる銀時。

 

 

「服……汚れた」

「服なんか洗えば良いんだよ。銀さんにクリーニング代を請求しようとしても無駄だからな銀さんの頑固さは落ちない汚れレベルだから」

 

 

あくまで自分が悪くないと主張しようとしていたが、次の刹那の行動で銀時は言葉を失う。

 

 

「おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!なんで服脱いでんの!?」

「……?汚れたから」

 

 

銀時の言葉通り刹那は着ていた服を脱ごうとしていた。

 

 

「女の子が止めなさいっての!」

「でも洗わないと」 

「だからって此処で脱ぐな!」

 

 

なんの躊躇いも無く服を脱ごうとした刹那を慌てて止めようとする銀時。

その時だった。

 

 

「あら、銀さん。何してんですか?」

「あ、いや……コレは……」

 

 

そこに通り掛かった女性『志村妙』に話し掛けられて固まる銀時。

何か言い訳を言おうとしたが刹那は服が半脱ぎ状態で顔にはソフトクリームが掛かったままだ。

 

 

「……汚された」

「………銀さん?」

「いや、ちょっと待とう!お願いだから銀さんの話を聞いて!?」

 

 

トドメとなる刹那の言葉に妙はポキポキと指を鳴らしながら銀時に歩み寄る。

銀時は妙に落ち着こうと言うが最早、止まる雰囲気では無かった。

 

ボグシャと人を殴ったとは思えない音が江戸の町に響き渡った。

 

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

「あら、そうだったんですか。もう銀さんったらちゃんと言ってくれれば良かったのに……」

「あれ、銀さん言おうとしたよね?説明しようとしたら殴られたよね?」

 

 

場所は所変わって志村宅。

刹那の服は洗濯し、刹那自身は風呂に入っていた。

そして銀時は妙に先程の説明をしていた。

納得した妙は笑っていたが銀時は顔に拳の後が出来ていた。

 

 

「しかし、あの子どうしたのかしら?一人で居たなんて」

「いや、刹那は最近、真選組で預かることになりましてね。今日は休みだから自由にさせてたんですよ」

「毎回どっから出て来てんだテメーは?」

 

 

妙の疑問に答えたのは志村宅の軒下から顔を出した近藤。

刹那の事をサラリと説明しながら近藤は軒下から這い出てくるが妙に踏み付けられていた。

 

 

「なんだよゴリラ、ストーカーからロリコンにジョブチェンジしたのか?」

「んな訳ないだろ、俺はお妙さん専属のストーカーだ」

 

 

銀時が出された煎餅をバリバリと食べながら尋ねる。近藤は鼻で笑いながら否定した。

 

 

「普通はストーカーの段階から否定するがな。んじゃ何か、あの娘は真選組で働くってか」

「ああ……俺としては普通に生活させてやりたいんだがな」

「あら、近藤さんにしてはマトモな思考なんですね」

 

 

妙に踏まれ続けたまま普通に会話を続ける近藤達。

妙は近藤を見直したと言うと近藤の顔から足を退けた。

 

 

「スイマセン。お妙さんに風呂まで借りた上に刹那に着物まで……」

「あら、良いんですよ近藤さん。ストーカーは許しませんけど銀さんが迷惑掛けましたから」

 

 

近藤が頭を下げると妙は笑いながら答える。

先程軒下に潜んでいた際に銀時達の話を聞いていた模様で有る。

 

 

「しかし万事屋。お前が刹那にした事は許せんぞ」

「何言ってんの?銀さんもソフトクリーム買えなかったんだからね?」

「銀さん、年下の女の子にその対応は無いんじゃないですか?」

 

 

 

等と話をしている間に刹那が風呂から上がってきた。

 

 

「サッパリした」

「あら、可愛い」

 

 

サッパリしたと言う刹那に妙は可愛いと言う。

刹那の服装は昔妙が着ていた着物で着なくなった物を貰って着ていたのだ。

 

 

「丈も丁度良いんじゃないか?」

「似合ってるわ。そのまま着て帰っていいからね」

 

 

近藤の言葉通り刹那の身長と妙の昔の身長と丁度サイズが合った為、丈もピッタリだった。

妙も気を良くしたのか、上機嫌で着物を刹那に譲るようだ。

 

 

「ん……胸が少し苦しい」

「あ、やっぱりか」

 

 

刹那のコメントに納得した銀時。

この後、銀時に妙のコークスクリューブローが突き刺さった事は語るまでも無い。




悩んでる内に超グダグダ回に……
次回より原作話になります。
かぶと狩りじゃぁぁぁぁぁぁぁっ!

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