《ドモンよお前の拳に宿るシャッフルの紋章
キング・オブ・ハートが輝いている間は肉体が超人へと変わる
だが今のお前では人間に比べわずかに抜きん出た程度のもの
流派東方不敗最終奥義石破天驚拳がうてるほどではない
上には上がおる お前はこれからそれを学ばねばならん》
〈はい!師匠!!ならば今ここでオレと!!〉
<<フハハハハハハハ!!!>>
〈!?〉
<なんといつのまにか赤コーナーに
高笑いを上げる謎のマスクマンがあらわれた!!>
〈その声!? まさかキョウジ兄さん!?〉
<<甘いぞドモン!!このマスクをつけている間は
お前の兄 日本人キョウジ・カッシュではない
ドイツの超人ファイターシュバルツ・ブルーダーだ!!
わが師 ヴォルフ・ハインリッヒの命により
この超人一等祭に裏方として参加している>>
〈シュバルツ・ブルーダー!?〉
スッ グイ
<なんとシュバル・ブルーダー!
コーナーから下りた途端その黒いマスクを脱いだ!?>
<<東方不敗マスターアジア・・・
我が弟ドモンが本当に世話になった礼を言わせてほしい
ありがとうございました!>>
〈いきなり兄にもどらないでくれよ兄さん
ついていけないよ!〉
<<何をいうかドモン
俺は立派に成長した弟を前につい嬉しくなって笑ってしまったが
その恩師に兄として礼を言うのは当たり前だろう>>
〈それはそうかもしれないけど!〉
《うわっははははは
礼には及ばん
それよりもどうだ 成長したドモンの力
リングでのファイトで直接感じてみぬか?》
<<それは好都合 ならば・・・
このシュバル・ブルーダーが・・・>>
ババババババババ!!!
≪ふははははははは!!!!!≫
〈なにぃ!!その声まさかキョウジ兄さんが二人!?
これが分身の術!?〉
《このっ 馬鹿弟子が!!!》
<<あきらかに体格からして違うだろうが・・・>>
<なんとリングサイドにバイクで乗り付けた
もう一人の黒いマスクマンがあらわれた!!!>
≪ばか者!! こいつをバイクなどと呼ぶなっ
よく覚えておけ!!こいつはな
黒竜・リチャードメイソン・ハロルズド・ディオン・プリムス・ヒューリー・エリゴールプロバンス・
スチュワートソッピース・ベンチュラアキタカ三世だっ≫
〈なにぃ もう一度いってみろ!!〉
≪ふん! 黒竜・リチャードメイソン ハロ・・・≫
<<ハロルズド・ディオン・プリムス・ヒューリー・
エリゴールプロバンス・スチュワートソッピース・
ベンチュラアキタカ三世だ
ドモンよ 話が進まんから黙っていろ
お前もいい加減名乗ったらどうだ?>>
≪流石わが友シュバルツ 話が早い
私は正義の味方 怪傑ストライク男!!!
正義超人と悪魔超人が集うこの祭に参上した!!
ふははははははは!!!!!≫
〈ダチなのか 兄さん!?〉
<<今の私はお前の兄ではない・・・>>
≪さあリングに上がるがいい
シュバル・ブルーダーにドモン・カッシュ!!≫
〈なにっ!?
まさかオレ達二人を一人で相手にしようというのか!〉
≪ふはははは それも面白そうだが
今回はタッグマッチだ
おまえたち二人と闘うのはこの私と
もう一人の同志!その名も!!≫
≪≪ハーーーッハッハッハッハッハッ!
正義の味方、オセッカイザー参上!≫≫
<なんと今度は青コーナーに青いマスクマンが
あらわれたー!!>
〔くっ なんて濃いヒーロー達なんだ・・・
ボクの登場シーンが霞んじゃうよ〕
〔〔いやメアリ ああいうレスラーはちょっと・・・
どうせならジャスティスXのようなレスラーをだな〕〕
「・・・・・・・・・」
『もうジゼルは帰らせたほうがよいのでは』
これはこれで見たい気もするのだが
<それでは赤コーナー カッシュ・ブラザーズ対!
青コーナー ダブル・ジャスティス!
審判は!!!>
《この東方不敗マスターアジアが務めよう
さあ ゴングを鳴らせ!!
超人ファイト!!!!》
〈<<レディ・・・!!!!!>>〉
≪≪≪ゴオーーーーーーーー!!!!!!≫≫≫
カーーーン!!!
いつぞやのエイプリルフールネタの再掲です
最新話につながる内容なので