東方世界録   作:龍神とブロフラ

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万屋の鍛刀

ルワード「んー、今日の依頼人は…」

 

ルワード、お前に作って貰いたいものがある

 

お前の助手に素材を渡してある、その素材を使い何か武器を作ってくれ

 

報酬はちゃんと出す

 

 

 

Gより

 

ルワード「凄く綺麗な字ね…隆司ー?素材持ってきてー!」

 

隆司「これだよ………」

 

ルワード「隆司大丈夫?凄く重そうだけど…」

 

隆司「うん…重いんだよ……」

 

ドサッ

 

ルワード「ほ、本当に素材が本格的ね……作ってみましょうか…」

 

?「おい待て!?作り方知らないだろうが!?」

 

ルワード「あ、作者!此処んとこよく出てくるね」

 

メカ龍「じゃかましいっ!それより何の武器にするんだ?」

 

ルワード「やっぱり……エクスカリバー?」

 

?「作れる訳ないだろ」

 

メカ龍「昴に同意、他は?」

 

ルワード「じゃあ…「悪いがアイデアを思い付け!など受け付けないぞ?」先読みしないでよ…」

 

メカ龍「手っ取り早くやれ、どんな武器にするのかはお前の考えた通りにしな、そうでもしないとGがお前を吹っ飛ばすぞ?」

 

ルワード「えぇ…」

 

隆司「ならこれは?」

 

昴「………良いんじゃないか?」

 

メカ龍「助手だけあって脳筋のルワードでも作れるようにできてるな」

 

ルワード「誰が脳筋よぉぉ!?」

 

メカ龍「お前だ」

 

昴「ふっ……」

 

アーサー王失笑

 

ルワード「うがーーっ!」

 

メカ龍「はいはい、そろそろやろうか」ガシッ

 

ルワード「っう………痛い…」

 

メカ龍「だろうな」

 

昴「おっと、そろそろ俺は行く」

 

メカ龍「……俺も戻る……今日も…やってやる」

 

ルワード「なんか作者だけ怖いんだけど…「あれは…獲物を狙うハンターの目と似てたよ…」ちょっと行ってくる………」

 

五分後

 

ルワード「…………強すぎない?」ボロッ

 

隆司「ルワード…どうしたの?」

 

ルワード「いやね、作者の部屋行ってみたのよ…そうしたらいきなり三角定規投げてきてさ…それで腕にザクッとだよ…痛かった…しかも早く仕事しろとか言われた…」

 

隆司「途中の事は許せないけど…最後の言葉はごもっともだね…」

 

ルワード「しかも反抗したら…片手で机を投げてきた…」

 

隆司「怖っ!?」

 

ルワード「何か本当に前よりも強くなってる…隆司も行ってきて!」

 

隆司「え、ちょっ…あぁぁぁぁ…………!」

 

五分後

 

隆司「作者に優しくされた…」

 

ルワード「酷くない?」

 

隆司「落ちてきた僕をそこにあった布団で衝撃カバーしてくれたし…お前は煩くないから助かる、とかルワードの手伝い頼んだぞって」

 

ルワード「こんなの差別じゃない…orz」

 

隆司「あ、あと五秒以内にやらないと次はもっと強いやり方で行くって言ってたような…」

 

ルワード「…やりましょうか」

 

武器選択

 

槍、斧、大剣、銃

 

ルワード「大剣かな…」

 

隆司「なら柄を作らないとね、僕は刃を作るからルワードはそっちを作ってて」

 

ルワード「分かった、頼んだよ」

 

カンカン…カンカン…ジュー…デデーン…

 

ルワード「おっ、出来た出来た!」

 

隆司「後は…ドッキング!」

 

ルワード「……んん、よし!もう抜けないよ」

 

隆司「この大剣、何だか強い力を感じるんだけど」

 

ルワード「あれ、奇遇ね?私も何だか強い力感じてるの……」

 

隆司「……?」

 

ルワード「これで良いのかしら…」

 

 

?「お代だ、これは貰っていく」

 

ルワード「えっ、あ…」

 

隆司「気配が感じれなかった…」

 

ルワード「うん、誰だったんだろうね…」

 

隆司「もしかして身近な人だったりして?「アハハ、それはないわよ!だったら皆気配を隠す必要なんてないわよ!」それもそうだね」

 

ルワード「それで報酬だけど…これって……」

 

この触り具合…そして叩いたときの音…この輝き…

 

ルワード、隆司「金塊……!?」

 

隆司「ちょ、ちょっと待って?何で金塊?」

 

ルワード「これ本物……嘘!?」

 

隆司「どうしよう…これ」

 

ルワード「そんなの決まってるわ、貯金しておくの」

 

隆司「もしもの為…だね」

 

 

 

 

 

?「………気に入った、この大剣…俺の愛用の剣として使おう」

 

?「オーイ!行くぜ!」

 

?「分かっている、ユーリ」

 

あぁ、これで誰か分かるわ…

 

 

 

それであの二人は

 

ルワード「隆司、何か尺が余ってるような気がするのよ」

 

………メタイ

 

隆司「うん…結構余ってるよ」

 

ルワード「じゃあ…ちょっとやる?」

 

隆司「うん、良いよ!」

 

…………何でも良いからやってくれ

 

ルワード「龍美、ちょっと来てほしいのよね」

 

 

 

龍美「はいはい、何かしら?」

 

ルワード「作者にちょっと戦おうと思ってね」

 

龍美「あー…そういうことなら大瓜を連れていって、悠真と音が寝ちゃってるから私はあまり動けないの」

 

ルワード「ばっちりお母さんしてるね」

 

龍美「家事や仕事しながら子供を育てて守ってあげるのは大変なんだから」

 

隆司「龍美さん、ごめんなさい」

 

龍美「隆司君謝らなくて良いのよ…それじゃ」

 

……今夜です

 

………来るなら来いよ!114514!

 

ルワード「やる気じゃないのよぉ!?」

 

 

 

 

メカ龍「あぁ…面倒くせぇやろうだ…大人しくしていれば…な」

 

ルワード「とりゃぁぁっ!作者!宣戦布告ぅっ!!」

 

メカ龍「仕方ない…寝ていてもらおうか」

 

隆司「作者さん!受けてみてくださいっ!」

 

ルワード「ていやっ!!」

 

メカ龍「格闘戦?そんなことで…勝てるとでも…光の追尾!」

 

ルワード「わっ!?危ないわね!」

 

隆司「でも隙はできました!大瓜さん!」

 

大瓜「任せろ!寝むれぇぇ!!」

 

メカ龍「ガブッ!!」

 

大瓜「な、何っ!?」

 

隆司「あ、危なかった…後もう少しで噛みつかれるところだった」

 

メカ龍「………やはり気づいていないな、お前たちはもっと戦いについて知るべきだ、催眠弾撃て!」

 

ルワード「うっ……」

 

隆司「催眠弾……?」

 

メカ龍「これが敵を誘い、仕留める釣り野伏せ!」

 

大瓜「まだ終わってねぇ!」

 

メカ龍「いや、終わりだ!さっさと帰らんか!お前の隠し事ドラニクルに全部話すぞ?」

 

大瓜「……どうすれば?」

 

メカ龍「そいつらを返してこい、そうすれば俺はなにもしない」

 

大瓜「………分かった、返しておく」

 

メカ龍「……計画は順調に進めないとな」

 

 

 

 

 

ルワード「隆司、起きて!朝だよ!」

 

隆司「朝…?おはようルワード」

 

ルワード「おはよう、隆司」

 

此方では平凡な日常がまた始まっていた


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