東方世界録   作:龍神とブロフラ

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龍神「やっぱり最初なんでね」

ルワード「こんなタイトルにしたわけね」

龍神「ルワードさんでも分かったんですね」

ルワード「ちょっと!それどういう意味よ!」


今日はどんな依頼かな?

ルワード「でも行きなり、依頼なんて来るわけないよね~?」

 

隆司「フラグ回収乙ですね、はい依頼書です」

 

ルワード「う、嘘ぉ…で、でも見てみようか」

 

依頼書には

 

ルワード様!お助けください!今月に入ってから何かと物騒な妖怪が増えてきました、あの妖怪達を追い払ってください!報酬は出せるだけ出します!どうか!お願い申し上げます!

 

ルワード「妖怪を追い払え、ね」

 

ルワードの目は獲物を狩るような紅く染まった目の色になった

 

隆司「こ、殺したらいけませんよ?」

 

ルワード「さぁ?物分かりの良い奴ならそれで良いわよ」

 

隆司は少しゾッとした…冷たいルワードを見ると流石に寒気を感じてしまったのだ

 

 

 

 

 

妖怪「ふはははっ!!汚物は消毒だぜーー!!ヒャッハーーー!!」

 

ルワード「滅びこそ我が悦び。死にゆく者こそ美しい。さぁ…我が腕の中で息絶えるがよい!!」

 

この台詞でピンと来た人は中々良いセンスだ

 

妖怪「あぁん?なんだよ?姉ちゃん?殺されに来たのかい?」

 

ルワード「万屋だ、依頼でなあんたらを追い払えと言われてね?来たんだよ」

 

妖怪②「テラワロスww」

 

ルワード「笑えるのは今の内よ?」

 

ルワードは不気味に微笑んだ

 

妖怪「おい!おめえら!やっちまえ!」

 

リーダー格の妖怪の号令でざっと200体近くの妖怪が現れた

 

ルワード「今から1分あげる、その間に攻撃をしてきなさい?私は攻撃はしないから」

 

妖怪「ざけやがってぇ!!」

 

妖怪③「鎖だぜ!」

 

ルワード「ふーん、縛ったのね」

 

妖怪④「ナイスだ!今お前は封印の鎖で繋がれている!力も封じられてるから今からやりたい放題と言うわけだ!」

 

ルワード「私を甘く見てるのね……あーら?もう55秒ねぇ?」

 

ルワードは不適に笑う、さらにその笑いは大きくなり不気味になった

 

ルワード「一分たったよ………さぁー、楽しいショーの始まりだよ♪」

 

妖怪⑤「ふっ!忘れてるのか?それは封印の鎖で「へぇー、じゃあ脱出マジックから見せてあげるよ(ブチブチッ!!)」じ、自分の腕を!?」

 

ルワード「だーれが自分って言ったのぉ?腕を見てみなさいよぉ?」

 

妖怪達は恐る恐る自分の腕と足を見ると……

 

妖怪「あ、あ、あ、あ!?うぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

妖怪達の四肢は見事に切断されていて、その中の二つの腕がルワードの鎖を外していたのだ!

 

ルワード「これこそ脱出マジック、料金は払わなくても結構だよ?ふふふ、さてと全ての時は動き出す」

 

妖怪「あ、あれ?」

 

ルワード「今更幻覚だって気付いたの?遅いわよー、もぉ?」

 

妖怪30「あ、悪魔だ」

 

ルワード「どうせ、私の最初の主人は吸血鬼だからね?もう慣れちゃったわぁ」

 

妖怪「この天女!!」

 

ルワード「あらあら、物騒な子ね(グギリグギリ)何本骨を折られたいの?「ァァァァァアアアッ!!!ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」もう人を襲わないのなら許してあげても良いけどー、今度やったら分かるわよね?」

 

全ての妖怪達はハイとしか言いようがなかった

 

ルワード「それじゃ♪」

 

妖怪「ニート止めて俺達ちゃんと働こうな……」

 

妖怪全員「うぃーす……………」

 

 

 

 

ルワード「たーだいまー!」

 

隆司「ルワードさん!追い払ったの!?」

 

ルワード「追い払ったと言うより改心みたいなものかな」

 

隆司「ルワードさん凄いですね!」

 

ルワード「えへへ、ちょっと嬉しいかな」




龍神「こぇぇ……」

ルワード「うふふ、殺してないからね」

龍神「でも骨折ったよね?」

ルワード「ちょっと関節を外しただけよ♪」

龍神「あ、悪魔たん……」

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