精神空間の中で自分の意思をはっきりさせる
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仙界を元通りにし力尽きた(今ココ!)
優「…暑い」
今は夏の始まり。え?ちょっと季節がとんでないかって?仙界の件が終わったら全身筋肉痛で今まで動けなかったんだよ!(実はまだ治っていない)
優「よっしゃぁ、動けるようになったし遊びに行くか!でもどこに遊びに行こう…永遠亭でいいか!(輝夜さんとやるゲームから技を習得できるし)」
俺は外に出て、永遠亭へと向かった。だが竹林の所まで来てある看板を見つけた。
優「ん?こんな所に看板なんてあったけ?なになに…」
『
いいか?!絶対にあっち→へ行くなよ?!
絶対に行くなよ?!いいな?!
永遠亭 』
優「なるほど、あっちに行ってはダメなのか。よし行こう」
俺は看板に行くなよと書いてあったが、我慢できずに行ってしまった。大分その方向で歩いていると、遠くに黄色の大地が見えた。
優「ん?何だあれ?」
俺はちょっと早足で向かった。その黄色いのが何かを理解した瞬間、俺は絶句する。
優「…( ゚д゚)」ポカーン
何たって、黄色の大地の正体は一面の向日葵畑だったのだから。
優「すげぇ…こんな幻想的な所があるなんて…さすが幻想郷」
俺は一面に広がる向日葵畑を見てると、何かが畑の中に落ちていくのが見えた。
優「何だ?ちょっと見に行くか」
俺は何かが落ちて行った所へ向かった。すると、紅いラインのあるとんがり帽子とワンピースを着た羽の生えた金髪の少女が向日葵をクッションにして倒れていた。
優「おい!大丈夫か?!」
少女「う、うう…」
優「良かった、意識はあるみたいだな。取りあえず日陰へ移動させよう(無暗に触るのも危険かもしれないな)能力使うか【俺から半径30mは俺の空間だ】」ブゥン
俺はそのまま空間移動し、木の下へ移動した。
少女「…ハッ 私は一体?!」
優「急に空から落ちて来たんだよ」
少女「えっ、あの助けてくれたんですか?」
優「はい、そうですよ」
リリー「すいません、有難うございます!私は春告精の『リリーホワイト』です。私はどこに落ちていたんですか?」
優「向日葵畑の中に落ちて行って、向日葵がクッションになっていたよ」
リリー「向日葵の…畑…?」サァァ
するとリリーホワイトはどんどん顔から血の気がなくなっていった。
リリー「そそそれじゃあ、わ私はよよ用事がああるので行きますね?さ、さよならー」ピュー
優「?何か慌てていたけどそんなに急ぐ用事だったのかな?まぁいいや、俺は取りあえずあの折れちゃっていた向日葵を治せるか確かめてみようかな?」
俺が先程の場所に行くと、傘を持った緑の髪の女性が居た。
優「お、こんにちはー」
女性「…こんにちは。ねぇ、この向日葵…」
優「ああそれは…」
女性「一体誰がこのようにしたの?」
優「?!」ビクッ
俺が向日葵の事について言おうとした時、背筋がゾクッとした。先程まで暑かった筈なの寒さ感じた。
優「(あの事は話さない方がよさそうだな…)すいません、俺がボーっとしていたため折ってしまいました」
女性「へぇ。一度逃げたのにノコノコとまた戻ってきてくれるとはね!」キュイン
優「?!」
女性がいきなり目の前から消え、後ろから声が聞こえた。振り向こうとしたら背中に激痛が走る。
優「いったぁっ?!」
どうやら傘をたたみ、殴ってきたようだ。
女性「この子達の痛みと比べたらまだ小さい物よ。しっかりと償いなさいよ」キュイン
優「ちょっ、もう戦闘?!ぬおっ?!」ガキン
俺は木刀で女性が降り下ろした傘を受け止める。そして受け止めた時に地面が揺れたのは気のせいとしよう。
優「うあああ!!」ガキンッ
女性「へぇ、力で押し返すとはね。貴方は中々虐めがいがある人間ね!」ヒュッヒュッ
優「ちょ、待って(何か今『虐め』って言葉が聞こえた気がするのは気のせい?)」キンッキンッ
女性「ずっと受けてばかりかしら?!」ガキンッガキンッ
優「くっ、【俺から半径10mは俺の空間だ】、『断空斬』」ズパッ
女性「弱い!!」バァン
優「えぇ?!(ちょ、空間ごと斬る『断空斬』を跳ね返した?!何者なんだよこの女性?!)
俺は防戦一方になっていた。だが、戦っている中で1つの疑問が生まれる。
優(何で畑の中で戦闘しているのに向日葵とかには一切被害がないんだ?!)
そう、畑の中で激しく動いているのに向日葵と接触していないのだ。そしてこの事から1つの仮説を立てる。
優「(この女性は向日葵と言うワードに過剰に反応する…と言う事は向日葵畑の関係者の可能性が高い。…もしそうだとしたら今は向日葵を折ったから怒って戦っているのかもしれないな…)すいません、ちょっとお聞きします。貴女はこの畑の関係者何ですか?」ガキン
女性「えぇそうよ。それがわかってどうするの?」ヒュッ
俺がする行動は1つ。それは向日葵の痛みを理解し、償う事だ。
俺は大きく後ろへ跳んだ。そして木刀を地面に置いた。
女性「…どう言う事かしら?」
優「俺がやるべき事は戦いじゃない、『償い』だ」
女性「…!男に二言はないわね!しっかりと受けなさい!」キュィィン
女性は傘の先を俺へ向けた。そして傘の先端に恐ろしい程の力が溜まり始め、光り始めた。
女性「さようなら、元祖『マスタースパーク』」ゴゴゴゴゴ
傘から放出されたのはマスパだが、威力が魔理沙と比べ物にならない。例えるとしたら…『粒子砲』とでも言っておこう。
『ズガァァァン!!!!』
マスパは俺を飲み込み、そして大爆発した。
優「ぐふっ…」ガクッ
俺は全霊力で体をコーティングして守ったとしても、全身が血だらけになった。
女性「…膝を落とすだけとはね…貴方、私のペットにしてあげましょうか?」
優「貴女みたいな綺麗な女性だったら光栄ですよ…でも俺はそんなのに憧れている訳ではないのでお断りします」
女性「あら、それは残念♪立てる?」スッ
優「えっ?何故…」
女性「貴方はこれから私の玩具になるの。だからこのまま死なれても困るのよ♪」
優「…とんでもない人に目をつけられてしまった…」
幽香「私はこの畑を育てた『風見 幽香(カザミ ユウカ)』よ」
優「俺は佐藤優です」
幽香「そう、じゃあ私に着いて来て♪」
優「すいません、ちょっと試したい事があるんです」
俺はそう言って、折れた向日葵の所へ行った。
優「【俺から半径1mは俺の空間だ】、時間よ戻れ!」
俺はその空間内の時間を巻き戻した。そして向日葵を再生させた。
幽香「!(向日葵が治っていく?!…かなり霊力の消費が激しいわね。能力かしら?)」
優「向日葵の命が残っていればおそらく咲き続ける事が出来るでしょう…うっ」バタッ
幽香「あら?霊力切れかしらね、フフッ。面白い子捕まえた♪(家に連れていって、治療させて、能力とか実力とかを色々試させてもらうわよ。あぁ考えただけでもゾクゾクしちゃう…♪)」ズルズル
幽香は優を引きずって家へと運び、治療した。優は丁度、幽香が入浴中の時に目が覚め、こっそりと家から抜け出した。
~次の日~
[博麗神社]
霊夢「ちょ、どうしたのよ?!体中に包帯が巻かれているじゃない?!」
優「聞くな、霊夢…」ボロボロ
俺は賽銭をしに博麗神社に行ったら、まず霊夢に突っ込まれた。
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
優ぅ…看板があるのに何で行っちまうんだよぉ…何かヤバい人に気に入られちゃっているんじゃん…もう私しーらね!
はい、と言う訳で優が看板無視してヤバい人に目をつけられてしまう話でした。これは自業自得。うん。
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!
(最初、私が管理を怠った所為で皆様には大変、不快な思いをさせてしまいました。申し訳ございません。編集して消しましたが今後もう二度と無い様にします。)