リアスになって   作:浅紙弥

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リアスの口調が、定まらない。
プライベートと外面用の使い分けに悩みます。
キャラクターを安定させねば・・・


王は僧侶を手に入れた!?

 あたしは、アリシア・テスタロッサ5歳!!

 お母さんとペットのリニス(山猫)の三人で暮らしてるの。

 お母さんは、時空管理局っていう“ぶらっくきぎょう”で、研究員をしてるんだ!・・・だけど最近、お母さんはお仕事が上手くいってないみたい。いつもお仕事から帰ってくると、テレビで見たお化けみたいにお顔が真っ青なんだよ!きっとテレビとか映画みたいに怪しい実験をして、研究所が爆発して、“ばいおはざーど”が起きるんだよ!

 

 いつでもお母さんを助けられるようにしないと!!

 

 お水、お塩、非常食、地図、着替え、まくら、デバイス、お薬、シャベル、鞭、おやつ、ロウソク、縄?、懐中電灯etc...、誕生日プレゼントに買ってもらったリュックサックに詰めこんで、リニス隊員と一緒に研究所近くの公園で待機。ご近所さんの“あたたかいごしえん”により、サバイバル知識を手に入れたあたし。お母さんお助け隊(隊員一人とネコ一匹)の完成だ!!

 

 

 

 あっ、くっ、お、大きすぎるよ~!無理ぃ、無理!イヤだ、無理だよ~、アリシアの中に入らないでぇ~!!もう、お腹の中(魔力)いっぱいだよォッ~~!あっ、あっ、ああああああぎぃぃいあがぁぃぃぁぃぁぃァォェァォォィ~~~!!!

 

 

 

 お母さんの研究所が爆発したと思ったら、あたしは身体中痛くなって倒れちゃった!・・・・このまま死んぢゃうのかなぁ、ぐすっ・・・お母さん大丈夫かなぁ、会いたいよぅ、誰か助けてよぉ・・・・・・おかあさん、りにす・・・もう、だ・・・・・・め・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 次にあたしが目を覚ましたとき、お母さんと赤い髪のお姉さんが、あたしの前に立っていた。お母さんが、泣きながら、あたしを抱き締めてくれた。それから、今の私たちが、どうなっているか、隣に立ってたお姉さんが、誰かを教えてくれた。

 お母さんは、悪魔になってました!!よく見たら若返ってるし、今の身体は、20歳!?大丈夫なのお母さん!?あっ、羽根だ!いいなぁ、お母さん、あたしもそれ欲しい!!

 

 

 赤い髪のお姉さんは、リアス・グレモリーさんって名前らしい。おっぱい大きいし、綺麗なお姉さんなのに、男の人みたいな話し方をする変わった人だ。

 

「キミを蘇らせるという願いの対価に、私の眷属悪魔(身内)になってもらったんだよ。プレシアは、優秀な魔法使いみたいだし、研究員だった事も聞いた。そんな女性が病で死にかけていたんだ。その治療も含めて対価に加えたんだ」

 

 途中で言葉を止めてしまったリアスお姉さん。お母さんを後ろから抱き締めて、

 

「いい女は、絶対に幸せになるべきだからな・・・。娘の為に、悪魔に魂売ろうとする母親。悪い事もしてきたが、その愛は、とても素晴らしいものだと私は思う。その愛は、尊敬に値すると思う。だからプレシア、此れからは、私を、家族を頼れ。私の眷属、私の新しい家族なんだ。皆で助け合うのは、当たり前だろう?アリシアも私の家族なんだからな、どんどん甘えていいぞ?」

 

 そういって、お母さんの首筋にキスをするリアスお姉さん。・・・・・なんだろう、カッコいいなこのお姉さん。あっ、お母さん、お顔真っ赤だよ。

 

 

 

 

 

 お母さんは、あたしを起こす為にいっぱい悪い事をしてきたらしい。

 

 病気になって、沢山血を吐いて、身体中ぼろぼろにしながらアルハザードっていう場所を探していたって。

 その途中で色んな人を傷付けたって。家族だったリニスを使い魔にして、クローン?として誕生させたフェイトっていうあたしの妹になる娘にも、いっぱい酷い事をしてきたって。

 管理局の船を襲って、ジュエルシードっていうロストロギア?を奪い盗ろうとした。フェイトを傷付けながらジュエルシードを集めさせて、管理局と戦わせたって。終いには、お伽噺に出てくるアルハザードへ行く為に、時空震まで起こしてしまった。

 

 最後には今まで傷付けてきたにも関わらず、未だに自分を母親として、「世界を敵にまわしても、愛しているし、味方になりたい」と言ったフェイトの事を娘として認めようとしたお母さん。だけど、大事に保存していたあたしの身体が、虚数空間に落ちたので思わず飛び込んでしまったと。

 

 

 正直、5歳のあたしに言う事なのかって言いたい。お母さん、あたしと話しながら、余計泣いちゃったし。

 よくわかんないけど、お母さんは悪い事をしたけど、反省してる。だったら、それでいいんじゃないかな~って思った。あたしが、寝てる間の事だし。それに、あたしより大人なリアスお姉さんは、お母さんを認めてるんなら問題なしだと思う。・・・多分ね。

 

「ねぇねぇ、リアスお姉さん。此処って何処なの?」

 

「此処かい?私の家だよ、ちなみにキミが寝ているベットは、私のだ」

 

 泣いてるお母さんの頭を撫でながら答えてくれた。

 

「ついでにキミたちの家でもある。後で街の方も案内しよう。」

 

「ホント!?私たち此処で暮らすの!?」

 

 なんとなくだけど、わかる。このお家は、とっても大きいみたい。それに新しい街、探検する必要があるね。

 

「ああ、家族は、一緒に暮らすものだろう?しばらくは、プレシアとアリシアの二人部屋だけどね。アリシアが大きくなったら、一人部屋を用意してあげよう」

 

 なんだかお父さんみたいだ。・・・・・・よし、お母さんもまだ落ち着かないみたいだし、リアスお父さんに任せて、あたしは冒険に出掛けよう。まずは、お家の中だね!

 

 

 気遣いのできる女、アリシア・テスタロッサは、クールにさるぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 プレシアを宥めるのに随分時間が掛かってしまった。今は泣き疲れて、オレのベットで眠っている。少し?若返って情緒不安定だったしな。自分のしてきた事が、娘にどう思われるかなんて、考える迄もないだろうに・・・。まあ、アリシアもよく理解してないみたいだったし、自分が死んでいる間の事だ。実感も湧かなかったのだろう。そんなことより広い屋敷の中を冒険したいって顔してたし。

 武家屋敷をモチーフに建築されたわが家は、アリシアにとって、初めて見る物ばかりだろう。先刻から、歓声と悲鳴が聞こえてくる。楽しんでいるようで何よりだ。

 

 時計は、正午を指している。何年かぶりに食事をするアリシアの為にも、何か消化に良い物を作ろうか。

 

 

 

 




次で原作開始です。

まだ難しいですね、文字にするってこと。


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