東方世界録   作:龍神とブロフラ

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和解

ルワード「……此処らしいわね」

 

隆司「ぇ?此処って…」

 

何処を見ても何も見えない、こんな無とも言える場所…あるはずがない

 

ルワード「やっぱり皆は分からないわよね、でも私には分かる…此処に城があると言うことが!」

 

ルワードが溶解する力を使い、そこを殴った

 

すると塗装が剥がれていきそこには城があった

 

龍「成程、カモフラージュか…」

 

レミリア「でも何で此処にあるって…」

 

ルワード「さっきの魂を洗いざらい吐かせて貰ったの、さっき天国って言ってたでしょ?」

 

龍「あ、悪魔…たん」

 

フラン「とりあえず入ってみよ!」

 

ルワード「あ、ちょっと待って?その前に門を…」

 

ルワードは露になった城の門に爆弾を仕掛けた

 

フラン「ま、まさか…」

 

ルワード「爆発だよ!ヒャッハーー!!」

 

轟音と共に門が砕け散った

 

レミリア「あー…女の子らしくないわ……」

 

レミリアは呆れて呟いた

 

隆司「相変わらずルワードは大胆なことをするね」

 

ルワード「これが私流よ!」

 

フラン「言うと思った」

 

ルワードに呆れていた時、門の奥から一人の少年とも言える若い男の子が現れた

 

?「全く、あんたたちみたいなのが来るとは結構以外だったよ」

 

ルワード「あんた誰よ?死にたいのかしら?」

 

隆司「いきなり喧嘩はダメ!」

 

フラン「まともだね」

 

レミリア「ルワードよりね」

 

ルワード「そこの異変の首謀者に言う言葉は?」

 

龍「うーん…この子の目は……」

 

龍は?の目を近くで見る

 

?「な、なんだよ?」

 

あまりの距離の近さに戸惑うが

 

龍「………やっぱりそうだ!この子じゃないよ!きっと何か理由がある!」

 

?「な、何を…」

 

龍「お願い!僕を受け入れて!」

 

?「だ、だから何を…」

 

龍「そう…そのまま……」

 

ルワード「これは…何を?」

 

レミリア「記憶の一部一部を見ているのよ、何があったのか」

 

フラン「ヒュルドがとことん化け物になっちゃったね」

 

隆司「まー、元から化け物じみた能力ですけどね…」

 

龍「…………成程、景一君…それと執事さん…二人でさせられてたんだね…もう、大丈夫だから、僕たちが君たちの日常を取り戻してあげる」

 

執事「…貴方はお話がお分かりのようですね」

 

龍「貴方が執事さんだね、それより…何時までこんなことしてるの?」

 

執事「此方でも…早く手を打ちたいのです……」

 

レミリア「つまり…この二人は脅迫されていた?」

 

龍「その通りだよ、しかも…いや、この二人が居る前で話すわけにはいかない…まだ現実を受け止められないからね」

 

景一「どう言うことだよ…」

 

ルワード「まあまあ、それより話し合いをさせてくれるかな?」

 

景一「分かった、ついてこい」

 

執事「ぼ、坊っちゃん!私がご案内いたします!」

 

景一「執事、今日ぐらいは好きにさせてくれよ」

 

執事「…は、分かりました」

 

和解中

 

隆司「その人たちを倒せば良いんだね」

 

龍「そういうことだね、修也と火月は手伝ってくれないから僕たちでやろ」

 

ルワード「あの二人サボりすぎよ」

 

景一「本当に任せてしまってもいいのか?」

 

龍「任せて、絶対に君たちを助ける」

 

景一「やはり行くのか…ならこれを」

 

龍「え、これは?」

 

景一「俺との近いの証だ、俺は半分持ってる」

 

龍「つまりこれはそのもう半分?」

 

景一「そうだ、信用するためだ」

 

執事(坊っちゃん…何時の間にか貴方は大人になられましたね)

 

レミリア「それじゃ行くとしましょう、善は急げよ」

 

フラン「お姉さまが言っても何だか違和感あるね」

 

レミリア「ど、どういう意味よ!フラン!?」

 

そんなこんながあり次回から戦闘


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