た、隊長ぉぉぉぉ?!!
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事件が解決し、祭りが開かれた(今ココ!)
※今回の後書きで皆様に伝えたい事があるので見てもらえたら有難いです。
優「はぁ…何か一気に夏が終わった感じがする…」
あの事件が解決した後に、『妖怪の皆さん、ごめんなさい祭り』が開かれて、俺は覇奈さんと焼きそばと作りまくって終わった。
だが、その3日後に今度は『夏祭り』が開かれた。その祭りでは、ずっと団子を覇奈さんと作り続けた。そして夏が終わろうとして冷たい風が吹いている。
優「…もう俺的には精神が元に戻っているような気がするからわざわざ泊まりに行かなくても良いと思うんだけどな…」
??「優さ~ん!!」
優「ん?この声は…」
俺は聞き覚えのある声がして、後ろを振り向く。そこには早苗がハァハァ息を荒げながら立っていた。
優「どうしたんですか、息がこんなに乱れて。急ぎの用でも?」
早苗「いや、そういう訳じゃないんですけど…実は本日から守矢神社で『お泊りパーティー』をするんですよ!」
優「そうなんですか。でもどうして俺に…?」
早苗「鈍いですね~。貴方にわざわざ言っていると言う事は、誘っているという事なのですよ!」
優「…え?俺もそのパーティーに参加するんですか?」
早苗「だからそう言ったじゃないですか…今日から1週間の間、パーティーをするんですよ」
優「そうなんですか…でもその言い方だと俺以外にも来ますよね?」
早苗「はい、霊夢さんに魔理沙さん、そしてアリスさんが来ます」
優「大体7人か…(これは賑やかになりそうだなぁ…)ん?」グイグイ
俺がその後の事を想像していると、後ろから服を引っ張られる。何かと思い、後ろを振り返ると3人の女の子がいた。
1人は傘を持っていて両目の色が違い、もう1人は何か無表情でお面をつけており、最後の1人は金髪で赤いリボンを頭に蝶結びをしている子だった。
早苗「あ、この子達は…」
優「知っているんですか?」
早苗「はい、この子達は『付喪神』です。簡単に言えば物が妖怪になります」
優「成程、この子達は妖怪なのか…」
俺が3人の方に顔を向けると少しビクッとする。
傘持ち「あ、貴方はあの時、一番最初に土下座をした人ですよねッ?!」
優「あ、ああそうだけど…」
お面「…ちょっと相談してもいい?」
金髪「ま、まぁ断ったら、私が苦しめてあげるわ」ガクガク
優(ちょ?!こんな事言っているけど怯えているな…これでもかなり勇気を出して俺に話しかけてきているんだろうな…)
傘持ち「あっ…えっと、すいませんやっぱり何でも―――」
優「ちょっと待って!大丈夫だから、しっかりと話してみて?」スッ
俺は女の子達の目線と合わせて、腰を屈める。
傘持ち「…は、はい。私達、あの事件で里の人達から暴行を受けて、命蓮寺へ逃げて来た妖怪の中なんですよ」
お面「その所為で人と接するのが怖くなったの…」
金髪「ま、まぁそれで人に慣れたいと思って貴方に相談しに来たのよ。わ、私は別に必要ないけど!」ガクガク
優「んん~~…(どうしよう…『人が怖くなったから慣れさせて』か…この子達はちょっと前の俺の状態なのかもしれないな…じゃあ…)早苗さん、お泊りパーティーは人数制限ありますか?」
早苗「いや、ありませんよ?」
優「でしたら…この子達も参加させてあげましょう。この子達には俺みたいな心のケアが必要です」
早苗「別に全然オッケーですよ。すいません、ちょっと買い出しがあるので私は此処で!あ、何時でも神社に来て良いですから!それでは!」タッ
早苗は急ぎ足で店へと向かっていく。あぁそうか、大量に食料とか買わないと足りないもんなぁ…。
傘持ち「あ、あの…」
優「あ、ゴメンゴメン。今日は俺と一緒に行動してもらおうと思うんだけどいいかな?」
金髪「な、何でッ?!怖くなくなるコツとか教えてよ!!」
お面「メディスン、違う。この人はまず私達を慣れさせようとしているだけ。話を聞いて怖くなくなる訳じゃない」
優「そう言う事。君達の名前を聞いてもいいか?」
金髪「…ッ!!まず本人から名乗りなさいよ…!!」
傘持ち「メ、メディスン…」
優「いや、大丈夫だ。確かに名乗るなら自分から、だな。俺は佐藤優、そして隣に浮遊している魂は碓氷覇奈」
覇奈「♪」ヒューン
傘持ち「わわっ!?」
覇奈は女の子達の周りを飛び回る。
優「これは好意による行動だ。だから大丈夫だよ」
小傘「は、はぁ…私は『多々良 小傘(タタラ コガサ)』。傘の付喪神だよ」
こころ「私は『秦 こころ(ハタノ ココロ)』、お面の付喪神」
メディスン「…私は『メディスン・メランコリー』。…人形の付喪神」
優「そうか…よろしくな!」
メディスン「ねぇ、できたら丁寧語で話してくれない?ちょっとイラつくから」
優「わかりました。それじゃあちょっと人里を出ましょうか」
俺達は取りあえず里を出て、近くの草原で散歩する。
優「それにしても…何で俺の所に頼みに来たんですか?そういう精神のあれなら永遠亭の方が効果的だと思うんですけどねぇ…」
小傘「…妖怪に一番優しそうな気がしたから。それに関係ないのにも関わらず謝ってくれた…!だからかな?」
優「そうですか…そう言われると何か照れますね…」
こころ「ねぇ、お願いがあるのだけど、今度お面を作ってくれない?」
優「お面?」
こころ「ええ、私はお面の付喪神で、お面を使って気持ちや表情などを伝えるの。ほら、このお面は通常って意味よ」
優「そうなんですか…わかりました、私の全てを使って作って見せましょう」
こころ「本当?!ありがとう!」パカッ
こころのお面が変わり、女性の顔のお面になる。
小傘「これはね『嬉しい!』って思った時に出てくるお面だよ♪」
優「そ、そうなんですか?や、ヤバい、プレッシャーを感じて来たぞ…?」
こころ「大丈夫。どんなに酷くても私は有難く受け取るから」
優「…有難うございます」
メディスン「…ねぇお腹空いた」
優「ん…(そう言えばもう昼か…人里に戻って――ってそれじゃあこの子達が落ち着いて食べれないし…仕方ない、自然の物をいただくか…)じゃああそこに川があるから、あの川で魚を獲って昼食にしましょう!」
メディスン「…?釣竿とか見えないけど…」
優「素手でです」
小傘「…ええー?!!それじゃあヌルヌルして掴めないよ?!」
優「それもそうですね…」
こころ「…!霊力を具現化させて道具を作ればいいんじゃない?!」
優「成程、それは名案です!ちょっと待っててください…よし、できました!」
俺は霊力で調理器具のザルのような物を作る。
優「皆さんは川の上流の方でバッシャバッシャと暴れてください。そうすれば、魚達がビックリして下流に流れてくるはずです。そしてそこに俺が構えて、魚を捕まえるという作戦です」
メディスン「濡れるの嫌なんだけど…」
優「大丈夫です、もし濡れてしまっても私が何とかします」
小傘「ほら、メディスンもやろう!こころちゃんがもう我慢でき無さそう…」
こころ「…!!!」ワクワク
メディスン「…しっかりと捕まえなさいよ、優!!」
小傘「ああっ待ってよ~!!」ダッ
俺達はこの方法を実践してみると、見事に魚を捕まえる事が出来、無事に昼食を終えた。
そしてその後、軽く散歩をした後に守矢神社へ向かった。
~妖怪の山・入口~
天狗☆「おい、止まれ!ここは人間が立ち入っていい場所ではないぞ!!」
天狗★「その後ろの子供達もだ!!」
優「(またか…)あぁ、今日は守矢神社に用があって天狗さんには用がないんですよ…ですので通してもらえますか?」
天狗★「ダメだ!絶対に許さん!」
天狗☆「そう言って、我々の本部に攻める気だろ?!」
小傘(うひゃあ~~~?!!ま、優が天狗に怒られてしかも斬られそうになってるー?!)
優「…すいません、実力行使で行きます!!(伝われ、波紋!)」バチッ
天狗☆「フン、いいだろう。我々が相手をしてやぁ――グヘェ?!!」ドサッ
天狗★「な、何だ?!足が地面から離れない?!」ググッ
優「さて、いきましょうか。守矢神社に」
メディスン(…一体今何をしたの…?全く分からなかった…)
優達はそのまま守矢神社へ行き、無事辿り着いた。
この作品をご覧になってくれて有難うございます。銀の鰹節です。
今回は前から出したいなぁ~と思っていた3人がようやく出せました。読み返してみるとメディスンの口調に「ん?!」と私はなってしまいましたけど、皆さんはどうでしょう?(ちょっと失敗してしまったかも…)
あ、あと前に隊長が出ていましたよね?さすがに隊長のままだと可哀想な気がしてきたので、名前を決めて欲しいと思います。次の中から1つ選んでください。
1、たけし 2、タケシ 3、マイケル 4、武(たけし) 5、秋剛(あきたけ)
こちらもまた、活動報告として新しいページを設置しますので、そこに『1か2ですかね…』とこのような感じで書いてもらうのが望ましいです。ご協力してくれたら有難いです。
それでは今回はここまでにしたいと思います。
次回もゆっくりしていってね!