錬鉄の魔術使いと魔法使い達   作:シエロティエラ

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予告通り、設定と小噺を入れさせていただきます。

マリーのイメージを追加しました。2018/10/14


設定 小噺 ★

 

◎ 衛宮士郎 以後表記と呼称はシロウ

 

 

 

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本作品の彼は少々特殊。

第4次聖杯戦争の終わり、本来ならば記憶を失って切嗣に救助される。

しかし聖杯の泥に触れてしまい、一時『』に繋がり、果ては守護者エミヤの座にたどり着く。

 

未来の自分との刹那の対面と対話を経て、記憶の一部を読み取ってしまい、魔術回路がすべて開通することになる。

原作同様切嗣の養子になるが、自らが体験したことを切嗣に話し、己が魔術を鍛えあげる毎日となる。

 

五年たったとき、最後の機会として切嗣に連れられ、アインツベルンに特攻する。アハト翁に何度も改心を促し、休みなく一週間かけてようやく説得に成功。(因みにこの時切嗣もイリヤと和解。三日後に安堵した顔で永眠。)第5次聖杯戦争をもって聖杯を解体、浄化する方針を立てる。

 

三家のうち遠坂はこれを了承、間桐は拒絶し独断専行を行う。

聖杯戦争で邪杯にされそうになる桜を士郎と凛で救出、言峰の協力のもと蔵硯を本体もろとも消滅に成功する。

 

一段落ついた矢先に、アーチャーが強制契約解除。自分殺しをして自らの存在を消すために、衛宮士郎と殺し合いを繰り広げる。

しかしUBWルート同様、衛宮士郎の姿に原初の自分の願い、第4次聖杯戦争の地獄で切嗣に救われる前の願い、切嗣との誓いを思い出し、敗北を認める。

その後、一旦衛宮邸に戻ることになったが、天の杯のための衣を取りに行くため、イリヤはアハト翁と共に郊外のアインツベルンの城に向かうことになった。

また、桜救出においてライダーとも和解、協力関係となる。

しかし翌日、郊外のアインツベルンの城にて、もう出現しないはずの影が現れる。拠点を構えていたイリヤを逃がすために、バーサーカーが囮となり、汚染される。急報を聞き、駆けつけたシロウ一行は汚染されたバーサーカーと遭遇。アーチャーの活躍により命のストックを半分まで削り、その技量をコピーして体に覚えさせたシロウとセイバーによって残りのストックを終わらせる。

 

バーサーカーを倒し、イリヤを任された直後にイレギュラーの8体目のサーヴァントたる英雄王が顕現し、急襲。マスターであった言峰と共にイリヤを拐い、十年前の地獄を再現しようと企て、大聖杯のある柳洞寺の地下空洞へと向かった。

追いかけたシロウ一行は、アンリ・マユを誕生させる際に言峰と英雄王をアーチャー、セイバー、凛、桜、ライダーと協力し、これを討ち取る。

なお、その他のサーヴァントは泥に飲まれて既に消滅。

誕生したアンリ・マユを、害をなす前にイリヤとアハト翁の協力のもと、皆で消滅させる。

この時に、その成果が「世界」に認められ、凛、桜、士郎は死後に正規英霊として座に招かれることが確定。アーチャーは衛宮士郎が死ぬまで、代わりとして正規英霊エミヤシロウとなり、その後、1人格として融合することが決まった。

エミヤシロウは、自分殺しこそ果たせなかったが、結果的に守護者の無限殺戮地獄から解放されたことにより、衛宮士郎と和解。他の英霊と共に座に還った。

 

アインツベルンは士郎らの語り部として、後世に語り継ぐ使命を新たに背負うこととなる。

その後凛と桜、イリヤと共に、時計塔、万華鏡、血と契約の姫君、殺人貴、人形師と巡り合い、戦場を転々とした果てに、最終的に封印指定となる。万華鏡の卒業試験という名目のもと、凛の初平行世界運営として、この世界に渡ってきた。因みに封印指定を受けたとき士郎は怒ることなく、変わりに怒り狂う万華鏡と妻達、黒のお姫様を宥めるのに必死だったとか。

 

元の世界では衛宮士郎は錬鉄の(または剣製の)英雄、凛は万華鏡の女傑、桜は落花繽紛(らっかひんぷん)の聖母として語り継がれている。彼が世界を渡る直前に無銘の剣を投影して凛に渡したが、凛のネックレスの宝石を鍔に嵌め、桜のリボンを柄に巻き、イリヤの髪で作った組ひもを柄頭に結びつけて、現在は柳洞寺に納められている。

 

なお、性格は元祖万華鏡や黒のお姫様たちのせいで、少々愉快なことになっている。具体的には、他人をからかうのが好きだとか。

原作と違い、自身を省く思考はそれほど持っておらず、自分を守れない人間が大切な人たちを、他の人たちを守ることはできないと考えている。

 

イリヤとの間には長男の衛宮剣吾。その妹シルフェリア・フォン・アインツベルンを。凛との間に娘の華憐(オルテンシアとは無関係)。桜との間に娘の紅葉をそれぞれにもうけてる。

 

外見はUBWラストの髪を下ろしたアーチャーと同じ。世界を渡って肉体が6歳になっても、髪の色は白、肌は麻黒いまま。

セイバーにアヴァロンは返却しようとしたが断られ、そのまま聖杯戦争が終了。体に埋め込まれたままである。

 

 

 

○ 能力

固有結界:無限の剣製

 

術者の心象世界を現実に侵食させ、具現化する魔術の大禁呪。

今回はUBW2015の後期エンディングのような世界。

 

 

心眼(真):詳しくは自己検索でお願いします。

 

 

執事スキル:EX

 

その他、アーチャーが持つ能力は一通り保有。

 

 

 

○ 戦闘スタイル

 

 

 

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本作品の衛宮士郎は状況や必要に応じて3つの戦闘スタイルを自在に変更している。刻印として体に術式を体に刻み込み、瞬時のスタイル変更を可能とした。刻印は背中に刻まれている。

 

 

ガーディアン:

2015UBWの回想に出てくる、守護者エミヤのようなスタイル。主に潜伏、狙撃、軽い戦闘を行う際の服装。ただし、外套には令呪の模様付き、黒の布地。

起動詠唱は「刻印接続・起動、形態変化・守護者」

 

 

 

アーチャー:

その名前の通り、サーヴァントアーチャーとしての赤原礼装と戦闘スタイル。

起動詠唱は「刻印接続・起動、形態変化・弓兵」

 

 

ゼロオーバー:

いわゆるGOリミテッド/ゼロオーバーのスタイル。これは英雄王で言う、慢心の欠片もない一生涯に一度あるかないかの本気モード。士郎自身はどのスタイルでも本気だが、自らの理想を捨て置いてでも成し遂げたいモノ、護りたいモノがあるときのスタイル。

起動詠唱は「全刻印接続・起動(オール・スタンディングバイ)最終戦闘形態(アウェイクン)臨界/零点突破(リミット/ゼロオーバー)

 

 

基本的にガーディアンスタイルで行動。三大魔法学校対抗試合(以後表記はT.W.T)、ハリポタ七巻の最終決戦はアーチャーかリミテッドゼロを使用させる予定。

 

 

 

 

本来型月では、人々の信仰により魂が精霊の域にまで祀りあげられ、英霊となるとされている。世界との契約や信仰の力が弱いと、抑止の守護者となるとされている。

本作品ではそれに加えて、生きている間に人類、または世界に害なす事象を未然に防ぐ、もしくは最小限の被害に押さえつつ、確実に元凶を消滅させるなどをすると、「世界」に認められることになり、英霊となることができるようになる。しかし、そういったことはとても零に近い確率でしか発生しないため、本作品の衛宮士郎と凛、桜はある意味異常ととれる。イリヤは一応資格はあったがそれを望まず、アハト翁はいろいろやらかしていたため、そもそも資格はなかった。

 

 

 

○ 各キャラクターへの印象

 

 

マリー:

娘みたいな感覚。紅葉に雰囲気がにている。

 

ダドリー:

ワガママ坊主。親の教育が悪い家庭の極端例。何度か説教をしたことにより、少し対人関係かマトモになったことを安堵中。けど太りすぎ。ダイエットしろ。

 

愉快な仲間たち:

虎の威を借る狐ども。とるに足らない。

 

バーノン:

ダドリーの親。子がかわいいのは同じ子持ちとしてわからなくはないが、甘やかし過ぎ。マリーをいじめるな。太りすぎ。ダイエットしろ。

 

ペチュニア:

素直に慣れないマリーの叔母。影でいろいろ世話を焼くならもっとオープンにすれば楽になるだろうに。

 

ロン:

優しい家族に囲まれる気の許せる同級生。弟みたいな感覚。きれいな赤毛が少し羨ましい。

 

ウィーズリー一家:

暖かい家族の見本。きれいな赤毛が羨ましい。いろいろな面で腐れ縁になると予想。

 

ハーマイオニー:

聡明な子。雰囲気が凛や華憐に似ている。アクマにはならないだろうと安心している。

 

 

 

 

 

 

 

◎ マリナ・ポッター 以後表記はマリー

 

 

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原作ハリーの立場にいる少女。ダーズリー一家からの扱いは基本的には原作通り。性格は少し純粋過ぎる面有り。

 

外見はfateエクストラのザビ子が一番近い。目は親譲りの緑色。髪の色は真っ黒。髪型はザビ子のように毛先にウェーブはかかっておらず、ストレートかポニテである。原作ハリーが額に傷痕を残しているのに対し、マリーは左側鎖骨の少し上辺りに稲妻形の傷痕がある。

 

原作のハリー・ポッターほど精神が幼くはない。目下最大の夢は当たり前の幸せな家庭を持つこと。当たり前=幸福という考え方をしている。自分が幸せになるという夢は、士郎が気まぐれで聞かせた自身の過去(無論、人物の名前はぼかしている。)を聞いた際に決めたもの。

 

好きな食べ物は、シロウがたまに作ってくれるお弁当。

 

 

○ 各キャラクターへの印象

 

シロウ:

気になる幼馴染み。お兄ちゃんみたい。シロウの膝枕は全て遠き理想郷(アヴァロン)。恋愛感情なし?

 

ロン:

魔法世界の最初の友達。気を許せる同級生。恋愛感情なし。

 

ハーマイオニー:

仲の良い同性の友達。ロンへの視線に違和感。否定的なものでなく、むしろ好意的なもののため、気にせず。

 

マルフォイ:

嫌い。最初にあんなこと言わなければ仲良くしようかと思ったのに。

 

ダドリー:

愚従兄弟。おデブちゃん。豚みたい。いつもいじめてきて、いつか仕返しする予定。でも最近態度が変わってきたから考え直し中。

 

 

バーノン:

伯父。おデブ。親豚。いつも理不尽な理由でいじめてくる。一度シロウの説教を受けてもらいたい。

 

ペチュニア:

叔母。いじめては来ないが、態度が冷たい。けどダドリーのお古をできるだけ綺麗にしたあと身繕いったり、ダドリーを甘やかしつつ、自分にも少し情をかけているのを感じて混乱。漏れ鍋に行く前に、自分を大切に思ってくれていたことを知り、好印象に変化。

 

 

 

 

 

 

 

◎ ダーズリー一家

 

 

基本的に原作通り。ただし、ペチュニアは原作に比べて柔らかめ。姉に対する自分の拒絶は、羨望の裏返しと自覚している。マリナにやっていることは見る人が見れば、ただのツンデレ。

 

父、バーノンはでっぷりとして豚のよう。ひげを生やしていて息子love。マリナは自分のマトモさを崩す元凶として嫌ってる。

 

息子ダドリーはバーノンを小さくしてひげを生やしていない感じ。要するにチビ豚。マリナは格好のいじめ対象だったが、最近は思い直し中。シロウは恐ろしい紅いの魔王。

 

母ペチュニアは骸骨と思えるほどガリガリ。この人ちゃんと食事とってるのか?ダドリーはかわいい息子。マリナは大切な姉の忘れ形見だが、最期まで姉と仲直り出来なかったため、どう対応すればいいかわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎ 他の人たちからのシロウの印象

 

 

ロン:

同級生とは思えないほどの落ち着きを持っている。気の許せる親友。

 

ウィーズリー一家:

自分たちの髪を誉めてくれたいい子。にじみ出る穏やかさと優しさが印象的な不思議な東洋の少年。

 

ダンブルドア:

もうひとつの予言で詠われた平行世界の少年。自分程度ではわからないほどの力を持ちつつ、それを制御できる計り知れない存在。信頼できる人物。

 

マグゴナガル:

今まで出会ったことない存在。ゴーストたちが頭を下げいたことから、彼がただ者ではないと推測。

 

???:

決して敵対してはならない存在。刃向かったが最後、命や分霊箱がいくつあっても足りなくなる。初めて心の底から恐怖した存在。

 

ホグワーツに行く前まで通っていた学校の生徒と先生たち:

壊れたものをすぐに修理してまた使えるようにしてくれる、頼れる生徒。ダドリーと愉快な仲間たちを唯一止められる存在。家事全般が得意で、何度も教師の心を無意識にへし折った。気がついたらいつのまにか教室や学校を掃除している。東洋のブラウニー。スパナの似合う白髪の少年。ホワイトヘアーの家政f

 

「バトラーと呼べっ! …………ハッ、シマッタ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小噺 その1

 

Side マリー

 

 

 

「なぁエミヤ、お前ってどこに住んでるの?」

この言葉をクラスのある男子が発した途端、教室内は静かになった。皆が皆、作業を止めて耳をすましている。

が、等の本人はそ知らぬ顔で食事を続けている。因みにダドリーと愉快な仲間たちは今は教室にいない。

 

「ふむ、こちらもいろいろと事情があってな。おいそれと話すことはできない。けど敢えて明かすとすれば、オレは居候の身だよ。」

 

どうやらフィッグさんの家に居候しているのは秘密らしい。

何でだろう?

 

 

「っと、オレのことより早く食事を済ませたほうがいい。また連中がいろいろとやってくるだろう。君たちもいちゃもん付けられたくないだろう?」

 

 

まだいろいろと聞きたいけど今日はここまでみたい。愚従兄弟グループが近づいてくる声が聞こえる。

 

いつもシロウに怒られているのに、何で懲りないんだろう?

 

結局ダドリーたちは集団でシロウを囲んで、いろいろといちゃもん付けて殴りかかっていたけど、シロウは軽く避けてた。

 

あの体の動かし方、いつか教えてくれないかなぁ。

 

 

 

Side シロウ

 

 

 

全く懲りないものだな、ダドリーたちは。親にどう育てられたんだか。同じ家で暮らしているマリーとは大違いだ。

 

恐らく存分に甘やかされてきたのだろう。でなければここまで酷くはならないはずだ。

 

ふむ、今日は少しお灸を据えるか。

 

 

閑話休題

 

 

 

「「「「すみませんでした」」」」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

今は悪がき共は正座をしている。さすがに毎日毎日やられてはこちらも我慢ならんものだ。

しかし何故ここまで怯えるのだろうか?悪がきだけでなく、マリーを除いたクラスメイトまでも震えている。オレはただにこやかに説教しただけなのになぁ。紅い魔王?それは遠坂だろう。いや、あれはアカイアクマだった。

さて、教師も来たことだし、あとは、任せるとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

小噺 その2

 

 

Side マリー

 

「今日のこの時間は世界の国々について勉強しましょう。」

 

先生が地球儀を持って授業をしているけど、正直一番聞きたいのは日本についてだ。シロウはそこで生まれたみたいだし、知らないことを知るのはなんか新鮮。

 

「そういえばエミヤ君は日本人でしたよね。もしよければ日本について、皆に簡単な説明お願いできるかな?」

 

先生が珍しくシロウに頼みごとしてる。でもナイスです先生、私も知りたい!

 

ほら、他のクラスメイトも目を輝かせてる。

 

 

 

「わかりました。ではお時間拝借します。」

 

 

 

そこからは一コマまるまるシロウの日本解説だった。けど新鮮なモノが多くてもっと知りたいって思いが出てくる。

 

あれ?ちょっと待って?

 

確かシロウは私と同い年だよね。何であんなに英語が上手なんだろう?それにお弁当も美味しいし。

 

 

「エミヤ君、ありがとう。ところでエミヤ君はどうしてそんなに英語が上手なの?他にもしゃべれる言語はあるの?」

 

 

これまたナイスタイミングです先生、私も知りたかった!

 

 

「ああ、これは今の居候先に住む前に世界中を回っていたので料理と一緒に自然と身に付きました」

 

 

あ、先生固まっちゃった。先生料理下手だもんね。それに世界中って、子供が回れるの?

 

 

「言語については、日本語のほかに英語、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、オランダ、ロシア、中国、アラビア、その他主要な言語は日常会話程度なら話せます」

 

 

 

 

あ、クラスメイトも固まっちゃった。

先生はまるで某ボクサーのように、

「真っ白に燃え尽きたぜ・・・」

状態になっちゃってる

 

天国のお父さん、お母さん。どうやら私の幼馴染みの男の子はすごい規格外みたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?明日のジ○ーってなに?

 




というわけで設定と小噺でした。

いやいや書いていて思ったんですが、長編書いている人すごいですね。尊敬します。

小噺一つ考えるのになかなか時間がかかります。

こんばんは、こんにちは、おはようございます、ホロウメモリアルです。

さて次回ですが、手紙の話は飛ばしまして、ダイアゴン横丁から開始しようと思います。

投稿はいつになるかわかりませんが、できるだけ早く載せるつもりです。

暖かく見守っていてくださると嬉しいです。

ではここらで筆をおきます。

感想待ってます(^ ^)ノシ



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