恋姫✝無双 ~Fate of The beginning~   作:userjpcafe

1 / 10
初投稿久執筆!どうも、はじめまして。
調子に乗って小説なんて書いてみたって感じです、はい。
一応作者受験生。ゆえに更新は極めて遅くなるかも!
受験さえ終わりゃ毎日更新出来る……なんて甘い事は言いませんよ?
取り敢えず完結頑張ります!


1わ~

朝起きて、身支度をした俺は朝食を済ませる。

そこでお母さんとお父さんとで何気ない世間話をし、お父さんが仕事に出かける。

それを見送った後で自分の部屋に行き、持ち物を見て忘れ物が無いか確認する。

時間があるのでお気に入りの本を読み、時間を潰す。

時計を見ればちょうどいい時間。

お母さんから昼の弁当を貰い、玄関を出る。

家の門扉をしめ、友達が待っているだろう所へと駆け出す。

何気ない日常。

変わらない日常。

これからも、続くであろう平和な時。

普通の高校生として過ごし、普通に授業を受け、普通にご飯を食べ、普通にスポーツをし、普通に友達と遊び、普通に恋をし、普通に家に帰り、普通に家族とご飯を食べ、普通に寝る。

そんな普通づくめの毎日。

そんな日々が突如、崩れ去る。

 

「・・・なんだ・・・?」

いつもと違う。

ハッキリと分からないが、なんとなくそう思う。

今は友達と待ち合わせをしている。人を待たせるのはなんか嫌なので走っている。

のだが・・・。

嫌な寒気がする。

走っているこの地面も、肩に背負っている愛用の鞄も、進むたびに変わる建物も、過ぎていく人も。

すべてが異様に感じる。

 

思わず立ち止まる。

 

汗が止まらない。嫌な汗だ。

しかも何故息が上がっている・・・?

俺は中学の頃陸上に所属していて、そして高校に入ってからも時々走ったりしているので体力には自信がある。

この前、学校で計った持久走では学年順位4位という科学部に似合わない成果を上げたのだ。

だからこの程度の距離で息が上がるわけがない。

家から200mも離れていないのに。

全速力なら、まぁ流石に疲労はするだろうが体力を温存する程度の軽い走り。

・・・これは自身の体力が落ちたかも。

そう思うもそれはすぐに間違いだと気づく。

 

視界が狭まれている・・・?

 

熱中症・・・?いや冬にそれが起きるのは少なすぎるだろ。

体力不足・・・?それにしては体力落ちるの早いなおい。2日前まで300mのグラウンドのトラックを15周という部全員で受ける刑罰を1位で通過した俺だぞ。

ここまでグラウンド1周に満たない距離だぞ。

・・・じゃあなんだ?もしや風邪!?

いやないない。17年風邪になった事ない、健康児がそんないきなり・・・いきなり・・・・・・ならない、よな?

と、取り敢えずなんなんだ!!

 

そんな事を考えてるうちに、目の前に地面が迫っている事も知らず。

 

(あ・・・?)

 

一瞬地面がなくなったかのような浮遊感のあと、顔に重く鈍い衝撃が。

ここでやっと“自分は倒れたのか”と気づく。

声を出そうにも、喉からうめき声が出てくるばかりで自分でも何を喋っているのかがわからない。

徐々に薄れていく意識を繋ぎとめるのに必死なのだ。

そんな自分に気付き、駆け寄ってくる人もいる。

だがそれすらも思考にノイズがかかったかのような錯覚に陥る程意識は消えかかっている今の状態では、気にかける余裕は全くない。

俺は過去の映像が高速でフラッシュバックしていくのを視界がだんだんと白んでいく感覚とともに感じていた。

 

(こ、れ・・・が、走馬灯って・・・やつ、か)

 

そして一瞬だけハッキリした視界の中で女の人の顔が見える。

あの人は・・・?

 

意識が消える数瞬前に浮かんだ疑問は、ブツっという何かが切れたかのような音とともに沈んでいった。

 

 




まぁ、まずはね。
まずは……小手調べ。
俺がこれから連載していけるのか、自分で楽しみだ!
ふふふ、やってやっぞーーーー!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。