最後のは誤解しないでね!
強いて言うならば爛漸苦の言ってる事が実際に起きたりしません!
あ、妖夢は倒れてます。
今回は結構夢幻魂歌らしくないかもです!
次回から治ります!
どうか明日も宜しくお願いします!
以上、テスト期間真っ最中のラギアからでした!
真「吹っ切れすぎだろ」
ラ「コメントで爛漸苦をもっと下衆にしろー!て沢山来た・・・。」
真「まあ、次からは戻るんだな?」
ラ「うん。再び真君虐めの再開だ!」
真「もうやだ・・・。」
ラ「では、どうぞ!」
真(ここだけの話、ラギアは救いの無いシリアスが嫌いだ。意味も無く主人公の友達が死んだりとか、な。)
冬の寒さが身に染みる、冷たい夕暮れ。
辺りの木々には葉が一つも無く、全て枯れ落ちていた。
俺は一人永遠亭の裏手に足を運び、静かに駆け出す。
もしかしたら永琳先生や優曇華には気づかれていたかもしれない。
ただそれでも、駆け出した。
梓は絶対に助かる。
そして妖夢は、今戦っている最中だ。
爛漸苦と妖夢のならば妖夢の方が強いだろう。
・・・昔の爛漸苦のままならば。
前の爛漸苦ならば俺の全力に対して、全力でぶつかってやっと相殺と言う所だった。
でも、さっき奴はいとも容易く俺の全力を受け止め、軽く薙いだだけで俺を吹き飛ばすほどの力もある。
妖夢を信頼して居ない訳では無い。
寧ろ、これ以上無いほどに信じている。
それでも嫌な予感を感じつつ、俺は全力で駆けた。
数分、走っただろうか。
突如風が吹き荒れ、木の葉が舞い始める。
「やっと見つけましたよ、真さん。」
「・・・なっ・・・!?」
そして、突如聞こえた忌々しい声。
目の前に鎌が振り下ろされると同時に、俺は桜ノ蕾を上に切り上げていた。
しかし空を切るだけで、手応えも何もない。
「ははは、真さんって相変わらず勘は良いですよねえ。」
「・・・失せろ。」
「そんな邪険に扱わないで下さいよー!嫌だなー!」
目の前に現れた青年、爛漸苦を俺は睨みつけた。
右手にはいつも携えていた鎌、それとは不釣り合いにひょうひょうとした態度。
殺気が微塵も感じられないのに、何故か自然と戦闘態勢になってしまう様な雰囲気。
「・・・妖夢は?」
俺は静かに問う。
「ああ、あの女の人ですか・・・さあ?今頃低級妖怪にでも回されてんじゃないですか?ははは、まだ処女でしょうからねえ。きっと妖怪たちにとってご馳走でしょ。」
「・・・何をした?」
「骨折ってー、筋肉ぶったぎってー、顔面潰してー、あ、神経もぶっちぶちじゃないですかね♪」
一つ一つ指を立てて行く爛漸苦は、まるでレアカードを数える子供の様に笑みを浮かべていた。
その残虐な行為を、残虐とは思っていない。
狂喜に包まれた青年は、更に話をつづけた。
「結構美人でしたけど、血まみれでした!綺麗でしたよ!!そろそろ死ぬんじゃないですかね!?どう思います!?」
「・・・・まあ、取り敢えず。」
俺は一度大きく息を吐き、視線を爛漸苦の向こう側に向けた。
「走るよ。だからどいてろ」
「やだなあ!どくわけーーーーーっっ
「別に退かなくて良いよ?退かすから」
俺は一歩、全力で踏み出した。
瞬間、左手は爛漸苦の頭蓋骨を掴み。
ゴグジャアアアアアッッッ!!!!!!
何の躊躇も無く、握りつぶした。
骨が砕ける音が周囲に響き、鮮血が飛び散る。
手に嫌な感触が残る中、俺は更にもう一歩、全力で踏み込んだ。
余りの加速に突風が吹き荒れ、木々が大きく撓る。
大木が根元から倒れながら、枝は鋭く宙を舞った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゴギンッゴギュ…ゴチャアッ
ヌチャ…パキンッ…ドポッ
メギャア…バギュァアアッ!!
森の中に。
肉の音が。
骨の音が。
血の音が。
高く。響いた。