異世界集結戦線   作:玉城羽左右衛門

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どうも、前回から読んで頂き有難う御座います。玉城デス。
今回はなんとジパングを出して見ました。
正直、艦これの回想シーンが続くよりこんな感じで他作品をねじ込みながら進んだ方が面白いかと思い入れました。
誤字、脱字がありましたら是非教えて下さい。



第弐話 みらい、現レン

同刻 北太平洋硫黄島近海

「うう、タイムスリップの次は何だよ…」

イージス艦みらいの甲板にて目覚めた角松洋介の第一声は怒り交じりの声であった。

無理もない。大嵐の中オーロラが出現したらすぐにオーロラが消えた直後大和級の戦艦を目撃し朝になったら目の前でミッドウェイ海戦を見た直後何処の国かすら解らないレシプロ機に閃光爆弾を落とされたら混乱のあまり、訳も分からない苛立ちを覚えるだろう。

「しかし、何でこんなにも異常事態が続いてんだ? 人類でも終わるのか?」

そんな独り言を言っていると走る足音と共に心配する声が飛んできた。

「副長!大丈夫ですか!?」

「俺は大丈夫だが…この今の現状を除けばだが…」

一回深呼吸をし、今現状起こっていることを頭の中で再整理した。

整理はしたが今も尚続くこの現状をどうにかするには動かなければいけない。

そう思い、足取りを船外から船内へと変えた。

中は艦内は騒然としており人員点呼や負傷者の確認の声、ときおり自分達がどうなっているんだろうと小声で話す者が居たが今はそれどころではなかった。

 

イージス艦『みらい』艦橋

 

「梅津艦長!」

ドアを開けた時の第一声だった。

周囲を見ると激しい頭痛にでも侵されたかの如くうなされて伏せていたが少数でほとんどの者はまだ起きていない人間の介抱にあたっていた。

「角松か…」

声の音源を見やるとそこには苦しそうに椅子に座って指示を出している梅津三郎の姿がそこにあった。

「艦長、これは一体どういった状況で?」

ド直球の質問であった。

「私にもわからん。だが今は現状の整理が優先だ。」

そう言うと艦橋にいる人間の介抱と負傷者の確認、現在地の確認を優先させた。

見ていた角松も伏せている人間の介抱に向かった。

30分後、何とか事態は沈静化し死者0名、負傷者5名となりまた現在地が硫黄島に極めて近いと判明した。

ちなみにこの負傷者は吐き気やめまい、頭痛を訴える等の外傷ではないため比較的軽度な症状であった。

「はあ、どうしようかねぇ…」

人数の点呼を終え報告を受けた梅津艦長の反応であった。

そんな中報告を続ける角松は現在位置についての説明をした。

「GPSは正常に作動し只今我が艦は硫黄島近海にいると判明しました。そのためもしかしましたら我々は現代に戻ったのかと思います。」

「あれは一時的な電波障害等ではないのか?」

「その可能性もありますが…ですが今現在位置を判明した分良いと思われます。」

「まあ、確かにそうだな。現在地が解れば任務を遂行が捗るしな。そういえば硫黄島近海にいるのなら本国への安全の連絡をしなければいけないな。連絡はしているのか?」

「今、現在しているところです。」

そういっていると大声で

「連絡取れました!」

と言う声が聞こえたと共に周囲から喜びの声が聞こえた。




いかかだったでしょうか?
次回は午前中に出せるよう努力します。
感想の程宜しくお願い致します。

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