恋姫✝無双 ~Fate of The beginning~   作:userjpcafe

7 / 10
なんかねー……疲れた……。
勉強ツカレター。
小説書いてると頭ん中で俺が無双乱舞して敵をバッタバッタやってる事がよくある。
早く戦闘描写書きたいけど……俺戦闘描写書くの下手なんだよなぁ……。
誰かっ!俺に戦闘の書き方を教えてくれぇ!


7わ~

「なあ裁よ」

「どうした?あとその変な喋り方をやめろ」

「俺……鳥になりたい」

「……いきなりなんなんだ」

「だってよお!鳥を見ていると、こう……なんていうか……フライアウェイ!っていうか…」

「ふらいあうぇいとは何かは知らんが、言いたいことは分かった」

「だろ!?」

「だがこんな時に考えることではないぞ」

「へいへい」

 

そう俺は今、旅の途中である!

 

っていうのは嘘だ。出発するのは2日後だからな!

けけけ、引っかかった奴は誰だー?

……一人もいねえじゃんかよ……。

「ん、どうした?いきなり変に落ち込んで?」

「いや、なんでもない!」

ちょっと心の中でボケかまして聞いてる人がいなくて俺って友達少ないんかなー、世も末だ……って考えてたなんて絶対言えねぇ!

「そんな事を考えてたのか」

「ぴぎっ!?なんでまたっ!!」

「途中から声に出てたぞ」

俺は、気づいてしまった……俺の心は誰にも見られてない、自分で自分の心を見せびらかしていたことに!

あー、もうどうすればいいんだ……くそぅ。

「もうすぐ着くぞ。だからそんな悲しみに打ちひしがれたように手を頭の上でさすり合わせるな」

 

今、裁と向かっているのは隣の村だ。俺たちの村と物物交換とか賊の討伐みたいなので結構仲がいい村。

年に2回、長老さんとかが隣村に行き様子見をしてそこで色々と物価とかを決めるらしい。長老さん意外と仕事をしているものだなぁ。

しかもかれこれ何百年も前から続いているシステムなのだからすごい。村間の食料の奪い合いを止めるためどっちも食料を均等に分けなさい!と誰かから言われたらしく、それでこの助け合いシステムがある。

うむ、先達には感謝だな。

 

しばらく裁とやいのやいのしてるうちに村が見えた。

隣村はそこそこ発展していて、人が多い。村というか町だ。

だから見ればすぐにそれだとわかる。

隠れるもののない平原にある、一見守りの薄そうな木の防壁。

でもこの下には石で作られたもう一つの真の壁がある。何百年も盗賊から身を守れたのはひとえにこのハッタリのおかげだろう。

しかも盗賊が襲ってきたら早馬でこっちの村に救援要請される。そして隣村が盗賊の攻撃をしのいでる内に部隊を編成、盗賊の背後から寄り隣村の方からも兵を出して挟み撃ちって感じだ。

この流れは相当前からやられてきたもの。結構村、いや町か……町にしては中々の防御力を発揮する。

……ん?俺の村は?いやいや……それについてはノーコメントで。

俺が心の中で誰にともなく説明しているといつのまにか村の門に到着。

こじんまりとした、だが幾度となく盗賊の攻撃をしのいだ風格のある門に向かって声を張り上げる。

「隣村からきましたー!!」

俺が叫ぶと門が開いた。

中から警護している兵2人が出てきた。

どちらも顔馴染みだから面倒な個人確認とかはいらなそうだ。

安物の槍を携え歩いてくる2人はどことなく下っ端そうだ。だがそれは表面上のもの。隙の見られない物腰なのを見ればすぐに相当な実力者とわかるだろう。

ってかこの村まじでフェイク率高ぇなおい。まぁそうでもしなけりゃ盗賊から村を守れないからなんだろうけど。

「よう、今日はどうした?」

二人のうちの一人が俺に聞いてくる。

昔からお互い顔を知っているので比較的フランクに接してくる。警戒心MAXの警備兵よりはマシだ。というかありがたい。

「報告に来たぜー」

「ん?報告?なんだ、お前に報告するほどのものがあんのか?」

俺はそれにカチンときたが、“俺は紳士、まじでかっこいい紳士、あの程度のヤツにキレるなんて紳士じゃない”と心の中で唱えながら我慢した。

「取り敢えず中に入れてくれ」

「ああ、そういえばそうだったな」

ガッハッハ、と豪快な笑いをあげながら俺たちを先導する。

裁は空気になっている感じがしないでもないが、慣れてそうなので放っておく。

「それで、そこのツレは誰だ?お前を信用して聞き取りを無しにしたが、ちゃんと信頼出来る男だろうなぁ?」

先導していないほうの警備兵がそう言う。

良かったな、裁。話を振ってもらえて。

「そりゃあそうだろ。裁、自己紹介」

「ああ。俺は性は豊(ホウ)、名が江(コウ)、字が士尾(シビ)という者だ。よろしく頼む」

裁はそう言って頭を下げる。O・JI・GIだ!!

「おー、こいつより礼儀いいじゃねぇか。俺からもよろしく頼む」

「なんだよコイツよりって!俺だって礼儀良かったじゃん!」

「初対面で、“うんこさせてくれ!つかさせろ!”って言ってそれで礼儀が良いなんて言う馬鹿いるか」

うぐぅ……そこを突かれるとは……。

俺がしばしその言葉に悲壮感を漂わせていると、先導していた兵が立ち止まる。

「あそこに長老はいる。俺たちはもうそろそろ警備に戻らにゃならんから、送れるのはここまでだ」

先導していた兵が指差すのは、俺の村の家より規模が倍違う家の中でも、一際目立つ家だった。

「じゃ、帰るときにまた会おうぜ」

俺を礼儀のない小僧と言ったもう一人の兵は俺の肩にポンと手を載せてそう言う。

俺はそれを方を揺らして振り払う。だがその姿が可笑しかったのか兵は笑いながら、来た道を戻っていった。

くそぅ……笑いやがって……。

でも警備兵が笑っていられるのはひとえに平和だからだろう。うん、良い事ではあるがなんか複雑な気分。

 

さて長老さんに会いに行きますか、と裁を連れて歩き始める項征だった。

 




なんか切り方強引って感じがしないでもない。
まぁ、気にしない気にしない。
また今日も投稿できたぜ

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