異世界集結戦線   作:玉城羽左右衛門

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すいません皆さん玉城デス。
仕事の都合で前回上げられず大変申し訳御座いません。
以後計画的に描くよう努力致しますのでご支援の程宜しくお願い致します。


第漆話 大事ナ、一歩

長門の歩幅に合わせ歩く。当たり前だが非常に難しい。行き過ぎては駄目だしかと言って遅すぎても駄目だ。

彼女いない歴=年齢の彼にとってはその微調整が非常に難しい。なんか違和感がガンガン来るが気にせず行こう。

こんなことをしている俺を見た長門は何となく察した様で自ら歩幅を合わせてくれた。

心の中で感謝しつつ話をしてくれる様に頼んだ。

「では、話の続きですね。」

そう言うと話をし始めた。

「えっと、どこまで話しましたっけ?」

壮大なボケだ。あまりにも唐突過ぎて笑いを飛び越し盛大にズッコケた。如何にもcoolな話になるのにそのボケはないだろ!

心の中で思って居ると後ろから陸奥による指摘が飛んだ。

「長門、私達の出現からよ。」

「ああ、そこからだったな。」

もしかしてこの長門、よく二次創作でネタ扱いされる脳筋長門と同等レベルかそれ以上なのか。

いや、しかし一時的な判断はいずれ何処かで自爆を招く。ましてや今、目の前にノーフィクション映画でも集められない程の軍艦が停泊していることに対する興奮が抑えられていない状況にあるからそんな判断をしてしまったのだ。

一時の判断を一回リセットすると長門に話してくれる様に頼んだ。

「長門、説明の続きを」

「はい、遅れてしまいましたね。」

「米国が戦闘をしている最中、日本国において謎の艦船が出現するようになりました。在りし日の戦艦の魂を持つ娘、そう我々艦娘の出現です。」

「その時の我々艦娘の特徴は共通して国内の建造されたドックやよく停泊していた鎮守府に出現しました。何故かは私達艦娘にもわかりません。何かの因果なのでしょうが今だ解っていません。」

何となく情勢は理解出来た。だが艦娘の有用性、俺が此処にいる理由、まして何故此処、硫黄島がこんなにも城塞化した島なのかかがいまいち解らない。

「長門、すまないがいいか?」

解らない事は質問をする、これは何処においても鉄則だ。

「何で、艦娘がこう敵に近くの前線にいるんだ? 戦艦か何かは時代遅れで使えなく無駄に高いから現代では基本的にイージス艦が海戦を指揮っているのに何故艦娘がいるんだ?」

とあるクソオタク同僚が前艦これの最中教えてくれたことがあった。戦艦は非常に強力であるが時代が時代でまた尚且つ無駄に金が掛かるから基本的今はイージス艦が現代を指揮っていると聞いた。

それに対し長門は否定するかの如く切り込みをいれた。

「提督、イージス艦の特徴をご存じで?」

「えーっと遠距離からでもミサイルを使って普通に攻撃出来る点?」

「他には?」

「無駄に装甲が薄い?」

「他には?」

「うーん、思い当たる節がない。」

興味のない俺に対し簡単に同僚が説明した内容をそのまま口にしただけであと他は知らない。

長門はどうやらないことを察すると現代戦闘に対し同僚よりも細やかな言葉で説明を開始した。




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