仮面ライダークウガ 青空の約束   作:青空野郎

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EPISODE20 修行

ライザーの猛攻で意識が飛びそうになったが、何とか踏みとどまる雄介。

だが、やはりこのままではまずいと思った時だった。

 

「お納めくださいませ。これ以上はこのグレイフィアが許しません」

 

2人の仲裁に入ったのはグレイフィアだった。

 

「私はサーゼクス様の命を受けてこの場におりますゆえ、一切の遠慮は致しません」

 

冷静に介入した彼女の言葉には静かな迫力が含まれていた。

それを聞いたライザーは気を落ち着かせ、ため息を吐きながら肩をすくめた。

 

「最強の“女王”と称されるあなたにそんなことを言われたら、さすがに俺も怖いよ」

 

ライザーが戦意を無くしたことを確認した雄介は変身を解いた。

どうやら、最悪の事態は回避されたようだ。

 

雄介たちが部室に戻り、グレイフィアが口を開いた。

 

「旦那様方もこうなることは予想されておられました。よって決裂された最終手段を仰せつかっております」

 

「最終手段?どういうこと、グレイフィア」

 

「お嬢様がそれほどまでにご意志を貫き通したいのであれば、ライザー様と“レーティングゲーム”にて決着をと」

 

“レーティングゲーム”。

爵位持ちの悪魔が行う下僕を戦わせて競うチェスに似たゲーム。

眷属悪魔はそれぞれ“悪魔の駒”と呼ばれるチェスの駒を模した力を有している。

グレイフィアの通達に驚いたのかリアスは言葉を失い、ライザーは嫌味な笑みを浮かべる。

 

「俺は何度もゲームを経験してるし、勝ち星も多い。君は経験どころか、まだ公式のゲームをする資格すらないんだぜ?」

 

悪魔事情に疎い雄介と一誠が疑問に思っていると、小声で朱乃が説明してくれた。

 

「本来レーティングゲームに参加できるのは成熟した悪魔だけですわ」

 

「なっ!?じゃあ、めちゃくちゃ不利じゃん!」

 

それを聞いて一誠は思わず声を上げた。

 

「不利なのはそれだけじゃないです」

 

そこに今まで黙っていた小猫が口を開いた。

小猫の言う『不利』が何を指しているかわからず訝しげな面持をしていると、ライザーが何度見ても慣れない嘲笑を浮かべながらリアスに尋ねた。

 

「リアス。念のため確認しときたいんだが、君の下僕はこの面子で全部なのか?」

 

「だとしたらどうなの?」

 

それを聞いてハハハと高笑いを上げてパチンと指を鳴らした。

それに応えるかのように再び部室の床にフェニックス家の魔方陣が出現した。

ライザーが現れた時と同じように、炎の中から人影が現れる。

 

「こちらは15名。つまり駒がフルにそろってるぞ」

 

現れたのは15の人影はいずれも女性だった。

 

「と、まあ、これが俺のかわいい下僕たちだ」

 

鎧を着こんだ“騎士”らしき者とフードを深くかぶった魔導師らしき者。

チャイナドレスや半被を着込んだ者からブルマと獣のような耳を生やした双子。

背中に剣を背負うワイルドな者や顔半分に仮面を着けた怪しい者。

西洋のドレスを着る者、などなどさまざまなカテゴリーのライザー・フェニックスの眷属。

その手のマニアなら泣いて喜びそうな絵図らだ。

もちろん、その手のマニアである一誠はかつてないほどの衝撃を受けた。

 

「美女!美少女ばかり15人だと!?」

 

そして、膝から崩れ落ちた一誠から嗚咽が聞こえてきた。

 

「おい、リアス。この下僕君、俺を見て号泣してるんだが…」

 

ガチで泣く一誠の姿にガチで引くライザー。

 

「その子の夢がハーレムなの」

 

それを見たリアスは困り顔で額に手を当てた。

それを聞いて何か思いついたのか、ライザーは一人の下僕の名を呼んだ。

 

「ユーベルーナ」

 

「はい、ライザー様」

 

ユーベルーナと呼ばれた眷属悪魔がライザーの元に歩み寄る。

ライザーが彼女の顎に指を添えて持ち上げたと思うと、何の躊躇もなくその唇を封じた。

所謂、キスだ。

しかも普通のキスではなくディープの方だった。

ぴちゃぴちゃと両者の唾液が混ざる水音が無駄によく聞こえた。

唖然とする雄介。

2人の横でリアスが嫌悪の表情を浮かべている。

小猫はいつもの無表情かと思えばわずかに眉の間にしわが寄っている。

朱乃は笑顔の裏から殺気らしき雰囲気を出している。

珍しく笑みが消え失せた祐斗に、赤面し、頭をパンクさせるアーシア。

一誠に至っては絶望で顔面を蒼白させていた。

目の前の光景に、みんながそれぞれの反応を示す。

唇が離れ、ようやく終わったかと思った束の間、ライザーはユーベルーナを後ろから抱きすくめ、見せつけるように彼女の乳房を揉みしだき始めた。

ライザーが一誠にこんなことは一生できまい。みたいな視線を送りながら、

 

「こんなことは一生できまい。下級悪魔君」

 

「俺が思っていることそのまんま言うな!ブーステッド・ギア!」

 

嫉妬心全開で怒り心頭の一誠が左腕を構えて叫ぶ。

赤い光を放ちながら一誠の左腕にドラゴンの紋様が刻まれた赤い籠手が出現する。

最強の力を宿主に齎す伝説の神器。

赤い装甲で覆われた指を突き付けてライザーに物申した。

 

「そんな調子じゃ部長と結婚したあともほかの女の子といちゃいちゃするんだろ!この種まき焼き鳥野郎!」

 

その言葉でライザーは再び憤怒の表情を表した。

だが、そんなことはおかまいなしの一誠。

 

「ゲームなんざ必要ねえ!この場で全員倒してやらぁ!」

 

【BOOST!!】

 

「イッセーさん!」

 

アーシアが止めるのを聞かず、一誠が駆け出す。

 

「…ミラ」

 

ライザーは嘆息しながらひとりの眷属に命令を下した。

前に出たのは小猫と同じくらい小柄で童顔な女の子だった。

半被を纏い、武闘家が使いそうな長い棍を構えている。

それを見た瞬間、雄介は本能で体を動かした。

 

「こんな小っちゃい女の子が…。やりずらいぜ」

 

そんなことを思いながら油断したのが間違いだった。

 

「だめだ!イッセー君!」

 

一誠は名前を呼ばれたと同時に雄介に突き飛ばされた。

丁度その時、ミラの棍が雄介の腹部をとらえた。

ミラはそのまま棍を振り上げ、雄介は天井に激突した。

 

「カハッ…!」

 

そのまま重力に引かれ、受け身をとれずに墜落する。

 

「…ゲッホ、ゴッホ、ゴホッ…!」

 

全身を駆け巡る痛みに悶えながら肺に溜まった空気を吐き出す。

 

「ほお。人間にしてはなかなか頑丈なようだな」

 

ライザーが蹲る雄介を見下しながら鼻で笑う。

 

「五だ―」

 

「雄介っ!」

 

雄介を呼ぼうとした一誠を遮ったのはリアスだった。

そのまま痛みに悶える雄介を抱き起す。

 

「雄介!大丈夫…!?」

 

「はぁ、はい。何とか…くっ」

 

目の前で今にも泣きそうなリアスを心配させまいと弱弱しくサムズアップで答えるが、すぐに苦悶の表情を浮かべてしまう。

それでも何とかリアスに支えられながら体を起こす。

その姿を一誠はただ茫然と見つめることしかできなかった。

 

「それにしても、凶悪にして最悪のブーステッド・ギアの使い手が、まさか人間に救われるほど下らん男だったとはな!」

 

ライザーの愉快そうな嘲笑いを背にリアスが静かに口を開いた。

 

「…わかったわ。レーティングゲームで決着をつけましょう」

 

「承知いたしました」

 

グレイフィアが事務的にリアスの応えを受理する。

 

「ライザー…。必ずあなたを消し飛ばしてあげる!」

 

リアスの重く響く言葉は溢れようとする怒りを必死に抑え込もうとしているように思えた。

 

「楽しみにしてるよ、愛しのリアス。次はゲームで会おう」

 

それだけ言い残し、ライザーは向けられる視線を軽く受け流し下僕たちと魔法陣の光の中へと消えていった。

 

                      ☆

 

ライザーたちは冥界にあるフェニックス家の一室に帰還した。

魔方陣から一歩踏み出した時だった。

ライザーは腹部に激痛を覚え、思わず膝をついた。

 

「お兄様!?」

 

ライザーの下僕であり、実妹でもあるレイヴェル・フェニックスが駆け寄る。

ライザー曰く、「ほら、近親相姦ってやつ?憧れたり、羨ましがるやつ多いじゃん?まあ、俺は妹萌えじゃないからカタチだけってことで」という変態理由らしい。

話が逸れた。

とにかく、彼女が駆け寄るのをよそにライザーはボタンが弾け飛ぶのも構わずシャツを引きちぎる。

そして、脇腹に雄介が打ち込んだ“封印”の古代文字が刻まれていた。

それは所々が欠けており、残る一部だけが弱弱しく光を帯びている。

だが、確かにそれがライザーを苦しめている原因だということは容易に理解できた。

 

「レイヴェル。“フェニックスの涙”を…!」

 

ライザーに言われレイヴェルは懐から小さな小瓶を取り出した。

ライザーはそれを奪い取り中の液体を文字にかけた。

すると、文字は数秒をかけて完全に消滅した。

 

「まさか“フェニックスの涙”を用いても時間をかけなければならないなんて…」

 

そばでユーベルーナがそう呟いたのが聞こえた。

背後で眷属たちが動揺しているがわかる。

 

「…羽虫の分際でやってくれるじゃないか」

 

怒気をはらむライザーの瞳には雄介に対する憎悪の光で満ちていた。

 

部室で雄介はソファーに座り体を休めていた。

すでにアーシアの“聖母の微笑”による治療ができないことが分かっている故だ。

部室の雰囲気はどこか沈んでいた。

そこにグレイフィアが淡々と言う。

 

「期日は10日後といたします」

 

「10日後…」

 

「ライザー様とリアス様の経験と戦力を鑑みてその程度のハンデはあってしかるべきかと」

 

「悔しいけど、認めざるえないわね。その間の修業期間としてありがたく受け取らせていただくわ」

 

リアスが開き直るようにため息をこぼした。

 

「…」

 

部室の隅で一誠は静かに握る左手に力を込めた。

 

「イッセーさん…」

 

本人は誰にも気づかれないようにやったつもりだったが、その姿をアーシアが心配そうに見つめていた。

 

                      ☆

 

「ヒー、ヒー…」

 

リアスが宣戦布告したその翌日。

一誠は尋常じゃない量の荷物を背負いながら山道を登っていた。

 

「ほらイッセー。早くしなさい」

 

はるか前方でリアスが笑顔で檄を飛ばす。

 

「お先に」

 

涼しい顔をして祐斗が横を通りすぎる。

彼も一誠と同じくらいの量の荷物を背負っている。

 

「クッソォ…木場のやつ余裕見せやがって」

 

「失礼」

 

さらに、毒づく一誠の横を倍以上の荷物を背負った小猫がいつもの無表情で通り過ぎる。

 

「まいりました」

 

その物量差に圧倒され、思わず土下座してしまった。

 

「やっほー」

 

『やっほー』

 

そんな時、後ろの方から誰かの山彦が聞こえた。

後ろを向くと、声の主は雄介だった。

こちらも荷物の量は一誠と大差がない。

にもかかわらず、気分爽快な面持ちをしている。

それを見た一誠はというと、

 

「負けて…られるかぁぁぁぁああっ!」

 

負けず嫌いな性格が発動し、再び全身に力を入れて急斜面の山道を駆け上っていった。

 

                      ☆

 

グレモリー家が所有する木造の別荘につくなり、雄介たちは早速修行を開始した。

皆、動きやすいように学園のジャージを着ている。

そして今、目の前では一誠と祐斗が剣の修業をしていた。

ただ木刀を振り回すだけの一誠に対し、祐斗はそれを的確にいなしている。

 

「そうじゃない!剣の動きだけじゃなく、視野を広げて相手と周囲も見るんだ!」

 

軽やかな動きで一誠の背後に回り込んで木刀を叩き落とす。

 

「さすが木場だ…」

 

「気を抜かない!」

 

一瞬の気の緩みを見逃さなかった祐斗が木刀を振り下ろす。

咄嗟に一誠は白刃取りを試みたが失敗に終わり脳天に一撃くらってしまった。

そんな光景をやれやれと見ていたリアスに雄介が声をかけた。

 

「リアスさん。俺、少し席を外してもいいですか?」

 

「どうしたの?」

 

「昨日、ライザーさんと戦った時咄嗟にキックを決めたんです。けど、あの人はかなり強くて、通じなかったんです。いつもみたいに足も熱くなったのに…。キックはキックでももっと強いキックじゃなきゃ倒せないのかなって。それをずっと考えてて、何とか答えが出そうなんです!」

 

真剣な表情の雄介をリアスは見つめ返す。

 

「そう…。それでその答えは見つかったの?」

 

「はい。俺の107番目の技を応用すればもしかしてって」

 

「わかったわ。今日はあなたの思うようにやってみなさい」

 

「ありがとうございます。それじゃ、また後で」

 

リアスたちに一礼した雄介はその場を離れていった。

遠ざかる雄介を見送る皆の中で、彼の背中を一誠が憂いの視線でひとり見つめ、再び修行に打ち込んだ。

 

                      ☆

 

森の中を探索し、雄介は丁度良い広場を見つけた。

マイティキックの強化のため、雄介が最初に始めたのはイメージトレーニングだった。

近くに落ちていた木の枝で何かを地面に書きなぐっている。

自分を棒人間で表し、ライザーを翼を足した棒人間で表す。

雄介とライザーの間隔にイメージするラインを画く。

しっくりこなければ掻き消しまた別のラインを画いていていった。

 

                      ☆

 

「これは…すごい量だね」

 

夕食の時間が近づいてきたので、一旦修行を切り上げた雄介が別荘の広間に顔を出したからの一言目がそれだった。

本日はジャガイモと玉ねぎのサラダにジャガイモと玉ねぎのスープ、ジャガイモと玉ねぎの…とにかくジャガイモと玉ねぎオンリーの夕食だったのだ。

 

「すまん。それについては謝る」

 

どうやら一誠が修行の一環で魔力で料理を行った結果がこれらしい。

当の一誠も申し訳なさそうに頭を下げている。

過ぎたことを掘り返しても仕方がないので黙々と消化活動に励むことにした。

味の方はと言うと、意外にもなかなかいけた。

皆も今日の特訓が堪えたのか箸を止める様子を見せなかった。

 

「イッセー。今日一日修行してみてどうだったかしら?」

 

お茶で一服した後で、リアスが一誠に感想を求めてきた。

一誠は一度箸を置いて正直に答えた。

 

「はい。俺が一番弱かったです」

 

「そうね。それは確実ね」

 

リアスがハッキリ言い、さらに続ける。

 

「朱乃、祐斗、小猫、そして雄介はゲームの経験がなくても実戦経験が豊富だから、感じをつかめば戦える。それに対してあなたとアーシアは皆無に等しいわ。それでもアーシアの回復、あなたのブーステッド・ギアだってもちろん貴重な戦力よ。相手もそれを理解してるはずだから仲間の足を引っ張らないように、最低でも逃げるくらいの力はつけてほしいの」

 

「了解っス」

 

「はい」

 

リアスの言葉に一誠とアーシアが同時に返事をする。

一誠としては、アーシアを戦いに巻き込んだ張本人としての覚悟を一層自覚する。

 

「さて、食事も済んだし、お風呂にしましょうか」

 

「お、お風呂ぉ!?」

 

真剣な面持ちから一変。

リアスの言葉で一誠の意識がエロに塗り替わり、思わず立ち上がってしまった。

 

「僕は覗かないよ、イッセー君」

 

「バッカ!お、おまえな…!」

 

しかし、祐斗にニコニコスマイルで先制されて動揺してしまう。

 

「あらイッセー。私たちの入浴をのぞきたいの?なら一緒に入る?」

 

クスッと小さく笑うリアスの一言に一誠は衝撃を覚えた。

 

「私は構わないわよ。朱乃はどう?」

 

「うふふ。殿方の背中を流してみたいですわ」

 

朱乃が満面の笑みで肯定する。

本人は意外と乗り気のようだ。

 

「アーシアだっていとしのイッセーとなら大丈夫よね?」

 

リアスの問いかけにアーシアは顔を真っ赤にしてうつむいてしまったが、確かに小さくこくりとうなずいた。

 

「小猫は?」

 

「いやです」

 

はい、バッサリ。

その一言が有頂天気味の一誠を奈落の底に叩き落とした。

 

「じゃあなしね。残念」

 

クスクスと悪戯っぽい笑みでリアスが言い、女子一同は風呂場へと向かっていった。

 

「のぞいたら恨みます」

 

振り向きざまの先制で一誠の野望は完全に潰えてしまった。

膝をついて落ち込む一誠に雄介が一言。

 

「これが現実だよ」

 

「うっせぇぇぇぇぇぇぇぇえっ!」

 

この時、一誠の怒りの慟哭が夜の別荘に響き渡った。

 

                      ☆

 

冥界のとある屋敷内の広間で2人の人物が向き合っていた。

 

「やはりそうなったか…」

 

「はい」

 

「ふふ、リアスらしいね」

 

玉座に座る紅髪の人物が口角を上げる。

その人物に向けてグレイフィアが口を開いた。

 

「お嬢様に勝ち目があるとは」

 

「ああ。ないだろうね」

 

あっさりとした返答にグレイフィアがわずかに目を見開いた。

 

「それをわかっていてあなたは…」

 

「私は選択肢を与えたに過ぎない。これはリアス自らの判断。グレモリー次期当主としての、ね?」

 

「はい」

 

そして、冷静を戻したグレイフィアは静かに同意の意を示した。

 

「仲睦まじいところ、失礼するよ。お二人さん」

 

静寂を破り、2人に割って入る第3者の声がした。

暗闇に差し込む月明かりがその人影を映し出す。

それを見て、紅髪の人物の声色がご機嫌な色に変わった。

 

「やあ、待っていたよ。わざわざ来てもらってすまないね。秀一」

 

そこに仏頂面を下げた白衣姿の秀一が姿を現した。

 




ようやく20話目です。
ライジング出るまであとどれくらいかかるんだろ…?

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