「一つ目はトロイアの木馬を表しているんだ。二つ目もトロイの木馬だけど、こっちは言葉じゃなくて、マルウェア―――一般的にコンピューターウイルスって呼ばれるものの一種だ。三つ目は、獅子身中の虫、ってことだと思う」
「なるほど、それで、一つ目と二つ目、一つ目と三つ目を関連させろ、って言ってたのね・・・」
トロイの木馬という名前つながりで一つ目と二つ目、意味的なつながりで一つ目と三つ目が関連していた、ということだ。
「でもどうしてそういう風に考えられるの?」
「前にも言ったけど、一つ目は、どっかで聞いたことがあったんだ。実際、あのメッセージはトロイアの木馬の語源となったエピソードそのままといってもいい。俺の妹は神話系が好きで、俺も何度か読み聞かせをしたから、それで覚えてたんだ。二つ目は暗喩で、最初はさっぱりわからなかった。けど、俺はネットとかの知識があって、一つ目と関連して、ってとこで分かった。三つ目は、一つ目と関連して考えれば、似たような意味であるこれにたどり着くと考えた」
「なるほどね。でも、獅子身中の虫って、内通者とか裏切り者って意味よね?どういうこと?」
「それは、本人に直接聞いてみるしかないさ」
それだけ言うと、キリトはホロキーボードでメッセージを送信した。
「メッセージは送れたの?」
「ああ。返信がすぐ来るとは限らないけど・・・」
その言葉は少し不安げだった。
その頃、俺はフィールドで狩りをしていた。こちらは普通にモンスター相手の狩りだ。右手には、最近ドロップした新しい刀を握っている。メッセージが届いたことも、その送り主がキリトであることも分かっていた。一通り狩り終えると、俺はそのメッセージを開いた。
(暗号が解けた、か。まったく、遅いっての)
それだけ思うと、俺は歩きながら連絡をとった。ここから先は、見えない背中を追うスピード勝負だ。ここから先、タイムロスなどという単語は殆ど許されないといってもいい。まずは手始めに、連絡を取る必要がある。
それから少しして、キリトとアスナはゲイザーに呼び出されていた。先に場所についていたゲイザーは、ふたりにあるものをふたつ手渡した。それは、ふたりにとっては見覚えが強すぎるもの。
「その中のメッセージは、万が一盗聴されても問題ないような場所で聞いてくれ。間違っても、衆人環境で再生することの無いように、とのことだ。中身は、両方ともまったく同じらしい。それと、」
そういって、また別のものを取り出す。それは、何かの冊子だった。
「これは、いつか必要になると思って集めていたデータだ。もっとも、昨日時点で、の話だがね」
「中身は?」
「ラフィン・コフィン内部に関する情報、とだけ言っておくよ。それ以上のことは見ればわかる」
「ラフィン・コフィン内部のって、どうやって調べたんだ?」
「こちらにも伝手というものがあってね。それに、君たちならば、発信源が誰なのか、察しがついているのではないのかな?」
そこに来て、ようやく二人は、あのメッセージの真の意味を知った。
(獅子身中の虫・・・。そういうことかよ・・・!)
あまりにも無謀で、罪深き道だ。どんな人物でも、好き好んで渡ろうなどとは思わないだろう。
「お代はサービスだ」
「そう、ありがとう。いきましょ、キリト君」
「それと、」
そう言って去ろうとする背中に、ゲイザーは声をかけた。
「これは、いち友人としてなのだが・・・彼のこと、よろしく頼む」
おそらく、このアインクラッド中でもトップクラスに長い付き合いの人間の頼みだ。それに、茨どころか火の中を渡ろうというような覚悟を無下にするつもりはない。
「・・・はい」
「ありがとう」
一言、呟くと、ゲイザーはキリトたちと違う方向から去っていった。その背中に読み取れるものはない。が、託された以上、受け取らなければ嘘だろう。
「いったん会議室に行きましょう。あそこなら見られる心配も聞かれる心配もないわ」
その言葉に頷き、二人は会議室へと向かった。
会議室で、二人はゲイザーからもらった録音結晶と冊子を取り出していた。
「まずは、貰ったデータを見ましょう。内容いかんによっては、冷静には聞けないだろうから」
アスナの意見に異を唱えるつもりはない。もともと、こういうことの決断という点ではアスナのほうが上をいく。ならば、自分が逆らう道理はない。
「ラフィン・コフィンの名簿ね。あと、一部は死因も載っているわ」
「ラフコフのメンバーがPKにあってるってことか?」
「PKというより、返り討ちに近いのじゃないかしら。防衛に近いかもしれないわね」
しかし、そのアスナの思いは、データを見た瞬間に間違いだったと分かった。
「なにこれ、状態異常によるスリップダメージが四割を占めてる・・・」
「斬撃ダメージが三割って、どういうこと・・・?他の武器ダメージによるとどめが一割程度なのも気になるし、Mobのとどめが残り二割も占めるかしら?」
「あまりにも、不自然な比率だよな。確かに、カテゴリに分類すれば、斬撃系に該当する武器種が一番多いのは事実だけど、あんまりにも不自然だ。それに、主にPKerであるラフコフがMobを相手にする確率自体高くないはずなのに、とどめをMobに刺されるなんてことはもっとないはず。それに、数が多すぎる。いくらなんでも、この名簿の四分の一から三分の一を占めているというのは、あまりにも多すぎる」
ゲイザーは、おそらくこういう事態まで見越していたのだろう。でなければ、ここまで情報分析が終わっていることの説明がつかない。情報屋でありながら分析屋でもある。それが、彼の高い評価の源となっている証左だった。
「疑問はあとで、まとめて解消しよう。これだけのものを作れる人間が、無意味にこれだけ書くとは思えない」
「そうね」
短いやり取りの後ページをめくると、そこにあったのは驚くべきデータだった。
「えっ・・・!」「嘘・・・!?」
そこにあったのは幹部陣のステータスデータだった。それだけならまだしも、その得物や腕前まで書かれている。おまけに、それがどの時点でのデータなのかというのまで書かれている。
「これって、でもこんなものどこで・・・!?」
「・・・そういうことかよ・・・っ!」
驚きを隠せないアスナに対して、キリトは手が白くなるほど強く握った。
「ロータスだ・・・。多分、寝ている時にやったんだろ・・・」
「そんな、でもどうして!?」
「そこまではわからない。けど、これを流したのはロータスだ。あのメッセージは、やっぱりあいつが、自分自身を指して言ったことだったんだ・・・!」
「でもどうしてこんなことを・・・。危険もあったでしょうに・・・」
「たぶん、録音結晶の中にその答えがあるんだろうよ」
それだけ言うと、キリトは録音結晶を再生した。
『えっと、このメッセージを聞いてるってことは、俺の想定したシナリオの中では、可もなく不可もない、ってところをたどってる、ってことかな。上等なのは、俺と協力してとっととPKO集団を一掃しているってシナリオだけど、そうそううまくいくとも思えない。それに、おたくらは頭の回転がそこそこ速いクチみただから、おそらく時間がたちすぎて俺が直接行動してるって線もなさそうだしな。一応言っておくと、俺がPKO集団に入ってから、そうだな、待って二年。それまでに動きがなかったら、こっちで動く。もし俺の命が無くなろうとも、だ。ま、その場合このメッセージクリスタルは俺の手で粉砕されるか地面に埋めて自然消滅を待つか、ってなるんだが・・・。ま、そんなのはどーでもいい。
先に言っておくと、俺はこのメッセージをPKO集団側につく前に録音している。ま、信じる信じないは勝手だけど。でも、俺はこれからやることを大体でも決めてあるし、変えるつもりも曲げるつもりもない。だからこそ、俺のしていくことを許せとも認めろとも言わない。特に、アスナは女性だし、これを聞いてる頃はもういい加減お前らくっついてるだろ。言っとくけどお前らお互いバレッバレだったからな。特にアスナ。わかりやす過ぎ』
本人が目の前にいないとはいえど、あまりにもあけすけな物言いに、二人はそろって顔を赤くした。実際、キリトとアスナはもうすでに恋仲になっていた。
『ま、そんな無駄話はさておくとしてだ。
さて、これから先について言わせてもらうぞ。まず、このメッセージを送っているということは、俺がPKO側についてからそれなりに時間がたっているってことだろ。案外俺は優柔不断で、決断できずにずるずる引きずっていくタイプだからなー。いい加減直さないといけないとは思ってるけど。俺の場所を特定することはそう難しくないはずだ。ゲイザーの伝手もあるしな。頭の回転の速いあいつのことだ、俺の位置追跡を怠るってことはないだろ。それに、万が一という手は打っておくつもりだ。
ま、そういうわけで、遠からぬうちにアジトはばれるだろう。もし、場所が分かったら、全力で叩き潰しにかかれ。遠慮なんかするな。奴らは殺しに関してはまったく忌避感とかはないはずだ。俺と同じ異常者だからな。捕縛なんざできればラッキー程度に考えておけ。必要なら何人でも殺す。そのくらいの覚悟でかかれ。
それと、特にアスナにはつらい話だとは思うが、隣人を疑え。俺が本気で相手を落としにかかるのなら、まずは情報が必要になる。相手がほぼ間違いなく迎撃に来るって分かってるんならなおのこと。なら、おそらくもっとも高いといってもいいほどの効果を得られるのは内通者を得ることだ。しかも、俺みたいに単独で動いて内側からぶっ壊しにかかるんじゃなくて、完全にスパイとなった人間を、だ。しかも、俺の予想が正しければ、そこそこ時間がたっているということになる。つまり、もうすでにスパイがいると考えたほうがいい。隣人を疑え。疑わしきは罰する覚悟を持て。
・・・っと、そろそろ容量がやばいか。じゃあな。こんな俺でも許してくれるってんなら、リアルでメシでも奢ってやるよ』
それだけで、メッセージクリスタルは光を失った。容量ギリギリという言葉は嘘ではないだろう、その長いメッセージを聞いた二人は、完全に沈黙していた。
「・・・言ってなかったわね、理由」
「そう、だな・・・」
それだけ呟くと、完全に黙り込んでしまった。許しを請うことはしないというその言葉に嘘はないだろう。それでも、彼はこのメッセージを託した。彼が直接行動に出ないのかも、なぜこのような行動に出たのかも触れていない。だが、大体察しはつく。
「どちらにせよ、ラフコフの活動はアインクラッド全域で見れば看過できないくらいにはなってきてるから、そろそろ具体的な行動に映るべきだ、という声はKoBとBDの中で大きくなってきているわ。これは、渡りに船よ」
「ああ。どちらにせよ、ゲイザーにもう一度連絡を取る必要があるな」
「いや、その必要はないみたいよ」
アスナのその言葉に驚きつつ、指差す先を見る。そこには短く、“Find out Elise!”と書かれていた。
「直訳すると、エリーゼを探せ?」
「そのままの意味でしょうね。エリーゼさん、という方がキーを握っている、ということでしょう」
「で、誰なんだ、その、エリーゼっていうのは」
「聞いたことがあるわ。攻略組に匹敵しないまでも、準攻略組くらいの腕前の女傭兵“エリーゼ”って。私も何度か会ったことがあるし」
「本当か!?」
ぽつぽつとした会話から突然食いついたことにアスナは肝をつぶしたが、落ち着いて会話を再開した。
「え、ええ。彼女、よく始まりの街の教会に通ってるみたいだから、多分あそこに行けば会えるんじゃないかな?」
「よし。なら行こう、アスナ」
「え、ええ・・・」
いつになく積極的なキリトに半ば引きずられる形で、二人は始まりの街の教会に向かった。
二人が始まりの街の教会に行くと、そこには女性三人が談笑していた。うち一人は、キリトもよく知る人物だった。
「レイン!」「レインちゃん!」
二人が揃って呼びかけると、その人物はゆっくりとこちらに振り返った。その顔に苦笑が浮かんでいるのは気のせいではないだろう。
「今まで何してたの!?心配したんだよ!大丈夫?怪我とかない!?」
「アスナ、少し落ち着けって」
「あ、ごめん・・・」
「あはは・・・いいよ。心配かけたのはこっちなんだし」
出会い頭に機関銃のごとく質問などを一気にぶつけるアスナをキリトはたしなめ、レインは苦笑いを浮かべた。その雰囲気に、残りの二人のうち一人が営業スマイルで話しかけてきた。
「お久しぶりです、アスナさん」
「久しぶりです!そんな硬い口調じゃなくても・・・」
「いえ、一応依頼主ですので」
「もうそんなの関係ないですよ。もっとフランクにしてください。そもそも、年上っぽい雰囲気の人に敬語使われるとむず痒くて仕方ないです」
少々ハイテンションなアスナに押し切られる形で、その女性は少しだけ沈黙した。
「・・・分かった。じゃあ、いつも通り話すね。その代り、アスナも普通にしゃべって?年下とか先輩とか、そういうの嫌いなんだ」
「うん、分かった。ところで、今日の話なんだけど、場所変えていいかな?」
「そうね。ここでの用件は終わったし。じゃ、レディレイクで。アスナ奢ってね」
「えー、でもまあ仕方ないか。いいよ」
完全に蚊帳の外に置いていかれた二人をよそに、女性二人組が転移門に向かって歩き出す。
「俺たちも行こうか」
「はい・・・。なんか、テンション高いですね、アスナさんとエリーゼさん」
「ああ・・・。純粋に女友達に会えたのがうれしいんだろうな・・・。ただでさえも攻略組は男所帯だし」
それに続く形で、残りの二人も歩き出した。本来、完全にテンションが振り切り気味になっているアスナを本来なだめる必要があるかと思ったが、あまりにも楽しそうなので放っておくことにした。
湖畔に佇むレディレイクで、四人は一つのコンパートメントで向かい合っていた。アスナの先ほどまでのハイテンションは完全に息をひそめ、雰囲気としてはどこか張りつめたものになっていた。
一通り注文したものが届き、各々軽くカップを掲げて一口飲む。
「さて、改めて自己紹介させてください。私はエリーゼ。傭兵やってます」
「キリト、ソロだ」
「で、今回のお話は、ロータスについて、ね?」
「正確には、彼の所属するラフコフについて、だけど。まあ、そういうことね」
「そう・・・。で、何が知りたいの?」
「ラフコフのアジトの場所。それが分かれば、後はこちらで叩く」
「分かった。教えてもいいけど、一つ条件がある」
「何かしら」
「簡単なことよ。私たちを、ラフコフ討滅戦に参加させること」
その一言に、アスナとキリトは黙り込んだ。ラフコフを攻撃するということは、最悪ロータスをも相手することになるのだ。また、PoHも相当な実力者で、ザザは彼らには及ばないものの実力者だ。そんな人間が、何の躊躇もなく攻撃してくるのだ。一般的に言えば、危険すぎる。
「危険なのは重々承知よ。この子もそれは同意してる」
隣のレインの肩を軽く叩きながら、エリーゼは続けた。
「でも、・・・」
「それに、いい加減、血で血を洗う連鎖を途切れさせないと。きっと彼は、続けていくことになる」
キリトの抗議の声をぶった切って、エリーゼは続ける。
「これまで半年以上、その日を待っていた。だからお願い。私たちにも協力させて」
その目に映るのは、ただただ真摯な願い。それを見て、アスナは一つため息をついた。
「分かったわ」
「アスナ!?」
「こうなっちゃったら止められないわ。同じ女だし、エリーゼさんは友達だから。断っても勝手についてくるわ」
「ええ、そのつもりよ。どうせフレンド登録で位置追跡はできるのだし」
にっこりとしか形容できない笑顔だが、そこには言葉にできない威圧感があった。
「さてと、本題のラフコフのアジトだけど、10層にある隠しダンジョン、“キジュの洞”内にあるわ」
「キジュの洞・・・?そんなのあったのか?」
全体効率を優先して、不要なところはそこまで回らないアスナだけでなく、基本的にダンジョンはすべてマッピングするキリトも分からないということは、ほぼ未発見のダンジョンといってもいい。キリトの言葉に、一つため息をついてエリーゼは答えた。
「あのねえ・・・そう簡単に見つかったら“隠し”の意味がないじゃない。その中にある安全圏をすべて占領する形でラフコフのアジトになってるわ。運悪く迷い込んでしまったプレイヤーは殺されるか、“お話”の末のお引き取りで対処していたみたい」
彼女の言う“お話”に含まれる意味をなんとなくだが理解した三人は、思わず黙り込んでしまった。
「あえて具体名は出さないけど、情報提供者によると隠し通路の類はごまんとあるそうだから、抜け道回り道は大量にあるそうよ。名前が名前だけに、NPCも含めて人なんて訪れないから、NPCのマップ販売もないみたい」
「そりゃ厳しいな。自力マッピングもほぼ不可能ってことは、完全な遭遇戦に近いってことか」
「その辺は仕方ないと割り切るしかないわ。ところで、名前って?」
「キジュの洞のキジュっていうのは、忌まわしい呪いで、“忌呪”。明らかに不気味な名前でしょ」
確かに、そんな名前のところに好き好んでいきたがるようなもの好きなど、それこそここにいる黒ずくめの少年のようなヘビーゲーマーくらいのものだろう。
「それより、抜け道回り道がたくさんあるっていうのは厄介だな。いつの間にか回り込まれているとかってことも考えるべきか」
「そうね・・・。でも、そんなことは今考えても仕方ないわ」
それだけ言うと、アスナは立ち上がった。
「さて、じゃあ私はいくわね。団長も含めて、血盟騎士団のほうでまず動くことにするわ。正式な打ち合わせの日程とかが判明したらまた連絡するわ」
「息まきすぎて空回りするなよ」
「折角開いた突破口よ?絶対ものにするわ」
軽く忠告するキリトだが、アスナの強気の返答に一つ息をついた。こうなってしまったアスナは強い。それは、キリトがよく知っていった。
もうすでに、最初のメッセージが送られてから早四か月余りが経過していた。
はい、というわけで。
メッセージに関してはこういう結末でした。正直、最初にこれを考えたときはどうしようかと思っていましたが、何とか一段落つけることができました。
ここで、ようやくロータス君の目的がはっきりとしましたね。彼の目的はラフコフの内部からの攻撃でした。疑いの目を逸らし、信頼を得るためにわざわざ長い時間をかけていた、ということです。ようやく長い長い仕込みが終わって行動する段階に着ました。
どうでもいいですけど、トロイの木馬に感染したら落ち着いて対処することが大切ですよっと。ソース俺。
流れから行って察している方が大勢いらっしゃると思いますが、そろそろSAO中章も終わりです。ついでに言うと書き溜めももう尽きかけています。何とかSAO終了までは書き溜めてと思ったのですが、想像以上に時間がとれずにこうなってしまいました。もしかしたら月一更新に変わるかも、です。そのくらいならたぶんできると思いますので。
次回は少々久しぶりのロータス君サイド。次の次あたりで分岐になります。
ではまた次回。