幻想郷各地を転々と移動した
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香霖堂で霊力専用銃を手に入れた
5日後の作戦会議―――
優が銃を手に入れてから5日後、八雲紫の協力により、スキマ電話が使用可能になった。
そしてそのスキマ電話を、各地の強者とつなげ、計画を立てる所であった。
紫[それじゃあ取りあえず、人を確認するわよ]
紫は次に、スキマ電話と繋がっている人を呼んで行く。
紫[地霊殿からは『古明地 さとり』、旧都からは『星熊 勇義』、
紅魔館からは『レミリア・スカーレット』、白玉楼からは『西行寺 幽々子』、
妖怪の山&守矢神社からは『射命丸 文』と『八坂 神奈子』、
天界から『永江 衣玖』、博麗神社からは『博麗 霊夢』、永遠亭からは『八意 永琳』、
魔法の森からは『霧雨 魔理沙』、人里からは『上白沢 慧音』、
命蓮寺からは『聖 白蓮』、仙界からは『豊聡耳 神子』、
太陽の畑からは『風見 幽香』、彼岸からは『四季映姫・ヤマザナドゥ』、そして最後に
『佐藤 優』。合計16人、全員繋がっているかしら?」
全員『大丈夫だ(問題ない)〔聞こえているわ〕』
紫[そう、じゃあ現段階でわかっている事を確認するわね。博麗神社・霧の湖・人里で戦闘が起こり、激しい物から順に挙げると、霧の湖・人里・博麗神社っというような感じになっているわ。主犯は湖に居るわ」
優「だったら俺はもう湖に行かせてもらいます」
さとり[では私達も湖へ。人里などに行っても嫌われるだけでしょうし]
勇義[私はやっぱり湖だな!まだ決着がついていないんだ…!!]
レミリア[そうねぇ。やっぱりここは主犯に一発叩き込まないといけないという事で私も湖]
聖[私は人里で待機しています。寺も心配ですし]
神子[私も人里に行きます。人々が心配なので]
慧音[私も人里に残る。妹紅も残すつもりだ]
神奈子[人里と湖の両方に行くつもりだ]
幽香[私は湖ね。死体と遊ぶのも良いけど、手応えある奴と死に際で戦うのがたまらないわね…!]
永琳[私達は医療班として、人里と湖に行かせてもらいます]
衣玖[私達は人里へ行かせてもらいます。どうやら湖へ行く方が多いようなので]
映姫[じゃあ私は湖へ行かせてもらい、直接裁きます]
幽々子[私はそうねぇ…何処でもいいわ♪それよりも、妖夢~お腹空いたー!]
文[天魔様と大天狗様の意見により、我々天狗共は人里、湖に行かせてもらいます]
魔理沙[私はマスパをぶっ放して一泡吹かせてやる、という事で湖へ行くぜ!]
霊夢[な、何で誰も博麗神社には来ないの?!私は自分の家を死守するわよ?!]
優「そうか、霊夢1人なら俺は分身を最大で8人まで可能だ。だから博麗神社、人里に分身を送り、本体は湖へ行かせてもらう」
紫[じゃあ今の意見を整理すると…人里へ行くグループが8、湖へいくグループが9、博麗神社へ行くグループが2!という訳よ」
永琳[あ、そうだ優、今丁度言っておきたい事があるの。ついでに他の人も聞いておいた方がいいわ]
優「何ですか?」
永琳[貴方が作った霊力凝縮丸の事なんだけど、実験したりした結果、疲労・傷などに効果がある事が分かったわ]
優「!」
永琳[しかも効果もかなり高く、毛根が死滅して髪が無い人にその丸薬を飲ませてみた所、一気にモッサモサになったという圧倒的回復力を持つわ。それだけじゃなく、霊力不足だとしても補給できるからかなり便利ね]
優「でもその丸薬は1日に15粒くらいしか生成できないんですよ。俺の霊力の量にも限界があるのでね…でも日々作り続けているから今は手持ちで3ケタを超える量を持ってます」
永琳[と、いう訳だから効果とか伝えておいたわよ]
魔理沙[優、お前いつから薬剤師になったんだ?]
優「薬じゃないよ…ただ俺の霊力を凝縮させて作った、霊力補給剤みたいなものだよ。妖力バージョンも作っているから安心を」
神奈子[なぁ優、神力バージョンも頼めるか?]
優「神力に最も似ているエネルギーは何ですか?」
神奈子[自然エネルギーだな。日光や風、地熱とかだ]
優「分かりました。作っておきます」
魔理沙[じゃあ、パチュリーやアリスの為の魔力版も作れるか?]
優「ん~…その2人だったら直接渡した方が効果的だけど…分かったよ、作っておく」
勇義[なぁなぁ優~、地底に来て私と戦ってくれないか~?]
優「え、えぇー…(勇義さんと戦うと命が幾つあっても足りないんだよなぁ…でも勇義さんぐらいといい勝負が出来ないとアイツ等にも勝てないよな…!)わかりました、4日後ぐらいに行かせてもらいます」
勇義[おっしゃあ!待ってるからなー!!]
映姫[すいません、私はまだやらなくてはいけない事があるので、ここで失礼します。この計画を聞けただけでも肩が軽くなりました]ブツッ
映姫はそう言い残し、スキマ電話を切った。
優「…皆さんにお願いがあります」
全員『?』
優「俺の能力、空間を操る程度の能力は周りにかなりの影響を及ぼす可能性が高いです。もしも誰かを殺してしまうような大技をする時が来たら、皆さんは俺の空間範囲外へ退避してください」
紫[わかったわ。でもそれは奥の手にしなさい、それが条件よ]
優「分かりました。それじゃあ俺は色々と作ったり試したりしなくてはならない事があるので、失礼します」ブツッ
紫[さて…質問や意見は無いかしら?無いのなら5秒間黙ってて、あるのなら喋って頂戴]
全員『…』
紫[(…3、4、5)無いようね、それじゃあスキマ電話は切るわね。後は各々当日までやれる事をやっておきなさい]
『ブツッ!』
通信が切れると、準備に取り掛かる者が居たり、早速どこかへ出かける者など様々な人がいた。
~一方、月では~
依姫「…ハッ!」
『ザンッ!!!』
豊姫「お見事♪」パチパチパチ
依姫「…お姉様も見ているだけじゃなく、修業とかしてくださいよ…」
豊姫「えー…あっそうだわ!レイセン!」
レイセン「何でしょうか?」スタッ
豊姫「玉兎戦闘部隊を此処に連れて来て頂戴、依姫と戦ってもらうわ♪」
レイセン「えっ?…はい、分かりました。少々お待ちください」サッ
依姫「お、お姉様?!」
豊姫「さ、依姫頑張って頂戴!貴女は強いのだから玉兎達の攻撃を一度も受けないようにしなさい♪」
依姫(…玉兎と戦っている時にさりげなくお姉様を狙おう、うん。そうしよう)
月では綿月姉妹(妹のみ)が修業して、力が上がっていた。
~???~
破壊者「ふふ、フハハハ…!!これ程の死体を集めるとは…やはり悪様は凄いお方だ…!!なぁ、貴方もそうは思わないですか?創造者」
破壊者の目の前には何千、何万もの死体が陳列されていた。
創造者「…(私は…本当にこの現実を望んでいるのか?わからない、今の私は一体…)」
破壊者「創造者!」
創造者「ハッ!す、すいませんボーっとしてました…。どんな話の内容でしたっけ…?」
破壊者「いや、悪様の技術は凄いなーと思ったのです」
創造者「確かに…そうですね(違う、私は望んでなんかいない…では私は一体何を望んでいるのだ?!)」
悪「お前達、どうかしたか?」
破壊者・創造者「!?」
破壊者「あ、悪様でしたか…」
悪「おいおい、呼び方は『悪』でいいと言っただろ…」
破壊者「すいません、私では貴方様の事をそのようにお呼びする事はできません…!」
悪「…まぁ好きにするがいいさ。そして創造者、お前は横になっておけ。最近ボーっとしている所をよく見かける。考えてみればずっと働かせっきりだったな…。破壊者も休んでおけ」
創造者「有難うございます…」
破壊者「それでは悪様、私は自室で休んで参ります」サッ
破壊者達は戦闘に向けて、休息をとる。だが創造者は何かに悩み続けていたのだった。
戦闘まで…あと1週間と数日!!
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回は会議編でした。そしていつもより短かったですね…。人数がいっぱいいると、会話構成が難しいですね。(さらに暑くて文章に集中できねぇ…)。博麗神社も襲撃されるっていうのに誰も向かおうとしないなんて…鬼か!幻想郷の住民は!(本物の鬼もいるけど…)
それでは今回はここで終わりにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!