東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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ラ「はいはいグロ注意~」
真「またかよ!!」
ラ「真君暴走しすぎ!!」
真「え・・・だって・・。」
ラ「あ、爛漸苦どうでしょうか?もう吹っ切れました。」
真「四章の爛漸苦もえぐかったが、今回の爛漸苦はもっと酷いな。」
ラ「まあ、元ネタが親友の一人だし。」
真「・・・え、お前こんな奴と一緒にいるの・・!?」
ラ「いや、流石にそこまでじゃないよ?元ネタってだけ。」
真「危なくないの?」
ラ「大丈夫だから!!」


今回は本当にグロ注意です。
次回からは真君のターン・・・ですね。

注意して、どうぞ!


第九章第二十話「絶望・暴走」

爆風が地面の砂を撒き散らし、煙幕の様に視界を塞ぐ。

しかし、俺はそのまま蹴りを放った。

 

全ての色が見える様に成った俺にとって、煙幕は無いも同然となる。

空を裂いた一撃は、見事爛漸苦にのめり込んだ。

 

霊力の強化も合わさり、体を九の字に曲げながら爛漸苦は吹き飛ぶ。

そのまま、俺は低く姿勢を保った。

ゆっくりと体制を整えた爛漸苦は、魔力を手に集めながら地面に着地し大きく宣言する。

 

「フレイムドライブ!!」

 

そして以前とは比べ物にならない熱量を持つ、太陽の様な火球を打ち出された。

灼熱の玉は空気中の酸素を音が鳴るほどに消費し、当たる物全てを黒く灰にしていく。

 

「・・・切り裂け」

 

それでも、俺は動じなかった。

桜ノ蕾を勢いよく抜き放ち、大きく振り上げる。

宙に青白い軌跡を描きながら、その斬撃は大きく射程を伸ばす。

伸ばされた刃は絶大な火球をも真っ二つにし、その先に居る爛漸苦さえも射程に入れるが。

 

・・・直後に感じたのは、ひんやりとした殺気。

伸ばした刃が弾かれ、俺の手も吊られるように明後日の方向を向く。

 

「・・・リオートドライブ」

 

刹那、極寒の大地を思わせる風が俺の肌を裂き、フレイムドライブとは対照的に氷塊が高速で俺に放出された。

慌てて桜ノ蕾を振り下ろすも、刃が表面に当たった瞬間凍り付く。

それを予測していたように、爛漸苦は鎌を振り上げ全力で跳躍していた。

 

真上から襲い掛かる漆黒の刃は、風切り音を響かせながら俺を切り裂こうとするが。

 

・・・そのままやられる程、弱くは無い。

 

「拒絶しろ!」

 

赤い霊力が桜ノ蕾に纏わりついた瞬間、氷塊が無数の欠片となって飛び散った。

更に、俺は真上から襲いかかって来る爛漸苦に向けて、洗練された突きを放つ。

 

ボッ!!!

 

だが、一発目は首を捻るだけで避けられた。

でも。

 

それだけでは、終わらない。

 

 

「はああああああああああああああっ!!!」

 

ボッ!!

 

一発一発だった突きは、段々とその数を増やし。

 

・・・やがて、傍から見れば銀色の槍の様になっていく。

 

「・・・ぐっ!!」

 

遂に、一撃が爛漸苦を捉える。

苦しそうに呻いた爛漸苦は、そのまま距離を取ろうとするが。

 

もう、遅かった。

 

「はあ!!!」

 

 

体を極限まで捻り、一瞬だけ霊力を暴発させる。

全てが上乗せされた一筋の銀閃は、混沌で強化された爛漸苦をも貫いた。

 

ドッザアアアアア!!!!!

 

体を強く叩きつける様に地面に転がった爛漸苦は、少しの間そのまま動かない。

それを油断なく睨んでいると、徐に爛漸苦が口を開いた。

 

「はは・・・やっぱ真さん強いですね。流石に一筋縄じゃあ行かないです。・・・でもね?僕はもっと楽しみたいんですよ。粋がってる真さんを、真上からぶっつぶしてえんだよお!!!手前ら下等生物が俺を一度でも殺したのは褒めてやるよ。・・・でもなあ?絶望ってのは絶対に無くならねえんだ。手前らが馬鹿みたいに求めてる希望程直ぐに壊れるものは無いぜ?・・・なあ?俺を壊せよ・・・天音真。」

 

途中から獰猛に顔を歪ませた爛漸苦は腹に空いた風穴を埋めながら、楽しむ様に呟いた。

 

 

混沌の禁書目録(カオス・インデックス)・・・一章。パーフェクトドール。」

 

 

瞬間、爛漸苦の体から零れ落ちた混沌が色身を帯び、段々と何かを生成していく。

金色の髪、幼い体躯。

最後に、一対の虹色の宝石の付いた翼が広げられーーーー。

 

 

フランドール・スカーレットは笑みを浮かべた。

 

 

「真お兄ちゃん!どうした

 

 

 

 

ゴクジュッ

 

 

しかし、その言葉が紡がれている最中、爛漸苦はフランの左腕を捻じ曲げた。

螺旋状に垂れ下がる小さな腕からは血が噴き出し、見るも無残な光景となっている。

 

 

「あれ・・?痛い・・・痛いy

 

 

メグギョッ 

 

そして 腕が とれた

 

ブヂッ

 

とれた左腕が ちぎられた

 

「あ・・・あ・・・・?ああああああああああああああああ

 

ゴギュッ

 

右腕も とられた

 

「痛い!!!イタイイタイイタイーーーーーーーーーーーー

 

 

ゴギュチュアア!!!

 

顔が ふみつぶされて

 

血が飛んで

 

さんかい はねて

 

・・・動かなくナリマシタ

 

 

それjshsuuを

 

見てもisbvui俺はjdbiih動けず

 

 

・・・hdi次sheoの瞬間には、bis大鎌がフランの首をnkih

 

 

 

・・・フキトバシテイマシタ。

 

 

舞う鮮血。狂喜に歪む醜い笑顔。

そして。そして。

 

 

・・・・俺のカラだから、黒い黒い炎がふキダしマシタ。

 

 

「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

 

 

 

 

「あれ?もう壊れちゃいましたか?・・・あははは、やだなあ。そんな馬鹿みたいに怒らないで下さいよ。」

 

爛漸苦はもう一度フランの人形を蹴り飛ばし、手に着いた血を舐め上げた。

 

 

 

「たかが一人、どうって事無いでしょう??」

 

 

 

そう呟き、青年は自身に飛びかかって来た少年を踏みつぶした。

地面に叩きつけられた少年からはどす黒い破壊の霊力が溢れ出しており、触れるだけで地面が砕けて行って居る。

 

 

「さて、少しは楽しませて下さいね?」

 

 

爛漸苦は大きく足を振り上げーーーーー霞むほどの速度で振った。

 

ドッガァアアアア!!!!

 

瞬く間に吹き飛んだ青年を見下ろしながら、青年は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただただ、笑っていた。




壊れたのは真君。
殺されたのは人形のフランです。
息抜きの為に現在のフランをどうぞ。


フラン「わー!お姉様チェスよわーい!」
レミリ「て、手加減してあげてるのよ!?」
フラン「じゃあお姉様、次は本気できてよ!」
レミリ「い、良いのね!?こここ後悔するわよ!?」
フラン「大丈夫だよ!さ、やろー!」
レミリ「(ああ・・・お姉ちゃんとしての威厳が・・・)」

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