えっとですね。
はい、グロ注意です♪
やべえです。
今回の敵、○○さん(ネタバレ回避)は、俺の中で
「爛漸苦×キチ○イ×サイコパス×鬼畜×残酷な子供」
です。
うん、最初の三つでやばいね。
天子・・・本当にごめんね・・・。
俺のメンタルが破壊されたので短いです。
ご了承下さい。
次回からは夢幻魂歌に戻ります!
この話を読み終わっても、変わらぬ応援そうか宜しくお願いします。
では、どうぞ。
(何かを飲食してる場合は止めといた方が良いです!)
「・・・嘘、だろ・・・!?」
天子は服を捲り上げ、自身の腹部を俺に見せた。
俺は思わず目を見開き、絶句する。
腹の、端っこ。
横腹と呼ばれる部位に。
剣か何かで”切り取られた”跡があった。
三角形に切り取られたのか、横腹が三角に一部だけ白くなっている。
色素が無く、白い部分と肌の部分の境目には醜く皺が寄っている。
恐らく、腹だけではない。
少し見える太ももにも、つい最近出来たであろう水膨れを。
潰された痕が、いくつも残っていた。
天子は服をもとに戻し、顔を背ける。
「・・・分かった?これが・・・これが・・・・。」
自嘲気味な笑いを浮かべ、彼女は俺に向かって叫ぶ。
「これが貴方の助けようとした女の子! いや、人形! 貴方は良心で私を助けてくれたかもしれない!でもね?私を玩具にして遊んでいる人に・・・お父様に、喧嘩を売っただけなのよ!」
天子は目元を乱暴にこすり、続ける。
「自分の軽はずみな思いで勝手に行動しないでよ!どうせ・・・どうせ、助けられないんだから!!」
「人の玩具にーーーー手を出さないでよ!」
俺は、何も言えなかった。
いきなり立ち上がった天子は、踵を返し森の奥深くへ歩き始める。
「あそこで死ねてれば、楽になれてたわ。ありがとう、助けてくれて」
その一言は、森に、俺の心に響いた。
地面を見つめたまま、そこにずっと座っていた。
目の前で、蟻が蝶を引きずっている。
無残に引きちぎられた、美しく儚い蝶を。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あー、暇だなあ。」
妖怪の山の、遥か上空。
比那名居天子の父親、比那名居創天(ひなぬい そうてん)は静かに呟く。
玩具が逃げ出した。
彼はその事に対して、一つの思いを胸に秘めていた。
何故私の所有物が、許可も無しに動くのだと。
自分の娘、つまりは自分の”物”だ。
独りでに物が動くことなぞ、絶対に無い。
動いたら。勝手に話したら。逆らったら。
ーーーー罰を、与えなければならない。
私の元から逃げても無駄だ。
誰も、”汚い人形”を助けようなんて考えないからな・・・。
創天が指を鳴らす。
すると、どこからか凄まじい妖力を持つ影が四つ、囲むようにして現れた。
「私の”お気に入り”を連れてこい。・・・”お気に入り”持っている奴は、そこで殺すか一緒に持って来い・・・」
「じゃあ、俺がいきまーす!」
創天が言い終えると、一人の青年が手を上げる。
他の三人はダメ、など言わず下界へ続くドアへの道を開ける。
「行ってきまーす♪」
何の躊躇いも無く飛び降りた青年は、空を切り。
真っすぐ、天子の元へ向かった。