ハドラー子育て日記 異世界家族旅行編   作:ウジョー

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東方サッカー 延長戦1 大魔王対魔王

「このオレが地獄門の門番をする日がこようとはな

門前で散ったバルトスそしてフェンブレンよ・・・

おまえたちの名にかけて この門死守してみせよう

・・・いかなる手を使ってもな!」

 

『あなたの手は二つしかないですしね』

 

    \\\\ワー! ワーー!////

 

「「観声がまた一段と増したな

・・・・・・まあ観客は多い方がいい

余がこうして戦場に立った以上

最後はやはり決まったようなものだが

それはハドラー達が健闘したことによるもの

まさに誇るべき事!!」」

 

   ゴゴ・・

      ゴゴゴ・・・

 

両キャプテン お互いのゴール前からのにらみ合いで

このスタジアムが揺れます! 震えています!! 

 

「「さあッ!!! 刮目せよっ!!!!」」

 

「・・・・・・いくぞッ!!!」

 

  ピーーーーーー!!!

 

魔王チームのボールから

試合再開です

 

ボールは霊夢くんから入ったばかりの幽香くんへ

 

〔バーンが参戦した瞬間から溜めに溜め続けた

この一撃・・・くらいなさい!!!

フラワァースパーーーーク!!!〕

 

グヴォ-ーーーーーー!!!!!

 

なんという豪砲!!

幽香くんの傘からごんぶとビームがボールに炸裂!

 

【狙いはバーンね】

 

     グオッ 

 

「「フェニックスウィング!!!!」」

 

        ガン

 

なんとバーンくん勢いをそのままに

ボールを跳ね返した!!

カウンターシュートが今度は逆に魔王ゴールへ!!

 

【あらゆる呪文をはじき返す超高速の掌撃

幽香の元祖マスタースパークといえども例外ではないわ】

 

「うおおおおおッ!!」

 

       ドカァアアン!!

 

ハドラーくんこれを迎撃!!

ボールは・・・両手でガッチリとキャッチ!!

 

【ハドラーも譲らないわね

これは思ったより長期戦になるかしら】

 

「さあ反撃だ!」

 

ハドラーくんのスローインでボールはジゼルくんへ

・・・そこにむかったのはロビンくんだ!

 

【ロビンをつくりあげたのはにとりだけど

そもそもキラーマシーンを最初に開発したのは

かつてのハドラーたち ・・・つまり

ジゼルにとっては腹違いの兄弟ともいえるわ】

 

なんとそうでしたか!

これは注目の対戦です!!

 

《ショウブダ ジゼル!!》

 

[キラーマシーン ハドラー様の紙芝居で知ってる!

その弱点も! くらえイナヅマパスだ!!]

 

ジゼルくんパス!

ロビンくんがパスカットにいった!!

あ~~~っと!?

 

     バチィ!!

 

《ギィ!?》

 

ロビンくんの胸をかすめボールは妹紅くんへ

 

〔絶縁処理したはずのロビンが!?

地面に剣を出しなさい!〕

 

《ギィ!!》

 

    ジャギィ ザグッ!!

 

八雲さん 今のやりとりはなんでしょうか?

 

【ジゼルのイナヅマパスで感電したロビンが

内臓していた剣を使って地面に放電・・・

といったところかしら 迅速な対応といえるわね】

 

なるほど剣をアースにしたわけですね

おっと妹紅くん ボールをキープしたまま

ペナルティエリアに入った!!

 

〔いくぞバーン!!〕

 

妹紅くん飛んだー!!

 

〔これでゲームオーバーよ!

吼えろ、フジヤマァ!!〕

 

    ガガガガガガガ!

 

妹紅くんボールに烈しくストンピング!!

 

【あの目 後先考えずにこれに全力を叩き込んでるわね】

 

ガガガガガガガガガガガガガガ!!

 

〔凱風快晴!!!〕

 

    ズガン!!

 

妹紅くんのフジヤマヴォルケイノがバーンくんを襲う!!

 

     ボオッ

 

「「カイザーフェニックス!!!!!」」

 

      ゴァアツ

 

バーンくんが生み出した不死鳥がこれを迎撃!

 

〔なにィ!〕

 

なんとボールを飲み込みそのまま魔王ゴールへと

飛んでいったーー!

 

【フランが飛んで追い付こうとしてるわ

ダイレクトシュートが狙えそうよ】

 

〔・・・よーし!これを「あまいわ!!!」

 

なんとハドラーくんペナルティエリア外の位置で

ボールへあびせ蹴りだーーー!!!

フランくんふきとんだーーーーー!!!

ボールはまたも大魔王ゴール前へ!!

 

【信じられないことするわね

DFすらいないこの状況でGKがあそこまで

とびだしていくなんて・・・

ボールを後にそらしたらゴール確定よ】

 

ハドラーくんの超攻撃的なプレイ

同じGKでもゴール前からほとんど動かずに対応する

バーンくんとは やはりまったく違いますね

さあこのするどいパスをうけとるのはいったいだれか!?

 

〔くっ!〕

 

美鈴くんけんめいにボールにとびついた!

 

  ガスッ

 

わずかに頭があたった!

ボールはいきおいが弱まった

 

〔‘させるか!!’〕

 

ミスト萃香くんもボールへむかった~!!

 

  ゴッ!

 

ボールがこぼれダマになった~~~!

 

「ぬううううう!」

 

シャアッ

 

【はっ・・・速いっ!!!

ハドラーがあの速さでゴールにもどれるなんて】

 

にとりくんがボールをフォロー!

 

〔さっきの分 倍にして返すよロビン!〕

 

にとりくんからロビンくんへパス!

 

《ギギッ!!》

 

〔バトルサッカーフォームになった今のロビンに

直接搭乗することはできない・・・だが!!

スペルカード≪エネミーコントローラー≫!!!

ガッツを消費しロビンと絆合体をおこなうことができる!〕

 

「 ――――――――――――――――

| シュート                 |

| マジカルキャノン        220 |

|→スーパーロビンスコープ   450 |

  ――――――――――――――  」

 

ロビンくんの全身から砲門がとびだした!!

 

〔一発一発がマジカルキャノンの威力 つまり!

イオナズン級の一斉射撃 これで仕上げだロビン!〕

 

〔《スーパーロビンスコープ!!》〕

 

ズドドドドドドドドドドドドド!!!!!

 

【うわあ・・・・・】

 

ロビンくんの一斉射撃により

ボールがすさまじい爆発に巻き込まれた!!

ゴールを守るハドラーくんも爆風にのまれ

土煙でゴールの状態がまったくわかりません!!

 

【・・・土煙が晴れるわ】

 

ブワ・・・

 

「・・・・・・・・クックックックッ

ファッハッハッハーーッ!!!」

 

ああっとハドラーくん!?

高笑いをあげながらその両手には

ボールをガッチリキャッチ!!

 

〔イオナズンを連発とは大魔王級の猛者かと期待したが

これはとてもイオナズンとよべるようなものではない

せいぜいイオラといったところだ〕

 

〔なにィ!?〕

 

「イオ(爆烈)の呪文はこのオレの

もっとも得意とするところ」

 

《ウウ・・・》

 

 ジジジジッ     ジジジ

 

「むうううんツ!!

見ろ!

本当のイオナズン(極大爆烈呪文)とは

こういうものを言うのだーーーっ!!」

 

 ドツ

   ドガー―――――ン!!!

 

ロビンくんふきとんだーーー!!

 

〔ロビーーーーーン!!!?〕

 

《・・・内臓ブレード破断 残弾0・・・

 ・・・全必殺シュート使用不能・・・

 プレイ続行・・・可能・・・!》

 

ハドラーくんの両手からうちだされたボールは

大魔王ゴールへロングフィード!!

 

〝こいつは丁度いい 来いっ!!!

我が生涯をかけた・・・究極の兵器!!!〝

 

   バン       カッ

 

前線で待機していたロン・ベルクくんが上空へ何かを投げた!

 

ゴゴゴゴゴ   ドガ!!

 

不気味な岩のような鬼の顔があらわれた瞬間

ボールが直撃 共に地上に落ちてきた!!

 

〝こじあける手間がはぶけた・・・!!!〝

 

    バアン!!

 

なんと不気味な物体の中からあらわれたのは

二振りの剣!!

 

〝これこそ このオレが作り続け

我が弟子ノヴァの手により完成した

オレの専用武器 星皇剣・真打!!!〝

 

「「・・・ふふっ・・・」」

 

〝こんな戦場にノコノコでてくるとはな・・・

遊びたいならオレが遊んでやるぞ

・・・・・・バーン!!〝

 

「「魔族の人生は長い・・・ロン・ベルクよ

おまえが余の下を離れたあの日

気がかわるときがくればと思っていたが

お互いこのような形で相対するとは

・・・・・人生はおもしろい」」

 

〝このオレが全力を出すにふさわしい武器

そして強敵バーン!! 今こそ見せよう

魔界最強の剣技を!!!!〝

 

「「来い 余の欲した魔界随一の剣の達人よ!」」

 




ネタだしも兼ねてファミコンでキャプテン翼Ⅱプレイ中のウジョーです。
ウルグアイと延長戦までもつれ7対6の接戦を制し
楽しすぎた勢いでかきあげました
レナートくんがキャッチ3回も成功させる奇跡の大活躍(それでも6失点・・・)に
感化されて 今回はGKの活躍のために試合内容がサッカーというより
ホームラン競争のような必殺シュートの応酬でしたが・・・

拙作のコラボ相手の黒太陽さん作「東方大魔王伝」続編
怒涛の新展開に圧倒されますが こちらも気を引き締めなおして
もうひとがんばり 延長戦の終わりまでおつきあいいただければ幸いです

長い寒さもようやく一息つき新緑の季節となりましたが
朝夜の寒暖差などなかなか油断できません
お疲れのでませんように






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