恋姫✝無双 ~Fate of The beginning~   作:userjpcafe

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はふぅ~。
書き溜めというチートが欲しい。そしたら毎日投稿出来るのに……。
いや、今俺毎日投稿できてるけどずっと続くわけないし。
自称ざ☆三日BOUZUの俺だぞ……。

でもやってやる!俺は負けぬぞー!


4わ~

項ちゃんこと、項征は13歳になりました!

ふっふっふ、俺のいる村では15歳になると成人認定。

つまりっ、あと2年で世界を旅できるのであります!

親元を離れ、世界各地を放浪して有名人になる!これこそ王道!THE・キングロード!

 

家の前の庭で木陰に座り空を見上げる俺。

「でもやっぱ旅のお供が欲しいよなー」

「どうした?」

俺がそうぼやいてると、それに反応する声があがった。

後ろを見れば、一人の男が腕を組みながら木に寄りかかっていた。

「ん?いんや、別に。ただ裁がおばさんに襲われたらどうなるか考えてた」

「……お前まだ去年のアレを覚えているのか。取り敢えずそんな変な事を考えるんじゃない」

俺が裁と呼んだのは、性が豊(ホウ)、名が江(コウ)、字が士尾(シビ)。真名が裁(サイ)だ。

そこらへんにいる地味な人をちょっとだけ格好良くしてみましたという印象がピッタリ似合う、真面目君だ。

そして話にあった、おばさんに襲われたという事について教えよう。

実はコイツ、おばさんにモテるのである。この地味な印象がおばさん方に興味を持たれ、そしてよく見れば結構かっこいいじゃない?という流れでモテるのである。

そして襲われたというのは勿論武力のほうではなく、性的なウッフーンのやつだ。いや、見方を変えれば、まぁ相手を屈服させるという意味では武力は使う場合もあるが、大体性的なウッフーンである。

話を戻そう。

裁がぶらぶらとのんきに散歩していた頃、おばさんに声を掛けられた。

そして色々な事があって、裁はそのおばさんの家に行き、襲われたとさ。

「ちょっと待て!話を捏造するな!」

「へ?もしや君はエスパ「途中から声に出てた!」……」

「俺は声を掛けられて、お茶しませんかと言われたからそのご厚意を無碍にするのは勿体ないので家にお邪魔しただけ……って話を聞け!あと鼻をほじるな!」

「あー、長ったらしい。そりゃあ鼻もほじりたくなる。というか言い訳は見苦しいぞ」

「言い訳じゃない!本当の事だ!」

「あーはいはい。そうですか」

「ちゃんと真面目に聞けぇ!」

ぎゃーぎゃーやかましい奴である。

でもまぁ、裁といればアイツの方から思ったとおりの反応が返ってくるからおもしろい。うむ、こいつを旅のお供にしてもいいな。

 

裁との出会いは5年前。俺が8歳の頃である。

俺はその時村のはずれにある森で修行をしていた。

すると茂みから子供が出てきたのだ。

俺は盗賊かと思い一瞬身構えるも、それが子供だと知った瞬間安堵し構えを解いた。

でも一応警戒は怠らないようにしておこうと、警戒しながら子供に接近。

やせ細っていて、体中傷だらけだった。そして話掛けようとした瞬間、その子が倒れた。

俺はそれを見たとき、男の子が死ぬと直感的に感じた。

俺はこの子にあまり負担を与えないように担ぎ上げる

この子は何日も何も食べてないだろう。じゃなきゃこの軽さは実現できない。

そして村に向かって走る。

幸い、そこまで距離はないのですぐ着くだろう。村のお医者さんみたいな人に預ければなんとかなる。

何分かして村に到着し、医者みたいな人に預けて一安心。

それから2週間ぐらい経って、意識が戻ったその子から名前を教えてもらって、色々なことがあって今に至るというわけだ。

 

なぜあそこにいたかというと盗賊から逃げてきたらしい。

うむ、中々に大変な経験をしたのぉ裁よ。

 

「まぁ……それについては感謝する」

「……やっぱお前エス「途中から声に出ていた」……そうすか」

こいつ……侮れん。

というか待てよ?古代中国なのになんでエスパーって知ってんだ?

……まぁエスパーだから超能力でなんか分かるんだろ。俺には知ったこっちゃない。

 

そういえば俺、必殺技考えた!

「光速回転」というやつだ!ふふふ、名前がダサいなんて思うヤツはまだまだだな。

ずばり、こいつは頭を“光速回転”させるってやつだ!要は思考を加速するのだ。

どこの加速ワールドだよという人もいるだろうが、それについては俺もノーコメント。パクリじゃない、参考にしただけだっ!

意味不明などこの誰に言っているのか分からない弁明は取り敢えず置いといて。

この「光速回転」は、効果で言えば己の五感で周囲の情報を傍受し、それを脳内で計算・処理し、相手の行動を予測するというもの。

そしてその間は自分の思考は加速されていて、見えるものが全部ゆっくりになる。

現代だと、映画にあった気もするが例えれば「撃たれた銃弾をサングラスの人がイナバウアーで華麗に避ける、とある映画のシーン」と考えればなんとなくわかるのではないか?

感覚派の俺は説明が嫌いなので簡単に言うが、後の先がとれるようになる。そいてもっと簡単言えば、カウンターがとりやすくなる。

これは結構良い技じゃね?とか思ってたりするので必殺技にした。だって周りがゆっくりになるんだぜ?まぁ俺もゆっくりになるけど!

でもやっぱ……地味だよなぁ。

しかもこれ頭痛いし。情報量が半端なさ過ぎて頭がそれを処理しきれなくなってしまう可能性もある。

これを限界まで使ってみようとしたら5秒先を見ようとして気絶したのだ。

使いすぎは禁物。ダメ、ぜったい。

でも勝負どころに使えば効果的なので、憎もうにも憎めないイヤラシい技である。

 

現にこれが無ければ母さんに勝てないのだから相当イヤラシい。

 

くそー、なんかそれが無いと負けるとか悔しい!

修行して、この技無し母さんに勝ってやるー!見てろー!

 

俺がそう決意しているなか、裁はというと「おばさんに襲われた件」について事情を説明していた。

裁も苦労してるねえ。

 




連投です。
続かないとか言いながらも連投なんて……うぅ。

新しいキャラ来ましたねー。
あ、キャラ説明とかそういうのは主人公が旅に出たらという事で。

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