黄泉路への案内人   作:楽一

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第十話

 

第十話

 

 

 雷導との話を終えたなのは達と合流後その後ホテルにて・・・・ある意味いろんなものが枯れた。魔力も・・・・そして・・・あぁ。やめよ。この小説が18禁になる。あれ? 私は誰に向かって言ってるんだ?

 

な「どうしたの葵君?」

 

葵「なのは。いや、なんでもない」

 

 で、現在は私たちが今いるのは道実の研究室。

 

葵「どうだ? デバイスの方は」

 

道「準備完了さね。一応強化終了。管理局の方にも一応劣化版の方をデータとして挙げたさね」

 

アリ「劣化版なの?」

 

道「一応企業秘密さね。葵が局の総統をしている間はそんな心配はいらないと思うが、もし葵以外の人間に代替わりした時の技術放出を防ぐためさね」

 

 そういって各自にデバイスを渡しながら道実が答えた。

 

道「それにしても管理局はバカさねか? カートリッジシステムを見たさねが、あれは一種の麻薬さね」

 

シ「どういうことだ?」

 

道「ミッド式はまだいいさね。でもカードリッジはそれを入れるたびにためていた力を付属させるさね。でもその分急激な魔力増加によってデバイスはもちろん使用者にも大きな負担をかけるさね。これがまだ成人した人間ならまだしも子供に使わせると、成長の阻害、下手をすれば魔導師として終わりを告げることになるさね」

 

全員「えぇ!?」

 

葵「・・・・予想していたがそれ以上だな」

 

道「仕方ないさね。あんた達のはこちらで改良したカートリッジシステム・改をつけているさね。デバイスの方も改良したさねよ。威力はそのままかプラス1か2ぐらいさね」

 

葵「カートリッジシステムの方は?」

 

道「まぁ、あれの原因はカートリッジそのものが弱すぎるさね。だから多少強化した薬莢を造ったさね」

 

 そういって道実はこちらにその薬莢を見せる。

 

葵「なるほど。このカートリッジなら大丈夫か」

 

シャ「どういうことですか?」

 

葵「ミッドなどでつくられる薬莢はどこか隙間が多く込めた魔力も多少なりと漏れていることが多いんだ」

 

フェ「そうなの!?」

 

 その驚きに応えるのは科学者の娘アリシアだった。

 

アリ「うん。お母さんもジェイルさんもどうやったらそれが防げるかすっごく考えてたんだよね」

葵「だが地球でも銃弾の薬莢。あぁ質量兵器の弾のことだがそれの技術がある。火薬を漏らさずより暴発しないように改良などもされている。で、その技術を生かされ作られたのがこちらの薬莢だ」

 

ジェ「つまり魔力漏れをなくし、完全な状態での攻撃が可能となると?」

 

道「そういうことさね。あと使用者にも負担をかけないように改良したさね」

 

 そういって注意事項を聞いたのち、訓練施設にてデバイスの使用実験を行った。

 

 結果は各自が満足できるほどの、もしくはそれ以上の結果を得られた。

 

 

 

 

 さて、私もバカではない。今回の目的も達した後は普通に孤狐の刊行をしようと考えている。

 

葵「というわけでどこか行きたい場所があるなら聞こう」

 

エ「はい!」

 

葵「どうぞエリオ」

 

エ「この蒼穹団の騎士団総本山に行ってみたいです!」

 

葵「・・・・・・却下」

 

エ「えぇええ!?」

 

 だってあそこには・・・・

 

道「いいんじゃないさね? ちょうど白羽(しらは)もいるさねよ」

 

葵「それが嫌なんだよ!!?」

 

 ダメだ。あの人は・・・あの人だけは・・・・あぁああああ!?!!?

 

 

SIDEジェイル

 

 

 道実が白羽さん? という名前を出したとたん葵が奇声をあげ始めた。なんか「あの人はダメだ!?」とか「コレクションがぁああああああ!?!?!」とかいっている。

 

ノーヴェ「その白羽? ってだれだ?」

 

孤「あぁ・・・・実に言いにくいんだけど騎士団の影の実力者というのしっくり来るかな。・・・・いろんな意味で」

 

 そういう彼女もどこか遠い目で明後日の方向を向いていた。道実は道実で「それだけは・・・その機械だけは!!?!」とこれまた狂乱していた。

 

 ・・・・本当に何者なんだ?

 

 それから数分後、葵たちが正気に戻りその本部に案内された。

 

エリ「お、おっきい!」

 

ウェ「す、すごいっす・・・・」

 

 あぁ。確かにすごい。月面基地が管理局で例える本局とすれば孤狐は地上本部並みの高層ビルだ。だが地上本部はそれが一本天に向かってそびえたつぐらいだが、こちらはそれが六本何かの模様の点に位置する場所に立ち中央に周りに六本より高いビルが一本立っている。

 

ドゥ「これは何かの規則上に建っているんですか?」

 

葵「いいところに気付いたな。これは六芒星の点に位置するように建っている。そして点と点を結び付ける線は堀で結びつけている。中央の塔を周りの塔が砦の役割をし、六芒星で守護魔法陣を展開するように作ってある。これを作ったのがその白(しろ)姉(ねぇ)なんだ・・・・」

 

 これを作った人物が・・・。だがそれがなぜ彼女を恐れさせることにつながるんだ?

 

???「あら? あ! あ―――――――――――ちゃ―――――――――ん!!!!!!!!!!!!!」

 

 こちらに気付いた金色の髪をした修道服を着た女性が全速力で土煙を上げながらこちらに向かって走ってきた。なにやら騎士カリムとかぶっているきが・・・

 

葵・道・孤「「「ひっ!?」」」

 

 で、三人はなぜおびえている?

 

???「久しぶりだね! あーちゃん!!」

 

葵「ひ、久しぶりです。白姉」

 

な「え?! この人が!?」

 

は「えらい優しそうやな? 想像しとった人と全然違うけど」

 

 はやてくんのいうことももっともだ。私も彼らのおびえ用からもっと恐そうな女性を想像しいたんだが。

 

白「それにしても帰ってき早々花嫁さんをこんなに連れ来るなんて、すっごく女たらしになって帰ってきたみたいね?」

 

 おや? なにやら空気が冷たく・・・

 

葵「ッ!? い、いえ、そ、それは・・・」

 

白「お姉ちゃんそんな風に育てた覚えはないんだけどな?」

 

葵「・・・・・」

 

 あ、完全に黙った。

 

白「まぁ、その辺は良いわ。母さんと時雨様からちゃんと聞いてるから」

 

葵「ほっ」

 

白「それにしてもお嫁さん多いわね。これはしっかり教育しないと」

 

全員「・・・え!?」

 

孤「・・・・やっぱりこうなった。あぁ、神よ、ボクなにかしたの?」

 

 いや、神様は葵だぞ? というより教育って何!?

 

道「あぁ、白羽はこのfamilyのなかで長女的な役割でね。実質頭の上がる人間はfamilyの中にはいないさね。あの葵でも。事実何か悪いことすれば葵のコレクションが炎の海に・・・」

 

葵「白姉の能力はコピー。Familyの能力なら誰のでも使える。私のもむろん」

 

ジェ「コピー?! ということはかなり応用範囲が広いんじゃないのか!?」

 

 あぁ、葵の目がどんどん沈んでいっている。たぶん朱音あたりの能力を借りてぬいぐるみを燃やしたんだろうな。

 

ジェ「お、お気の毒に」

 

葵「うぅっ・・・あれのせいで限定品とか、ご当地品が目の前で焼かれた時は本当に・・・」

 

 うん、多分私も大切にしていた物を目の前で焼却処分されたら泣く。というかトラウマだ。

 

 おいそこ。落ち込んでる葵もかわいいとか言うな。

 

白「さってと。自己紹介するわね。私の名前は弥生白羽。皆のお姉ちゃん的ポジションにいます」

 

 どこかシャマル君に似ているな。だが、性格はそれよりもかなり上なんだろうな。

 

白「じゃあ私の妹ということかしら?」

 

葵「・・・・一応」

 

白「そう。ならあなた達には立派な嫁になってもらうために修行してもらいましょうか」

 

嫁たち「・・・・え?」

 

白「そうと決まれば、転移♪」

 

ノーヴェ「え、あ、ちょっと!?」

 

ウェ「まっつすよ!?」

 

 そういって娘たちを含め葵の嫁sが消えた。

 

葵「・・・無茶しないでくれよ。いやほんとに・・・・」

 

ジェ「ど、どんなことになるんだ?」

 

葵「嫁VS姑みたいな感じかな」

 

ウーノ「・・・・ドロドロの昼ドラみたいですね」

 

葵「あぁ。というかウーノ。なぜ君は助かったんだ?」

 

ウーノ「ドクターのそばにいたためかと」

 

 

SIDEout

 

SIDE白羽

 

 

白「じゃあ早速だけどどれだけの家事能力があるか検査するわよ」

 

な「え!? というかここは!?」

 

孤「・・・・白羽が経営する嫁育成学校」

 

は「なんやそれ?」

 

孤「呼んで字のごとく。立派な嫁を育成するための学校。掃除、洗濯、料理、スーパーの特売日などの調査などなど」

 

フェ「へぇ~。というか孤狐よく知ってるね?」

 

白「はい。孤狐さんは孤狐の卒業生ですから」

 

アリ「そうなの!?」

 

孤「うん。だから葵の好きな味付けとかもよく知ってるよ。あれ? なら何でボクはここにいるの?」

 

 そりゃきまってますよ。孤狐さん。

 

白「私の補佐をお願いしますね」

 

孤「なるほど。納得。で、まずは何をするの?」

 

白「そうですね。まず葵さんの進退に関する情報を皆さん何か知ってますか?」

 

 というと彼女たちは「う~ん」と悩み始めた。

 

白「はい。そこまで。大事な旦那のことならそこまで知っておきましょうね」

 

シ「だが、葵は持病は持っていないはずだ」

 

白「持病だけではありませんよシグナムさん。アレルギーやそう言ったものに対しても気をつけないと。とくに料理はね」

 

ヴィ「なるほど。でも葵アレルギーの話なんかしてねぇぞ? 花粉症もねぇし」

 

白「そうですね。でも旦那の体調管理をきっちりするのも妻の役目。ということで普段からバランスのいい食事や、掃除の仕方によってそれらも一気に変わるの。だからその辺を教えましょうかね」

 

 掃除の仕方からまずはいる。

 

 手際の良さから言うとシャマルさん→はやてさん→なのはさん・フェイトさん・ティアナさんといった感じだ。シグナムさんは確かに良いのだけど、

 

白「し、シグナムさん。BG(黒光りするアレ)が出たからといって剣を振り回さないでください」

 

シ「・・・・すまん」

 

 ヴィータさんも・・・

 

白「掃除中に遊ばない!!」

 

ヴィ「は、はい!!」

 

 アインさんやヴェルさん、

 

白「何故ベッドの下を探るんですか?」

 

アイン「え? いや、その」

 

ヴェ「だ、旦那の趣味を知っておくのも・・・」

 

白「一度でもあーちゃんベッドの下にいかがわしい本がありましたか!?」

 

アイン・ヴェ「「ありませんでした!!」」

 

 格闘姉妹。

 

白「何でぞうきんがけをして壁に穴があくんですか!?」

 

ス「そ、その・・・・」

 

ギ「勢い余って・・・」

 

 お嬢様軍団。

 

白「あら? ちゃんと掃除で来ているじゃないですか。でもここってこんな色の床でしたっけ?」

 

す「あ、あははっ・・・・」

 

ア「・・・・ごめんなさい」

 

 傷がついたのを隠ぺいのためにインクでそんなことしないでください。

 

 などなど。前途多難です。

 

 一通り掃除のやり方などを教えたあとは料理。

 

 これの順位ははやてさん→なのはさん・フェイトさん→ギンガさんでした。ですがほとんどの方は基礎が抑えられており見た目はともかく味は大丈夫でした。・・・・ただ一人を除いて。

 

白「・・・・シャマルさん。これは?」

 

シャ「え? 鍋焼きうどんです」

 

 ・・・・どうしてうどんのだしが緑なんですか!? 関西風なら透き通った色。関東なら多少濃い色。ですがこれはなんですか!?

 

白(あーちゃんの事前情報では確か化学兵器レベルから通常に落ちついたと聞いたんですが?!)

 

は「あ~、白羽さん」

 

白「な、なんですか?」

 

は「多分な、葵君からもらった情報は私がそばにおったから被害は回避できたんや」

 

白「え? どういう意味ですか?」

 

は「・・・・シャマルの料理は必ず誰かそばにおることが前提で食えるレベルなんや。でもだれもおらんでシャマルオンリーやったら・・・・」

 

 こうなると・・・。これは日本軍に預けた方がいいでしょうか? 明らかに食材で作られたモノといっても信用されないと思いますが。

 

 

SIDEout

 

 

 あれから数時間後、確実に疲労した嫁と白姉が帰って来た。

 

葵「お、お疲れ。というか何故白姉までつかれているんだ?」

 

白「・・・・あーちゃん。強くいきなさい。私ではあの兵器に勝てなかったわ・・・」

 

 兵器!? 何兵器って!? 昔ならシャマルの料理と簡単に直結で来たけど、あの時食べた料理は普通だったし・・・・何そのワード!?

 

白「・・・・世の中には知らなくていいこともあるって本当に今分かったわ」

 

 だから何なんだぁああああああああ!!!

 

 

 

 

 

――さて、時は飛んで夜。・・・・・まぁ言わないでもわかるよね。いちゃらぶだよ。ホントにby 作者

 

 

 

 

 

葵「ん?」

 

アリ「どうかしたの?」

 

葵「いや、気のせいだろ」

 

 そこからの流れを説明しよう!

 

 観光名所巡り→イチャラブ→お世話になった人へご挨拶→子作り→なぜか魔法の特訓→あは~んうふ~ん空間

 

・・・・・・何も言わないで本当に。

 

 

 で、その後休暇も終わりミッドへ帰還。以上新婚旅行変でした!

 

 


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