看板に逆らったら花畑を発見!
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畑の管理者、幽香が現れた!
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俺は体中に包帯を巻く事に…(今ココ!)
霊夢「ちょっとこれ魔理沙どうするのよ」
魔理沙「どうするって言われても…」
博麗神社にはいつもどうり、霊夢がいて、魔理沙が遊びに来ている。だが今日は何時もとは違う雰囲気である。その原因が二人の間にいる。
赤ん坊「おぉだ?」
そう、赤ん坊がいるのだ。二人が悩んでいる時、文とアリス同時にやって来た。
文「新聞ですよー!あれ?お二人ともそんな濁った雰囲気をだしてどうかしたんですか?」
アリス「霊夢ー、頼まれていた巫女服の修理終わったわよ。ってこの赤ん坊は?」
文「あやや、本当ですね。まさか霊夢さんと優さんの…」
霊夢「ちょ、何を言っているのよ?!」ベキッ
魔理沙「そうだぜ、この赤ん坊は優だぜ」
文・アリス「は?」
文とアリスは声を合わせて言う。
文「あやや~面白い冗談ですね~。この赤ん坊の何処が優さんと…」
赤ん坊「あだ」ブンッ←斧を構えている
文「う、嘘でしょ…(あの斧を構える姿…その時のまるで私を獲物として見ている目…まんま優さんだ…)」
アリス「そ、そんな訳ないわよ!ほら、こっちに来てみなさい~」
赤ん坊「あ?」
アリス「な、何…?!(この髪型…この顔つき…そして傷痕だらけの手…これは優さんの…)」
魔理沙「な?優だろ?」
文「確かに優さんですけど、また能力の反動ですか?」
霊夢「いや、今回は違うわよ。魔理沙が持ってきた新種のキノコを私に食べさせてどのような効果を見ようと思ったらしく、魔理沙が無理矢理食べさせそうな所に優が来て魔理沙を止めていたら優が食べちゃったのよ」
アリス「つまり原因が?」
魔理沙「私のキノコなんだぜ!えへへ」テレテレ
魔理沙は照れ、ちょっと顔が赤くなる。
優「うおぎゃあ!!(何で照れるんだよ!)」ボコボコ
するといきなり赤ん坊が魔理沙に持っていた斧で殴る。
魔理沙「わわっ、ゴメン、ゴメンなんだぜ優!」
文「こ、これは大スクープです!早く新聞に…」
優「あだ?(何処に行く気だ)」キラーン
優は文の首に斧を構える。刃を文に向けて。
文「あ、あややや~仕方がありませんね、我慢しましょう…」
アリス「で、取りあえずどうするのよ?」
魔理沙「それをさっき考えていたんだぜ!」
文「とりあえず元に戻す方法を考えましょうか」
優「あぁーだ?(体は赤ん坊になったけど能力とかは使えるのか?)」
霊夢「どうしたの優?」
優「ぎゃ(俺から半径1mは俺の空間だ)」ブゥン
魔理沙「うおっ?!能力が使えるのかよ?!」
優「おおー(ちゃんと使えるか。だったら弾幕も使えるな)」
アリス「話は戻して、永遠亭に連れて行った方がいいんじゃない?」
文「確かにそうですね。私もそれがいいと思います」
魔理沙「私もそれでいいぜ」
霊夢「じゃあとりあえず永遠亭へ行くわよ優」
優「りょ!(わかった)」
霊夢達は永遠亭へと飛び立った。だが直ぐに問題が出てきた。
魔理沙「あれ?優がいないぜ?」
文「あやや、かなりゆっくり飛んでいるんですけどねぇ」
アリス「?!あれ優さんじゃない?!」
アリスは上を指さす。指をさした先には…
優「あだ…(おい何か上に進んでるぞ)」フワフワ
優がいた。
霊夢「ちょ、何であんな上にいるの?!」ギューン
それを見た霊夢は取りあえず優を回収しに行った。
魔理沙「あはははは!!」
アリス「まさか上にしか飛べなくなっていたとはね…」
優「うぅ…/////」プシュー
魔理沙「ひーひー、上にしか…クックックッ…」
霊夢「魔理沙笑いすぎ。とりあえず誰かが優を運んで飛びましょう」
文「じゃあ私が運びましょう!」
霊夢「あんたは危ない飛び方をするからダメッ!」
魔理沙「じゃあ私が運ぶんだぜ!」
霊夢「魔理沙も同じ!!」
優はずっとこの話し合いを聞いていて、何か思いついたらしく、魔理沙の方へ行き服に手をつっこんだ。
魔理沙「ちょ?!優、お前何をやってんだよ?!」
優「あだ!(お、あった!)」スッ
優は直ぐに目当ての物を見つけたらしく、手を離した。そして優は魔理沙の八卦炉を持っていた。
優「あうあ(魔力を溜めてっと…)」ギュィィン
俺は永遠亭と真逆の方向に八卦炉を向け、魔力を溜めた。
魔理沙「ちょ、優その魔力は溜め過ぎ…」
優「あだ、あーだだ(マスタースパーク)」ゴゴゴゴゴ
優はマスパの反動を利用して移動する方法を考え、魔理沙の八卦炉を借りたが、魔力を溜め過ぎて予想以上に速くぶっ飛んで行った。
霊夢「ちょ、待ちなさいよー!!」ギューン
文「なるほど、マスパの反動を利用するとは面白いですねぇ!」ギューン
アリス「魔理沙!何をやっているの、速く追いかけるわよ!」ヒューン
魔理沙「か、かすった…そして盗まれた…」ヒューン
とりあえずぶっ飛んで行った優を追いかける羽目となった。
優「だあああ?!(何じゃこりゃぁぁ?!)」ゴゴゴ
先程まで博麗神社付近にいたはずなのだが、もう竹林が見えるぐらいまで移動していた。
優「まっ!(魔力を取りあえず止めよう)」ピタッ
俺は八卦炉への魔力の供給を止めた。するとマスパは止まり、スピードも落ちて行った。だがそれと同時にまた問題が出てきた。
優「あびゃぁあ?!(って俺は今上にしか飛べないんだったー!!)」ヒュー
そう、飛べない事だ。俺はそのまま落ちてゆき、何かを貫通して地面に打ち付けられた。
優「あびぇ…(イテテ…ん?ここは建物の中か?)」
?「な、何?!泥棒?!」
まずい!誰かが来る!ん?でもこの声どこかで聞いたような…
鈴仙「うわっ、天井が?!」
優「あぶぁ?!(れ、鈴仙さん?!)」
鈴仙がドタドタと走ってくる。どうやら永遠亭に落ちてしまったようだ。
鈴仙「えっ、赤ん坊?!上から降ってきたの?!」
鈴仙がしゃがんで話しかけてくる。ちょ、鈴仙さん貴女スカートなんだからしゃがんだら見えちゃいけない物が見えてしまいますよ!?
鈴仙「と、取りあえず怪我をしていたら大変だから師匠の所に!」ガシッ
優「うあ?」グンッ
鈴仙はいきなり俺をだっこして走り出した。そして走っている先にキラッと糸のような物が見えた。俺は取りあえず鈴仙に止まるよう伝えた。
優「あう、あうあー!(鈴仙とまれ!)」
鈴仙「ちょっと待ってね、後で人参あげるから!」
違ぇよ?!と言ううか人参じゃなくてミルクやれよ?!俺は兎か?!
俺必死に伝えようとしたが間に合わず、見事に鈴仙は糸に引っ掛かり転んだ。
鈴仙「イタタ…あっ!大丈夫?!」
しかも俺を踏んで転んだ。顔面痛ぇ。
鈴仙が避けようとした時、今度は俺の体が煙をあげて爆発した。
『ボンッ!』
優「うおっ?!」
どうやら体が戻ったようだ。でもこのタイミングでは戻ってほしくなかった。
鈴仙「あ…」パクパク
優「鈴仙さん、誤解しないで下さいよ?!これはキノコを…」
鈴仙「この野郎がぁぁ!!!」ズガガガ
優「うぎゃー?!」ピピピピチューン
俺は鈴仙に怒られ、後から来た魔理沙には俺が怒り、最後に永琳さんに俺が怒られた。やっぱり永遠亭は怖いよー。
~次の日~
優「あんのマスゴミがぁぁ!!」ガララッ
優は早朝、届いていた新聞を見て怒りが湧いた。その新聞の見出しがこれだ。
【永遠亭に舞い落ちた赤ん坊…その赤ん坊はあの有名人?!】
その日、妖怪の山で悲鳴が何回も、何回も聞こえたらしい。
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
優が赤ん坊になった!と言う回でしたね。優さんは体を張りまくる主人公が夢らしいですから仕方ないですね!
優「俺はそんな事いってな…」
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!
優「おい、さっきの…」
知らない知らない…