黄泉路への案内人   作:楽一

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どうも~。昨日は体調不良で寝込んでいました。うん、たまに高いものを食べると胃腸がびっくりして体壊すって本当だったんだね・・・・・・さすがは貧乏体質・・・・


第六話

第六話

 

 

葵「すみません、四人とも並んでもらえますか?」

 

ゼ「?」

 

 そういって葵の言うとおりにして、

 

葵「癒しの風よ。汝の力を持ってこの者の怪我を癒したまえ。ヒーリーングフール」

 

 そういって全員の治療を行った。

 

ゼ「これは・・・すごいな」

 

ティ「キズが一つもない」

 

クイ「治癒魔法も得意なんだ」

 

メ「こりゃ勝てるわけないわね」

 

 四人とも葵のことを絶賛している。

 

ゼ「で、君はどうしてそのような力を手に入れたんだ?」

 

葵「護るため。でしょうか」

 

全員「?」

 

葵「大切な者を。家族、友人そう言った私にとってかけがえのない大切な者たちを守りぬくために」

 

ティ「そうか・・・。俺も妹がいるからその気持ちはわかるな」

 

クイ「えぇ。私にも家族がいるから」

 

葵「それから、今日はお忙しい中ありがとうございました」

 

 そう言って頭を下げる。礼に始まり礼に終わる。

 

 今まではなぜしなかったか? 忘れてたんだ。単純に。

 

 汗をかいたので服を着替えていると、

 

ティ「・・・・・」

 

ゼ「・・・・(若いのにこの傷・・・尋常ではない戦いを生き抜いてきたんだな)」

 

 二人の視線が・・・あぁ、この傷か。

 

葵「この傷が気になりますか?」

 

ティ「す、すまん」

 

葵「いえ。最初に言いましたよね。臆病にも後方でおびえていた。と」

 

ゼ「ウソだろあれ」

 

葵「・・・・(二人なら・・・話してもいいか)そうですね。私は前線で戦いました。何人もの人の命を奪いました。生き残るために、明日を見たいために、未来をつかみたいために」

 

 そういうと、彼らはしんみりした。だが、

 

ゼ「ゼスト・グランガイツだ。お前と友になりたい」

 

ティ「ティーダ・ランスターだ。俺もお前とは仲良くやりたい」

 

葵「えぇ。喜んで」

 

 そういって二人と握手を交わし友の約束を交わした。

 

 その後、四人と別れると模擬戦を観戦していたなのは達と合流したが、 クロノに彼と話があるから待つようになのは達は言われた。

 

 その後リンディ提督がいる場所に案内される。

 

 案内された部屋に入ると、

 

リン「クロノ執務官。ここからは我々五人の極秘会談になります。あなたは退室してください」

 

ク「・・・分かりました」

 

 そういってクロノが退室したのを確認し。

 

葵「やはりあなた方でしたか。そしてはじめましてかな。レジアス・ゲイツ中将」

 

レジ「なぜわしの名を?」

 

葵「一通りは調べておきましたので。それで結果にはご満足いただけましたでしょうか?」

 

 すると、四人とも、

 

ラ「満足も何もむしろ入ってくれといったのはこちらじゃからな。文句なしじゃ」

 

レオ「だが、階級が三佐では低すぎる。最低でも二佐、いや将校だな」

 

葵「謹んで遠慮します。最初の予定通りにお願いします。中将の方にもすでにお話が言っていると思いますが」

 

レジ「分かっている。だがそれではわしが損じゃないか?」

 

 そう言うと思っていましたよ。

 

葵「はい。ですから私が作る部隊は【独立機動部隊】。つまり陸海空いずれにも属さないいわば第四勢力とでも言っておきましょう」

 

ラ・レオ・ミ・レジ「「「「なんだと(じゃと)(ですって)!?」」」」

 

 そう、これがまず手はずだ。

 

葵「三提督。なぜミッドチルダの治安が負担低下ご存知ですよね?」

 

ミ「え、えぇ」

 

葵「それを防ぐためです。極力私が作る部隊は陸との連携を重視。空と海には戦力がかなりあるはずです。なら私は必要ないでしょう」

 

ラ「じゃが!?」

 

葵「私は言ったはずです。管理局を内部から改革すると。そのためにはどこにも属さないと言うことが一番なんです。ですがそれよりも優先すべきは治安回復。そのためには陸との連携を重視せざる得ない」

 

レジ「なぜ? と聞いてもかまわないか」

 

葵「海の広域探索という名における侵略行為、本局による陸からの引き抜き。その影響で陸の局員の数は非常に少ない。そしてその割に合わない仕事の量。これが原因で結果治安低迷。最悪の負の連鎖ですね。なら、新設する部隊は地上か本局どちら寄りにするのと聞かれたらまず地上寄りにしていくべきでしょう。市民のためにも」

 

ミ「その心は変わらないのね」

 

葵「えぇ」

 

 するとミゼットは一息つき、

 

ミ「了解しました。こちらで何とかしましょう」

 

葵「御迷惑をおかけします」

 

 そういって一礼した。

 

 その後、執務官、教導官、特別捜査官の三つを拝命したと同時に三佐の階級も貰った。何でも空を飛べるので三等空佐の階級になるらしい。

 

レジ「で、部隊名はどうするのだ? もう一層この場で考えておけ」

 

葵「・・・・・三提督直轄になるので三提督直轄独立機動部隊になりますね」

 

ラ「味が無いのぉ~」

 

葵「は?」

 

ミ「もっとかっこいい名前にすればいいのよ!」

 

葵「・・・・何言ってんだ!?」

 

レオ「中二病だったか? しかし、お前さんがおった国のアニメは面白いな! あんな感じの名前そにしたらどうじゃ!? ソレスタル○ーングとか!」

 

ラ「そうじゃ! フェ○スでもいいぞ!」

 

 ・・・こいつら本当に上層部の人間か? レジアスが頭を悩ませているぞ。名前ね。名前、名前・・・・これでいっか。

 

葵「・・・・Guardian」

 

リン「Guardian。守護者という意味ね」

 

葵「えぇ。まぁ最終目標ですね。私の」

 

 そしてその日のうちに私を隊長とした独立機動部隊ガーディアンが誕生した。

 

 


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