中学生が幻想入り?!   作:銀の鰹節

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前回のあらすじ
優曇華院にボコられた
 ↓
フランの執事をやる事に
 ↓
阿求達とおしゃべりをした(今ココ!)



#18 ~優、初めてのお仕事~

優「よし、仕事に行くか!」

 

俺は朝早くに起き、仕事の準備をして家を出た。

 

 

少年移動中…(空を飛べるようになりたいなぁ…)

 

 

優「よっと、到着!美鈴さん起きているかなぁ?」

 

美鈴「…」(目が開いている)

 

優「あ、起きている。おはようございます、美鈴さん」

 

美鈴「…」

 

優「?美鈴さん?」

 

美鈴「…zzz」

 

優「えぇ?!ね、寝てる…」

 

凄いな、とうとう目を開けたまま寝るという技を身に付けるとは…

俺は美鈴を起こして、紅魔館に入り仕事服に着替えた。美鈴が起こした時に「寝ていませんよ!」と言っていたが流石に無理があるだろ…

 

優「よし、決まってるな」

 

咲夜「優、準備出来たかしら?」

 

優「あ、咲夜さん。はい、出来ました」

 

咲夜「じゃあ妹様の部屋まで案内します」

 

『キュイン』

 

咲夜「着いたわよ」

 

優「有り難うございます」←もう慣れた

 

咲夜「ちゃんと『妹様』とか、『フラン様』って言うのよ。じゃあね」キュイン

 

優「さてと頑張るか!失礼します」コンコン

 

フラン「あ!マサルだー!!遊びに来てくれたんだね!」

 

優「え~っと、遊びにじゃなくて仕事ですかね?私はフラン様の執事となりましたので、もし遊べと命令されたら遊ばなくてはなりません」

 

フラン「じゃあ私と遊んで!」

 

優「畏まりました、何をしてお遊びになりますか?」

 

フラン「じゃあね~…弾幕ごっこ!」

 

優「…すいません、フラン様。『弾幕ごっこ』とは何でしょうか?」

 

フラン「弾幕ごっこってね…」

 

 

少女説明中…

 

 

優「なるほど!大技はスペルカードというもので宣言してから発動させて、弱い攻撃(弾幕とか)は宣言なしでもいいんですね!」

 

フラン「うん!」

 

なるほどね、たまに聞く『スペカ』と言うのはスペルカードの略だったんだな。

 

優「でもフラン様、私は力がない故に弾幕などが撃てないんですが …」

 

フラン「だったらねー、パチュリーに相談したらいいよ♪着いてきて、案内するから」

 

優「有り難うございます」

 

 

少女&少年移動中…

 

 

俺はフランに案内され、とても大きな木製のドアの所まで来た。

 

フラン「パチュリー、何処~?」ギギ…

 

優「うわぁ…」

 

部屋に入って思った事は凄いと言う事だけだった。見渡す限り『本』『本』『本』。そしてその奥からあの時の紫色の少女が現れた。

 

パチュリー?「フランどうしたの?」

 

フラン「あのねー、マサルにね霊力とかが無いの。どうにかならないかな…」

 

パチュリー?「マサル?ああ、あそこにいる最近入った人間ね。私は『パチュリー・ノーレッジ』よ。貴方は?」

 

優「俺…私は佐藤優と(ry」←ちょっ、省略すんなし

 

パチュリー「優ね。それで貴方の霊力とかが無いって言っていたわね。ちょっと見せて…」

 

パチュリーがぶつぶつ言いながら優の体を見たり触り始めた。

 

 

少女観察&検査中…

 

 

パチュリー「…終わったわよ。結果報告だけど、貴方は『霊力』『魔力』の2つに適合しているわ。ただフタをされているだけで、フタを外せば力が解放されるわよ」

 

フラン「じゃあ早くフタってやつを外してあげようよ!」

 

パチュリー「確かにフタを外すことはできるわ。でもフタがされているという事は何かがあると言うことよ。さらにフタを外すにはそれなりのリクスが伴うわ。外す方法は体内に直接、力を流し込む必要があるからよ。もし体が耐えきれなかったら破裂し、死ぬわ…」

 

優「…(どうしよう…死にたくないんだけど、でもここで終わらせるのか?!もしかしたら空を飛べるようになるかもしれないんだぞ?!あ~もう、どうしたらいいんだ!!)」

 

フラン「マサル…」ウルウル

 

フランが涙目で此方を見ている。どうしますか?

 

1、フランには悪いけど諦める

 

2、フランの為に頑張る

 

3、ダッシュでその場から逃げる

 

俺が選らんだのは…

 

優「…ますよ…やりますよ!そのフタを開けますよ!!」

 

2だった。少女に涙目で見られたら断れないだろ…

 

パチュリー「死ぬ可能性があるのよ?」

 

優「いいんです、俺は決めましたから!」

 

パチュリー「わかったわ。でも準備に時間がかかるから数日待っていてちょうだい」

 

優「分かりました。ではフラン様、弾幕ごっこが出来るようになるまでトランプとか鬼ごっこなどをして遊びましょうよ!」

 

フラン「うん!」

 

この後、俺とフランと妖精メイド達で遊んだ。楽しかったなぁ…(o´ω`o)

 

咲夜「今日はお疲れ様、疲れたでしょ?もう帰っていいわよ」

 

優「有り難うございます。それじゃあ…」

 

俺は荷物をまとめて、紅魔館を出た。いつもは避けていた俺が暴走した所に行ってみようかな…

 

 

少年移動中…

 

 

俺が暴走した所に行くと、魔理沙と霊夢がいた。

 

霊夢「あら優」

 

魔理沙「おっ、久しぶりだな~優!」

 

優「ああ、霊夢に魔理沙か。どうしたんだ、こんな所で?」

 

霊夢「ちょっと前からここの調査をしているのよ」

 

魔理沙「それで一体誰がここをこんな風にしたのかを調べているんだぜ!」

 

…ん?何か凄い思い当たりがあるような…(;-ω-)a¨

 

優「因みに誰がやったかわかったらどうするんだ?」

 

霊夢「おそらく、この幻想郷の脅威になる可能性が高いから排除、または幻想郷からの追放になる可能性があるわね。優はこの事について何か知らない?」

 

優「い、いや~俺もあ、あんまり知らないんですよねぇ~…」

 

魔理沙「なんだぜ優?急に敬語になったりして、しかも顔色が悪いぞ?ま、まさかこれを優がやったとか…」

 

(΄д΄ノ;)ノギクゥ

 

霊夢「そんなわけないでしょ。だいたい、優は普通の人間なんだから。それに能力だって分裂することと、空間を…操る… だ…け…」

 

優「…」プルプル

 

霊夢「あんたがこれをやったの?正直に言いなさい、嘘を言っても勘でわかるからね」

 

どうやら絶体絶命らしい。

優はどうする?

 

1、逃げる

 

2、全力で逃げる

 

3、死ぬ気で逃げる

 

4、全てを話して逃げる

 

5、全てを話して霊夢達と戦う

 

俺が選んだのは…

 

優「…」ダッ

 

3の死ぬ気で逃げるだ。だが…

 

霊夢「待ちなさい」ガシッ

 

霊夢に捕まり逃げることは出来なかった。どうやら言うしかないようだ。

 

優「俺が…やりました」

 

魔理沙「なっ?!」

 

霊夢「ふ~ん…一体どうやったの?」

 

優「はい、実は…」

 

俺は包み隠さず全てを話した。そして話をするごとに霊夢の顔が悲しそうになっていくのを俺は見逃さなかった。

 

霊夢「…で、狂気の方は大丈夫なの?」

 

優「はい、狂気がこの前に力を使い果たして完全回復するには3ヶ月ぐらいかかるので」

 

魔理沙「霊夢、どうするんだ?本当に優を排除するのか?」

 

霊夢「…私は博麗の巫女。幻想郷を守るのが仕事。幻想郷の脅威となるものは排除しなければならない。…たとえ知り合いだとしても」

 

魔理沙「霊夢、本気かよ?!」

 

どうやら本気らしい。雰囲気が変わったのわかるほど周りの空気が透き通り、肌に刺さるようなピリピリとした感じになっていた。

 

優「霊夢、俺はまだ死ぬわけにはいかないんだ。全力で逃がさせてもらう!!」

 

霊夢「っ?!逃がさない、結界!」

 

優「遅い!『分裂』」

 

俺は原子レベルほどにまで分裂した。そして命からがら人里へと逃げれた。

 

優「くっ…!流石にキツイな…これからとうしよう、人里にいられるのも限られるな…」

 

俺は人里に移動する間ずっと分裂していたので体力が0に等しかった。そんな中、浮かんだ考えが…

 

優「紅魔館へ泊まるか…」

 

紅魔館に泊まるという考えだった。そして俺はそのまま力尽き、寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、博麗神社では…

 

霊夢「…紫いるのは分かっているわ、出てきなさい」

 

霊夢がそう言った途端、いきなり目がいっぱいの空間が開いた。そこから大人びた金髪の女性が現れた。

 

紫?「あら、気づいていたのね」

 

霊夢「この前の話、覚えている?」

 

紫?「覚えているわよ、私を誰だと思っているの?」

 

霊夢「永遠の89歳(八雲)。BBA」

 

BBA「こんのクソガキが…!」

 

霊夢「あれをした犯人は、この前来た外来人の佐藤優よ」

 

紫?「…わかったわ。貴女は今回、動かなくてもいいわ。藍に任せるから。知り合った仲とはやりたくないでしょ?」

 

霊夢「…わかったわ(ゴメンね、優…)」

 

 

 

 

 

 




この作品を読んでいただき有り難うございます。銀の鰹節です。
今回どうだったでしょう?
優を『神力』『妖力』『霊力』『魔力』の全てを持てるようにしようと思いましたけど、チートになってしまいそうな予感かしたのでやめときました。

博麗の巫女って大変ってものではないですね…たとえ嫌だとしてもやらなくてはいけない、これを書いている時はどうしても心が苦しくなります…皆さんはどうですか?

では今回はここで終わりにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!


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