と言っても、まだパソコンの準備は終わってないんですよね……え?じゃあどうやって投稿してるのかって?
GWで帰宅して書いてます
申し訳アリマセンデシタ」
コキュートスはアインズ達の前で土下座をしていた。その理由は、リザードマン相手に数では圧倒的に有利だったのにもかかわらずに敗北したことだ。
「……」
アインズは何も言わない。
「大丈夫大丈夫、気にすんなって。俺もアインズも気にしてないからさ」
そう言うクロム。そのクロムの気にしていないという言葉を聞いてコキュートスが問う。
「ソレハツマリ……ワタシハ御二方カラ信頼サレテイナカッタトイウコトデショウカ?」
「違う違う。むしろ信頼してるよ」
「そうだぞ。お前は私達にとって大切な配下であり、仲間なのだからな。クロムも言ったが、敗北については私からは何も言うことはない。何せコキュートスは初めて軍を指揮したわけだ。初めてのことに失敗はつきものだ」
「アインズ様……」
「アインズ様、ですがコキュートスは御二方がお創りになった兵たちを失ってしまいました。ですので御咎めなしという訳にはいかないと私は進言いたします」
「何か罰を与えろということか?だがあの程度の兵なら私とクロムが再び生み出せばいいわけだが……それではお前達が、特にコキュートスが納得しないだろ」
「だろうな。コキュートスの性格からして何らかの罰は与えてくれって言うだろ」
「ソノ通りデス。コノママデハ私モ納得イキマセン。何カ罰ヲ与エテクダサイ」
「ふむ………そこまで言うのなら、コキュートスよ。次はお前一人でリザードマン達を始末しろ」
「……承知シマシタ」
そう言ってコキュートスはテントから出て行った。
「コキュートスが相手なら秒殺だろうな。リザードマン達もかわいそうに」
「だが、今回の戦いでコキュートスには軍を指揮する経験を得られたわけだ。それに、あいつらも私が作るアンデッドの材料になれるのだ。これは本望だろう?」
クロムはアインズが王を演じているのを知っているので内心では爆笑していた。普段のアインズなら絶対に言わないようなセリフを階層守護者達の前では使うのだから笑いが止まらない。
「そ、そうだろうな。ぷっ」
「……クロム、後で話がある。さて、ではリザードマン達に挨拶でもしてくるとするか」
「じゃあ、俺や階層守護者達もついて行くか。そんでそのまま観戦といこうか」
「そうだな。それがいいだろう。シャルティア、
「承知しました」
「アルベドよ、ナザリック・オールドガーダーとナザリック・エルダーガーダーの準備は整っているか?」
「整っております。いつでも行けます」
「よし、では行くとしよう」
そう言ってアインズ達はシャルティアの作った
「ちょっとやりすぎたかな?」
「別にいいんじゃね?どうせアイツらアンデッドの材料なんだし。アイツら倒した後ここ再利用するわけじゃないんだろ?」
「そうだな。それに
「はっ、承知しました」
デミウルゴスは配下に調査を命じた。この世界に来て初めての超位魔法を使ったわけだが、ここはユグドラシルとは違う。だからフィールドエフェクトを変更する魔法だった
「さて、あちらはどう動くかな?」
アインズはアンデッドを作り、使者としてリザードマン達の集落に送った。自分の仕事を終えたアンデッドが戻ってきたが、アインズが「消せ」とシャルティアに命じ、シャルティアによってアンデッドは消滅した。
「どう動くだろうな。人間とは違うからなー。まあ、一つだけ言えるのはあいつらまだ諦めてないってことだな。あれは死を覚悟した奴の目だ」
リザードマンの集落から二人……いや、二匹のリザードマンがやって来た。
「来たぞ!リザードマンの代表、シャースーリュー・シャシャだ。そしてこの者こそリザードマン最強の者!」
「ザリュース・シャシャだ!」
自己紹介をしてきたが、アインズ達にとって名などどうでもいいことだった。アインズ達にとって彼らは中位アンデッド作成のための媒介に成り得るかもしれないただの材料なのだから。
「……」
アインズは何も答えない。アインズの態度を見てアルベドが一歩前に出た。
「私達の主は貴方達が聞く姿勢になってないと思っていらっしゃるのよ?」
「……なに?」
シャースーリューと名乗ったリザードマンの声に怒気が感じられたが、どうでもいいことだった。クロムが視線でデミウルゴスに合図を送る。そして、デミウルゴスが口を開く。
「『平伏したまえ』」
その言葉の通り二匹のリザードマンは平伏する。彼らは何が起こったかは分からないだろうが、分かる必要はないだろう。どの道死ぬだけだから。
「『抵抗するな』」
さらにデミウルゴスが言葉を口にする。二匹のリザードマンはその言葉の通り抵抗をすることを止めた。
「アインズ様、聞く姿勢が整ったようです」
「……ご苦労、頭を上げろ」
「『頭を上げることを許可する』」
デミウルゴスがそう言うと、二匹は頭をゆっくりと上げた。
「私はナザリック地下大墳墓の主、アインズ・ウール・ゴウン。先は私の実験に手伝ってくれたことに感謝の意を示す。そして私の後ろに立つ男はクロムという」
「やっほー、よろしく。と言いたいところだけど、どうせよろしくって言ったところで意味ないよな」
「さて、ここからが本題だが……私の支配下に入れ」
「何を……」
「しかし君たちとて、一度自分達が勝利したものの支配下なんかには入りたくないだろう?ゆえに四時間後、再び攻めるとしよう。そして君たちが再び勝利すれば……私は君たちから手を引くことを約束しようではないか。それどころか君たちにはそれ相応の謝罪金を払おうではないか」
そう言うとシャースーリューが質問をしてきた。
「質問があるのだが……攻めてくるのはアインズ殿なのか?」
「あっはっはっは、アインズが攻めてたらそもそも一回目の侵攻でお前ら終わってるから」
「クロム、冗談は言わなくていい。それと言っておくが、攻めるのは私ではない。それどころかこちらの攻め手は……一人だ。名をコキュートスと言って、私の信頼できる側近の一人だ」
シャースーリューは何かを考えた後すぐに、
「降伏を……」
と言ってきが、そうはさせまいとアインズが言葉の先を潰す。
「戦わずして降伏などつまらないことを言わないで欲しい。ちょっとぐらいは戦おうじゃないか。こちらも適度の勝利の美酒を味わいたいからな」
「それただアインズが飲みたいだけじゃないのか?」
「次口を開いたらどうなるか分かってるな?」
「……」
そんな茶番をしつつ、リザードマンとの話をしていた。
「さて、四時間後を楽しみにしていてくれたまえ」
「少し待ってほしい。この氷は―――溶けるのか?」
「……ああ、そうだったな。湿地を歩いて泥で汚れるのが嫌だっただけだ。岸辺に着いたら魔法の効果は解除するとしよう」
「うっそだー。本当は汚れるの「
アインズの魔法によってクロムがやられそうになったが、クロムは瞬時に懐から鎖鎌を取り出し、魔法を防いだ。
「あぶねーあぶねー。第十位階魔法なんて使うなよ」
「チッ、仕留めそこなったか」
「え、マジで殺る気だったの?」
「……では、さらばだリザードマン。
アインズは
「ちょっ!待てよ!本気だったかどうかだけでも教えろよ!」
その後を追い、クロムや階層守護者達も入って行ったのだった。
さて、前書きでも書いた通り、東京の方ではまだ書けないんですよね……
パソコンは用意できたんですけど、まだネットの方が……ね?
ネット環境が準備出来次第、少しずつ投稿はしていこうと思っていますが、それがいつになるかはまだ目途が立っていません。
それでも待ってくださる方々、本当にありがとうございます!