ハドラー子育て日記 異世界家族旅行編   作:ウジョー

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「異世界でカフェを開店しました。」は漫画版と原作小説版がありますが本作では漫画版の設定をもとにしております


異世界で開店したカフェに加勢にいきました 前編

ジゼルが生まれて早5年 このコーセルテルで生まれ育ち

【卵がえり】を経て 幼竜から少年竜へと成長した

すでに二本足で歩くことにも 自らの口で言葉を発することにも慣れ

ちょうどオレがコーセルテルに来たときのナータ達と同程度の背丈になった

武術訓練にも参加し 術練習も順調 他の竜術士や子竜との関係も良好そのもの・・・

このコーセルテル程 子竜のレベル上げに適した土地はないだろう

・・・・・・・・・が

 

「それだけでは このオレをも超える強さには届かん気がする」

 

『そんなあなたに朗報です』

 

「どうした聖母竜?」

 

『人間の神からあなたにお願いがあるそうです』

 

「オレに?」

 

『ええ 異世界の女神への配慮らしいのですが・・・』

 

・・・

・・・・・・

 

「行くぞジゼル」

 

[はい!ハドラー様♡]

 

ちょうど洗濯が終わった服を持ち

ジゼルを連れマシェルにしばらく外出する旨を伝えた

 

〔ジゼルも連れて行くんですか?神様の頼みごとに!?〕

 

「当然だ オレの補佐竜だからな」

 

[ハドラー様・・・♡]

 

オレにとって神の頼みごとなど 大した問題ではない

オレとジゼルが新たな経験を積むためのきっかけに過ぎんからな

 

「ではいってくる いつ帰るかはわからんが・・・

まあ家族旅行にでも行っていると思い

せいぜい土産でも期待しておけ」

 

こうでも言わねば心配性の竜術士どもがうるさいからな

 

[いってきます!]

 

      \\ いってらっしゃーい //

 

オレはジゼルを抱き上げ 神が用意した旅の扉にとびこんだ

 

      グーィーーーーイーーーーーンン

 

『ここは人と精霊が共存する世界

資源に恵まれた豊かな王国フェリフォミア

電気やガスの代わりに魔術が発達し

人々のライフラインは様々な魔術具によって支えられています

私たちの使命は 異世界からこの世界のために招かれた客人

黒川理沙というお嬢さんの力になってあげることです』

 

「創世主の女神とやらは随分と過保護なようだな」

 

『精霊の恩恵などのバックアップは既に用意してあるそうですが

神の都合で無関係の人間たちの運命変えたことに心を痛めているそうで』

 

「それをみかねた オレ達の世界の人間の神が提案したと・・・」

 

[ハドラー様! 見たことないものばっかりです!!]

 

神々の都合はさておき オレたちが見下ろす先の王国に

興奮するジゼル

オレから見れば 地上でよく見かけた街を高い塀で囲い

その先に大きな城がある 典型的な人間の王都だが

コーセルテルで生まれ育ったジゼルには 紙芝居からとびでたような

はじめてだらけの光景だろう

 

『この世界では珍しい黒髪・黒い瞳の女性で高位の精霊が守っている』

 

「という情報だけで この王都で探せとは神々というのは・・・

ジゼル! ウロウロするな 間違いなく迷子になるぞ!」

 

方向音痴のクセにいろいろなものに目移りするジゼルを制しながら

適当に王都を歩いていると 精霊が多く存在する古めな路地があった

その路地裏に一際賑わう店が見える

 

[いいにおいがしますよ ハドラー様!]

 

人間の食堂か酒場のようだな・・・

 

「情報を得るために寄ってみるか」

 

神のはからいで話は通じるらしい

実際人間たちや精霊たちの声は普通に聞こえている

この店は『カフェ・おむすび』という名前らしい

じいっと 店を見つめた後逃げるように走り出した小娘がいたが

とりあえず店に入ってみる

 

         カラン・・・

 

〔いらっしゃいませ!〕

 

ドアを開けると黒髪、黒い瞳、黒い服の女が出迎えた

どうやらいきなり当たりだったようだ

肩のあたりには精霊がいる まず間違いない

・・・

店を見回すと同じような服を着た銀髪の男が一人、他は全員客のようだ

盛況のようだが明らかに店側が戦力不足だ

女のほうは接客と調理を同時に担当、隠しているようだが疲労がでている

男の方は訓練された動きをし疲労を感じさせないものだったが

調理はたまにパンをこねる程度でほぼ接客にかかりきり・・・

精霊はこれといって役にたっているようではない

 

「ジゼル エプロンをだせ」

 

[はい ハドラー様]

 

〔お客様?〕

 

「オレの名はハドラー こいつは娘の・・・」

 

〔ジゼルと申します〕

 

一礼し笑顔を見せるジゼル この程度の挨拶はできるようになった

 

「黒川 理沙だな」

 

〔はい そうですけど・・・〕

 

「神の思し召しにより加勢にきた つづけジゼル」

 

〔はい〕

 

ハドラーはピンクのエプロンをそうびした

ジゼルはピンクのエプロンドレスをそうびした

 

そして調理場に向かう やはり流し台には 洗い物がたまっていた

 

〔ちょっと? ハドラーさん!?〕

 

  \ 注文いいですかー? / \ 私もー! /

 

      \ こっちもお願いしまーす /

 

〔あ はーい〕

 

〔ただいま伺います・・・!〕

 

黒川たちはオレたちを止める前に客に呼び止められていた

オレは洗い物を処理しながら情報を集める

 

「ジゼルは洗った食器を竜術で乾燥 傷めないように気をつけろ」

 

[お任せください!ハドラー様♡]

 

流し台から溢れそうな量だったがカール王国の厨房で1年修業し

マシェル家で5年間腕を磨いたオレの敵ではない

洗う手を止めないまま厨房や店の様子を探った

そうしていると オレのもとに黒川のところにいた精霊が飛んできた

 

「なんだ?」

 

[どうしたの?]

 

‘あなたたち 私の姿が見えるんですね 人間ではないようだけど

女神様の子供である 私達精霊ともちがいますよね?

いきなりマスターのお店に入ってきて何のつもりですか!’

 

どうやら手が離せない黒川たちのかわりに状況を聞きに来たのか

 

『まあ あなたもジゼルもどちらかと言えば人間より

精霊に近い存在ですからね』

 

‘え! もう一人いるの!?’

 

『どうやら 私の声が聞こえるようですね 

私がお相手しましょう 神のおつげを直接聞いたのは私ですし』

 

珍しく役に立った聖母竜に精霊の相手は任せることにした

 

・・・

・・・・・・

一時間もすると店の状態は大体把握できた

黒川は神の一方的な都合で呼び出された挙句この国の

有力貴族に拾われ生活の保障はされたが それで満足せずに

自活とまともなメシにありつくために 貴族の後押しで養女となり

この店を立ち上げ 切り盛りしているそうだ

この精霊は黒川がこの世界にきたときから常にそばにいて

バジルと名前をつけられ マスターとして契約を結んだらしい

 

‘私たち名前が似てると思わない?’

 

[そうね ジゼルとバジルだし 名前で結ばれるっていうのも同じね

私はハドラー様に名付けられてこの姿にしてもらったのよ]

 

たしかに命名のときの竜人化術で今の姿になっているが

まだ人化術は得意ではなく完全に人間の姿ではない

・・・共にいるオレも別に人間の姿をしているわけではないから

別にいいかと思ったからな

 

「ジゼルこれを味見しろ」

 

ボウルについたクリームを指に塗り ジゼルに舐めさせる

 

[ん~♪ 普通においしいですね♡]

 

‘普通!?’

 

次に別のボウルのクリームを舐めさせた

 

[同じ味ですね♡]

 

「まったく同じか?」

 

[はい! あ!ハドラー様もう一回やりませんか 今の今の!!]

 

なるほど 正確な計量と手順、丁寧な技に豊富な食材か

・・・となるとオレがするべきことは

 

「ジゼルこのカップふたつをあたためておき

こっちのグラスは冷やしておけ くれぐれもわるなよ」

 

[はい ハドラー様]

 

「バジル 今オムライスセットの注文が入った

必要な皿は用意できているから取りにこいと伝えろ」

 

‘え!ここまで聞こえるの?!わかったマスターに言ってくる!’

 

〔リサさん! ラストオーダーはいります!〕

 

どうやら閉店時間が近いようだな ならば仕上げに入るか

 

「ジゼル 力を貸せ」

 

[はい♡]

 

すでに食器の乾燥を終え手も拭いたジゼルがオレの足に抱きついた

 

・・・

・・・・・・

 

〔ハドラーさん 本当に助かりました!ありがとうございました!!〕

 

黒川がオレたちに頭を下げて礼を言っている

バジルを通してある程度事情は聞いたのだろう

 

〔それで・・・ あの今更なんですけど何で手伝ってくれたのですか?〕

 

「聞いてなかったのか・・・」

 

‘ごめんなさい!

マスター仕事に集中すると他のことにきづかないところがあって’

 

「聖母竜 おまえの話が通じるようならおまえに任せる」

 

『わかりました 私は聖母竜マザードラゴン

竜の騎士の生と死を司る神の使いでありジゼルの母です

黒川理沙よ 私の声が聞こえますか』

 

〔は はい! 聞こえます 女性の声でマザードラゴンさんですね!?〕

 

・・・どうやら今回は聖母竜が随分と役に立つようだ

ならば・・・この機は逃さん!

 

「おまえたちもご苦労だったな 茶と菓子だ 一服つくがよい」

 

〔なんであんたがそんなにエラそうなんだ・・・

ここはリサさんの店だぞ

まあ 俺にはマザードラゴンの声ってのは聞こえないから

食ってみるけど・・・〕

 

文句を言いながらオレに不信な目を向ける銀髪の男ジーク

オレの知る男では外見はヒュンケルが一番近いか

もっともこの程度のヤワな視線ではやつに遠く及ばんが

 

〔しかも 店の材料を勝手に使ってこんな・・・もの ぱく・・・

つくって・・・あん・・・悔しいけどうまい・・・・・・

塩がきいたお菓子なんてはじめてだ・・・〕

 

どうやら舌には正直なやつのようだ

 

バジルもジゼルの分を二人でわけて食べていた

 

〔あ!ジーク君おいしそうなの食べてる!

ハドラーさんがつくったんですか?〕

 

「ああ そうだ 好きにするがいい」

 

〔はい ではお言葉に甘えていただきます〕

 

     パンッ

 

手をあわせてから菓子をほうばる黒川

 

〔あ ・・・なつかしい味 お祖母ちゃんがつくってくれた

蒸しパンみたい・・・ 素朴でしみこんでくるような〕

 

黒川がオレのつくったフルー直伝のケーキを食べて上を見上げている

 

〔あ!とってもおいしいですハドラーさん

この世界にきてこんなにおいしいもの はじめて食べました!!

本当にうれしいです!!〕

 

「そ、そうか」

 

ここまで食いつくとは予想以上だったが

まあこれで話が通じやすくなっただろう

黒川たちが食い終わったところで本題に入った

 

「オレがここにきたのはおまえの加勢にきたということだ

とりあえずこの店の戦力が増強されるのを見届けるまでだがな」

 

〔戦力・・・ですか〕

 

「そうだ わかっているとは思うが この店は客の数に対して

明らかに人手が足りておらん

それに厨房までこのオレが難なく入れたのも問題だ

害意のあるものがきたらどうするつもりだ

料理の味はまだまだ上には上がいるが【普通の食事】として問題ない

味がわかり丁寧な技術は評価できる

それなりの経験を積めばまだまだレベルアップの余地がある」

 

〔・・・〕

 

オレの言葉に考えこんでいるのか 黒川はじっと下を向いている

 

〔ちょっと あんた! リサさんだって〕

 

〔待って ジーク君! ありがとうございますハドラーさん

私この世界に来て本当に優しい人たちに出会えて よくしてくれて

そんな皆に食べてもらった料理をおいしいって言ってもらって

お客さんが喜んで 楽しんでもらって ジーク君が弟子入りして・・・

どこか・・・傲慢になっていくところが心にあった気がします

防犯のことだってジーク君に指摘されたばっかりなのに

そのジーク君が来てくれたことでもう大丈夫なんて 思ったりして・・・

でもハドラーさんが この世界ではじめて厳しいことを言ってくれて

はじめておいしいもの食べさせてくれて・・・

はじめて【普通】って言ってくれて・・・

とても・・・安心しました・・・〕

 

‘マスター・・・’

 

〔リサさん・・・〕

 

黒川を囲み心配そうな顔のジークにバジル、

これも女神の思し召しというやつか たしかに罪なやつのようだ

 

「おまえは店を構え 客を招き 部下がいる

一国一城の王として果たすべき責任が それを成す力が必要だ

・・・少なくともオレが知る王というものはそういうやつらだった」

 

〔人手不足と防犯については私も真剣に考えてみます

どうかそれが形になるまでご協力お願いします!

ハドラーさん! ジゼルちゃん! マザードラゴンさん!〕

 

ほう 聖母竜おまえが頭数に入ってるぞ

 

『・・・うれしいものですね 頼りにされるというのは』

 

〔そうだ このまかないのお菓子の代金を〕

 

「いらん 洗い物ついでに回収した食材をつかったものだ

茶も同様 品質を維持する分 捨てる量が多いのだろう

調理器具にベットリとついていた

豊富な量の食材があったからこその戦略だ」

 

[ハドラー様 捨てるものは少ない方がいいのでは?]

 

「たしかに隠れ里や戦後復興中の国では使えん手段だが

高い品質を高価格提供することで 切り捨てた以上の利益を得る

という作戦もある、どちらが必ずしも正解というわけではない」

 

〔・・・いえ よくないことだと思います

私も最初はパンばかり売れて イートイン用のメニューの食材が

残っていた時は捨てるのがもったいなくて色々としてたはずなのに

繁盛しだしてからは忙しさを理由に品質を落とさないことに気をとられて

もっと大事なことを お祖母ちゃんたちが教えてくれてたのに

自給自足生活の中で 実感していたはずなのに・・・

どこか考えないようにしていたのかもしれません・・・

・・・・・・やっぱり傲慢になってきてたのかな」

 

黒川がまた沈んだ顔を見せる やはり疲れがたまっているのだろう

 

「閉店後の店はどうしている?」

 

〔片付けて明日の分の仕込をしてジーク君が帰った後に

帳簿をつけて 店にカギをかけた後クロード家に帰りますけど〕

 

「カギだけか?」

 

〔そうですね 現金は残してませんし〕

 

「・・・とりあえず ここにいる間は閉店後から開店までは

オレとジゼルがいてやろう この程度のカギなどないのと変わらん」

 

〔そうですね 俺が弟子入りを申し出たときも夜にリサさんひとりで店にいて

酔っぱらいが乱入してましたからね あのときも防犯のことを注意しましたが・・・

やっぱり俺 この店に住み込みで警備員をした方がいいですか?〕

 

〔ダメよ!せっかくジーク君がこの道を進みたいって言って

騎士団までやめてラインハルト君をプリンで説得したのに〕

 

[ハドラー様 プリンで説得が気になるのですが]

 

「あとにしろ」

 

〔あ でもハドラーさん このお店には布団もベッドもないですけど・・・〕

 

「必要ない オレは魔法力の回復以外にあまり睡眠を必要としない

ジゼルはオレが抱いていてやればいい」

 

[ハドラー様! 是非それで!]

 

〔ハドラーさんも疲れてるのでは? 大丈夫なんですか?〕

 

「どうということはない こいつが卵がえりのときは

1年近く抱きかかえていたからな

晩メシと朝メシには 残り物の材料は十分な量がある」

 

〔ハドラーさん オーブンやコンロは・・・〕

 

「必要ない 自前で十分だ メラ」

 

指先に火をともす

 

〔わ すごい! ひょっとしてこの蒸しパンも〕

 

「この程度ならジゼルでもできる」

 

〔ではハドラーさんご一家には今日からここで

住み込みでお手伝いしていただくということでお願いします

お給料の方は・・・〕

 

「いらん この世界の金など大して使い道がない

帰るときに土産用の菓子でも用意すればよい

20人分ほどな」

 

『そういえば出発のときに お土産期待するように言ってましたね』

 

[おにいちゃんたちの分だね]

 

〔ハドラーさんたちも異世界から呼ばれたんですよね?

帰れるんですか!?〕

 

黒川が意外そうな声を上げる

 

「当然だろう まさかお前は帰れないのか?」

 

〔だって バジルちゃんができないって!?きまりとかなんとか〕

 

‘女神様がそうおっしゃたんですよ 別次元同士が干渉し合うと

世界の均衡が崩れ消滅するので一度きりという決まりだって!’

 

『ルーラや旅の扉で世界を渡るのは特に次元の干渉とは関係ないので問題ありませんよ

もっとも黒川理沙のいた世界は私達の知らない世界ですからルーラで行けませんが』

 

〔そんなぁ~~〕

 

ああ 女神が心を痛めたというのはそういうことか

 

「一応 オレがもしお前のいた世界に行くことがあれば

自由に行けるようになるはずだ 期待せずに待っていろ」

 

〔うう・・・ 期待できないんですね・・・〕

 

‘マスター・・・ 帰っちゃうんですか?’

 

〔え!? それは・・・〕

 

「そういった話は帰ってからにしろ

今は さっさと帰ってメシ食って寝る事を考えろ」

 

〔あ はい わかりました ではまた明日からよろしくお願いしますね

ジーク君もよろしくね 防犯のこととかも家でゆっくり考えてみるから〕

 

〔リサさん 前にも言いましたが 

一人で抱え込まなくていいじゃないですか

俺はまだ新米ですが一番弟子なんですから〕

 

〔うん・・・! ありがとう 一緒に頑張ろうね〕

 

〔はい! このお店で〕

 

‘バジルもお手伝いしますよー!’

 

「お前は女王を守り手足となる騎士だ その初心を忘れるな」

 

ふとアバンとフローラたちを思い出した ・・・ふん

 

『そのたとえで言えば・・・

あなたは城に立ち寄って問題を解決していく勇者でしょうか』

 

「フン!冗談ではない

オレは城に勝手に押し入って弱点を暴き

無理難題を押し付け高笑いをあげる魔王だ」

 

[ハイ! わたし! 魔王さまの副官がやりたいです!]

 

『では私は・・・』

 

「役立たたずで姿が見えないマスコットキャラだな」

 

『それ存在価値あるんですか?!』

 

[あははははは!!]

 

「フハハハッ!!よかったな ジゼル爆笑だぞ」

 

『うれしいですが うれしくないです・・・』

 

〔ふふふ 神様の使いって聞いてちょっと緊張してましたけど

とっても仲のいいご家族なんですね〕

 

〔・・・?〕

 

聖母竜の声が聞こえないジークだけがおいてきぼりで

店内が笑いに包まれた

 




ハーメルンで投稿をはじめて2年近くになりますが
改めまして ウジョーと申します
この小説は現在連載中の拙作「ハドラー子育て日記 コーセルテル編」から
5年後ぐらいのつもりで書いております

「異世界でカフェを開店しました。」の漫画版から入り原作小説にもはまり
小説の1~6を読んだところで書き始めたものの今までとはちょっと毛色の違う
一話完結の短編モノのはずが文字数が膨らみすぎいきなり前後編になってしまいました。

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