ハドラー子育て日記 異世界家族旅行編   作:ウジョー

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超人一等祭 一本目 カナダナンバーワンはだれ?

<さあ ここ大阪城特設リングでは

超人一等祭特別イベント

カナダ最強決定戦がおこなわれようとしております>

 

≪赤コーナー 超人強度100万パワー 強力巨人

キン肉マンビッグボディー!!!≫

 

<赤コーナーに佇むのは キン肉星王位争奪戦において

強力チームを率い知性チームと伝説に残る戦いの末

惜しくも!敗れてしまった

大将キン肉マンビッグボディです!!

戦後は開拓者ストロングマンとして仲間達と共に

宇宙各地で活躍しております!!

おおっと マッスルポ-ジングだ!

キン肉マンと同じ歳のはずですからその肉体は

とうに全盛期を過ぎていますが

まさに強力の化身キン肉マンビッグボディの名にふさわしい

圧倒的な筋肉美だ~!!!>

 

≪青コーナー 超人強度100万パワー 縁の下の力持ち

カナディアンマン!!!≫

 

<対する青コーナーはカナダ超人といえばもちろんこの超人

日本でも馴染み深いその名もズバリ カナディアンマンです!

第20回超人オリンピックのファイナリストであり

あのロビンマスクとリングどころか試合会場を揺るがす激戦を演じ

その後も捲土重来を胸にあの伝説の時代を戦いぬき

パイレーツマンとの激闘は多くのファンが涙した

まさにレジェンド!!

現在はヘラクレスファクトリーにて教官として

後進を厳しく指導する立場ですが

この試合で再び捲土重来となるのでしょうか!!>

 

≪この試合レフリーはこのナチュラルグリーンが務めます≫

 

<この試合を裁くのは日本からカナダへ派遣されている

駐屯ヒーロー森林戦隊グリーンレンジャー・ナチュラルグリーン

北海道で活躍する兄弟戦士アバシリンの甥であり

かつて埼玉でウェザースリーに加わり

ウェザーグリーンと名乗ったこともあるヒーローです

そして実況はわたくしチャーリー高橋

解説はこの超人一等祭特別開催者の

はぐれ悪魔超人トリオのひとりハドラーさんです

ハドラーさん今日はよろしくおねがいします>

 

「ああ よろしく」

 

<カナディアンマンのセコンドには息子のカナディアンボーイ

親友のスペシャルマンにその息子スペシャルマンJrの三人

対してビッグボディのセコンドには

ペンチマン、レオパルドン、ゴーレムマン、キャノンボーラーの四人

観客も試合開始を今や遅しとまちわびております!!>

 

  カーーーーン

 

<ゴングがなってついに試合がはじまりました>

 

     ガチィ!!

 

<リング中央力比べです!

両者超人強度は100万パワーとまったくの互角!

しかもパワーファイター同士

ここはお互い絶対にゆずれません!!>

 

「だがこの二人筋肉のつきかたや体格が違う

修業や日々の仕事の差だろうが・・・

ここでは兜の男の方が有利だろう」

 

〔〔強力100%!!〕〕

 

【ぬおお このオレがパワー負け・・・だと】

 

【カナディアンマン!

相手の上半身のパワフルさに惑わされるな

足元を狙うんだ!】

 

【おう!見ていろスペシャルマン

おまえとの特訓でえたテクニックを!!】

 

<カナディアンマン 力比べから切り返し

タックルでビッグボディの足をとってダウンをとった>

 

【くらえ メイプルデスロック!!】

 

<ビッグボディをうつぶせにして

ハーフボストンクラブのように片足を

ガッチリと捉えガッツポーズだ!!>

 

「これだけ見事にきまっては力任せに外すのは危険だ

足が破壊されてはこの後は勝負にならん」

 

【さあきまったぜ!ギブアップしろ!!】

 

〔〔・・・豪 力100%!!〕〕

 

<なんとビッグボディ!

うつぶせのまま腕立て伏せのように両手の力のみで

カナディアンマンごと身体を浮かせた!!>

 

〔〔俺式マッスルインフェルノ!!!!〕〕

 

ギュワアーーーーーー  ゴガァン!!||

 

                ボギン!!\\

 

【グワア!!】

 

<ビッグボディがカナディアンマンを背に乗せたまま

リングのコーナーに突進!!

その衝撃で折れた鉄柱がカナディアンマンに直撃した!

これによりメイプルデスロックが外れたが

両者ダウン カウントをとります!!>

 

「信じられんことをするな

技を外すために鉄柱に頭からつっこむなど

捨て身にもほどがあるぞ

頭は大丈夫か?」

 

〔〔グ・グムゥ・・・な、何が知性だ・・・!〕〕

 

<カウント4でビッグボディが立ち上がった!>

 

「あの兜がダメージをおさえたか」

 

【ま・・・まだ負けるわけには】

 

<カウント6でカナディアンマンも立ち上がってきたぞ>

 

「だがフラフラの棒立ち

あれではやられに立ち上がったようなものだ」

 

〔〔パワー全開 強力!!120%!!!!〕〕

 

<ビッグボディ上空高く飛んだ!!

頭を下に切りもみしながら落下していく!!>

 

「狙いはカナディアンマンの脳天か!

あの兜でもう一度頭突きをくらえば

2度と立てなくなるぞ!!」

 

〔〔くらえ!!俺式マッスルリベンジャーー!!!〕〕

 

       ギ

       ュ

       ワ

       ア

       ア

 

バッ

 

 

       グ

       ガ

       ァ

       ン

 

<すさまじい衝撃!!きまったーー!!>

 

「・・・!? いや よく見ろ

カナディアンマンには当たっていない

いやカナディアンマンが移動させられている」

 

【ボ・ボーイ・・・】

 

【すまない親父 見ていられなかったんだ】

 

<なんとセコンドのカナディアンボーイが

カナディアンマンをかばいリングに上がっていた!!>

 

【・・・ビッグボディ カナダナンバー1を名乗りたいのなら

オレと戦え!!ヘラクレスファクトリー仕込みの

力と技を見せてやるぞ!!】

 

〔〔ぬう・・・若造が・・・

いいだろう そそのかされてやろうではないか・・・〕〕

 

【やめろボーイ!これはオレの戦いだ!!

(ズキン!)  ウオ・・・】

 

<なんと乱入したカナディアンボーイが宣戦布告!

ビッグボディは傷つきながらもこれを受けた!!>

 

\\卑怯だぞカナディアン親子!二人がかりなんて//

 

\\そうだそうだ しかも現役バリバリじゃねえか//

 

<さあ 納得がいかない観客から声があがってきました>

 

「うむ リングはどうおさめるか」

 

バアンッ      バサッ

 

〔殺伐としたリングに颯爽とボク参上っ!

              ボク参上っ!

               ボク参上っ!〕

 

<なんとリング上に更なる乱入者だ!!>

 

【何者だ!!】

 

〔ボクは東京女子プロレス正規軍、

サンデーモーニングの

メアリ・ノートンだ!!!

カナダ生まれでカナダ育ちの

このボクも参戦資格があるはず

ボクがビッグボディさんに加勢するよ!!〕

 

<なんと乱入者の正体は

日本の女子プロレス界若手の登竜門

今年のヤングドラゴン杯を制した

メアリ・ノートンだ!!!>

 

「あの身のこなし 人間の少女に見えるが

なかなかの動きだ マァムを彷彿とさせる」

 

≪・・・この場をあずかるレフリーとして

仕切らせていただきます!!

本来の超人レスリングのルールであれば

セコンドが直接手を貸すことも

人間であるメアリ・ノートンの乱入による参戦も

認められません、が 今回は種族や属性、世代も超えて

リングの内外で交流し親睦を深めるという

超人一等祭の特別イベント その精神にのっとり・・・

ここからは!

 

カナディアンマン、カナディアンボーイ組

        対

ビッグボディ、メアリ・ノートン組による

マッスルタッグマッチによる決着といたします!!≫

 

 \\うおおおお!!!//

 

≪なお試合の権利はあくまでカナディアンマンと

ビッグボディのみとし どちらかがKOした時点で

決着となります!!≫

 

<なんとここで新展開です!

急遽乱入者を含めたタッグマッチ形式です!!>

 

「戦場は変化を続けるもの

両者のダメージが残っているが

この二人の参戦をどう生かすかが勝利のカギだ」

 

・・・

 

【・・・こうなってしまったものはしょうがない

ボーイ オレ達親子の力で勝利をつかみにいくぞ】

 

【ああ 親父 オレ達親子の絆で捲土重来だ!!】

 

―――

 

〔〔おまえさんとは はじめて会うと思うが

その若さでオレのことを知ってるのか?〕〕

 

〔もっちろん 昔からボクはスーパーヒーローに憧れてるもん

カナダ出身のキン肉マンビッグボディのこともバッチリさ

こうやって超人レスリングのリングにあがれるなんて

夢のようだよ!!〕

 

〔〔なんか妙なことになっちまったが大丈夫か?

相手は超人 命にかかわることはないだろうが

下手をすればただではすまんぞ〕〕

 

〔だいじょーぶだよ これでも毎日リングで鍛えてる

プロレスラーだよ このチャンス生かしてみせる!〕

 

〔〔・・・よしわかった

みんなサポートは頼んだぜ

相手は実の親子インスタントチームにはない強みがある

オレたち強力超人のチームワークを見せてやるぞ〕〕

 

〔〔〔〔オウ!〕〕〕〕

 

〔〔親方!・・・ハアハア、間に合った

オレも応援するぜ!!〕〕

 

〔ええっ?ノーリスペクトのフォーク・ザ・ジャイアント!?

なんでこんなところに??〕

 

〔〔フォークはオレ達のところで強制労働中なのさ〕〕

 

〔え・・・強制労働・・・〕

 

〔〔ああ、強力な力を制御する術を労働で学ぶ

オレたちストロングファミリーはキン肉星刑務所の

受刑者を積極的に受け入れて共に汗を流している

それが かつて邪悪の神にそそのかされてしまった

オレたちの生き方なのさ〕〕

 

〔・・・ねえ ボクもそのファミリーに加えてくれない?

こっちも親子のコンビネーションで対抗しようよ

パパ!!〕

 

〔〔パパぁ!!??

・・・よし わかった そういうことなら〕〕

 

「・・・ビッグボディがあの兜をはずしているぞ」

 

〔〔せっかくかわいい娘が見てくれるんだ

こんなマスクなんかとって・・・オラの本来のマスクと名

ここからはこのストロングマンにお・ま・か・せ!!〕〕

 

<いかついマスクとプロテクターをはずしたその中から

より強靭な肉体があらわれた!!>

 

≪それではあらためまして

赤コーナー ストロングマン&メアリ・ノートン

ストロング・ファミリー!!!

 

青コーナー カナディアンマン&カナディアンボーイ

カナディアン風・親子丼!!!≫

 

\\ワー ワー!!!//

 

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

 

<ほんらいサッカーの実況アナウンサーである

チャーリーですが アルバイトで

プロレスの実況アナウンサーも やってます

そんなごえんで やってきたおしごと

レジェンド同士の対戦なので

す~ぐにおわっちゃうかと おもってたら

こ~んなことに・・・

いまのうちにねちゃおっと

ぐ~~ ぐ~~

  すやすや すぴ~

ぐ~~ ぐ~~

  すやすや すぴ~>

 

 

カーーーーン!!!

 

<さあ試合再開です>




ニコニコアプリゲーム リング☆ドリームでメアリ・ノートンを応援しているウジョーです

現在世界タッグ挑戦中の応援の意味をこめて今回は書き始めましたが・・・
思ったより長くなりそうなのでいったんここできります
モタモタしてると世界タッグ戦が終わってしまうので次回はできるだけ早く
・・・に書けるといいな 超人レスリングを文字だけで書くのが思った以上に難しい
今回は原作キン肉マンよりも同人ゲームマッスルファイトに色濃く影響を受けています
もしキン肉マン本編にビッグボディがでたらここの内容も少しいじるかもしれませんが
まずは次を目指します

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