東方世界録   作:龍神とブロフラ

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第八章 家族
龍美達代わりに


ルワード「龍美?入るよ?」

 

すんなりと扉は開いた

 

ルワード「あれ、誰もいない…」

 

レミリア「ルワード、龍美に用があったのかしら?」

 

ルワード「凜達も居ないからさ、探してたんだけど」

 

レミリア「龍美達なら友人のところに行って宴会に参加するとかいって行ったわよ」

 

?「僕はお留守番です」

 

隆司「え?誰?見かけない顔だけど…」

 

レミリア「あ、二人とも知らないわよね」

 

二人はこくっと頷く

 

レミリア「私の彼氏よ♪」

 

ルワード「あぁ!レミリアの彼氏……は?」

 

隆司「う、嘘ですよね!?その顔は嘘の証拠ですよ!?」

 

レミリア「隆司は簡単に気付いちゃうのね、良いわネタバラシ!」

 

ドボルベルク「龍美さんに飼われていた、ドボルベルクです」

 

ルワード「マジで……」

 

隆司「だそうですね……」

 

ドボルベルク「えっと、実はパチュリーさんが龍美さんからある薬をもらったそうで…その薬をドボルにかけてみたら面白いことが起きるわよって言ったらしいです」

 

ルワード「で、パチュリーはその薬をかけたと…」

 

ドボルベルク「そして今に当たります…」

 

隆司「ただのとばっちりじゃないですか!」

 

ドボルベルク「でも今まで見れなかった、紅魔館の内部を見れて嬉しいです」

 

隆司「そうですか…」

 

ドボルベルク「それより今日こんなに空赤かったですか?」

 

レミリア「おかしいわね……」

 

霊夢「レミリア、今回の件なんだけど」

 

レミリア「私じゃないわよ、第一皆やるきは無いもの…」ぐでぇ…

 

霊夢「そう、やっぱり…」

 

ドボルベルク「やっぱりって?」

 

霊夢「実はね…不可解な事が次々と起きてるの」

 

レミリア「例えば?」

 

霊夢「例えば…人格が急変しちゃったり、妖怪達が荒ぶったり、他にも…魔理沙がパチュリーに本を返したりともう訳分かんない!」

 

ルワード「異変ね」

 

霊夢「どう考えてもそうなるわよ!?あの魔理沙がパチュリーに本を返したなんてあり得ないわ!」

 

レミリア「あ、あの魔理沙がパチェに…」ガクガクガク

 

ドボルベルク「異変なら早く解決した方がよいのでは?」

 

隆司「うん、そうなんだけど……」

 

ルワード「問題は誰が犯人なのか、と言うことよ」

 

ドボルベルク「そうか~……」

 

フラン「お姉さま、私達も行けるわ!」

 

レミリア「そうね、今の赤い空なら……行けるわね!」

 

ルワード「よぉし!皆でこの異変を解決しよ!」

 

五人が異変を解決することを決めた

 

 

 

?「…………足りない、まだだ…俺はまだ楽しめれてねぇ…!もっと混沌に落とさねぇと俺は気が済まねぇ!!」

 

?②(はぁ、このお方は…人間界を襲うと聞いたから驚いたものの……此処の人達が何かに守られていてよかった…)

 

?「執事、何を焦っている?もっと混沌を陥れられている人間どもを見て笑い飛ばせ!」

 

執事(あのような優しい坊っちゃんなら…仕方がないか……)

 

執事「お分かりいたしました」

 

執事は笑い飛ばした、まるで吹っ切れたみたいだ

 

その様子を見た?は大層喜んでいた

 

?「そうだそうだ!そうやって笑え!笑い飛ばせ!」

 

執事(坊っちゃん…何れ…チャンスは訪れます…そう、この全てを受け入れる幻想郷の住人達のお陰で……)

 

少し分からないだろうから巻き戻させてもらう

 

 

?「母さん!!」

 

母「どうしたの?そんなに荒い息を吐いて」

 

?「奴等が…攻めてきた!」

 

母「何ですって!?」

 

?「村の住人達は皆……」

 

下を向いた、それはつまり襲ってきた者達に殺されてしまったのだ

 

父「──!早く逃げろ!もう此処にも奴等が入ってきているぞ!」

 

父が作ったバリケードに斧が出てきた、赤く血濡れた真っ赤な斧が

 

父「くそっ!──お前だけでも逃げろ!」

 

?「父さん!母さん!!」

 

父の作った、異世界の扉に押し込まれる…体が浮遊する感覚……浮いていた

 

父「執事…今まで私達に付き合ってくれてありがとう……だがお前には彼奴を守ってほしいのだ!!」

 

執事「っ…分かりました、お二方…ご無事で!!」

 

執事は空を舞っている?を空中で捕まえた

 

しかしその後、執事の背中にはこんな張り紙をつけられていた

 

お前の親は預からせてもらう、返してほしくばその世界を混沌に陥れろ

 

もし出来たのなら…親は返してやる、だがもしも5日以内に出来なかった場合…お前の親は……される

 

                   破壊種族 ベルギーンズ・ケラトラ

 

親はの次の文字は血がついていて分からなかった、だがやるしかないのだ…母さんと父さんを助けるのなら…他に手段はない

 

 

?(すまない…!俺だって…!…こんなこと…こんなこと…!!やりたくはなかった!!)

 

この二人は操られていることも知らずにあの五人は異変の解明を急いでいた


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