魔理沙のせいで赤ん坊に優がなってしまった
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永遠亭へ行ったら元に戻った
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次の日の新聞を見て怒りが湧いた(今ココ!)
優「確かこっちの方だったよな?」
俺は今、魔法の森へと向かっている。詳しく言うと『香霖堂』と言う店を目指している。前に魔理沙から聞いたので行ってみる事にしたのだ。
優「えーと…あ!あったあった、何か周りにガラクタがいっぱいあるけどまぁいいか」
俺はドアを開けようと手を伸ばした。だがそれと同時にドアが勢いよく開いた。俺は避けれるはずもなく、顔面で受け止めた。そしてドアから勢いよく何かが出てきた。
魔理沙「霖之助、これ貰っていくぜー!」
それは魔理沙だった。中から店主らしき声が聞こえる。
店主「こらっ、また盗んでいくのか!」
…どうやら魔理沙は色々と制裁を下さなければならないようだ。
優「…【俺から半径100mは俺の空間だ】」ブゥン
魔理沙「あれっ?これって優の…」
優「『空間移動』!」
魔理沙「能りょグエッ?!」パッ
俺は魔理沙を空間移動を使って俺の目の前に転移させ、そのまま首を掴む。
魔理沙「ま、優?!何をするんだぜってその鼻血どうしたんだ?!」
優「魔理沙…成敗☆」ニコッ
魔理沙「え?ちょっと待ってくれだぜ?!ぎゃああああ?!」
<ほれほれ、ここはどうだ?
青年制裁中…
<ひぎぃ、らめぇ!
俺は魔理沙にちょっと強めに木刀で突っついといた。そして、俺が離すと魔理沙はヒョコヒョコと逃げて行った。
店主「これで少しは変わってくれると嬉しいんだけどね」
優「変わるんですかねぇ…」
霖之助「まぁいいや。君は良く新聞に出てきている外来人だね?僕は香霖堂を営んでいる『森近 霖之助(モリチカ リンノスケ)』だ」
優「佐藤優です。魔理沙からこの店の存在を知ったので来てみました」
霖之助「そうか、つまらないかもしれないがゆっくり見ていってくれ」
俺は香霖堂に入っていった。そして入って直ぐ、ある物に目が留まる。
優「こ、これは…何だ?」
それは俺が持っている木刀に似ており、札が貼られており、逆刃刀だ。
霖之助「その刀は斬るのではなく、何かを吐き出すのに使うらしい。あと何かが中にあるんだ」
優「へぇ…え?どうやって調べたんですか?」
霖之助「これは僕の能力さ。『道具の名前と用途が判る程度の能力』という能力でね、対象に触ったらわかるんだ」
優「じゃあ俺の木刀も調べてみてくれませんか?まだこの木刀の力を把握しきれていないんですよ」
霖之助「ほう、ちょっと貸してね…この木刀は吸収する働きがあるみたいだね。あとこの木刀も何かが中にあるね。わかったのはそれぐらいだ」
優「中に何かが…じゃあこの逆刃刀を売ってくれませんか?」
霖之助「今回は魔理沙を懲らしめてくれたから無料でいいよ」
何と!魔理沙を懲らしめたら無料だった。今度から魔理沙を懲らしめてから…おっと欲望がダダ漏れだ。
優「すいません。じゃあもらいます。それでは俺はそろそろ行こうと思います」
霖之助「ああ、また来てくれ」
優「はい!(幻想郷での数少ない男性の話し相手…疲れたら此処に行こう…)」
俺は色んな発見をできて香霖堂から去って行った。
<逆刃刀か…るろう○剣心みたいにできるかな?…空間を操ればできるかもな…
~人里[自宅]~
優「さて、この逆刃刀。吐き出すって霖之助さんが言っていたけど弾幕を放出するのか?ちょっと紅魔館に行って確かめてみるか」
俺は逆刃刀と木刀の2本を腰に装備し、紅魔館へと向かった。
<何だ?草むらが揺れている…妖怪か?!
<お前は食べてもいい人間なのかー?
<うおっ?!ってあれ?
<ん?わはー!優なのだー!
<ルーミアか!久しぶりだなぁ!
<久しぶりなのだー!優は何をしているのだ?
<紅魔館に行くんだ。ルーミアも行くか?
<行くのだー!
~紅魔館~
レミリア「はぁ…」
紅魔館でため息を吐く少女が1人いた。
フラン「お姉様どうしたの?」
妹が問いかける。
レミリア「最近、体を動かせていないのよねぇ…」
どうやら体を動かしていないらしく、ムズムズしているらしい。
フラン「じゃあ私と遊びましょう!」
レミリア「貴女とやるのなら本気でやらないといけないからまた今度ね」
フラン「ぶー…」プクー
フランはほっぺを膨らましてレミリアを睨む。そこへ従者の咲夜がやってくる。
咲夜「お嬢様、優様がお越しです」
レミリア「何の用なのかしら?」
咲夜「本人の話によると、新しい武器を手に入れたから戦闘をして確かめたい、との事です」
レミリア「(優ぐらいなら別に戦っても大丈夫ね)へぇ…私が戦ってみようかしら」
咲夜「いいのですか?」
レミリア「ええ。最近、動いていなかったからウズウズしているのよ」
咲夜「では優様は人間ですのでくれぐれも力の調節を間違えないように」
レミリア「当り前よ。さ、ここに連れてきなさい」
咲夜「畏まりました」パッ
優「まだかなー?」
ルーミア「まだなのだー」
咲夜「お待たせしました」パッ
優「おっどうでしたか?」
咲夜「お嬢様直々に戦うらしいから失礼のないようにね」
優「レ、レミリアさんと戦うんですか?!」
ルーミア「戦うのだー!」
優「…ルーミア、確か闇を操る能力だったよな?」
ルーミア「そーなのだー!」
優「戦いが始まったら紅魔館の上空に闇を出して、日光を遮ってくれ」
ルーミア「そーなのかー!」
俺達は咲夜に案内され、部屋へと向かった。
レミリア「優、久しぶりね」
優「はい、お久しぶりですね。フランさんもお久しぶりです」
フラン「優ー!頑張ってねー!」
レミリア「あら?貴方、腕に包帯が巻かれているけどどうしたのかしら?」
優「ああ、これですか?これは幽香さんから受けたマスパをくらって受けた傷です。最初は全身包帯巻だったんですけど何とかここまで治ったんですよ」
レミリア「へぇ~…えっ、幽香?」
優「あ、はい。風見幽香さんを知っていたんですか?」
レミリア「貴方、まさか戦ったの?!」
優「うーん…戦ったと言うより、償ったと言った方がいいですかね。向日葵を折ってしまったので」
レミリア「貴方よく生きて帰ってこれたわね?!」
優「いやー、何か幽香さんのお気に入りというか玩具にされちゃって治療してくれたんですよ」
レミリア「あの幽香の玩具?!」
優「…あのもうこの話やめませんか?名前を出すだけでも恐怖が蘇るんで…」ガクガクブルブル
レミリア「え、ええそうしましょう(あれ?私もう積んでるの?)」
優「あ、ちょっとすいません。永遠亭から支給された精神安定剤を飲まさせてください」ガクガク
レミリア「せ、精神安定剤?!」
優はポッケから薬をだし、魔力で水を作り、薬と一緒に飲む。
レミリア(え?!今手から水を出していなかった?!だとしたら絶対ヤバいわよね?!)
優「ふぅ…」
パチュリー「一応結界を張っておいたわ。思い切り暴れてもいいわよ」
レミリア「えっ?!」
咲夜「私が屋敷倒壊対策としてパチュリー様にお願いしておきました」
優「あ、パチュリーさん有難うございます!…じゃあレミリアさん、そろそろ始めましょうか」
レミリア「え、ええそうね(いや、私は吸血鬼。だから大丈夫な筈!)」
こうしてレミリアVS優の戦いが今、始まる――
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回、優さんは香霖堂へ行き、新たに武器を手に入れてどんな力かを確かめようとしていますね。
そしてレミリアは優を甘く見て現在、危機的状況に陥っています。愚か者目が…見た目で判断するなど弱き者がする行為だ…(あ、でも見た目通りって事もあるから注意)
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!