優が白玉楼に帰ってきた
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幽々子の食べる量が増加
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斬撃を覚えた、そして妖夢と手合せをすることに(今ココ!)
斬撃を覚えた次の日、俺は妖夢と手合せをする事になった。そして今両者が構えて始まろうとしていた。
妖夢「幽々子様、合図をお願いできますか?」
幽々子「はいは~い、じゃあ合図するわね~。…始め!」
優「うおおお!!」ブンッ
俺は合図とともに斬撃を放った。だが妖夢は予想していたらしく、直ぐに横へ移動し、強く踏み込んで一気に俺の方へ来た。
妖夢「甘いです、ハァッ!」ヒュン
優「うおっ?!」ガキンッ
妖夢「まだまだぁ!」ヒュッヒュッ
優「くっ…!!」ガキンッガキンッ
俺は妖夢の猛攻に怯み防戦一方になっていたため、直ぐに後ろへ後退しようとした。だがそれは間違った行動だった。
妖夢「ここです」ズバンッ
俺が後ろへステップした瞬間に斬撃を放ったのだ。そして俺は空中にいる訳で斬撃を受け止めたがかなり後ろへぶっ飛んでしまった。
優「ぐはっ?!ハァ…斬撃はくらったけど後ろに下がれたからいいか。さてとここからどうするか…妖夢はまだ刀一本しか抜いていないしな…作戦を考えるか(妖夢は完全に俺の考えを読んでいるな…なら俺が絶対しない行動ような行動をすればいいか)」
妖夢「休んでいる暇はないですよ!」
俺が作戦を考えているとかなりのスピードで妖夢が向かって来た。よし、カウンターを入れてみるか。
俺は妖夢に向けて全神経を集中させて構えた。
優「…来い!!」スッ
妖夢「行きますよ、ハァァッ!」ブンッ
俺は妖夢の剣が当たる寸前に避け、そのまま木刀を妖夢にぶつけた。
優「ハッ!」ドゴッ
妖夢「ぐっ?!か、カウンターですか、よくそんなこと考えましたね」
優「でもあともうちょっとで俺は斬られていたわ。危ない危ない…じゃあ行きますよ、うおお!」ブンッ
妖夢「?!この力…まずいですね、早く後退しないと」ガキンッ
俺は木刀に霊力を込めて妖夢に斬りかかった。そして妖夢が受け止めてくれた所で俺は一気に霊力を放出した。
優「ハァッ!」ズガンッ
妖夢「くっ?!(この至近距離での霊力の放出?!これは一本取られましたね…)」ズガァァン
妖夢は俺の霊力放出の衝撃をモロに受け、一気にぶっ飛んだ。俺はすかさず斬撃をいっぱい放った。
優「ウオラァッ!斬符『連続斬撃波』!」ズドドドドド
斬撃は次々に地面に当たって土煙を上げた。そしてその煙の中から2本目の刀も抜いた妖夢が突進してきた。
妖夢「ハァ、ハァ、危なかった…今度はこちらの番ですよ。魂魄『幽明求聞持聡明の法』!」
優「スペルカード?!まずい、ガードを」ガキンッ
俺は妖夢がスペルカードを唱えた瞬間にガードをした。だが、妖夢の剣を受け止めただけだった。
優「…?何も起きない?」
妖夢「いえ、貴方は斬られますよ」
妖夢がそう言った瞬間、背中に斬られた痛みが走った。
優「グアッ?!何…?!よ、妖夢さんが二人?!」
そう、俺が後ろを振り向くともう一人妖夢さんが居た。だが直ぐにあの妖夢さんの人魂へと戻った。
優「ひ、人魂?!」
妖夢「後ろに気を取られ過ぎですよ。人鬼『未来永劫斬』ハァァ!」ザンッ
優「ぐああ?!」ズバッ
俺は後ろに気を取られ過ぎて、妖夢に空高く斬り上げられる。そして空中で妖夢さんが連撃を入れて、最後に強い一撃をくらう。
妖夢「ハァァァァ!!!」ズバババババババンッ
優「か…はっ…」
俺は妖夢に地面に打ち付けられた。そして妖夢も降りてきた。
妖夢「終わり…ですかね。(あともうちょっとで負けるところだった…)」
妖夢が優を確認し、刀をしまった瞬間――
優「うおおお!!」キュイン
俺は空間移動して妖夢の後ろをとらえた。
妖夢「?!しまっ――」
優「日符『ソードフレア』」ズバァンッ
俺は木刀に魔力を溜め、火を出して妖夢に斬りつけた。
妖夢「くっ?!体が…動かない?!」
優「この木刀は『全てを吸収する程度の能力』を持っています。それでさっき妖夢さんを斬った時に霊力をほとんど吸収させてもらいました」
妖夢「…これは私の完敗ですね。優さん、これからも日々鍛錬を忘れずに行ってください。私からは以上です、本当に頑張りましたね」
優「いえいえ、この力を手に入れれたのは妖夢さんのおかげです。本当に剣術を教えて下さってありがとうございました!!」
俺は妖夢さんに深々と礼をする。
妖夢「はい、どういてしまして。でもこれ絶対に二人で永遠亭での治療コースですね…私に至ってはもう霊力がほとんどないので動けないですけどね」
優「俺も正直言ってキツイです…まぁでも能力は使えるぐらい力を残していたから良かったですよ」
幽々子「どう~?終わった~?」
俺達が話し合っていると幽々子さんがやってきた。
妖夢「あ、幽々子様。優さんに負けちゃいましたよ…」
幽々子「ええ~?!妖夢が負けちゃったの~?!優さんは凄いわねぇ」
優「あはは、有り難うございます。でも、もう教えて貰う事が無いのならここを出て自分の家に戻るか」
幽々子「優さん白玉楼を出て行っちゃうのね…そうだ!優さんの為に宴会を開きましょうよ?」
妖夢「それは良いですね!やりましょう!」
優「俺の為にやってくれるのは嬉しいんですが一旦、永遠亭へ治療へ行きましょう?俺の出血量が思ったより多かったようなので…」
妖夢「私も同じくですね…」
幽々子「そうね、よし行こー!!」
あれ?幽々子さんもついてくるの?まぁいいか。
優「妖夢さん、幽々子さん一気に永遠亭まで行こうと思うんでしっかりと俺に触れていてください」
俺は幽々子と妖夢と一緒に空間移動を連続で使って永遠亭へと移動して行った。そして診察の時に永琳が「貴方、もうちょっと怪我に気をつけなさい」と注意してきた。どうやら俺は永遠亭の利用回数が半端ではないとの事。普通の人に比べて3倍ぐらい永遠亭で治療しているとか。
こうして俺達の治療が終わって、白玉楼へ戻り、宴会は明日との事で決まった。こうして一日は過ぎていった。
???「あやややや、宴会とは…これはこれはとても美味しいネタを拾えましたね…」
この作品をご覧になってくれて有り難うございます。銀の鰹節です。
今回はじっくりと戦闘回でしたが、しっかりと伝わったでしょうか?相変わらず戦闘表現が苦手なので心配です(A;´・ω・)フキフキ
今回はここで終わりたいと思います。次回は初めての宴会回になります。
次回もゆっくりしていってね!