以前の前書きでラウラが隊長いつになったということの捕捉でえっとですね原作には最強の座に就いたぜ!みたいなことは書いているんですが隊長に就任しました! みたいなことは書かれていたのかは自分が読んだ限りではなかったのでこういう風にしてみました。もし違っていたら原作と違う方向で書いたととらえてください。
第一五話
翌日、その場には千冬、ラウラ、そして、ヴァーゼリッヒをはじめとした黒ウサギ隊の面々。
葵「さて、始めるか。今回は私もISを使わせてもらうぞ」
その言葉に皆驚いていた。
ラ「・・・・本気で来るという意味か」
葵「力の意味を履き間違えると暴走をする。お前にはそのけがある」
ラ「なっ! ならわたs「だが! それを超えられればお前は一つ大きく成長する。荒療治になるかも知れんがお前の真意を受け止めさせてもらう。だから本気で行くのだ、覚悟しておけ!」・・・分かりました」
葵「〈ルミル、黒騎士の準備を。アギトはいつでもユニゾンできるよう待機。エクスとリインは情報収集を〉」
エ《ですがあれはクラリッサさんが使ったの変わりないのでは?》
アイン「〈はいです。同じように見えますが?〉」
葵「〈何かが違う。何か嫌な予感がよぎるんでな〉」
アインとエクスは以前私が、嫌な予感ほどよく当たるという言葉を思い出しその言葉に頷いた。
葵「(さて、参るか)漆黒の闇夜へ誘う者黒騎士!」
黒い風が包み、そこから晴れると黒騎士と両翼刀を構えた姿で現れる。
SIDEラウラ
彼がそうつぶやいた瞬間黒い風が彼を包み、そこから現れたのは甲冑(服?)を着た神無月の姿だった。何故かはわからないが髪の毛も黒から白銀に変わっていた。そして両手に持つのは白と黒の翼をかたどった刀。
葵「さて、始めるか」
――ブゥ―――――
葵「はぁっ!」
ラ「なっ!?」
速い!? 瞬間加速(イグニッション・ブースト)か!? だが違う・・・この動きはそれよりも速い!?
ラ「だが速いだけなら!」
――ピッ!!
葵「む? 〈ルミル。いまのは?〉」
彼も見たことのないのだろう。A(アクティブ・)I(イナーシャル・)C(キャンセラー)。慣性停止能力。今現在に多様な能力にPICがある。ISにおける浮遊、加速、停止を行っている。AICはその発展版だ。
ル《だそうだ》
葵「〈・・・・・なんて便利なんだろうな天の声は〉なら」
すると彼は両手に構えていた剣をしまい弓矢を出して距離をとった。
ラ「前時代的なモノを!!」
弓矢如きで、さらにこの距離ならばこちらの実弾砲の方が上だ!
私はワイヤーであいつの剣の間合いに入れさせず、さらに砲弾の射線上に追い込む。そして、
ラ(いまだ!!)
――ズドゥッ
肩に装備されていた砲撃が放たれる。それと同時に、
葵「走れ・・・疾風!!」
おそらく鉄製だろう。その弓矢が放たれた。だが音がおかしかった。
――ヒィイン
耳に残るほどの高音で放たれ矢は弾丸に直撃する。原理がどうであれ普通戦車などで使われる弾が弓矢に負けるはずがない。そうなるはずだった。だが、
ラ「?!」
私は急いで回避行動をとる。何が起こった? 何故私は回避行動を取らねばならなかった?!
私の後ろを見ると、私が回避を取る前にいた場所の後ろには矢が刺さっていた。そして私が放った弾丸は真っ二つになっていた。
ラ(矢が弾に勝った?! ありえない・・・)
私は目の前のやつににらみを利かそうとした。だが、やつはそこにはおらず、いつの間にかやつの剣の間合いに入られていた。
葵「考え事とはいい度胸だな?」
ラ「なっ!?」
葵「ハァアアアアア!!!」
放たれた剣戟は砲、AIC展開部、ワイヤー射出部、プラズマ刃を破壊し私に完全な敗北を告げさせた。
ラ「・・・・何故だ」
葵「受け入れろ。力の差だ」
ラ「・・・嫌だ」
嫌だ・・・私は負けない! 私は強くなくてはならない!
私は人工合成で作られた存在。
ただ、戦うためにつくられ、鍛えられ、育てられた。
戦闘に関する術を叩きこまれ、こなして来た。私は優秀だった。それは自負していた。性能面、戦闘面あらゆる面で優秀であった。
だが、そんな私をどん底に落とした出来事がある。
ISの登場。ドイツはISの適合向上のために体内に名のマシンを入れる手術を行った。
『越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)』。脳への視覚伝達、胴体反射能力を爆発的に向上させるモノだった。
だが、私はそれに対応しきれず最強の座から引きずり降ろされた。
???『なら力がほしいか?』
ラ『何のために』
???『再びお前が望んだ座に戻るために』
ラ『受け入れたら最強に戻れるのか!?』
???『そうだ』
ラ『再びあの座に返り咲けるのか?!』
???『そうだ』
なら・・・
ラ『欲しい! 全てを凌駕する最強の力が!』
SIDEout
ラ「アァアアアアアアアアアアアア!!!!」
彼女がいきなり停止したと思うと、悲鳴じみた叫び声と共に黒い影が彼女を飲み込む。
葵「〈エクス、あれは【不の者】か?〉」
エ《いいえマスターあれは・・・・何なのでしょう?》
すると、私の脳に、
???『すみません。我がマスターを・・・助けてくれませんか?』
いきなり念話が入ってきた。
葵「〈お前は?〉」
シュ『シュヴァルツェア・レーゲン・・・いまはかろうじて保てる状況です父よ』
・・・・おい? いま私の資格が確かなら父と呼んだか?
葵「〈色々聞きたいが二つに絞らせてもらう。一つ、あの黒い影はんだ? 二つ何故私を父と呼ぶ?〉」
するとシュヴァルツェアは、
シュ『最初の質問。あれはV(ヴァルキリー・)T(トレース・)S(システム)。過去のモンド・グロッソの部門受賞者、つまりヴァルキリーの動きをトレースするシステムです』
・・・・確かあれは条約で禁止されていたはず。
葵「〈そうか。この国は簡単な約束も護れない屑か。良いだろう、それにあいつ自身に罪は無い。でだ、もう一つの方は?〉」
シュ『父に聞かれるとは思いませんでしたがあなたはISコアにおける基本部分を多く手掛けてます。つまりあなたがいなければ私たちは生まれませんでした。だから父と呼んでいるんです』
つまり何か? 私にとってISは子供、つまり467人の子供がいるのか? ははは・・・小さな村作れるぞ。
葵「〈まぁいい。彼女とお前は助ける〉」
シュ『父・・・・感謝します「〈何か勘違いしているがお前もだ。それを忘れるな?〉」はい!』
さて、助けるとしますか。あと、この国の屑も殴りたいしな。