異世界集結戦線   作:玉城羽左右衛門

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皆さま、ドーモ玉城デス。
私なりの簡単に理解している範囲です。



第捌話 提督、学ンダリ

『なあ、知ってるか。今、現代では艦これの様に大きな砲を持った戦艦が最強!っじゃなくて駆逐艦が今の所最強って言われてるのを知っているか?』

「何でだ?」

『戦艦ってのはデカくてんでもって費用が高くて…』

同僚との会話だ。面倒で半分聞き流していたがこんなところで無駄な知識が役に立つとは…まあ、うろ覚えだが。

「まず、提督。イージス艦と戦艦の違いを簡単ではありますが説明致しましょう。戦艦とは基本的な設計理論は圧倒的防御力と脅威的な攻撃力を持つ大きな船を造ろうと言う物で後に大艦巨砲主義と呼ばれる物で代表的なのは私長門や後ろに居ります大和がわかり易い例でしょう。」

「ですが、戦艦は大きい故維持費やその他弾薬の費用が高くまた機動力が劣るため現代戦闘における機動力、艦砲は不向きになり今やイージス艦等の小型艦艇が基本となっております。」

「イージス艦…今や現代の海を航行する戦艦に代わる艦艇です。小型で機動力が高く、維持費もその為掛かりにくくなり、また最強の装備と言える『イージスシステム』やそれに伴い高度な情報処理を行える高度なシステム艦となり一般的な艦砲を使用せず遠距離からミサイルを使用し敵を撃退することが出来る艦…それがイージス艦です。」

「イージスシステムは簡単に説明すると多くの目標を瞬時に判断し、それに応じてどの様な行動をするかなどの指令を送るシステムっと言った方がいいですかね。」

「ちなみにイージスはギリシャ神話におけるアテナが装備していたと言われる胸盾で邪悪なものを打ち払う効果を持った神の盾から来ております。」

うん。それは知ってた。

だってイージスって防具とかであるし、んで持って何かと共通して後半で手に入ったりして付けるけど更に強い奴が出て結局置物になるとかって言う感じだから意外と頭に残り易い。

「うん、大体はわかった。つまりイージス艦は搭載しているすんごいPCによって敵を識別して敵さんの見えない距離からミサイル撃って撃退する艦ってことでしょ?」

「流石、提督!ご理解が早い!」

「う...うん。まあ、ね…」

長門の説明が同僚より解り易くまた呑み込み易かったが女性に対する対応方法知らない童貞が出せたのはこの様な返答しか出せなかった。

説明が解り何となくとある仮定が浮かんだ。

「じゃあ、つまり艦娘が必要ってことはそんぐらい深海棲艦が居るってこと?」

それに対し長門は

「それだけだったら国連で臨時艦隊を編成して各地を暴れ回って深海棲艦を駆逐していますよ。」

「だったら、一体何だってばよ。」

「提督。前の話を考慮点に入れて下さい。」

「うーん。」

そう言うと改めて考えてみた。

深海棲艦は突如として現れた…現代海戦にて最強とおけるイージス艦が負けた…イージス艦は遠距離から攻撃する…故に装甲が薄い…レーダーには反応していない?……あ!

何となく解った。つまりこういう事だろう。

「深海棲艦はレーダーには反応しない…言ってしまえば深海棲艦はステルス艦だから反応せず目標に近づけるためイージス艦に艦砲をぶっぱ出来る…装甲の薄いイージス艦は対応出来ず、艦娘の様な第二次大戦時の様な戦艦が必要になったから?」

今考えられることはこれぐらいしかなかった。




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